旅行で使える中国語フレーズが学べる本を紹介します!
中国や台湾へ旅行に行く人は、旅行で役立つ会話フレーズをいくつか覚えてから渡航するのがおすすめです。
便利なフレーズを数個丸暗記していくだけで、旅行がかなりスムーズになります。
観光中もそうですが、旅の最中にトラブルにあってしまった際なども、現地の言葉がほんの少しでも分かれば、状況を打開できる可能性が高くなるでしょう。
「英語ができるから別にいいや」
そう思っている人もいるかもしれませんが、中国や台湾では、日本と同様、英語が全く話せないという人が、年配の方を中心にかなり多いです。
ぼくも台湾へ行った時に英語しかできなかったのでかなり苦労しました。。
また、「Google翻訳があるからオッケーでしょ」と思っている人も注意です。
というのも、近年Google翻訳の精度が上がっているとはいえ、それは英語を含む翻訳の話であり、日本語→中国語の翻訳は正直に言って
全く使い物にならない
というレベルだからです。
Google翻訳には頼らず、中国語のフレーズを自分のアタマでいくつか覚えていくのがおすすめです。
というわけで今回は、旅行中国語フレーズが学べる本を4冊厳選して紹介していきます。
記事の最後では勉強する際の注意点も説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!
単語でカンタン!旅行中国語会話
基本的にはこれがおすすめです。
この本ではまず、
〜をください。
我要〜。
〜はどこですか?
〜在哪儿?
などの、"覚えておくと応用が利く会話のひな形"が学べます。
本の中盤以降では「空港・ホテル・観光」などといったジャンルごとに単語が収録されています。
これによって、たとえば「駅」という意味の"车站“を覚えれば、先ほどのひな形と組み合わせることで、
駅はどこですか?
车站在哪儿?
といったように、実用的なフレーズが言えるようになるわけです。
初心者向けの旅行中国語会話の基本が一通り学べるようになっている1冊。
値段も定価1000円と安く、かなりおすすめです。
すぐに使える中国語会話
『すぐに使える中国語会話』もおすすめです。
この本自体は旅行にフォーカスしたフレーズ集ではありませんが、
A:これはいくらですか?
B:3000元です
A:もっとまけてくれませんか。
B:2000元ではどうですか。
A:OK。
などといった、旅行で使えそうなミニ会話集がかなり充実しています。
ただ、さっきの本よりは少しだけ難易度が上がるので、「旅行前に気軽に少しだけ中国語フレーズを覚えたいな」くらいで考えている人は1冊目に紹介した本を使いましょう。
中国語の文法知識もつく1冊になっており、わりとしっかりと基礎から勉強したい人向けです。
ことりっぷ 会話帖 中国語
『ことりっぷ 会話帖』はコンパクトなのに内容の濃い1冊です。
ジャンル別にいくつものフレーズが収録されています。
フレーズの数が多いにも関わらず、ひとつひとつの例文のクオリティが高いのも特徴です。
たとえばショッピングなら、
日本語を話せるスタッフはいますか?
店内にATMはありますか?
など、まさに旅行で使えそうなフレーズが満載です。
カラーの写真付きの単語集が収録されているのもうれしいポイント。
料理の写真などを見ると旅行前にテンション上がります。
ただ1点だけ、フレーズや単語のチョイスが女性向けなので、男性にとっては微妙かもしれません。
もちろん、女性には自信を持っておすすめできる1冊です。
単語でカンタン!旅行台湾語会話
1冊目に紹介した会話フレーズ集と同じ出版社から出た似たようなタイトルの本ですが、こっちは台湾へ行きたい人向けのフレーズ集になっています。
中国語としては変わりはないんですが、表記が繁体字という、台湾式の文字で書かれています。
また、表記だけではなく、
MRTの忠孝復興駅までお願いします。
といったような台湾旅行で使えそうなフレーズも満載です。
(MRTは台湾の地下鉄の名前)
中国本土ではなく、台湾へ旅行に行く予定の人は1冊目で紹介したものではなく、こっちのバージョンを使いましょう。
勉強する際の注意点
まず、必ず音声を聞きながらフレーズの暗記をしましょう。
この記事で紹介した4冊は、どれもすべてCDやスマホのアプリでフレーズの音声が聞けるようになっています。
中国語は、発音が命です。
発音が違うと、意味も違ってしまうので、CDから聞こえてきた音声を、
「やりすぎかな?」
というくらい大げさにマネしてみてください。
また、これらの本を端から端まですべて覚えようとすると挫折するので気をつけてください。
本をパラパラとめくりながら、
「これは旅行で使えそうだな」
と思ったものをチョイスして、旅行前に計3、40個のストックを作るのを目標にしてください。
この記事で紹介した本は、どれも旅行で使えるフレーズが満載の本ですが、人によってどのようなフレーズをよく使うのかは変わると思います。
たとえばショッピングはどうでもいいと思っているひとがショッピングジャンルのフレーズを覚えてもムダですよね。
まとめ
というわけで今回は、旅行で使える中国語フレーズ集を紹介してみました。
現地の言葉を少しでも覚えていくだけで、大幅に旅が楽しくなります。
ぜひこの記事で紹介した本を使って、旅行会話フレーズを勉強してみてください!
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中国語学習に向いている人はどんな人?成功しやすい3つのパターン。
中国語は人によって向き・不向きがはっきりしているなと感じます。
向いている人はガッチリハマって一気に伸びていくんですが、向いていない人はすぐに挫折してしまったり、続けていたとしても伸び悩んでしまうんです。
今回は、
中国語学習に向いている人・学習が成功しやすい人の特徴
を3つのポイントに絞って書いていこうと思います。
中国語を勉強してみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください!
①漢字が好きである
中国語で使われる文字はすべて漢字です。
「そんなんわかってるわ!」
というツッコミが飛んできそうですが、実はこれは重要なポイントなんです。
私たち日本人は母語である日本語で漢字に慣れ親しんではいますが、いざすべてまるごと漢字の文章を目の前にすると、かなり圧倒されます。
「うわ、マジで全部漢字だ・・・」
中国語学習を通じて一度はこのような当たり前すぎる一言をつぶやいてしまうでしょう笑。
中国語はとにかく漢字。漢字漢字。ひたすら漢字。ずっと漢字です。
なので、漢字が嫌いな人や苦手な人は絶対に続きません!
小学校や中学校のときに練習ノートに大量に漢字を書かされたと思いますが、あれが嫌いで嫌いで仕方がなかったという人は、ずばり言って中国語学習には向いていないです。
しかし、逆に漢字が好きだという人は中国語学習がかなり成功しやすいと言えます。
というか天国です。ヘブンです。
漢字が好きな人にとっては中国語学習はもはやそれ自体が悦楽なんです。
中国語としての漢字の知識が付いていくと同時に、それが日本語ネイティブとしてすでに持っている漢字の知識とも対比されていきます。深い漢字ワールドにどんどん入っていけるというわけです。
②地味で細かい作業が得意
漢字を使っているという点で日本語と共通点を持っている中国語。文法についても他の言語と比べると日本語ネイティブは親しみやすいと言えます。
しかし、ひとつ非常に大きな違いがあります。
それは音の種類です。
中国語は音の種類がとにかく多いんです。
たとえば日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、中国語はそらですべて書き出すのは無理というくらい多いです。なんせ30個以上もあるので(!?)
中国語学習では、これらの多彩な音を正確に使い分けながら、ひとつひとつの漢字にそれらを当てはめていくという作業に耐えなければいけません。
しかも、英単語とは違い、中国語の単語は多くの場合2音節です。
要するに、ほとんどの単語が二字熟語だということです。これが暗記を遅くします。
ぼく自身複数の外国語を勉強していますが、中国語の単語は間違いなく覚えにくさランキングナンバーワンですね。
しかも、一般的に使われる中国語の90パーセント以上をカバーするには、約5000単語を覚えなければいけないと言われています。
5000単語ですよ。ヤバくないですか。
日本語でも新しく5000個の二字熟語を覚えろと言われたらほとんどの人が挫折するでしょう。
中国語学習では、このチマチマとした暗記を地道にコツコツ続けなければいけません。
「そんなのどの外国語でも一緒だろ」と言われたらその通りなんですが、中国語は特にその傾向が強いんです。
チマチマとした地味な作業を毎日毎日続けられるのかどうか
そういう資質が必要とされるなと思いますね。
③中国や台湾(の文化)に興味がある
中国や台湾など、中国語が話されている国の文化や人に興味がある人は中国語学習が成功しやすいです。
語学学習で最も重要なのはモチベーションです。
「台湾が好きだ!」
「中国の文化をもっと知りたい」
そういう気持ちはモチベーションを大きく上げてくれます。
近年、中国語学習市場が拡大していますが、これはビジネス上の理由がほとんどでしょう。
要するに、「中国語ができれば年収が増える(かも)」ということです。
ぼくは別にこれを否定したいわけではありませんが、中国や台湾の文化や人に対する興味にはモチベーションとして勝てないのではないかと思っています。
別の例を挙げるなら「できると年収が上がるから」という理由で簿記を勉強する人と、会計に興味がある人、どちらの方が勉強に向いているか・・・という話です。当然後者ですよね。
また、真剣に外国語を勉強していると、どこかで必ずその外国語の背後にある文化について考えさせられる場面に遭遇します。
時には文化の違いに悩まされることもあるかもしれませんが、もしもその外国語の背後にある文化に興味を持っているなら、その違いですら楽しめるでしょう。
ちょっとわかりにくくなってしまいましたね。
たとえば公共の場所で、日本においてマナー違反だとされている行為をしている中国人旅行客を見たらどう思いますか?
