4ヵ国語を勉強するブログ

留学経験なし、独学で英検1級,TOEIC980点,TOEIC SW170/200,中国語検定2級を達成。最大の効率で結果を出せる勉強方法をブログに投稿しています。

洋書は紙と電子書籍(Kindle)、どっちで読むのがおすすめ?メリットとデメリットを考えてみた。

洋書を読むとなると、

  1. 紙の本で読むのか
  2. Kindleなどの電子書籍で読むのか

の2つの選択肢がありますよね。

最近は電子書籍が爆発的に普及していることもあり、実際ぼくの周りでもiPhoneや、電子書籍の読書に特化したデバイス『Kindle Paperwhite』などを使って洋書読書を楽しんでいる人が増えたなという印象があります。

 

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

 

 

こういう状況もありますし、何より電子書籍はとにかく便利なので、

 

「いやいや、もはや紙で読書するとかありえないでしょ?」

 

という人も多いと思います。

 

しかし!どちらかというと紙で洋書を読みたいぼくとしては、

 

「紙で読むのも悪くないよ!」

 

と声を高々に主張したい部分もあるんです笑。

そんなわけで今回は洋書読書について、紙VS電子書籍という切り口からいろいろ考えていこうと思います。

※電子書籍には色々ありますが、もっとも普及しているのはKindleなので、以下電子書籍という言葉はなるべく使わず、"Kindle"と書いていきます。以下Kindle=電子書籍という前提でお願いします。

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電子書籍の方が圧倒的に便利!

さて、紙で読む良さを伝えたい!と大見得を切って発進したは良いのですが、実際問題、紙とKindleを比べると、Kindleの方が圧倒的に便利でおすすめである、という結論に達してしまいます。

 

手軽!

Kindleの場合、リアル書店に行く必要はなく、家でダウンロードすればOKなので、めちゃくちゃ手軽なんです。

しかも、洋書の場合、

 

本屋に行っても種類が少なかったり、そもそも洋書自体が置いてなかったりする

 

といった事が往々にしてあるので、本のバリエーションの面を考慮しても、Kindleの方が優れていると言えますね。

 

安い!

本にもよりますが、たいていの場合、洋書の値段は、

 

リアル書店 > ネット通販 > Kindle

 

の順番に高いです。

ぼくの経験上、どの本も、リアル書店で買うより少なくとも数百円程度Kindleの方が安く買えますね。

 

場所を取らない

紙の本って意外とかさばりますよね。

その点、Kindleだと場所を取らないので便利です。

スマホで読む場合は、洋書が占めるスペースゼロですし、さきほど冒頭で紹介した『Kindle paperwhite』にしても、洋書1冊と比べても圧倒的に薄く、カバンに入れてもほとんどスペースを取りません。

 

さまざまな設定ができる

Kindleだと、好きなように画面をカスタマイズできます。

文字の色や背景の色もそうですし、個人的に一番うれしいのは文字のサイズが変更できることです。

 

「スマホで読んだら字が小さくて嫌になりそう・・・」

 

と思っている人もいるかもしれませんが、文字サイズを変えれば問題ありません。

例えば、下の画像くらい大きな文字にすることも可能です。

(画像をスマホの画面サイズだと仮定してください)

 

f:id:yusuke-to-yondekudasai:20171103155230j:plain

 

紙の洋書って、文字サイズがめちゃくちゃ小さいのが結構あるんですよ。

ぼくはそれで購入を断念したことが何度もあります。

その点Kindleでは文字サイズを気にする必要がないので非常に便利ですね。

 

紙の本も良いぞ!!

というわけでとりあえずKindleのメリットをざっと挙げたんですが、こうやって見てみると、紙の本からするとぐうの音も出ないというか、

 

「いやKindle一択じゃん!」

 

となってしまいそうです。

が、紙でも洋書読書にもメリットはあるんです。

 

どのくらい読んだのかがわかりやすい

紙の場合、途中でどこまで読んだのかすぐにわかりますよね。

もちろんKindleでもわかるんですが、下の画像のように

  • 何パーセント読んだのか
  • バーで表示

されるので、実際に手に取って感じることができる紙と比べると、わかりにくいです。

 

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日本語の本とほぼ同じくらいのスピードでガンガン読める人は話は別ですが、おそらくたいていの人は洋書は頑張ってちょっとずつ読んでいく・・・という感じではないでしょうか?

 

そうなると、「どこまで読んだのか」がすぐに実感できるのかは、非常に重要なポイントだと言えます。

 

それに、紙の本だとページを指で実際に繰っていくたびに、「読んでる!」という実感がわいてくるので、英語学習の一環として洋書読書を取り入れている人は紙で読むのが特におすすめだと思うんです。

 

書き込みやすい

これは英語の勉強として※ラダーリシーズなどの簡単な洋書を使って勉強している人限定なんですが、このような場合、紙の方が圧倒的に書き込みやページを折ったりがしやすいので便利です

もちろんこれもKindleでもできることはできるんですが、書き込み自体もそうですし、あとで参照する作業も含めて紙の方がやりやすいです。

 

※ラダーシリーズ・・・IBCパプリッシングから出版されている、英語学習者向けに語彙・分量が制限された洋書。初心者に絶大な人気がある。詳しくは下記の記事にまとめました。

初めての洋書にはラダーシリーズのレベル1とレベル2がおすすめ!

 

洋書って、なんか良い

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洋書って、なんかわからないですけど不思議な魅力がありませんか?

 

すごく主観的な話なんですが、ぼくの中では

 

「洋書=かっこいい」

 

というイメージがあります。

電車や公園で洋書を楽しんでいる人の姿とか、素直に良いなと思いますし、本棚に並ぶ洋書も見てかっこいいなと思います。

所有する喜びもあるんですよね。

 

また、リアル書店で洋書を買って帰る帰り道とか、

 

「よっしゃ洋書買ったぞ~読むぞ~!」

 

みたいな謎の高揚感もあります。

これは、Kindleでダウンロードした時には得られない感覚です。

 

「うわ~、しょーもな!」

 

と思った人も多いかもしれませんが笑、実際、洋書に対してぼくのような感覚を持っている人は少なくないのではないかと勝手に想像しています。

 

まとめ

というわけで今回は洋書について、紙VS電子書籍という観点から記事を書いてみました。

最後はちょっと主観的な話になってしまったのですが笑、そうは言いつつも結構共感してくれる人がいるのではないかと勝手に思っています。

だって、紙の洋書ってなんかテンション上がるじゃないですか!

ぼくは、リアル書店(新宿紀伊国屋は洋書が多いのでよく行く)で洋書はなるべく買い。読みたいのがなかったり、文字サイズが小さかったりしたらKindleで読むようにしています。

非合理的なのは頭ではわかっているんですけどね。人間ってそんな単純じゃないってことですかね。

それでは!

 

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英語学習方法がわかるハウツー本おすすめ厳選3冊。これ以上読むのは逆に危険!?