「うるさい中国人」
などとひとくくりにしておしまい、という人がほとんどなのではないでしょうか。
こういう場面を目にして、
「どうしてこうなってしまったんだろう」
「文化の違いなのだろうか」
「どういう風に違うのだろうか」
「にしても中国語って綺麗だな」
など、興味・関心を持つ人は中国語学習に向いています。
見た目が似ているからこそ中身も似ていると思い込みがちな中国人・台湾人ですが、真剣に中国語を勉強し、その過程で文化にも深く触れていくと、驚くほど違いがあることに気付きます。
文化や人に興味があると、それが楽しくてどんどん中国語も勉強するようになります。
そうなったら中国語の実力はうなぎのぼりです。
まとめ
というわけで今回は「中国語学習に向いている人3つのパターン」でした。
これらのうちのひとつでも当てはまる人は、かなり中国語学習に向いているのではないかと思います。
ちなみに全くのゼロから中国語を始めたい人向けの勉強法は下記にまとめたので興味のある方はぜひ。宣伝でした。
⇒中国語をゼロからはじめる初心者におすすめの参考書と勉強法をまとめてみた
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「英語の勉強は同じテキストを繰り返し復習すべき!」って本当?
世の中には色々な英語の勉強法がありますが、
「同じ参考書を何回も繰り返し復習すべき!」
というのは、かなりの人に共通している勉強法だと思います。
たしかに、語学学習において繰り返しは非常に大切で、知識を記憶に定着されていくためには繰り返し繰り返し学習するのは有効な手段だと言えます。
しかし、だからといって「同じテキストを何回も復習すべき!」というのを絶対の学習方針のように信じ込み、それに縛られて学習を続けていくと、マイナスの効果もあるのではないかと思うんです。
順番に説明していきましょう。
初心者は復習が大事!
まず、英語初心者については、「同じテキストを何回も繰り返しやる」というのを絶対の方針にして取り組むべきです。
これは、英語学習を始めたばかりの段階では、基礎をガッチリ固めるのが最重要だからです。
基礎を固めるためには、
- 初級の英単語が載った単語帳
- 英文法を身に付けられるテキスト
- 発音がトレーニングできる本
を、何回も繰り返しトレーニングする必要があります。
この段階で色々な参考書に手を出してしまうと、繰り返しの質が落ちてしまいますし、参考書ごとの微妙な違いなどに戸惑ってしまい、ガッチリとした基礎が作れなくなってしまうんです。
多くの場合中級に進めずに挫折してしまうでしょう。
ぼくも、英語初心者の段階では『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』という本を繰り返し繰り返し復習することで、英文法の基礎をガッチリと固めることができました。
これは、色々な参考書を"つまみ食い"していたら絶対にできなかったことだと思っています。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
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中上級者は同じテキストにこだわる必要ナシ
英語初心者は同じテキストを何回も復習するのが大切だと言いましたが、英語の実力がついてきて、中~上級者になっていくにつれ、「同じテキストを徹底的にやる」というのにこだわる必要はないのではないか?と思っています。
中級者といっても定義するのが難しいんですが、そうですね、高校レベル、英検で言うと2級取得以降くらいからは同じテキストにこだわる必要はないです。
むしろ、同じテキストにこだわるとマイナスの効果さえ出てくるのではないかと思っています。
最も大きな理由は、中級レベル以上のテキストは、一定の内容を網羅することが不可能で、どうしても内容に偏りが出てくることです。
初心者レベルでは、単語にしても英文法にしても、1冊のテキストで必要なことをもれなく網羅することができます。
しかし、レベルが上がってくるとそれは不可能です。
中級以上では、たとえば一言で"英単語集"といっても、
- 日常生活でよく使う単語集
- 専門的な単語が多く載った単語集
- 単語の使い分けに特化した単語集
などなど、さまざまなジャンルのテキストがあり、「1冊やれば中級レベルを完全マスターできる単語集」というのは存在しません。
なので、中級以上では、1冊を徹底的にやるというよりは、
ほどほどの完成度で何冊もやることで、それぞれのテキストのエッセンス的な部分だけをつまみ食いしていく
というのが最も効果的な戦略だと言えます。
初級テキストでは1冊の参考書に書いてあることが隅々までまるごと大切ですが、中級以上のテキストでは「覚えるとためになる部分」と「覚えてもそんなにためにならない部分」というのがどうしても出てきてしまうんです。
「同じテキストを何回も徹底的にやるべき!」というのを絶対の方針とし、中級以上のテキストも隅々まで復習するのは効率が悪いというわけです。
学習が進んでくるにつれて、各テキストのおいしいとこだけを吸収するような勉強方法にシフトしていくのがベストです。
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参考書を変えるメリット
特定のテキストにこだわらず、新しいテキストに取り組むのには上記以外のメリットもあります。
集中力が増す
同じテキストを何回も繰り返し復習していると、だんだんと学習の質が下がっていきます。
単語帳を何回も復習しているうちに、順番で単語の意味を覚えてしまった、という経験は誰でもあるのではないでしょうか?
新しい参考書に取り組むときは、そのような知識以外の部分での慣れが全くないので、必然的に集中モードで取り組まざるを得なくなります。
やる気が出る
新しい英語の参考書を買ったときって、「よーし、やるぞ!」という気分になりますよね。
「参考書をつまみ食いする人は買って満足して三日坊主。」
「同じテキストを何回もやるべき教」の人はそう言うかもしれません。
でも、3日やる気が出るなら御の字じゃないですか?
ぼくは、新しいテキストを買ったときの「よーし、やるぞ!」感は積極的に、ポジティブに活用していくべきだと思います。
TOEICや英検を取りたい人は別
ただし、TOEICや英検などの資格試験のために勉強するときだけは例外なので注意です。
TOEICや英検などの資格試験は、問題パターンや出題される語彙がかなり限定されているので、効果的なテキストを1冊やり込んでパターンに徹底的に慣れていくのが最も有効な戦略となります。
ぼくも英検1級の二次試験を受けたときは、『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』というテキストに絞ってやり込みました。
英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)
- 作者: 植田一三,上田敏子
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仕事の休憩中も食事中も読んでいたので周りからは変人認定されていましたが、このテキストをページを繰りすぎてバラバラになるまで読み込むことで、本番では瞬間的にスピーチの構成が思い浮かぶレベルになりました。
ちなみにTOEICについてもそうで、TOEICに出てくる単語は『金のフレーズ』というテキストを何回もやり込めばそれだけでかなりのレベルに到達します。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
- 作者: TEX加藤
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2017/01/06
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まとめ:柔軟に考えよう
というわけで今回は「英語の勉強は同じテキストを繰り返し復習すべき!」についてごちゃごちゃと考えてみました。
誤解のないように言っておきますが、ぼくは復習を軽視しているのではありません。
英語学習において、繰り返しによって知識を定着されていくのは基本中の基本です。
ただ、「1冊のテキストを繰り返し繰り返しやるべきだ」というのを絶対の方針として盲信してしまうと、マイナスの効果があるかもしれませんよ、ということを言いたかっただけです。
語学学習に、絶対の方針なんてないんです。
その時の状況に応じて、どういう方針で勉強していけばいいのか、それを柔軟に考えていける人が伸びていくのだと思います。
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英語初心者と上級者では実践すべき勉強方法が違いますよ!という話。
翻訳のクラウドソーシングで稼ぐコツ!実際に受注も発注もしたことのある人が教えます。
仕事を依頼したい人と、受注したい人をインターネット上で結びつける"クラウドソーシング"の規模が、年々拡大しています。
クラウドソーシングで募集されている仕事はタイピングなどの単純作業からイラスト・ロゴ作成、 文章執筆など様々ですが、その中でも規模の大きなジャンルとなっているのが翻訳です。
クラウドソーシングはネットが繋がるPCさえあればどこでもタスクをこなし報酬がもらえるので、
- 英語を使って仕事がしたいけれど就職する余裕がない人(主婦や大学生など)
- 将来本格的に翻訳の仕事がしたくて、その足がかりを作りたい人
には特におすすめです。
今回は、クラウドソーシングの翻訳で定期的に収入を得ており、また仕事を頼む側として翻訳のタスクを何回も発注したことのあるぼくが、稼ぐためのコツを紹介していきたいと思います。
実績・評価を上げるのが最優先
クラウドソーシングでは、まず仕事の募集があり、それに応募してもしも採用されれば仕事がゲットできる、というのが基本的な流れになります。
採用されなくてもタスクがこなせるコンペ方式もありますが、いずれの場合も重要になってくるのが実績と評価です。
これは仕事を発注する側の立場になって考えてみるとわかると思います。
もしも自分が翻訳を"やってもらう側"だとしたら、なるべく過去に仕事の実績があり、レビューの評価も高い人を選びますよね。
クラウドソーシングにおける翻訳の規模は拡大していますが、翻訳をしたいと思っている人も同時に増えており、かなり激戦になっています。
そんな中でタスクを任せてもらうためには、とにかく実績と評価が大切なんです。
「実績と評価が大事って・・・。そんな簡単に仕事の実績が作れたら苦労しないよ!仕事をゲットする方法が知りたいのにそれが実績を作ることって・・・騙された!」
と思った人がいるかもしれませんがちょっと待ってください笑。
ぼくがここで言っているのは、大きな戦略として、実績と評価を積み重ねていくのを意識していこうということです。
この心構えがないと、実績と評価がまだ足りないから仕事が増えていかないだけなのにも関わらず、
「クラウドソーシングって全然稼げないじゃん。やーめた。」
となってしまう可能性が高いんです。
最初は稼げなくても、ゆったりと構えてある程度の期間(半年~数年)という単位で仕事の受注を増やしていくことを考えていきましょう。
具体的なコツ(タスクをゲットするまで)
ではここからは具体的なコツを紹介していこうと思います。
まずは、仕事をゲットするまでのコツです。