本屋の英語参考書コーナーに行くと、単語集や文法問題集などのテキストの他に、「英語の勉強方法が書いてある本」を多く目にします。

この類の本は本当に大量に出ていて、大きい本屋に行くと少なくとも数十冊は置いてあります。

 

これだけ多くのハウツー本が並んでいると、英語の学習方法が知りたいと思っている人は、

 

「一体どれを読めばいいんだ!」

 

と思ってしまうでしょう。

 

また、これらのハウツー本は、読むとなんだかそれだけでできたような気分になってきて、それで満足して結局肝心な"勉強をしない"・・・という事態を招くことが往々にしてあります。

勉強方法にだけやたらと詳しい人を見たことがある人も少なくないはずです。

 

このような人にならないためにも、安易にハウツー本に手を出すのは危険だと言えます。

 

実際のところ、英語学習本なんて、1冊しっかりとしたものを読めばそれで大丈夫なんです。

 

そこで今回は

  • これだけ読んでおけば大丈夫!という1冊
  • おかわりとして何か別の本がどうしても読みたい人がいたらこれかな・・・という強いて挙げる2冊

の合計3冊を紹介していこうと思います。

 

『英語上達完全マップ』だけ読んでおけば大丈夫です

英語学習のハウツー本の中で、ダントツでおすすめなのが『英語上達完全マップ』です。

 

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

 

 

この本には、ぼく自身かなりお世話になりました。英検1級・TOEIC900点に到達し、語学学習についてのブログ記事を書くようになったのも、この本によるところがかなり大きいです。

 

「って、お前が使った本だから良いって言ってるだけやん」

 

と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

多くの英語関連本を読み、当ブログでもレビューしてきましたが、それらの本も含めて今改めてできるだけ客観的に考えてみても、『英語上達完全マップ』が頂点なんです。

 

とことん具体的

この本では、学習方法について、とにかく具体的に書かれています。

たとえば音読だったら、音読という学習には

  • どういう効果があって
  • どのくらいの量を
  • どのくらいの期間やればいいのか

がはっきりと示されているんです。

 

英語ハウツー本によくあるのが、「音読はいいぞ!」とまでは書いてあるんですが、具体的なやり方まで書かれていないので、読んでも

 

「実際、どうやって勉強を進めていけばいいのーーーーー!?」

 

となってしまうパターンです。

その点、『英語上達完全マップ』は徹底的に具体性にこだわっているので、本に書いてあることをとりあえず実行することができるんです。

 

効果的な学習方法

この本では、大きく分けて

  • 音読
  • 瞬間英作文
  • 文法
  • 多読
  • 語彙強化
  • リスニング
  • 会話

の7つの学習が紹介されています。

これら7つは、「これ以上多いとやりすぎ、少ないと足りない」というジャストでいい感じなラインを攻めたセットになっていると感じます。

 

世の中のハウツー本は、

 

「これだけをやれば英語マスターできるぞ!」

 

パターンか、逆に「これもあれも全部大事です」・・・という詰め込みすぎかの両極端のものが多いです。

が、何かひとつのことをやっていればできるようになるほど英語学習は単純ではありませんし、かといってなんでもやろうとするとパンクしてしまいます。

分量の過不足のなさ、これもこの本の良いところですね。

 

注意:すべて実践する必要はない

『英語上達完全マップ』には、英語学習方法のエッセンスが詰め込まれていますが、

 

これらをすべていきなり実践しようとしないように注意

 

してください。

 

「よーし、今日からこの本に書かれている通りに全部実践するぞ!」

 

となってしまうと、まず挫折します。

 

おすすめなのは、この本に書かれていることをまずはひとつ実践してみて、「いい感じ!続けられそう!」と思ったら自分の学習に取り入れ、そうでもなかったらまた別のをひとつ試してみる、という方法です。

 

ベースとして自分の日々の学習というものがあり、それにちょっとずつ組み込んでみる・・・これがハウツー本との賢い付き合い方です。

 

「この本の通りにやるぞ!」と意気込んで挫折、次のハウツー本へ・・・というのがハウツー本の泥沼にはまっていくパターンです。注意しましょう。

 

ちなみに、『英語上達完全マップ』で紹介されている勉強法のうち、ぼくが個人的に最もおすすめでまず試してもらいたいのが瞬間英作文です。

文字通り瞬間的に英作文していくトレーニングです(詳しくは下記の記事にも書きました)。

 

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』で英文法を感覚レベルで身に付ける!

 

このトレーニングによって多くの学習者のネックとなっているスピーキング力を効果的に鍛えることができます。

瞬間英作文の最もおすすめのテキストは、この『完全マップ』の著者が出している『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』です。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

 

 

『外国語上達法』と『わたしの外国語学習法』もおすすめ

 英語学習について有効な方法をとりあえず知りたい方は『英語完全上達マップ』を読んでおけばOKですが、「もっと読みたい!」という人のためにこれとは別におすすめ2冊を紹介しておきます。

ただ、繰り返しにはなりますが、この手の本を読みすぎて肝心な勉強するという部分がおろそかにならないように注意しましょう。

 

『完全マップ』以外におすすめなのは『外国語上達法』(千野栄一著)『わたしの外国語学習法』(ロンブカトー著)です。

 

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

 
わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

 

 

前者は日本人、後者はハンガリー人が書いた本です。

いずれの本も、熱狂的な外国語学習者である筆者が、

  • 外国語を学ぶ目的
  • 理想的なテキスト
  • 単語の覚え方

などについて、自身の経験をもとに詳しく記述しています。

 

どちらの本も読みやすいにもかかわらず内容が濃く、ぼく自身読み返すたびに新たな発見があります。

特に後者の『わたしの外国語学習法』については、個人的にいちばん好きな外国語関連書籍です。

 

この本で紹介されている外国語の会話上達の公式(下の画像は本書より引用)や、

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外国語は、四方八方から同時に襲撃すべき砦であること。

(212ページより引用)

 

という言葉は、本当に真理を突いていると感じます。

 

まとめ:少しずつ吸収していこう

というわけで今回は、英語学習方法のヒントが書かれた本としておすすめのものを3冊厳選して紹介してみました。

『完全マップ』を紹介したところでも触れましたが、これらの本に書かれていることはいっぺんに真似しようとはせず、少しずつ少しずつ自分の学習に取り入れていくつもりでやっていくのがコツです。

 

また、これも先ほど述べたことですが、この類の本ばかり読んで、肝心な勉強の部分がおろそかにならないように注意してください。

 

この記事で挙げた3冊以上を読むなら、知識を詰め込んだ方がいいと思います。

ただし、勉強に疲れてしまった時などは、気分転換・息抜きとして新しいハウツー本を読み、モチベーションを上げるのも手ではあります。

 

その際は、この記事で挙げた3冊のように

  • 何回も読み直してエッセンスを少しずつ吸収する

という読み方ではなく、

  • ただの息抜きのための読み物としてさっと1回読んで、読んだらブックオフに売ってしまう

くらいのスタンスがおすすめです。このブログも含めて笑

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

 

 

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"瞬間作文"とは、日本語の文を見て(聞いて)、それをすぐさま外国語に直すトレーニングのことを言います。

元々は『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』という英語の参考書が最初ですが、この本によって瞬間作文というトレーニング方法の有効性が広まり、現在は英語だけではなくさまざまな言語で瞬間作文のテキストが出ています。

 

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

 

 

中国語でもこの瞬間作文トレーニングを意識した本が何種類か出版されています。

今回は、

  • 中国語の瞬間作文トレーニングができるおすすめ本
  • おすすめの勉強法

の2点を中心に紹介していこうと思います。

 

瞬間作文の効果とは?

具体的なテキストと勉強法の前に、瞬間作文の効果について簡単に紹介しておこうとお思います。

 

瞬間作文の最大の効果は、ずばり言ってスピーキング力アップです。

瞬間作文をやることで、文法事項が単なる知識としてだけではなく、身体に浸透します。

日本語を見てから間髪入れずに中国語に訳さなければいけないので、瞬間作文ではじっくり考えているヒマはありません。

瞬時に文法的に正しい文を作る、このトレーニングを何回も続けていくことで、感覚レベルで文法を習得することができるので、結果として正しい中国語の文を瞬時に作ることができるようになります。

つまり、スピーキング力が上がるというわけです。

 

おすすめテキストはずばりこれだ!