①プロフィールを充実させる
仕事を発注する側がまず見るのがプロフィールです。
さまざまな項目がありますが、最優先で充実させるべきなのは自己紹介文です。
これを適当に書いてしまっては仕事ゲットは遠のいてしまうでしょう。
自己紹介文では年齢や住んでいる場所などは誰でも書くと思いますが、その他にも
- 翻訳の得意分野
- 英⇒日だけではなく日⇒英もできるのか
などを記載するのも忘れないでください。
得意分野に関しては、特に思いつかない人でも、例えば過去にデスクワークをしていれば「ビジネス文章」、IT関連会社に勤務している人なら「IT」など、本職や過去に経験のある仕事をヒントにすると考えつくと思います。
また、学歴や資格(英検やTOEIC)を記載しておくと翻訳ができるという説得力が増します。
留学をしたことのある人ならその経験も説得力のあるプロフィールを作るための強力な材料になるはずです。
使えるものはなんでも利用し、積極的に自分をアピールしていきましょう。
②低い単価の仕事もやる
たとえ単価の低い仕事でも、最初のうちは実績と評価を積んでいくために積極的にこなしていきましょう。
「自分を安く売るな」
と言っている人をたまに見ますが、これはすでに仕事を受注できている状態の人の話だと思います。
繰り返しにはなりますが大切なのは実績と評価です。
単価が高くても低くてもレビューの☆5つは☆5つに変わりはありません。
最初のうちは単価の低い仕事も真摯にこなし、レビューを稼いでいきましょう。
特に英語を使ってお金を稼いだ経験がない人は、たとえ得られる金額が少なくても、仕事をこなすだけで結構感動すると思います。
「うぉー!初めて英語で稼げた!」
という感覚は意外と気持ちが良いものですよ。
具体的なコツ(タスクを任されたあと)
なんとかしてタスクをゲットできた後のコツについて書いていこうと思います。
実は大事なのはここからです。
というのも、仕事の出来によって、そのクライアントがリピーターになってくれるのかが決まるからです。
非常に大事なことなのでもう一度言いますが、最も大事なのは実際にタスクをこなすというこの段階です。
「またこの人に頼みたいな」と思われるのも目標にしていきましょう。
①ちゃんとコミュニケーションをする
これは実際に翻訳の仕事を頼む側をやってみて気づいたことですが、「ちゃんとした仕事のコミュニケーション」を取れない人が本当に多いです。
仕事が決まるなり、
翻訳ですよね?
どれをやればいいんですか?
などと送ってくる人が非常に多いです。
少なくとも
お仕事のご依頼、ありがとうございます。
○○と申します。
今回はよろしくお願いいたします。
さっそくですが依頼内容の確認をさせていただきます。
のように始めるべきです。
また、翻訳の文章が送られてきた後も、
- どのくらいの期日で完成できそうなのか
- どのような注意点があるのか
など、クオリティの高い納品のためにできることを全て確認しておきましょう。
しっかりとしたコミュニケーションが取れている人でないと、依頼側もリピートしようという気になりません。
ましてや翻訳の仕事です。言葉のプロフェッショナルですよ。
コミュニケーションがしっかりとしていない人に翻訳の仕事を頼もうと思う依頼主はいないでしょう。
質の高い仕事は円滑なコミュニケーションを前提としています。
「翻訳さえちゃんとやっていれば仕事が継続してもらえる」
と思っている人は意外と多いですが、これは間違いです。
翻訳のクオリティ以外にも、リピートしてもらえるかを決める要素があるのをしっかりと頭に入れておきましょう。
②注意点・ルールを必ず守る
訳出のクオリティが大事なのが言うまでもありませんが、それ以前に、まず翻訳全体としての注意点や納品のルールをしっかりと頭に叩き込んでから作業に取り掛かりましょう。
注意点やルールというのは具体的に言うと、
- です・ます調 or ~だ・~である調
- そもそも何に使われる文章なのか
- いつまでに仕上げればいいのか
- どのファイル形式で送ればいいのか(txt,pdf・・・)
などなどです。
当たり前のことと思われるかもしれませんが、これを守らない人が非常に多いんです。
です・ます調だと再三言っているのにも関わらず「~だ・~である調」で送ってくる人がいます。pdfで送ってくれと言っているのにクラウドソーシングのメッセージ欄にそのまま訳文をぶちこんでくるちょっとアレな人もいます。
納期の確認も非常に大切です。
納期を守らない人は二度と仕事が来ないと考えてください。
たいていの場合は厳しい納期が設定されているので、必ず確認しましょう。
早く完成できそうならその旨もしっかり伝えてください。仕事が早いと評価も高くなります。
まとめ:当たり前のことをしっかりと
というわけで今回は翻訳のクラウドソーシングで稼ぐコツを紹介してみました。
気付いた人も多いかと思いますが、ここで紹介したことは、お金をもらって何かをする上では至極当たり前のことばかりです。
しかし、これら当たり前のことができていない人が多いんです。
これはチャンスです。
当たり前のことができるだけで評価が高くなるわけですからね。
自分をアピールし、仕事をもらえたらしっかりとコミュニケーションを取りながら、ルールと期日を守って納品する。
これがしっかりとできれば実績と評価は自然と蓄積していくはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、ぼく自身さまざまなクラウドソーシングで翻訳の受注・発注をしてきましたが、もっとも良かったのは『ランサーズ』でした。
(ランサーズ公式ページ)
理由としては、単純に規模が大きいので仕事をゲットできるチャンスが多いのと、管理画面の使い勝手が良いからです。
興味がある方はぜひ利用してみてください。
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『話すための英語力』(鳥飼玖美子著)は英語が話せるようになりたい人必読!【レビュー】
『話すための英語力』という本がかなりの良書だったのでレビューしていこうと思います。
著者は元同時通訳者で、NHKの英語講座でも有名な鳥飼玖美子氏。
この本は『本物の英語力』という本の続編にあたります。
『本物の英語力』は10万部越えのベストセラー。
このブログでも詳細なレビューを書きました。
(参考記事)
『本物の英語力』(鳥飼玖美子)は真っ当な英語勉強法を示してくれる良書である
前著『本物の英語力』では、 英語の勉強方法について具体的に書かれていましたが、今回の『話すための英語力』は、英語を"話す"ことに焦点が当てられており、これを読むことで
英語でコミュニケーションを取るための戦略
がわかるようになっています。
英語を話すのは簡単なことではない
この本は、まず「英語を話すのは実際難しい」という現実の確認から始まります。
日本社会において、英語は日常的に使う第二言語ではなく、あくまでも「外国語」であることです。日本では日本語が国語ですから、英語が使えなくても日本語が使えれば何の支障もありません。
(20ページより)
これは本当ですね。日本は日本語さえできれば何の不自由なく暮らせる国。
仕事などで英語を使うという人でない限り、英語を使う"必要性"が出てこないんです。
仕事のために海外へ行った人が、何年かすればその国の言語をちゃんと話せるようになることからもわかるように、語学学習において「必要に迫られているのかどうか」はかなり大事だと言えます。
三つ目は、心理的要因です。具体的には、「不安」という厄介な現実です。
(略)
「他人の前でみっともない英語をしゃべりたくない」と自分の英語運用能力や他人の評価が心配になりますし、下手な英語をしゃべっている我が身の情けなさに自尊心がいたく傷つきます。
(24〜25ページより)
これもわかりますね。
世界的に見ても日本人は自分の話す英語に自信がないことがわかっているようです。
しかし、自信を持ってどんどん積極的に話していかなければスピーキングの力は伸びていきません。このような心理的な面も日本人の英語スピーキング力が低い要因でしょうね。
本の中では他にも日本人にとって英語が難しい理由がいくつか挙げられていますが、最初に「英語って難しいよね」という確認から入るのがいかにも鳥飼先生っぽくて良いなと思いました。
「英会話なんて誰でもできる!簡単だ!」
というノリの英語本って多いと思うんですけど、正直うさんくさいですよね。
事実を分析し、冷静な視点から語る。
それが鳥飼先生の著書がどれも良書である理由だと思います。
英語には英語の"約束事"がある
『話すための英語力』は英語のコミュニケーションについての本ですが、会話フレーズを載せて解説するだけ、といったような内容の薄い本ではありません。
もっと広い範囲で、英語でのコミュニケーションに役立つコツが書かれているんです。
筆者は、コミュニケーションを上手く成立させるためには、英語独特の"決まりごと"を意識するのが大切だと説きます。
円滑なコミュニケーションが成立するには、言語能力に加えて話し方の決まりというか暗黙の約束事も必要になるわけで、これは母語でない言語の場合には一朝一夕には習得できません。コミュニケーションは情報伝達だと考えられがちですが、実際にはそれだけにとどまらない複雑な相互行為と言えるので、会話の本や参考書で網羅することはできませんし・・・
(30ページより)
たとえば、うなづき・あいづちについてです。
うなづき自体が日本語母語話者ほど多くありません。
このような「うなづきなし」の人々と相対すると、日本の英語学習者は落ち着かない気持ちになるようです。
(60~61ページより)
日本語の会話では、相手が何か言う度にうなづくことで、自分が相手の話を聞いていることを相手に知らせるのが普通ですが、英語ではうなづきの回数はかなり少なく、ほとんど顔を動かさずにじっと相手の顔を見ている時間が長いんです。
これについては以前ブログ記事でも書きました。
(参考記事)
教科書では教えてくれない!日本人が外国人と英語で会話をするときに気を付けるべき3つのこと。
うなづきの頻度って実はかなり大事なんです。
というのも、意識しないと、英語で話しているときも日本語の時と同じように「うん、うん」とうなづいてしまい、これが相手に
「うんうんうん。で?で?で?」
という挑発的な印象を与えてしまう可能性があるからです。
うなづき以外だと、「褒め」について説明された箇所も印象的でした。
日本語話者が意外に苦手なのが、「褒める」という言語活動です。
(略)
英語ではちょっとしたことで相手を褒めます。
(略)
それに比して、日本語では英語ほど頻繁に褒め言葉を繰り出さないし、英語でなら褒める場合も褒めません。
(73ページより)
日本語では「他人を褒める」というよりは「自分を卑下する」頻度の方がはるかに多いと思いますが、英語ではちょっとしたことでもおおげさに褒めます。
たとえば人の服を見た時に、「今まで見た服の中で一番綺麗」というような表現を使って褒めます。
英語を話す時に、この種類のコミュニケーションになかなか慣れることができない日本人は多いなと思います。
どんどん褒めて、褒められたら素直に「ありがとう」と言う
英語を話す時にこれを意識すれば、よりスムーズにコミュニケーションがとれると思います。
「人を褒めず、褒められたら自分を卑下するようなことを言う」
これは日本語では変ではありませんが、英語でこれをやってしまうと相手に「?」と思われてしまうかもしれません。
具体的な表現も学べる!