瞬間作文ができる中国語テキストは何種類か出ていますが、それらの中でもダントツでおすすめなのが『口を鍛える 中国語作文 語順習得メソッド』です。

 

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【初級編】

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【初級編】

 
[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【中級編】

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【中級編】

 

 

『口を鍛える 中国語作文』は『初級編』と『中級編』の2冊が出ていますが、2冊どちらにも取り組むようにしてください

『初級編』では基本的な文の作り方から比較、中国語において学習のネックとなる補語の基本まで勉強、続く『中級編』で慣用表現のストックを増やして知識を深めていく・・・という流れになっています。

この2冊を通してやることで、実用上必要な文法事項をひととおり学習できるので、必ず2冊セットで最後まで学習するようにしましょう

 

『口を鍛える 中国語作文』それぞれ75のテーマに分かれており、ひとつのテーマに収録されている文は8つです。

つまり、1冊で600文のストックをためることができます。

 

『口を鍛える 中国語作文』の勉強方法

①中国語を隠して訳してみる

 『口を鍛える 中国語作文』は、見開き1ページで左側に日本語、右側に中国語というレイアウトになっています。

まずは、紙などを使って右側ページを隠し、日本語を中国語に訳していくトレーニングをしていきましょう。

 

ちなみに"瞬間"作文とは言いますが、1回目からスピードを意識する必要はありません。

 

何回も繰り返しトレーニングしていくうちに、だんだんと瞬間的なスピードに近づいていけばいいんです

 

 

②音声CDを聞く

このテキストにはCDが付属しており、「日本語→中国語」の順番で音声が録音されています。

これを聞いて、中国語の発音をしっかりと確認しましょう。

 

ちなみに、この段階で発音に四苦八苦してしまうと言う人は、一度発音のみを取り上げた本を1冊こなしてから再びチャレンジするのをおすすめします。

中国語の基本はとにかく発音です。

 

(参考記事)

kazuuiword.hatenablog.com

 

また、日本語を聞いてそれをテキストを見ずにすぐさま中国語に変換していくトレーニングもしてみましょう。

口パクでやっても効果があるので、テキストを広げて勉強できない通勤電車の中などでもできます。

 

注意点

①と②のトレーニングを繰り返し繰り返し行い、最終的に瞬間的に反応できるレベルに仕上げていけばOKです。

が、ここでひとつ注意点があります。

 

まず、1テーマの前半4文を消化したら、次のページに移ってしまいましょう。

 

瞬間作文トレーニングは、同じページに載っている例文はどれも似ているので、真面目に1ページ1ページすべてやっていたら嫌になって挫折してしまう可能性が高いです。

 

1周目に前半4文、2周目に全8文、という流れで消化するとびっくりするほど挫折しにくくなります。ぜひ試してみてください。

 

"おかわり"でもう1冊

 『口を鍛える 中国語作文』が8割方終わったら、"おかわり"としてもう1冊別のテキストを購入して挑戦してみましょう。

おすすめなのは、『通訳メソッドを応用した中国語短文会話800』です。

 

通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

 

 

この本には、

A:どこで乗り換えるの?

(在那儿换车?)

B:乗り換えなくていいんです。

(不用换车。)

などの、日常生活で使えそうな会話が合計800個収録されているテキストです。

 

おすすめなのがなんといってもCDで、高速スピードでガンガンで録音されています。

このCDを聴くことで、ぼくはリスニング力がかなり付きました。

瞬間作文をして、十分文を理解した上でCDを聞き込むことで、スピーキング力とリスニング力のアップが期待できるので、会話能力が爆上がりします。

 

ちなみに、この本の他だと、『キクタン』という単語集を使って瞬間作文トレーニングをするのもおすすめです。

 

キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

 

 

『キクタン』は単語集ですが、それぞれの単語に例文がついており、これが瞬間作文の教材として使えます。

ボキャブラリーを効率的に増やしながら瞬間作文もできるのでかなりおすすめです。

難易度についても、『キクタン中国語』はレベル別に6冊も出ているので、自分のレベルにあった1冊を見つけることができます。

 

まとめ:なんでも教材に!?

というわけで今回は中国語の瞬間作文トレーニングができるおすすめ本と勉強方法について紹介してみました。

この記事で紹介した本を消化できた後の話ですが、その後も瞬間作文は断続的に続けていくのがおすすめです。

専用のテキストでなくても、日本語とその中国語訳さえあれば、瞬間作文トレーニングはできます。

中級を超えたら、その時使っているテキストを用いて、瞬間作文してみてください。これを定期的にやることで、スピーキング力の大きなアップが期待できます。本当です。

それでは!

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【初級編】

[CD2枚付]新版 口を鍛える中国語作文-語順習得メソッド【初級編】

 

 

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『総合英語 Forest』(桐原書店)が販売終了!大ベストセラーの英語テキストが姿を消すその理由とは?

先日、なんとなくAmazonで英語テキストをチェックしていたら、『総合英語 Forest』の在庫が切れているのを発見しました。

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

 

これを見たとき、「ちょっとおかしいな」と感じました。

『Forest』といえば、400万部以上売れている大ベストセラーの総合英語テキストですが、最近発売されたわけではないので、いくら売れているとはいえAmazonで在庫がなくなるわけがないと思ったからです。

 

「え、もしやフォレスト終わった・・・?」

 

いやいやそんなことはありえない。だってあのフォレストだぞ。なくなるわけが・・・。

動揺しながらも出版元の桐原書店公式HPを見てみると、「お知らせ」として、

 

1999年の初版刊行以来、多くの読者の皆さまを「英文法の森」へと誘ってきました『総合英語Forest 7th Edition』ですが、現在庫限りを持ちまして販売終了の運びとなります。
長年のご愛顧に心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。

(引用元:http://www.kirihara.co.jp/tabid/179/Default.aspx)

 

と載っていたんです。

 

"神"文法テキスト

率直に言ってこれは「めちゃくちゃショック」でしたね。

というのも、『Forest』は中3の時からず~っと使っている英文法テキストだからです。

当時通っていた塾の本棚に『Forest』があって、何気なく手に取って読んでみたのがきっかけでした。

読んでみて、

 

「なんだ、これ読めば全部終わりじゃん」

 

と思ったんですよね。

『Forest』の解説は、学校の先生よりも、塾の先生よりも、何倍もわかりやすかったんです。

 

「こんなにいい本があるならもっと早く教えてくれよ!もう大人は信用しない!」

 

そう思いました(どうしてもう大人を信用しないのかはわかりません。中3だから許して)。

とにかく、そのくらいの衝撃がありました。

そして、当時中3だったぼくは、『Forest』を使って中学レベルどころか、分詞構文や関係副詞などの、高校レベルまで独学で学習してしまいました。

中学終了時にネタで解いてみたセンター試験で7割以上取れたので、実際結構定着していたのだと思います。

 

「自慢かよ!」

 

という感じだと思いますが笑、とにかくぼくが言いたいのは『Forest』がすごいというかマジでヤバすぎるということです。

中学生が読んでもわかっちゃうくらい解説がわかりやすいんですよ。

 

もちろん、思い出補正も大いにあると思いますが、このクオリティのテキストが姿を消してしまうのは本当に残念としか言いようがありません。

 

なぜ販売終了に?

多くの人が気になるのは「どうして販売終わっちゃうの?」という点だと思います。

ここで、先ほども一部引用した公式HPからまた引用します。

 

現在日本の英語教育は大きな変化の時を迎えております。
2020年から小学校5,6年生で英語が正式教科となり、また大学入試に関しても2021年からセンター入試に代わる新たな試験の導入、そして4技能を有する外部試験の利用が始まります。
英語学習者、とりわけ大学進学を目指す中学生、高校生の皆さまにとって真に必要な学習要素、学習項目、また学習方法を見直す時期に来ていると私たちは考えています。
それはつまり英語の学習要素、学習項目、学習方法も新たなステージへ向かわなければならないということです。

 (桐原書店公式HPより引用)

 

はっきりと「これが販売終了の理由です」とは言っていないものの、「お知らせ」を見る限り、これが唯一、販売終了の理由として取れる部分です。

要するに、

 

「時代と共に変わってきている英語教育について再度見直さなければいけないからいったん終わりにします」

 

ということなんですが、ぼくも含め『Forest』ファンにはこの説明はしっくりこないでしょう。

現代における英語教育のニーズは、ずばり言って「スピーキング強化」です。

「難しい文章の読解とかはいいから、英語話せるようになろうよ」という時代の流れですね。

 

ただ、これを考慮したとしても、『Forest』は全然まだまだバリバリ現役で使えるテキストです。これは間違いない。

 

桐原書店さん全体としては知りませんが、少なくとも『Forest』は「新たなステージ」に向かう必要はありません。完成されたすばらしさがあります。英語教育の方針がどうなろうが今後も多くの学習者に愛用されていくことは間違いないです。

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会社に問い合わせてみた

これじゃあ納得がいかない!