いま書いたように、『話すための英語力』では、英会話の際に役立つコツが学べますが、具体的な英語のフレーズについてもかなり載っています。
たとえば
意外に丁寧な英語
というセクションでは、依頼する表現について、
(1)Please write a letter of recommendation for me.
「推薦状、書いてください」
(2)Would you please write a letter of recommendation for me?
「推薦状を書いて下さいますか?」
・・・
・・・
・・・
(111ページより)
と、段階的に全5パターンの依頼表現が紹介されています。
こういうのは本当にためになりますね。
具体的に英文が載っているのはかなりうれしいです。
本で読んだ内容を実際の英文で実感するというプロセスを踏むことで、記憶に残りやすいですね。
この本を読む人は、ぜひ載っている英文の読み込みも実践してみてください。
『話すための英語力』は、このように「コミュニケーション全般」という抽象的で範囲の広い話と「英文を使った実際のフレーズ」というこれ以上ないくらい具体的な話がバランスよく組み合わされているので、レベルが高いことが論じられているのにも関わらず、読んでいて全く飽きないんです。
実際、鳥飼玖美子先生は大学で異文化コミュニケーションを専門的に研究されていた方なので、専門家という立場から難しい話をすればいくらでもできるのだと思います。
しかし、この本は誰が読んでもわかるように書かれています。
これはスゴイことだなと思うんですよね。
「エライ先生」の本って、難しい言葉で難しいことについて書かれたものが多いですから。
そういう本を読むと、「あんたが頭良いのはわかったから、一般人でもわかる言葉で説明してくれ!」と思ってしまいます。
本当にスゴイのは、「レベルの高い話を誰でもわかるように書く」ことだと思うんです。
『話すための英語力』はまさにそんな感じで、コミュニケーションについての深い考察が、誰でもわかるように書かれています。
まとめ
というわけで今回は鳥飼玖美子先生の最新刊『話すための英語力』をレビューしてみました。
いつも書評を書くときは、本の気になった部分にボールペンで線を引きながら読み、それを眺めながらどんなレビューを書こうか考えるのですが、今回は本がボールペンで引いた線だらけで大変なことになってしまいました。
それだけ密度が高い本ということなのでしょう。
実際、この本についてはぼくも今後何回も見返す必要があるなと感じています。
新書サイズの本ですが、英語コミュニケーションについてのコツがこれでもかというくらい詰まっています。
英語でのコミュニケーションを上手く成立させたいと思っている人は、ぜひ手に取って読んでみてください!
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外資系勤務や通訳者以外にも、英語を活かせる仕事はいくらでもありますよ!という話。
英語を勉強している人や、これから勉強しようと思っている人の中には、
英語を活かせる仕事がしてみたい!
と思っている人がいると思います。
たとえ明確にそう思っていなくても、将来英語を使って仕事がしたいなぁと漠然と思っている人になると、かなりの割合になるのではないでしょうか。
「英語が活かせる仕事」と聞いて、どんな職業を思い浮かべますか?
おそらく多くの人は、
- 外資系企業のサラリーマン
- 海外展開している日本の大企業勤務
- 通訳者
- 翻訳者
- 英語の先生
などの、多くの人に認知されている比較的"メジャーな"職業を思い浮かべると思います。
しかし、英語を活かせる仕事は、これら以外にも実はいくらでもあるんです。
柔軟に考えれば選択肢は無限
留学してTOEICを取って、都内に綺麗なオフィスを構えている外資系企業や大企業で働くという選択肢以外にも、英語を活かせる仕事はたくさんあります。
たとえば、海外にアピールしたい地方都市で働くという選択肢です。
沖縄や京都、北海道は外国人旅行客に人気なので、英語を活かせる仕事は接客や裏方含め、数多くの仕事があるでしょう。
また、国際便が発着する空港を持つ都市も、外国人が多いので、コンビニの店員とかでも、英語を活かして仕事ができる可能性がかなり高いです。
これ以外にも、中小企業や、個人でビジネスをやっている経営者に直接営業して仕事を得るという方法もあります。
小規模な貿易や、Airbnbなどの民泊ビジネスといった、外国人を相手にするビジネスを展開したいと思っているのに、英語ができない経営者は実は結構います。
こういう人たちは、英語ができる人を探しているんです。
上手く営業して人脈を築ければ、そのようなビジネスで英語関係の仕事を一任してもらえる可能性があります。
「いやそんな簡単に言うけど…」
と思った人もいるかもしれませんが、人脈がない人でも、今は『ランサーズ』などのクラウドソーシング系のサイトを使えば、英語を使った仕事を募集している人を簡単に見つけることができます。
(ランサーズ公式ページ)
ぼくも最初はクラウドソーシングで翻訳の仕事をして、小さな成功体験を積んでいきました。やってるうちに得意先ができ、今もたまに仕事をもらってます。
もちろん稼げる額は多いとは言えませんが、まずはランサーズなどの外注サイトを通じて、英語でお金を稼ぐ感覚を磨くのはかなりおすすめです。
ちなみにぼくは英語学習法をブログで紹介し、広告を貼って多少のお金を稼いでいますが、これも立派な「英語を活かした仕事」だと思います。
ブログの収益自体はお小遣い程度の額ですが、これをきっかけにリアルなビジネスに繋げれば食っていけるかもしれません。
たとえば
英検1級・TOEIC900点。英語参考書を知り尽くした人による英語学習カウンセリング!