ということで桐原書店に実際に問い合わせてみました。

ぼくの疑問点は、

  1. 『Forest』の改訂版が今後出ることはあるのか?
  2. 販売終了の理由は?

の2つでした。

問い合わせてみたところ、担当の方が親切に答えてくださいました。

 

どこの馬の骨かもわからん奴に丁寧に答えてくださって感謝の念しかないですね。

 

以下、実際の問い合わせでわかった内容です。

 

今後改訂版は出る?

公式HPに

『総合英語Forest 7th Edition』ですが、現在庫限りを持ちまして販売終了の運びとなります。

と書いてあったので、

 

「ひょっとして終わるのは第7版で、このあと第8版が出るのでは?」

 

というかすかな望みにかけて聞いたのがこの質問でした。

 

が、やっぱり『Forest』という参考書自体が終わりで、今後改訂版や復活版として『Forest』が出ることはないそうです。

 

販売停止の理由は?

理由は2つとのこと。

ひとつは、HPにもあった通り、変化する英語教育のニーズについて見直す地点にきているという点。

具体的には、スピーキング強化をもっと取り入れたテキストを作っていく方針だそうです。

 

そして、もう一つは、

 

「権利の問題」

 

 とのこと。

 

権利の問題!?

(最初に断っておくと、ぼくが担当の方から聞いたのは「権利の問題」のひとことのみで、詳しい内部事情は一切聞いていません。以下は風のウワサおよび妄想が含まれていることに注意してください。)

 

去年(2016年)の終わりくらいに、『総合英語Evergreen』という参考書が出版されました。

 

総合英語Evergreen

総合英語Evergreen

 

 

わかる人は表紙だけで感じたかもしれませんが、この『Evergreen』は、『Forest』そっくり、というか改訂版かというくらい似ていました。

なんと作者についてもほぼ同じです。

 

出している出版社が「いいずな書店」という『Forest』を出している桐原書店とは全く別の会社なので、実はこれが出た当時、ぼくも「あれ?どういうこと?」と思って色々調べたことがありました。

 

すると、「いいずな書店」が桐原書店と『Forest』の権利についてもめている的なことがわかったんです。

 

繰り返しますが、この部分については問い合わせでわかった内容ではありません。証拠はありません。

 

『Evergreen』発売後は、『Forest』と『Evergreen』がどちらも書店に並んでいる状態で、書店によっては「君はどっちを選ぶ!?」的なコーナーを作っていたりもしました。

 

(写真は新宿紀伊国屋書店語学フロア。許可をいただいて撮影しています。)

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以上のことより、

  • 『Forest』をめぐるもめ事に決着がついた。
  • 桐原書店に『Forest』を出版する権利はなくなった

という仮説が立てられます。

 

欲しい人はどうすればいい?

2017年9月19日現在、大手書店を見ると、まだ『Forest』が置いてあります。

なので、『Forest』が欲しい人は今のうちに買うか、Amazonやブックオクで中古のものを探しましょう。

 

ただ、ぼくのように昔学生だった時に使っていて、思い出がある・・・というような人以外は、いいずな書店の『Evergreen』を買うのがいいと思います。

 

総合英語Evergreen

総合英語Evergreen

 

 

イラストや紙面の色合いが少し違いますが、ほぼ『Forest』と同じだと考えてもらって大丈夫です。

ただ、現在(2017/9/19)Amazonで在庫がなく、また、いいずな書店のホームページやTwitterなどを見ても、まだまだ「いいずな書店」という会社自体が発展途上と判断せざるを得ず、『Evergreen』に関しても今後どうなっていくかはわからないな・・・というのがぼくの個人的な考えです。

 

一応、ぼくが確認した限り『Evergreen』は大きめの書店ならどこでも在庫があるので、とにかく、欲しい人は有名な本屋に行ってみるのが良いでしょう。

 

まとめ

というわけで今回はベストセラーの英語テキスト『総合英語 Forest』販売終了についてごちゃごちゃと書いてみました。

最初、販売終了の知らせを見た時はショックを受けましたが、『Evergreen』として今後生き続けていくことがわかり、とりあえずはほっとしました。

ただ、やはり『Forest』としての『Forest』が終わってしまったのは、少し残念ですね・・・。

今後の動向も追いかけていこうと思います。

 

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英語の勉強時間は1日何時間がベストなのか?学習効果が最も高い勉強時間について考えてみた。

どうも!かずーいです。

ありがたいことに英語の勉強方法についての質問をよくいただくのですが、その中でも多いのが、

 

「英語は1日に何時間勉強すればいいですか?」

「単語学習は1日どれくらいやればいいですか?」

「何時間勉強されてますか?」

 

などの、勉強時間に関する質問です。

 

ただ、これらの質問をいただく度に、実はちょっと困っています

 

というのも、「勉強時間は~時間がベストですよ!」というようにバシッと答えるのが非常に難しいからです。

 

学習効果が高くなる理想の勉強時間というのは確かにあるんです。あることはあるんですが、それは人によってかなり変わってきます。

たとえば、ぼくは普段の勉強時間は1~3時間で、平均すると2時間くらいです。ただ、疲れている時は20分だけ勉強して「まぁゼロよりはましか」という日もあります。

しかし、これがそのまま別の人にも当てはまるわけではありません。

もっと長い時間を勉強に充てた方がいい人もいるでしょう。短い方がいい人もいるかもしれません。

 

こんな感じで、一概には言えないのが勉強時間です。

しかし、"個人個人の理想の勉強時間の見つけ方"というのはあるので今回はそれを紹介していこうと思います。

ポイントは、

  • 継続
  • 集中力

の2つです。

 

継続できるのか?を考えよう

勉強時間をあまりに長い時間に設定してしまうと、継続できなくなってしまうので注意です。

 

「よし、明日から6時間勉強するぞ!」

 

などと意気込んで勉強をスタートさせる人は結構多いのですが、1日に6時間も勉強するのはかなりの負担です。それに、仮に社会人の場合、これだけの勉強時間を捻出するためには、帰宅後だけではなく出社前や昼休憩も勉強する必要が出てくるでしょう。

 

こんな無茶な勉強が続くわけがありません。

 

語学学習において重要なのはなんといっても継続です。

ドカンと8時間勉強して、3日休む・・・このような勉強をするよりは、1日2時間の勉強を4日続けた方が効率良く実力を伸ばすことができるんです。

 

これは、睡眠という観点からも説明できます。

人間の記憶が定着するのは寝ている時です。

勉強した直後から、勉強したことが記憶に定着し始めるわけではありません。その後に寝ることで、やっとバッチリ頭に残るわけです。

1回の睡眠で記憶に定着できる情報量にも限界があるので、一気にガッと勉強して休むよりは、毎日継続させた方が結果として伸びるというわけですね。

 

話を戻すと、1日の勉強時間は、

 

自分がムリなく毎日継続できるくらいの時間

 

をまずは目安にするのがおすすめです。

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集中が続く時間内で設定しよう

勉強時間を考えていく上でもう一つ大切なのが「集中力」です。

具体的には、

 

集中力が続く時間内で勉強時間を設定する

 

ということです。

 

以前、「リスニングはとにかく集中力が大事!」という内容の記事を書きましたが、

 