カウンセリングで学習状況を聞いた後、一緒に本屋の語学参考書コーナーで参考書を選びます。
その後、カフェで学習プラン作成、モチベーションアップの方法も教えます。
(1回1万円)
みたいなビジネスを立ち上げ、月間10万PVあるこのサイトで宣伝すれば、仕事になるかもしれません。
(たとえ話です。実際はやりませんよ笑)
まぁぼくのブログの話はどうでもいいんですが、とにかくぼくが言いたいのは、柔軟に考えれば英語を活かした仕事なんて無限にあるんですよ!ということです。
勝てる場所で勝負せよ
なぜこんなにメジャー"ではない"仕事を推しているのかというと、メジャーな仕事は同僚や競合他社含め、ライバルがめちゃめちゃ強いからです。
有名な外資系企業では英語ができるのなんか当然です。通訳者なんか、英語学習者のトップオブトップの集団です。
そんな英語の猛者と肩を並べて勝負したのでは頭角を現すことのできる確率は低いでしょうし、何よりプレッシャーが大きく、胃に悪いです。
それに比べて地方の空港なんかは、どこも英語ができる人が圧倒的に不足しています(実際に働いていたのでわかります)。
個人経営の人に英語関連を一任された時なんか、自分以外誰も英語がわからないので完全に俺様キングダム状態です。
みんなが注目しないところが狙い目なんですよ。
ではなぜ多くの人がメジャーな職業に群がるのかというと、待遇などももちろんあるとは思いますが、根本にあるのはプライドとか見栄の問題だと思います。
"外資系で英語を使って仕事をする"みたいなのって、なんかキラキラした華やかな感じがするじゃないですか。
"通訳者"という肩書きもカッコいいですよね。
英語の先生にしても、学校で英語の先生をやっていると言えば、古い時代を生きてきた親戚に褒められるかもしれません。
それに比べて注目されてない仕事は、あまり世間受けはしないかもしれません。
でも、そんなのって所詮他人がどう思うかの話でしかありません。
他人の評価軸なんか捨ててしまいましょう。
そうすれば、数多くの選択肢の存在に気付くはずです。
英語が活かせる仕事を見つける2つのコツ
ここまでで述べてきたように、 外資系、通訳、翻訳、英語教師など、メジャーな「ザ・英語を活かした仕事」以外にも、英語を使える仕事はいくらでもあります。
ただ、メジャーではない道を見つけるのは、メジャーな仕事を見つけるのよりも難しいのが現状です。
そこで、さいごに英語を使った仕事を見つけるコツを2つ紹介します。
①柔軟な思考で周りを見る
「英語 活かせる 仕事」などとググっても、英語を活かせる仕事にありつくのは難しいです。
理由は多くの人がそういった方法を取るので、激戦になるからです。
常識にとらわれずに英語を活かした仕事にありつくには、まずは普段から「自分の英語力をなんとかして金に変えられないか?」という視点を持って周りを見ることです。
例えば接客のバイトで、外国人が結構来るにも関わらず、店内のポップがすべて日本語だったとします。
こういう時に、常に英語力を活かした仕事ができないかと考えている人は、
「このポップ英語も付けたら外人にウケるんじゃないすか?」
と言って翻訳に取り掛かるでしょう。
「ザ・翻訳者」みたいなピカピカにパッケージされた職業しか知らない人は、このような視点はなかなか持つことができません。
翻訳者になりたいと思っていても、
「翻訳学校に行くための費用をバイトで貯めよう」
という思考回路になるわけです。
でも今例で挙げたように、翻訳ができる機会なんて頭を使えばいくらでもあります。
先ほど紹介した『ランサーズ』でも翻訳の仕事なんかゴロゴロ転がっています。
しかし「今はバイトで翻訳学校の費用を貯めよう」と思ってしまう側の人は、柔軟な思考で周りを見ていないがために、そういう選択肢が見えてこないのです。
②周りにアピールせよ
もうひとつ、これはすごく大事なことなんですが、英語力を活かして仕事がしたい人は、自分が英語できることを、徹底的に周りにアピールするのがおすすめです。
「自分は英語ペラペラです!」
そう周りにアピールしまくることで、たとえば海外展開を見据えたビジネスを新しく立ち上げる友人に誘われたり、今すでに働いている人なら、会社内で英語が必要なプロジェクトが発生したときに抜擢されたりする可能性が高くなります。
「ペラペラ」という言葉を使うのがコツです。
英語ができる人の間では「ペラペラの定義とは?」みたいなどうでもいい議論がされていますが、そんなの気にせず「俺は(私は)英語ペラペラです」と周りにアピールしまくりましょう。
「ペラペラ」という言葉は意外とインパクトがあり、英語ができない人に結構刺さります。
友人や、仕事仲間との間で「あの人は英語ができる人だ」という認識が形成できれば勝ちです。
英語を使った仕事が入ってくる可能性が爆上がりします。
ちなみに、世界的に見ても日本人は自分の実力をアピールするのが苦手だなと感じます。なので、やりすぎかなと思うくらいアピールするのがちょうどいいです。
「自分なんかの実力で英語ペラペラって言っていいのかな・・・?」
「周りから調子に乗ってると思われないだろうか」
英語がかなりできる人でも、そう思ってアピールしない人が多いです。
しかし、そんなことを思っていてもペラペラになる日は一生来ません。
「自分英語できます!ペラペラなんです!」
そう強引にアピールしている人がごっそり仕事を持って行っているのが現状です。
ずっと言ってれば必ずそのうちリターンがあるので、自分が"英語できるキャラ"であるという認識を周りに浸透させていきましょう。たとえゴリ押しでも。
まとめ
というわけで今回は「外資系、通訳翻訳、英語教師などのメジャーな仕事以外にも、英語が活かせる仕事はいくらでもありますよ!」という話でした。
みんな英語の勉強は必死に工夫してやるんですけど、身につけさえすればあとは全部上手くいくと思っている人が多いなと感じます。
"英語をどう使うか"についても、勉強する時と同じくらい必死に考えた人がオイシイ思いをするんだと思いますね。
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初心者向け!海外ドラマを使った英語勉強法を解説してみた!
今回は、海外ドラマを使った英語の勉強方法について解説していこうと思います。
海外ドラマは、上級者ならただ見ているだけでも十分効果的な勉強になりますが、初心者はただやみくもに見まくっているだけではダメで、
- 効果の大きいタイトルを選び
- 効果の出る方法で見る
必要があります。
この記事では、主に初心者を対象に、
- どのドラマを選べばいいのか
- どうやて勉強すればいいのか(具体的な方法)
- 最も重要なコツは何か
という3つのポイントから、海外ドラマを使った英語勉強法を詳しく解説してみました。
海外ドラマを使って勉強してみたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください!
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初心者におすすめの海外ドラマは?
具体的な勉強方法の解説に入る前に、まずは「どんな海外ドラマを使って勉強すればいいのか」というところから説明していきたいと思います。
娯楽のために見るなら何でも好きなのでいいんですが、英語学習のためとなると、慎重にタイトルを選んでいかないといけません。これは選ぶドラマによって学習効果に大きな差があるからです。
30分のコメディがおすすめ!
結論から言うと、英語初心者におすすめの海外ドラマはシットコムです。
シットコムは「シチュエーションコメディ」の略で、毎回登場人物が同じの、30分のコメディドラマを指します。観客の笑い声が入っているのも特徴です。
たとえば『フルハウス』は代表的なシットコムです。
日本でもテレビ放送されていたので、知っている人も多いのではないかと思います。
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シットコムが英語学習におすすめなのには2つ理由があります。
まず、シットコムは海外ドラマでの中で最も聞き取りが簡単で、初心者向きです。
洋画なんかだと、リアリティを徹底的に追求するので早口だったり、ぼそっとつぶやくセリフなども多く、初心者の英語学習には向いていません。
それに比べてシットコムはコメディなので、どちらかと言うと舞台での発話に近く、登場人物ははっきりしっかりセリフを言ってくれます。
また、シットコムは1話全体を通してセリフの量が多いので、時間あたりの効率が良い学習が可能です。
シットコムには洋画でよくあるような激しい爆破シーンや、ハラハラドキドキのカーチェイスはありません。
ほとんど全部が登場人物の会話です。
なので、英語学習にはうってつけなんです。
洋画や1時間のドラマでは、セリフがないシーンがかなり多いので、英語学習という観点から考えると効率が悪すぎます。
激しい爆破シーンで主人公が「うおぉぉぉぉぉーーーー!!」とか叫んでるシーンを見ても英語力は1ミリも上がりません。
『フレンズ』が最もおすすめ!
では、具体的にどのシットコムがいちばん良いのかという話ですが、すでに好きなシットコムがない限りは『フレンズ』を使うのがおすすめです。
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色々なところでやたらおすすめされているので、海外ドラマを使った英語学習に興味のある方ならタイトルだけでも聞いたことがあるのではないでしょうか?
『フレンズ』は、ニューヨークに住む若者6人が繰り広げるドタバタを描いたコメディです。
ちょっと前の作品ではありますが、
- 海外ドラマにしてはゆっくり目のセリフ
- 日常生活でまさに使いそうな表現のオンパレード
- 作品自体がおもしろい
という、英語学習にぴったりの特徴をすべて持っている作品で非常におすすめです。
ぼく自身も『フレンズ』を使って海外ドラマの学習をしたことで、かなり英語力が上がりました。
英語学習にめちゃめちゃ効果的なのに話も面白いという、最高の作品ですね。
ちょっと話はそれますが、非ネイティブと英語で話していると「こいつフレンズで勉強したな」ってのがわかる時がたまにあります笑。
世界中で英語学習者がフレンズを使って勉強しているということなのでしょう。
具体的な勉強方法
ではここからは、海外ドラマを使った勉強方法を具体的に説明していきます。
①日本語字幕で見る
いきなり英語字幕や、字幕なしで見るのは初心者にはかなりキツいので、まずは日本語字幕で1回見ましょう。
「"まずは"って・・・何回も見るの?」
と思った人もいるかもしれません。
はい、何回も見ます笑。
海外ドラマを使った英語学習は、1回で完璧にするというよりは、何回も見て少しずつ慣れていくというイメージです。
1回目は日本語字幕で見ていくわけですが、普段娯楽として洋画などを字幕で見るときとは少しだけ違う意識を持つのがコツです。
それは「字幕を見つつ英語もちゃんと聞く」ということです。
映像と日本語字幕だけに注意して見るのではなく、「なんて言ってるんだろう?」という意識を持って、英語でわかろうと努力するのを忘れないでください。
この意識を持つだけでかなり学習効果が上がります。
難しく聞こえるかもしれませんが、やってみるとすぐに慣れますよ。
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②英語字幕で見る
日本語字幕で1回見たら、ストーリーについての記憶が新しいうちに、すぐさま2回目の視聴に移ってください。
2回目は、英語字幕で見ます。
1回目とは違い、2回目は基本的に1フレーズごとに一時停止しながらセリフを確認していきます。
なぜ「基本的に」と言ったのかというと、すべてのセリフについて一時停止して確認する必要はないからです。
「全っ然わかんねーなこれ」というセリフについては無視してどんどん飛ばしてしまってかまいません。
このあとでも説明しますが、海外ドラマを使った英語学習では、完璧を目指さないのが最大のコツです。
セリフを確認していく中で、わからない表現があったら辞書で意味を調べ、雑でいいのであとで復習できるようにどこかにメモっておきましょう。
このメモが後々貴重な財産になります。
使う辞書については今持っているもので大丈夫ですが、補助的にアルクの『英辞郎』というオンライン辞書も使うと、より多くの訳語が得られるのでおすすめです。
英語学習・TOEIC対策・英辞郎 on the WEB | アルク
有料版もありますが、無料版で十分です。
とここまでさらっと説明してしまいましたが、「英語字幕だけで勉強するのは難易度が高すぎる」という人もいると思います。
そういう人は、英語字幕と日本語字幕を同時に出した状態で視聴するのがおすすめです。
ぼくも海外ドラマを見出した頃は、英語日本語の字幕同時出しで見ていました。
日本語字幕があることでかなり安心感が増します。初心者でもスムーズに学習が進められるでしょう。
ただ、問題なのが、お使いのDVDプレイヤーが字幕同時出しに対応していない可能性があるということです。
ぼくが普段再生に使っているのはノートPCに最初から付いていた『ASUS DVD』というソフトですが、これは字幕同時出しができます。
DVDドライブ付きのASUSのノートPCを使っている人は字幕同時だしに対応している可能性が高いので、確認してみてください。
画面上で右クリックして「字幕(主)」「字幕(副)」と出てきたら同時出しに対応しています。
(同時出しなら初心者でも楽に学習できる)
もしもお使いのDVDプレイヤーや再生ソフトが字幕同時出しに対応していない場合は、『Power DVD』などの、字幕同時出しに対応したソフトを買うのもアリだと思います。
少々値は張りますが、ずっと使うものだと思えば悪い買い物ではないでしょう。
③英語字幕を見ながらシャドーイング
- 日本語字幕
- 英語字幕(or キツイ人は日本語英語字幕同時出し)
と2回見たら、とりあえずその日の学習は終了です。
シットコムを使えば1話の長さが実際の時間で20分程度なので、2回見ても40分ほどで学習が終わります。
仕事が忙しい人でも続けられるのがシットコムを使うメリットですね。
で、数日経ったら、また同じエピソードを使って復習をします。3回目の視聴です。
3回目は、英語字幕を出しながらシャドーイングをします。
シャドーイングとは、聞こえてきた英語から数語遅れて自分も発話するという勉強法です。リスニング力向上に大きな効果があり、元々は通訳者の養成学校から広まったものです。
本当は英語のスクリプトは見ないでやるのですが、初心者にはハードルが高いので、英語字幕を出しながらやっていきましょう。英語字幕があれば初心者でもできますよ。
ここまでやってそのエピソードを使った学習は終了です。
次の話に進みましょう!
④字幕なしでシャドーイング
一応、今まで紹介してきた方法で3回視聴してそのエピソードを使った学習は終わりですが、3回終わった時点で
「まだ物足りないな」
「もっと復習したいな」
と思う人もいるかもしれません。
そういう人は、4回目として、字幕なしのシャドーイングにチャレンジしてみましょう。
かなり難しいかもしれませんが、頑張って食らいついていけば得るものは大きいはずです。
実際、ぼくも海外ドラマを使ったシャドーイングをすることでかなりリスニング力・スピーキング力が上がったなと実感しています。
ちなみに、シャドーイングについてもっと知りたい方は、下記の記事で効果的なやり方についてくわしく解説していますので合わせてお読みください。
⇒シャドーイングの効果を何倍にも上げるやり方!大事なのは"注意の切り替え"だ!
コツは"完璧を目指さないこと"
はい、というわけで初心者向けに、海外ドラマを使った勉強方法をくわしく解説してみました。
さいごに、海外ドラマを使った勉強を成功させるために最も重要なコツについて書こうと思います。
海外ドラマを使って英語の勉強をするときのコツは、ずばり完璧を目指さないことです。
海外ドラマは教材の難易度としてはかなり高いので、完璧を目指して取り組んでしまうと、高確率で挫折してしまいます。
なので、「この話に出てくる知らない単語全部調べて覚えるぞ!」などと意気込むのではなく、
「1話から3つ知らないフレーズが学べたら上出来」
くらいの意識で取り組んでいきましょう。
勉強を続けていくと、だんだんと聞き取れる単語がぽつんぽつんと出てきますが、ハードルを高く設定していると、
「数単語しか聞き取れない・・・」
と思ってしまうでしょう。
そうではなく、
「やった!単語聞き取れた!」
と大いに喜ぶのです。これが続けるコツです。
学校の英語教育が「ミスを探して減点していく」方式なので、完璧を目指してしまう人は結構多いです。
でも、そんなの楽しくないですよね。続きません。
完璧を目指さず、加点方式で、ちょっとでもできたら自分を褒めていく。
これを意識することで、海外ドラマを使った学習を楽しく、また継続的に進めていくことができるでしょう。
(海外ドラマで英語を勉強する詳しいメリットについては↓の記事に詳しくまとめました)
オンライン英会話での講師の選び方!先生選びはかなり重要です。
オンライン英会話において非常~~に大事なのが先生選びです。
自分に合った先生を選べるか選べないかで、学習効果に大きな違いが出てきます。
DMM英会話などの、講師の質が良いオンライン英会話サービスを選ぶことで、ある程度はハズレの先生を回避することはできますが、それでもしっかりと先生を選ばないと、同じサービスでもかなりの差が出てしまうんです。
というわけで、今回はオンライン英会話における、先生のおすすめの選び方をくわしく説明していこうと思います!
予約状況・レビューはあてにするな!
オンライン英会話の先生を選ぶときに、まず参考にするのがその先生の予約状況やレビューだと思います。
が、これらは参考にしないでください。
まず、人気のある先生が、自分に合った先生だとは限りません。
それぞれの先生によって授業のスタイルや、得意とする分野があり、それらが自分のニーズにぴったりとマッチングするのかはわからないんです。
それに、会話は人と人とのコミュニケーションですから、やはり相性があります。
他の人にとって話しやすい先生が、自分にとっても話しやすいとは限りません。いや、そうでない場合の方が多いでしょう。
「予約が埋まっている=人気の先生」
というのは100%正しいですが、
「予約が埋まっている=自分にとって良い先生」
というのは必ずしも正しくはないんです。
レビューについてもあまり参考になりません。
というのも、先生が美人やイケメンだったりするだけで、評価が高くなる傾向があるからです。他にも、単に人当たりが良い人が高評価だったりします。
いずれにせよ、効果的なレッスンができるのかということとは必ずしも関係がなく、参考にならないんです。
やる気のある先生を選べ!
オンライン英会話における先生選びでいちばん重要なのは、ずばり「やる気のある先生を選ぶ」ということです。
精神論なのでいまいちわかりにくいかもしれませんが、ぼく自身オンライン英会話を何回も受けてきて、講師選びではこれが一番大事だという結論に達しました。
正直、文法の説明が得意だとか、英単語の説明が上手いとかの違いはそんなに重要ではありません。
最も大事なのは、その先生が生徒の英語力を上げたいと心から思い、熱心に教えてくれるのか、という精神的な部分なんです。
やる気のある先生の熱意は、生徒であるぼくらにも必ず伝播します。
英語学習において大事なのはモチベーションです。モチベーションがないと学習が継続できないので、英語は上達しません。
やる気のある先生のレッスンを受けることで、その熱意がモチベーションを自然と上げてくれるんです。
ちなみに、逆にやる気のない先生はどんな先生かと言うと「レッスンが作業的な先生」です。
やる気のない先生は、生徒ひとりひとりのニーズをどうにかして汲み取り、それぞれに合った効果的なレッスンを提供しようなどということはせず、決まった教材・決まったレッスン方式で、淡々と作業的に授業を進めていきます。
オンライン英会話を何回か受けたことのある人なら、こういう先生に当たってしまった経験があるでしょう。
これではわざわざ人に教えてもらう意味がありません。自分ひとりでテキストを読んでいた方がよっぽど効果の高い学習ができるでしょう。
大事なことなので繰り返しますが、先生選びで最も重要なのはやる気のある先生を選ぶことです。
「初心者向けの先生・上級者向けの先生」を判断せよ
少し前に、
「初心者は手取り足取り丁寧に教えてくれる教材・先生を選ぶのが正解、上級者はレベル高いものに囲まれて刺激を受けるのがベスト」
という内容のブログ記事を書きました(詳しくは下記)。
⇒英語初心者と上級者では実践すべき勉強方法が違いますよ!という話。
これは、オンライン英会話の先生選びの基準にもそのまま当てはまります。
先生にも色々なタイプの人がいますが、大きく分けると「初心者に教えるのが上手い人」と「上級者を対象としたレッスンが上手い人」の2種類がいます。
前者は、ひとつひとつ丁寧に間違いを指摘し、手取り足取りその解説をしてくれる人です。英語初心者は必ずこのような先生を選ぶようにしましょう。
DMM英会話などの業界大手の英会話サービスは、このような先生が比較的多いですね。
これに対し、英語上級者は、丁寧な先生よりは、言葉が適切ではない気がしますが"適当な"先生を選ぶべきです。
上級者にとって大事なのは、細かい文法ミスをなくすというよりは、ミスがあってもとにかく英語をアウトプットする時間を確保することです。
上級者にとってオンライン英会話とは知識を習得するというよりは英語を話す場でしかなく、乱暴な言い方になってしまいますが、先生は
「話し相手としてそこにいてくれればいい」
のです。
また、初心者に関しては先生の英語力を気にする必要はありませんが、上級者は英語力の高い人を選ぶようにしましょう。
人によっては「どっちが先生なのかわからない」ような状況になってしまうかもしれないので。
日本語ができない先生を選べ!