(参考記事)

リスニング上達のカギは「集中力」!高い集中レベルでリスニングに取り組める勉強法を紹介します。

 

リスニングに限らず、語学学習では勉強中いかに集中できているのかが重要です。

「密度の濃い学習をするのが大事」という言い方をしてもいいかもしれません。

 

勉強時間を決める上では、

 

ガッと集中して取り組んで、その集中が途切れるまで

 

を目安にするのがおすすめです。

 

何年も勉強しているのにイマイチ結果が出ないという人によくあるのが、集中せずにダラダラと長い時間勉強しているパターンです。

はっきり言って、集中せずにダラダラやる勉強にはほとんど意味がありません。

集中して取り組み、集中力が切れたらそこでパッとやめる、これが理想なんです。

 

ちょっとぼく自身の勉強を例に挙げてみます。

ぼくは、経験的に1日に覚えられる単語数の限界は20個だとわかっているので、それ以上覚えることはしません。

21個目以降の単語暗記は、集中力が著しく低下してしまうので、別のことをやった方が自分の場合は生産的だからです。

ただ、そのかわり、その日に覚える20個には全集中力をもって取り組みます。

 

このように、その日に集中して取り組める量に対して全力で取り組み、あとはパッとやめる、このスタンスで勉強した時の総勉強時間が理想の勉強時間です。

 

記事冒頭でも書いた通り、これは人によって大きく変わります。実際に勉強を続けていく中で自分で見つけてみてください。ぼくの場合は平均2時間くらいでした。

 

勉強時間ゼロの日を作らない

これは、先ほど書いた「継続」とも関連しているんですが、

 

勉強時間が普段より短くなっても、ゼロの日は絶対に作らない

 

というのはルールにしましょう。

 

ここまで説明してきた2つのポイントに従って勉強時間を設定したとしても、時には仕事や遊びでめちゃくちゃ疲れて今日はもう勉強時間を確保できそうにない・・・という日もあると思います。

ただ、そういう日でも、5分でも10分でもいいので勉強をするようにしてください。

 

理由は、継続して勉強する習慣をつけるには何十日もかかるのに対し、「勉強しない習慣」は1日でついてしまうからです。

誰でも経験があるかと思いますが、勉強って、サボると本当にすぐやらなくなってしまうんですよ。

 

「勉強時間ゼロ」に対しては、とにかく恐怖心を持っておくべきです。

本当に疲れてムリ・・・という日でも、頑張って5分だけ集中して勉強してみてください。

 

まとめ

というわけで今回は勉強時間についてごちゃごちゃと書いてみました。

まとめると、勉強時間は

  1. 毎日ムリなく継続でき
  2. 集中して勉強に取り組める

時間がベストです。

 

ぼくの場合は平均2時間でしたが、人によって変わるので、日々の勉強を通して探っていくしかありません。

ただ、この2点を考えて試行錯誤を繰り返せば、必ずしっくりくる勉強時間がわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは!

 

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TOEIC900点のぼくが990点をどうしても取りたい理由。満点を目指す意味とは?

どうも!かずーいです。

ぼくは現在TOEICの自己ベストが980点で、満点まであと10点という状況です。

 

直近7回の受験履歴はこんな感じ。

  • 第194回(2014/10/26) 875点(L440 R435)
  • 第196回(2014/12/14) 910点(L475 R435)
  • 第200回(2015/05/24) 955点(L490 R465)
  • 第205回(2015/11/15) 930点(L465 R465)
  • 第208回(2016/03/13) 965点(L495 R470)
  • 第213回(2016/09/25) 980点(L495 R485)
  • 第215回(2016/11/20) 975点(L495 R480)

 

約2年半前に初めて"英語ができる人"の指標となる900点を達成、その後も2回スコアが下がっていますが、全体的には右肩上がりです。

ただ、日付を見ていただければわかるかと思いますが、約10ヶ月前に975点を取って以来、受験自体していません。

 

900点を超えるとコスパが悪い!?

「あと10点で満点なのにどうして受けなかったの?」

と思う人もいるかもしれませんが、「あと10点だからこそ受ける気が起きなかった」んです。

 

この10ヶ月、「TOEIC受けようかな」と思った時もあったんですが、その度に

 

あと10点詰めるための努力をするなら、その労力を別の勉強に充てた方がコスパ良くね?

 

という気持ちになってしまったんですよね。

 

TOEICは、それでなくてもいろいろと消耗する試験です。

 

 

と以前ツイートしましたが、TOEIC受験はぼくにとって大きなイベントで、やると決めたら集中してリソースを割いて取り組むものです。

 

なので、980点まで来てしまうと、同じ勉強時間・体力を割くなら、英語と並行して学習している中国語学習や、英語の勉強をするにしてもスピーキング練習などをやった方が明らかにコスパが良いわけです。

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でも、やっぱり満点が欲しい

そんな感じで1年弱経ってしまったわけですが、ここに来てまた

 

やっぱりTOEIC満点欲しいから勉強して受験しよう

 

という気持ちになっています。

本当に急にそういう気持ちになったので最初はどうしてこういう気になったのかわからなかったんですが、冷静に考えてみると2つの理由があることがわかりました。

 

①なんか気持ち悪い

990点満点のテストで980点だと、なんかムズムズするというか、あと10点なのに取ってない・・・というのが単純に気持ち悪いんですよね。

 

ゲームで例えるとしたら、ラスボスだけ倒してないみたいな状況です。

 

いや、これはちょっと違うかな・・・。

 

900点を取った時点でラスボスは倒してるんですが、やり込み要素の果てとして存在する真のボスを倒してないみたいな感じです(意味不明ですみません)

 

ポケモン図鑑を全部完成させてないみたいな感じかもしr(略

 

とにかく、満点取ってTOEICというゲームをきれいにクリアしたいんですよね。

 

②語学ブロガーとしての説得力が増す

2つ目の理由です。

これは正直あまり言いたくないことですし、言うべきではないとすら思いますがぶっちゃけます。

 

ぼくは普段ツイッターやブログで英語を中心とした外国語の勉強方法を発信しているわけですが、

 

TOEICで990点持ってたら今よりも言ってる内容の説得力が増し、見てくれる人も増えるのではないか

 

と思うわけです(ゲス顔)。

 

就職のためのアピールなら、正直言って900点でも990でも大差はありません。

一回だけ転職サイトで「TOEIC950点以上」という条件付きの求人を見たことがありますが、基本は最も高い条件は「TOEIC900点以上」で、仕事という面で見れば900点以上を詰めていく意味は薄いと言えます。

 

しかし、ぼくのように"英語学習者に対して発信している"身としては話が別で、TOEICで満点というのは、絶大なるパワーを持っているんです。

 

社会人向けにレッスンをしている英語講師を見ればわかりますが、彼(彼女)らは、みんな揃って「TOEIC満点」や「英検1級」を全面的にアピールしています。

これを見て「TOEICとか英検じゃ本当に英語ができるかわからないよね」などと文句をつける人がいますが、これは完全にポイントがずれています。

 

ぼくや英語講師を含め(一緒にしてすみません)、英語学習者に対して発信をしている人が、自分のやっていることの説得力を証明する方法としては、TOEICや英検をアピールするのが現状唯一の手段となっているんです。

 

資格でアピールする以外には、英語をペラペラ話すYoutubeビデオを作ったり、ツイキャスなどのライブ放送アプリを使う、という方法もあるかもしれませんが、これらはまず見てもらう・聞いてもらうための敷居が高く、ツイッターやFacebookのプロフィールに資格をポンと書く方が圧倒的に気軽で、露出も多くなります。

 

正直に言うと、ぼくは自分の資格をネット上に書いて「どや!」とやりたい気持ちは1ミリもありません。

ただ、語学について気付いたことを書いたツイッターやブログは、できればそこそこ多くの人に見てもらいたいという気持ちがあります。

 

顔も実名も経歴も出していない、何者でもないぼくが「この人の話面白いから聞いてみよう」と思ってもらうためには、やはり第一段階として資格を書くのがベストだと思うのです。

そのためのインパクトして990点が欲しいわけです。

 

まとめ:やるだけです

というわけで今回はTOEICで900点越えしているぼくが満点を目指したい理由でした。

ごちゃごちゃ書きましたが、とにかく問題集を買ってコツコツやり、受験するだけです。

それでは!

 

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3年で日本語をマスターした外国人から語学学習方法を教えてもらったので共有します

日本人だと勘違い

お盆休み、京都を旅行中に泊まったとあるゲストハウスで、そこに泊まっていた中国人の大学生と友達になったんですが、この中国人、間違いなく自分史上いちばん日本語が上手な外国人でした。

 

共同スペースでまったりしている時に「京都でおすすめの場所はどこ?」と聞かれたのが会話を始めたきっかけだったんですが、

 

最初の5分は、彼女のことを日本人だと思っていました。

 

誇張ではなく、本当にそう思っていたんです。

 

日本語が上手な外国人の知り合いはたくさんいるんですが、ちょっと話せばみんなすぐに非ネイティブだということはさすがにわかるレベルです。

でも、今回出会った彼女は違いました。

「私、中国出身ですよ。」

と言われるまでわからなかったんです。

 

しかもこの彼女(名前は仮に王さんとします)、帰国子女とか親が日本人というわけではなく、高校1年生の時に独学で勉強を始めて日本語学習歴はまだ3年だそうです。

 

語学学習方法を日々追求しているぼくとしては、言い方は悪いですが、こういう人は最高の研究材料で笑、どうやって勉強したのか根掘り葉堀り聞いてしまいました(たぶんヤバい奴だと思われてる)。

今回は、彼女から聞いた学習方法をまとめて紹介していこうと思います。

 

テキストは退屈すぎる⁉︎

まずぼくが王さんに聞いたのは

 

「どんなテキストを使って勉強したの?」

 

ということでした。

3年でこれだけのレベルに到達するんだから、最強の日本語学習テキストを使ったんだろうな→それはどんな本なんだろう?と思ったからです。

しかし、彼女から返ってきたのは予想外の返答でした。

 

「教科書は使いませんよ。だってつまんないじゃないですか!」

 

え・・・。どういうこと?

 

と思ったんですが、詳しく聞いてみると、「教科書を使うことは使うんだけれど、本当の初級段階の知識を習得するのだけに使って、あとは基本使わない」ということでした。

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生の外国語に触れろ!

では、初級知識を身に付けたあとは何をするのかというと、

  • ドラマや映画、テレビ番組を見たり
  • 実際に現地に行ったり

して、どんどん生の外国語に触れていくのがベストだとのこと。

 

これについては、ぼくもほぼ完全に同意ですね。

 

この勉強方法を聞いて、

 

「そんな急に生の外国語に触れても、全然わからないんだから意味ないじゃん!」

 

と思った方も結構いると思いますが、以前『英語初心者こそ「生の英語に触れる」のが大事!』というタイトルでこのブログにも書いた通り、

kazuuiword.hatenablog.com

 

初級段階でも、どんどん生の外国語に触れていかないと、いつまでたっても実際に使われている外国語が理解できるようにはならないんです。

教科書ももちろん大事です。大事なんですけど、部屋の中でずっと本とにらめっこしていただけでは本当に使える外国語力は身に付かないんですよね。

 

あと、王さんは

 

「生の日本語に触れないと、実際に現地で話されている話し言葉が身に付かない。教科書だと、会話テキストと銘打っておいて、中身は書き言葉の文章だったり、実際には使われない表現だったりする。」

 

とも言っていて、これもなるほどなーと思いました。

 

英語で例を出してみます。

 

中1レベルの会話テキストには決まって

A:Hello, how are you? (元気ですか?)

B:I am fine, thank you, and you? (はい、元気です、あなたは?)

という一連の流れが載っていますよね。

でも、実際はもっとさまざまなバリエーションがあり、これが使われることは稀といってもいいくらいなんです。

 

A:All right? (うす)

B:Yep... (おう)

 

みたいなやり取りはテキストにはなかなか載っていません。

 

現地のカルチャーにハマれ!

王さんからは色々ためになる話を聞けたんですが、いちばん印象的だったのは、実は話の内容ではなく、テレビを見ている時の王さんでした。

『嵐にしやがれ』という番組が始まったときに、王さんは顔の前で手を組んで、目をキラキラさせながら番組を見ていたんです。

 

「これだ!」

 

と思いましたね。

どういうことかというと、王さんは嵐が大好きで、嵐の番組やインタビューを日本語で見たいというのが大きなモチベーションとなっているのではないかと思ったんです。

※嵐・・・ジャニーズ事務所所属の国民的スーパーアイドルグループ

 

さっき、現地のドラマやテレビ番組、映画を見るのが大事だと書きましたが、いくらこれらが外国語学習に効果があると言っても、

 

好きじゃなかったら継続しませんよね。

 

なので、やっぱりなんでもいいから現地のカルチャーにハマっている人は強いのではないかと思いました。

 

実際、その場に1年半で日本語を中級レベルにしたイギリス人もいたんですが、彼も日本のアニメとゲームが大好きで、「スマブラ買ったぜ~」と朝から自慢してきてダルかったのを覚えています。

 

ちなみにツイッターでこの話をしたところ、韓国語学習者の友達から、韓国語もポップカルチャーが学習者の大きなモチベーションになるケースが多いとの情報をもらいました。

 

韓国はポップカルチャーが本当に充実してますからね。ドラマもクオリティの高いものがバンバン作られています。

 

ちなみに英語だと、海外ドラマが好きな人は勉強に大いに活かせますね。

アメリカのドラマは他の国のドラマに比べて製作費が文字通りケタ違いで、種類も豊富です。

 

謙虚で貪欲

最後にもう一点、印象的だったのが、「日本語すごいですね!」とその場にいた日本人みんなに褒められても、王さんは自慢することもなく、むしろ反対に

 

「自分の日本語はまだまだ。もっともっと勉強しないといけない。」

 

と何度も言っていたことです。

 

ん~。まぁ、そういうことですね。

 

まとめ:もちろん参考程度に・・・

というわけで今回は自分史上いちばん日本語が上手だった外国人について書いてみました。

いろいろ書きましたが、これらはあくまで参考程度に・・・ということだけ最後に注意点として書いておこうと思います。

たとえば、「基礎ができたら現地に行っちゃう」については、戦略としては有効ですが、現地に行ってからそこで頑張るのが当然必要で、行ったからできるようになるわけではありません。 

 

たとえば、日本語を勉強している中国人で、日本に留学しに来たは良いが、中国語で生活してしまってあまり上達しないパターンがある、とツイッターで現役の日本語教師の方に教えていただきました。

 

また、「基礎ができたら教科書は使わない」に関しても、よほど語学が得意な人ではない限りは真似しない方がいいでしょう。

教科書はベースとしつつ、生の英語に触れるトレーニングを定期的に行う、というのが現実的な戦略かなと思います。

 

まぁ、実践してみるのかは別としても、こういうスゴい人の言うことは、情報として頭の片隅に置いておいて損はないと思いますね。

というわけで今日はこの辺で!

 

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ゲストハウスは英会話を練習する絶好の場所!国際交流を通して英語の勉強ができます。

ゲストハウスを知っていますか?