先生の中には、「日本語ができる」ということをアピールポイントにしている人もいますが、おすすめしません。
理由は、先生が日本語を話せると、
「いざとなったら日本語で話せばいいや」
という意識が生まれてしまい、頑張って英語を自分の頭から絞り出そうという努力をしなくなるからです。
いざとなっても日本語が使えない状況に対応するために英語を勉強しているわけです。
さっき「"初心者は手取り足取り丁寧に"がベスト」と言いましたが、いざとなったら先生と日本語で意思の疎通ができるというのは、あまりにもヌルすぎます。
「日本にいながら、日本語が一切通じない環境に身を置くことができる」というのがオンライン英会話の最大のメリットです。
このメリットを活用するという意味でも、先生は日本語ができない人をあえて選ぶようにしましょう。これは初心者でも、です。
まとめ:おすすめのオンライン英会話は?
というわけでオンライン英会話における講師の選び方について書いてみました。
ポイントは4つでしたね。
もう1回整理すると、
- 予約状況やレビューは当てにしない
- やる気のある先生を選ぶ
- その先生が初心者向けなのか上級者向けなのか判断する
- 日本語ができる先生はNG
です。
さいごに、これらの基準を考慮した上で、良質な先生が多いオンライン英会話サービスを紹介しようと思います。
おすすめなのはDMM英会話です。
(公式ページ)
ぼく自身数多くのオンライン英会話サービスを使ってきましたが、やる気のある先生が一番多く在籍しているなと感じたのがDMM英会話でした。
DMM英会話は大手企業なので安心というのも大きな魅力です。
オンライン英会話は新しいのが日々出てきているんですが、システム面などの安全・安心を考慮すると、このような業界最大手を選ぶのがベストなんです。
変なところを選んで個人情報が流出したり、急に倒産したら面倒ですからね。。
興味のある方はとりあえずタダで体験レッスンを受けてみるのがおすすめです。
無料レッスンを受けたからといって、しつこい勧誘がきたり、自動的に有料会員になったりするようなことは絶対にありえないのでご安心を。
それではまた!
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海外ドラマで英語を勉強するメリットを3つ紹介!海外ドラマは英語学習に必須のツールです。
「英語学習には海外ドラマがおすすめ!」
英語を勉強している人なら、このような宣伝文句を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際、海外ドラマを使って英語学習をするのはかなり効果的です。
ぼくの周りでも、海外ドラマをうまく使って英語の実力アップに成功している人が何人もいますし、ぼく自身、独学で英検1級レベルに達するまでのツールとして、海外ドラマは不可欠なものだったなと思っています。
ただ、海外ドラマを使った英語学習がもてはやされている一方で、
「具体的にどんなメリットがあるの?」
と思っている人もいると思います。
というわけで今回は、海外ドラマを使って英語を勉強するメリットを3つ紹介していこうと思います。
①楽しみながら学習ができる
海外ドラマを使えば、楽しみながら英語学習を進めることができます。
「英語学習において最も大事なのは継続することだ」とよく言われます。では継続するためにはどうすればいいのかというと、いちばん良いのは学習を楽しいものにしてしまうことです。
海外ドラマという、それ自体楽しいものを教材にしてしまうことで、モチベーションがアップし、勉強を続けるのが苦ではなくなります。
もちろん、みんながみんな海外ドラマを見るのが好きだというわけではないことはわかっています。
が、少なくとも、TOEIC問題集などの事務的で機械的な内容の教材よりは楽しいのではないでしょうか。
楽しいというのに関連して言えば、海外ドラマを使った勉強には、勉強が進むにつれて得られる達成感が大きいという特徴もあります。
海外ドラマはわたしたちのような非ネイティブにとっては難易度が高いので、最初のうちは誰でもほとんど内容がわからないような状態だと思います。
しかし、勉強が進むにつれ、だんだんと日本語字幕に頼らずにわかる部分が増えてきます。
これがめちゃめちゃ嬉しいんですよ。
海外ドラマは、英語ネイティブが楽しめるように作ってあるので、英語としては容赦のない内容となっています。
それがわかったということは、本物の英語に一歩近づいたということです。
わかる部分がちょっとでも増えると「自分は"本物の英語"にまた一歩近づいたぞ!」という大きな達成感が得られるので、どんどんどんどん勉強が楽しくなっていき、モチベーションも雪だるま式に増えていくのです。
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②高地トレーニングができる
海外ドラマは、英語ネイティブが見て楽しむために作られているので、
- 英語はナチュラルに近い速いスピード
- スラング(俗語)や、難しい語彙を含む
という特徴があります。
学習用の教材(市販の問題集など)のみを使って普段英語の勉強をしている人にとっては、これはかなりの負担です。
海外ドラマを使った英語の勉強に興味があるのにやってないという人の多くは、
「難易度が高すぎて挫折しそうで不安」
というのが一歩踏み出せない最大の理由なのではないでしょうか?
その気持ちもわかりますが、すごくもったいないことです。
というのも、海外ドラマのような難易度が高い教材をあえて使うことで、大きな実力アップが望めるからです。
「英語の教材の難易度は、初心者レベルから始めて、徐々に徐々にレベルアップさせていくのが良い」
と考えている人は多いと思います(いや、特に何も考えることなくこれが当たり前だと思っている人がほとんどでしょう)。
しかしこれは間違いです。
教材を初心者レベルから徐々にレベルアップさせていく方法では、かなり効率が悪く、多くの場合ある地点で実力がピタッと止まって伸びなくなります。
では、最も効率良く、そして効果の大きい教材のレベル設定はどのようなものなのでしょうか。
それは、
基礎レベルとムリっぽいレベルを行ったり来たりする
ことです。
英語の学習ではとにかく基礎が大切なので、基礎レベルの学習(単語暗記や文法学習)は絶対に欠かせません。
しかし、それだけでは壁にぶつかってしまうので、自分にとってかなりレベルの高い教材を使った学習も取り入れるべきなんです。
ムリっぽい難易度の教材を使って学習をすることで、大量の課題が浮上します。
これは、自分にとってちょうど良いレベルしかやっていない場合は見つけることができない課題です。
そして、課題が見つかったらまた基礎レベルに戻って、そこを重点的にやればいいんです。
感覚的に、こっちの方が3倍くらい効率が良いです。
まとめると、
- 基礎レベルの学習
- 難易度の高い学習(ムリっぽい難易度)
- 2の段階で大量の課題が見つかる。それをふまえて再び1へ
というのが最も効果の高い難易度設定です。
もうおわかりだとは思いますが、この2の段階の「ムリっぽい難易度の教材」に最適なのが海外ドラマだというわけです。
海外ドラマは英語のスピード、語彙のレベルが普通の教材よりも高いので、マラソンで言うところの"高地トレーニング"のような、普段よりも負荷の大きいトレーニングができるんです。
③集中した状態でリスニングができる
英語のリスニングを鍛える上で重要なのは「できるだけ集中した状態で英語を聞く」ことです。
集中力が高い状態で英語を聞いたほうが学習効果は当然高くなりますよね。
実は、この点を考えても海外ドラマを使った英語学習がおすすめです。
海外ドラマを使った英語学習には、集中してリスニングに取り組めるというメリットがあるんです。
なぜ海外ドラマでは集中してリスニングができるのかというと、内容がわからないと面白くないからです。
もちろん、日本語字幕を見ながらの勉強の時は別ですが、学習が進んでくれば英語字幕や字幕なしの視聴にも挑戦することでしょう。
そういうときに、全く何もわからないと結構苦痛です。
画面の中でなにやら面白いことが起きているのに、何なのかわからない・・・。
これってキツいですよね。
で、キツいことはキツいんですが、実はこれはプラスの面にも大きく働きます。
つまり、海外ドラマを見ているときは「内容がわかりたい!」という気持ちが自然と働くので、自動的に集中モードに入れるというわけです。
市販のリスニング問題集を解いていて、英語が聞き取れなかったときに、そんなに大きくガッカリすることはないと思います。
「あぁ、間違えちゃったな」程度でしょう。
でも、海外ドラマを見ていて、肝心なオチや、ついに明かされた衝撃の事実がわからなかったら、かなり悔しくないですか?
これが深い集中モードにしてくれる要因となるのです。
実際、ぼくも海外ドラマで勉強しているときはかなり集中モードに入っているなと実感しています。完全に時間を忘れて没頭していて、気づいたら3時間も経っていた・・・というようなこともよくあります。
まとめ
というわけで今回は、英語学習に海外ドラマを使うメリットを3つ紹介してみました。
海外ドラマを使って勉強することで、
- たのしく
- 高いレベルの内容を
- 集中して
学習することができます。
おすすめなのでぜひ取り入れてみてくださいね!