ゲストハウスとは宿泊施設の形態のひとつで、いわゆるバックパッカーが泊まるような安宿のことを指します。

国内だと東京や大阪、京都などの観光地でも2000円〜3000円代程度、東南アジアだと1000円を切る場合もあり、その安さが大きな魅力です。

しかし、その分部屋はドミトリー(相部屋)のタイプが多く、その他に共同スペースがあり、キッチンや冷蔵庫、トイレ、シャワーなども共同というのが普通です。

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ぼくも(貧乏)ひとり旅が好きで、旅をする時はゲストハウスをよく利用しています。

普通のホテルではなくゲストハウスに泊まる一番の理由はお金がないからなんですが笑、ゲストハウスには、安いという点以外にも、

 

他のゲストと英語を使って会話をする機会がたくさん得られる

 

というメリットがあり、これを期待してゲストハウスに泊まっている部分もかなりあります。

実際、英語を勉強している人には、ゲストハウスに泊まって国際交流をするのが、英語学習という観点から言ってかなりおすすめなんです。

 

英語を使わざるを得ない状況

ゲストハウスは普通のホテルとは違い、そこに泊まっているゲスト同士がコミュニケーションを取らなければいけない場面がたくさんあります。

通路をゆずってもらった時の「Thank you (ありがとう)」や、邪魔になってしまった時の「Sorry (すみません)」はもちろん、部屋やシャワールームなど、共同で使うものも多いので、それらを利用する際は、信用という意味でも常にコミュニケーションを取るのが必要になってきます。

 

で、ゲストハウスではこういう場面では英語を使うのが基本です。

もちろん、もう「この人日本人だな」とわかっていたら日本語で大丈夫なんですが、ゲストハウスはとにかく国際色豊かで、色々な国の人が泊まっているので、自然と英語が共通言語になるんです。

 

ゲストハウスに泊まることで、英語が下手でもなんでもとにかく使わなければいけないという状況に身を置けるので、英会話力のアップが期待できます。

 

特に、英語フレーズをとっさに言う瞬発力が鍛えられます。

これは、家で机に向かって勉強している時にはなかなか鍛えられないスキルです。

 

共同スペースでおしゃべりしてみよう

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たいていのゲストハウスには、食事を取ったり、ソファーが置いてあってみんなでまったりできたりするような共同スペースがあります。

 

上級者は、ぜひこの共同スペースで英語を使って他のゲストと交流してみてください。

 

「初対面の外国人といきなり英語で会話をする」というのは、英会話力の向上にかなり有効です。全力で頭を使いますし、何より楽しいというのも魅力です。

 

楽しく話しているうちにすっかり友達になって、さらに知らないうちに知らないヤツがどんどん加わっていって、大宴会になっているようなこともよく起きます笑。

 

会話を始めるコツ

とは言っても、慣れていない人には共同スペースでのおしゃべりはちょっとハードルが高いと思うので、ちょっとしたコツを紹介しておきます。

 

まず、会った瞬間に会話を始めてしまうことです。

自分が後から部屋に入った場合は、

 

「Can I sit here? ここ座ってもいい?」

 

などと言えばたいてい「Sure! もちろん!」などと答えが返ってきて、そこから

「Are you traveling alone? ひとり旅ですか?」

などと会話を繋げていくことができます。

 

会った瞬間を逃してしまうと、みんなスマホをいじったりし始めて自分の世界に入ってしまい、会話がなかなか始まらないんですよね。

 

イベントもあるかも

適当にそこにいた人と会話を始める・・・という以外にも、ゲストハウスが主催している国際交流イベントに参加するのもいいでしょう。

毎日はやっていないと思いますが、ゲストハウスによってはゲスト同士の交流のために、パーティーを開いたりしています。

 

マナーは絶対に守るようにしよう

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他のゲストと交流するのは本当に楽しいんですが、マナーには注意しましょう。

 

よくあるのが、深夜に騒ぎすぎてしまうことです。

 

遅い時間だと寝ている人もいますし、ひどい場合は近隣住民からのクレームが来たり・・・という事態にまで発展することがあります。こうなると、ゲストハウス自体にも大きな迷惑をかけてしまいます。

 

具体的には、夜10時を過ぎたら声のボリュームには気を付けましょう。

 

また、政治や宗教の話は避けるのがベストです。

ぼくが経験したケースだと、なぜか香港の独立問題の話になり、その場にいた香港人と中国人が殴り合い直前!くらいの言い争いを始めたことがありました。

いろいろな国から人が集まっている場合は特に、繊細な話題は避けた方がいいですね。

 

Airbnbの宿は外国人が多い

海外旅行の場合は関係ないんですが、日本国内旅行の場合、ゲストハウスに泊まっても日本人ゲストが多い時が結構あります。

そこで、本当に国際色豊かなゲストハウスを探したい場合は、Airbnbを使うのがおすすめです。

www.airbnb.jp

Airbnbは家を宿泊施設として貸したい人と泊まりたい人をマッチングさせるサービスで、通常普通の家がメインですが、調べるとゲストハウスも結構あります。

法律がちゃんと整備されていない&認知がそこまで進んでいないこともあり、日本では利用者がまだあまりいない状況なので、Airbnbでゲストハウスに泊まると外国人だらけです

国際交流を楽しみたい人は利用を検討してみるのもいいでしょう。

 

まとめ

以上、今回は「ゲストハウスが英会話力向上におすすめ!」という話でした。

ゲストハウスは、英語を勉強している人にとっては本当に楽しい空間なので、ぜひ利用してみてください!

英会話レッスンで文法ミスを丁寧に指摘してくれる先生、本当にやめて欲しいという話。

どうも!かずーいです。

ぼくは、(オンラインなどの)英会話レッスンで、ミスをした時にそれを指摘されるのがすごくキライです!

 

こう言うと、

 

「いやいや、英会話レッスンって、話した時のミスを指摘して訂正してもらえるのがメリットなんじゃないの?そんなこと言ってたらいつまで経っても話せるようにならないよ。」

 

思う人がいるかもしれませんが、学習効果など別の面からも考えても、英会話レッスンではミスの指摘は最小限にしてもらうのが理想なんです。

 

ミスの指摘はやる気をなくす

まず、ミスの指摘って勉強のモチベーションをどんどん下げていくんです。

これは英会話に限ったことではないと思いますが、自分が何かをした時に、他の人から

 

「いや、それは違うよ。」

 

と言われると、次にまたトライしてみようという気が起きなくなりませんか?

 

普段日本語を使って生活している私たちにとっては、英語で話すということだけでも勇気が必要で、レッスン中に英語を話す時は、自信はないけど「えい!」と思って発話すると思います。

それを「違うよ」と言われてしまうと、次にまた話すときに

 

「これは正しい英語だろうか・・・?また間違ってたら嫌だな・・・。」

 

という気持ちになって、どんどんどんどん話す気がなくなっていきます。

 

英会話レッスンで大事なのは、間違ってるかどうかは気にせずに、とにかくたくさん話してみることです。

 

普段、ひとりで勉強していると、なかなか英語を話す機会を得ることができません。

英会話レッスンの最大のメリットは、実は「英語を頑張って話さなければいけない状況に強制的に自分を置ける」ところです。

ミスの指摘は、このメリットを小さくしてしまうわけです。

 

コミュニケーションを楽しみたい

英会話レッスンは、「コミュニケーション自体が楽しい」というメリットがあります。

オンライン英会話で外国人と話しているときは特にそうです。

自分が全く知らない文化や、異国の人の全く違った考え方を知ることができて、単純に楽しんですよね。

ぼくもオンライン英会話をよくやりますが、"勉強勉強してる勉強"をしたいというよりは、純粋に外人とコミュニケーションを楽しみたいというのが半分以上です。

 

ただ、ミスの指摘はこれの妨げにもなるんです。

 

いい感じに会話が盛り上がってきた時にミスの指摘をされると、せっかく盛り上がった会話がそこでプツッと切れてしまいます。

 

オンライン英会話中に、いい感じに会話が成り立ってきた時にミスを指摘されて、

 

「え、今いい感じに会話できてたのに止めないでよ!」

 

と思った経験がある方は結構多いのではないでしょうか?

 

「先生と生徒」の考え方はなくそう!