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紀伊国屋新宿本店の語学コーナーが最高過ぎてその魅力を語らずにはいられない
外国語の勉強法や参考書レビューを書いているブロガーとして、その情報収集のために普段かなり頻繁に本屋に行きます。
本屋に行くと、最新の本や、話題の本コーナーに行けばどの本が売れているのかを知ることができ、 かなりインスピレーションを受けられるんですよね。
世の中には数多くの本屋がありますが、その中でもぼくがダントツで好きなのが紀伊国屋書店新宿本店の語学参考書コーナーです。
新宿紀伊国屋は、新宿駅から徒歩数分のところにドーンとあるデカい本屋です。
「東京で本屋と言ったらここ」と言ってもいいくらい有名ですね。少なくとも本好きならまず間違いなく知っている本屋でしょう。
8Fの約半分の面積を占めるのが語学参考書のコーナーなんですが、
ここがもう最高の空間なんですよ。
一度入ったら最後、しばらく出てこれなくなります。
というわけで今回は、新宿紀伊国屋語学コーナーのヘビーユーザーのぼくが、その魅力について書いていこうと思います。
※店内の写真については、すべて許可をいただいています
品揃えが豊富
新宿紀伊国屋の語学コーナーは、品揃えがめちゃめちゃ良いです。
そこそこ以上売れてる本なら、まず絶対にありますね。
そんなにすごいことだと思わない人もいるかもしれませんが、語学参考書に関しては「そこそこ以上売れている本が揃っている」というだけでもかなりのレベルなんです。
どこの本屋も語学参考書なんか特別力入れませんからね。
だいたいの本屋の語学コーナーは、それっぽい本を集めてふわっと作ったものばかりで、よく見てみるとスカスカです。
新宿紀伊国屋は英語の参考書が中心ですが、英語以外の外国語についても充実しています。
韓国語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語・・・などの人気のある第二外国語はもちろん、ウクライナ語やビルマ語(ミャンマーの公用語)など、マイナーな言語まで置いてます。最高ですね。
多くの本屋では英語以外の外国語の参考書は"おまけ"程度の扱いですが、紀伊国屋は何種類もの本をしっかりと揃えています。
その充実っぷりたるや、『古典ギリシア語 文典』をポップ付きでフィーチャーするほど。
英語の参考書が中心なので、
「英語が勉強したい」
と思っている人にはもちろんおすすめですが、それ以外の言語を勉強する人にも超おすすめです。
「何か外国語を勉強してみたいな」
と思っている人も、新宿紀伊国屋に行って、色々な言語の参考書をパラパラめくってみるだけで、かなり参考になるはずです。
本の並べ方がヤバすぎる
一般に言って、品揃えが豊富な本屋には「本を漁りにくい」というデメリットがあります。
品揃えが豊富だと、その分本の数が多くなるからです。
しかし、新宿紀伊国屋に関しては、品揃えが豊富なのにも関わらず、ストレスなく本を見てまわることができます。
それどころか、紀伊国屋よりも品揃えが悪い本屋と比べても、本をパラパラと見ながら本棚を回っていくのが抜群に快適です。
品揃えが良い"だけの"本屋の本棚は、多くの場合下の画像のようになりがちです.
(適当に拾ってきたフリー画像)
別に新書だったらこれでもいいんですよ。
新書はレーベルが同じだったらみんな同じ表紙で、本を選ぶ際はタイトルが命ですから。
でも、語学参考書を選ぶときにこういう並べ方をされたら、選ぶ気がなくなりませんか?
ずら~と並ぶ背表紙を見て「いったいどこから手をつけたらいいんだ!」となってしまうでしょう。
ちなみに東京で、新宿紀伊国屋と並ぶ(それ以上?)本屋であるジュンク堂池袋の語学コーナはこの並べ方ですね。
これに対し、新宿紀伊国屋の並べ方はこうです。
(単語集コーナーの実際の写真)
もう一度、先ほどの本棚の画像と見比べてみてください。
もし本屋の語学コーナーに行ったとして、本に手を伸ばす気になるのはどちらの本棚でしょうか?
これはもう10人いたら9人が下の紀伊国屋の本棚を選ぶでしょう。
理由は簡単で、紀伊国屋は本の表紙ができるだけ見えるように並べているからです。
画像の下側を見ていただくとわかると思いますが、平積みも積極的に使うことで、本の表紙の露出を増やしています。
これによって語学参考書の"顔"が見え、また、本棚にぎゅうぎゅうに詰めて背表紙しか見えない場合と比べ、圧迫感が少ないので「手に取ってみよう」という気がおきやすくなります。
また、本棚をよく見ると、背表紙だけが見える普通の入れ方で並べられた本もあることに気づくと思います。本棚の最上段と最下段という、いちばん見にくい場所です。
そして、これらの本は、表紙が見えるように並べられた本と比べるとそこまで売れてはいない本です。
以上ののことから、紀伊国屋は、
- 本棚の目の前に行った瞬間に目に入る場所に、本を表紙が見える状態で置くことで、まずはそれを手に取ってもらう
- それらの本はよく売れている本。一度手に取ってもらえさえすれば多くの人に買ってもらえる。
- それらは買わず、「他のはどうなのかな」と思った人のために、二番目に見やすい場所に同じジャンルの別の本を普通の入れ方で大量に配置する。この時点で、そのお客さんはもう本を選ぼうという姿勢ができているので、背表紙だけ見える状態でも手に取ってもらいやすい。
という戦略のもと本棚を作っていることが予想できます。
つまり、紀伊国屋は、「本棚にただ本を詰める」という方法ではなく、「平積みなど、表紙が見える状態で本を並べることを多用し、隙間に普通の並べ方をする」という並べ方をすることで、本棚を"立体的"にさせているのです。
立体的な本棚は、本屋での体験を立体的なものにします。
実際、ぼくは新宿紀伊国屋の語学コーナーを見ているときは、本屋を"探検している"という気分になるんです。
図書館のように、整然と並べられた本棚に本がぎゅうぎゅうに詰まっていると、すべての本が"平面化"し、本を見ていくという体験が2次元になります。
それに対し、新宿紀伊国屋は、人気のある本なのかどうかということを踏まえた上で2種類の方法で本を並べることで、本棚に奥行きを持たせ、本屋での体験を3次元にするのです。
本のチョイスがすばらしい
本の並べ方だけではなく、「どの本をどういうくくりで並べるのか」というそのチョイスについても新宿紀伊国屋は抜群に良いです。
ぼく自身英語学習ブロガーで、参考書のレビューをずっと書いてきているのでわかるのですが、本の選び方のセンスが良いです(ちょっと上から目線ですね)。
中でも「英語学習法」の棚に、『本物の英語力』という本があったときはすごいと思いましたね。
この本は新書なので、普通は新書コーナーだけにあるはずですが、紀伊国屋の英語学習法の本棚に1冊だけありました。
これは、『本物の英語力』が、
- 英語学習法を扱った本である
- クオリティが高く、おすすめの本である
という2つの情報がわからないとできないことです。
これらは実際に読まないとわからないような情報です。
かなり手間をかけて本棚が作りこまれていることがわかる例ですね。
また、臨時的に作られるコーナーも他の書店とは一味違ったものになっています。
最近見ていいなと思ったのが『総合英語 Forest』と『総合英語 Evergreen』だけを並べたコーナーです。
『総合英語 Forest』は、400万部以上売れている大大ベストセラーの英文法テキストです。
改訂を重ねて長年にわたり売れ続けてきた本ですが、最近、作者(複数)が別の出版社からForestとまったく同じような文法テキストを出すという事件(?)が起こりました。
『総合英語 Evergreen』というテキストです。
この背景にはごちゃごちゃとした大人の事情があるらしいです。
新宿紀伊国屋は、これら2つのいろいろ事情がある2冊を並べ、
「あなたはどっちを選ぶ?」
というコーナーを設けているわけですが、
普通こんなことに注目してコーナー作ったりしませんよ笑。
かなりマニアックだと思いますね。
でも、こういうのを見ると、やはり紀伊国屋の語学コーナーは深いレベルで本屋をデザインしているんだなということがわかります。
店員さんがすごい!
ここまでクオリティの高い本の並べ方ができるのは、紀伊国屋が膨大な量のデータ(売上データなど)を持っており、それを元に本社の人間が本の並べ方を理詰めで考えて指示を出しているからだとずっと思っていました。
しかし、聞いてみると実は、本の並べ方を考えているのは店員さんのようなのです。
もちろん、入荷についてはちゃんと担当の人がいるらしいんですが、本棚を具体的にどう作っていくのかは、店員さんの間でそれぞれ担当が決まっていて、担当の棚はその店員さんの自由で本を並べることができるらしいんです。
これには驚きましたね。
ポップの文章を見ても、店員さんの仕事の質はかなり高いなと思っていたんですが、
まさか並べ方を店員さんですべて決めているとは思っていませんでした。
語学参考書をうまく並べ、一言メッセージを添えて、注目を集め、買ってもらう
これはぼくが普段ブログでやっていることともかなりかぶるので、その難しさについては本当によくわかります。
ここまでのクオリティの仕事をしている紀伊国屋の店員さんはすごいと思いますね。誰でもできる仕事じゃないですよ。
まとめ
というわけで今回は新宿紀伊国屋の語学コーナーのすごさ・魅力について書いてみました。
外国語を勉強しているという人は、一度は行ってみるべきですよ!
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