ちょっと前に、ぼくがオンラインでアメリカ人と英会話レッスンをしていた時の話なんですが、話してる最中、そのアメリカ人が、急に普段会話で使わないような難しい単語を挟んで話し始めたんです。

 

「不自然な話し方だな・・・」

 

と思ったので、

 

「え、何でそういう話し方なんですか?」

 

と聞いたら、

 

「いや、君は基本の単語は全部知ってるから、勉強のためにわざと難しい単語を使って話してるんですよ。」

 

という返事が返ってきたんです。

 

「・・・!?」

 

いやいやいや。

それをされたら、「普通は使わない表現」を覚えることになってしまうので、確かに難しい単語は覚えられるかもしれませんが、ぼくの英語学習全体に対してはマイナスの影響しかないですよ。

ネイティブと話すことで、自然な表現を吸収したかったぼくとしては、それをされるのは迷惑以外の何物でもなかったわけです。

 

まぁ、この先生の気持ちもわからなくはないんです。

「お金をもらって"先生"としてレッスンをやっている以上、何かしら教えないといけない」

そんな思いがあったのでしょう。

 

ただ、こういう「先生と生徒」みたいな関係にこだわる必要って、全然ないと思うんです。

 

"先生"は「外国語を話す練習相手をやってくれる人」であって、それ以上でも以下でもない

 

このくらいの関係性でレッスンをするのが一番です。

こういう関係性を保つことができれば、ミスの指摘も最小限になるでしょう。

 

そんなんで伸びるの?

ここまで、英会話レッスンにおいてミスの指摘はマイナスの影響になるという内容を書いてきました。

言っていることに納得していただけた人も多いとは思いますが、

 

「まぁ、それはわかったけど、ミスの指摘がなかったら会話力が伸びないのでは?」

 

と思った人もいますよね。

 

こう思う人は、英会話レッスンに対する考え方をガラッと変えてしまいましょう。

 

オンライン英会話は、

  1. 間違えてもいいから英語をとにかくガンガン話す機会であり、
  2. 先生の話す英語を浴びることで、表現のストックを増やしていく場である

と意識して取り組むのが一番英語力が伸びます。マジです。

 

「文法ミスを指摘して訂正してもらう」というのが含まれてないのがポイントです。

 

文法ミスの訂正は、英会話レッスンではなく、問題集を解きながら自分ひとりでやっていきましょう。

『TOEIC 文法問題 でる1000問』など、1冊こなすことで文法力の基礎を固められるテキストは何種類も出ています。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

 

 

文法は、先生から口で教わるよりも、自分で勉強した方が何倍も効率が良くなりますよ。

 

「それはできる人だから言えること」

 

と思う人もいるかもしれませんが、英語は初心者でもトコトン丁寧に解説されている文法テキストが出ているので、苦手な人でもできます。

たとえば、『中学3年間の英語を10時間で復習する本』は、中学レベルの英語を本当に10時間で復習できる本です。

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

 

 

「オンラインレッスンでミスを指摘して訂正してもらう」よりも、テキストで自分でやった方が断然おすすめですよ。

 

でもやっぱりフィードバックは大事

「自分が英語を話して、先生にミスを訂正してもらう」

これを前提にしたレッスンはやめた方がいいですが、ミスの指摘を全くのゼロにするというのもおすすめしません。

  • 本当に基礎的な文法(過去形の作り方など)のミス
  • ヤバイ誤解を与えてしまうようなミス

この2点については指摘してもらいましょう。

 

ただ、レッスン中に会話を遮って指摘してもらうのは前述した通りよくないので、

 

レッスン終了後に、テキストメッセージでミスとそれに対するアドバイスをまとめて送ってもらいましょう。

 

これがいちばんおすすめです。

こうすれば、レッスン中にミスの指摘におびえて話すこともありませんし、口頭の場合とは違って、テキストとしてアドバイスが蓄積されていくので、復習にも便利です。

 

まとめ

というわけで、英会話レッスンでミスの指摘をされたくない!という話でした。

いちいちミスを指摘してくる(してくれる?)先生にレッスンで当たったときは、

 

「間違いがあっても会話が成り立つ状態を目標にしているので、ミスの指摘はしないでください。ただ、大きなミスはレッスン後にフィードバックを下さい。」

 

とリクエストする、それかそれが面倒なら先生を変えてしまいましょう。

月刊『聴く中国語』のレベルと使い方!上級者向けのおすすめリスニング教材です。

中級以上の中国語学習者によくある悩みとして

 

「良い参考書がない!」

 

というのがあります。

 

最近は中国語の参考書もどんどん新しいのが出てきていますが、ほとんどがこれから中国語の学習を始める初心者向けのものばかりで、参考書自体は充実してきているものの、中~上級者向けのものについてはまだまだイマイチ、というのが現状なんです。

 

そんな状況ですが、参考書選びに悩んでいる中~上級者の救世主になるような神テキストがあります。

 

月刊『聴く中国語』という雑誌です。

 

月刊聴く中国語 2019年 02 月号 [雑誌]

月刊聴く中国語 2019年 02 月号 [雑誌]

 

 

これ、めちゃくちゃおすすめです。

今回は、この『聴く中国語』について、

  • 内容と難易度
  • この参考書を使うメリット
  • 勉強法

の3点をまとめていこうと思います。

参考書選びに迷っている中~上級者の方はぜひ参考にしてみてください。

 

『聴く中国語』の内容と難易度

内容は?

 『聴く中国語』は基本的にリスニングの教材です。

毎号、さまざまな中国語の文章がCD音声付きで収録されています。

(音声が付いていない文章もアリ)

 

内容は毎号微妙に違いますが、だいたい最初は

 

中国(たまに台湾)の文化に関連した文章

 

から始まります。

最近のものだと

  • 大陸の中国語と台湾の中国語の違い
  • 中国の祝日
  • 中国における日本アニメの受容

などが収録されていました。

どれも日本人の中国語学習者にとっては新鮮で、非常に興味深い内容となっています。

 

また、その他には、生のニュースを元にした文章が収録されています。

基本的に『聴く中国語』のナレーターが吹き込んだものですが、毎号ひとつは中国国営放送局の実際の音声も収録されており、リアルな中国語を体感することもできるようになっています。

 

その他にも

  • 日常会話定番フレーズ50
  • 常用コロケーション40
  • 「おもてなし」中国語会話
  • 生のインタビュー音声
  • 日本を紹介する文章
  • 中国の歌
  • 中華料理のレシピ的な教材
  • 小説

など、盛りだくさんな内容になっています。

 

レベルはどのくらい?

さて、気になるレベルですが、率直に言うと難しめで、少なくとも

 

中国語学習を始めて1年未満の初心者にはこなせない

 

ので注意です。

 

しかし、

  1. 2000語程度の基礎単語を覚えている
  2. リスニング、リーディングは中国語検定3級合格以上の実力がある

という人で、

  • 中検の2級・準1級を目指している

という人、つまり

 

初心者段階を抜けた人で、中~上級レベルを目指していきたい人にとってはピッタリのレベルになっています。

 

ただ、繰り返しになりますが、初心者段階の人は手を出さないのが無難です。

下記の記事で紹介しているような『ゼロからはじめる中国語』などを使い、基礎をまずは固めていった上で、『キクタン 中国語』などを使い、語彙を2000語程度まで増やしてから取り組むのをおすすめします。

kazuuiword.hatenablog.com

 

この本を使うメリット

①月刊誌である

『聴く中国語』は月刊誌で、毎月新しいのが出ます。なので、量的には無限に学習が可能です。

たとえ1か月以内に1冊終わってしまったとしても、バックナンバーを買えばいくらでもおかわりができます。

 

どんなに良い参考書でも、普通1冊やってしまったらそれで終わり。おかわりが欲しいと思っても無理ですよね。

これはこのテキストを使う大きなメリットだといえます。

 

また逆に、買ったはいいけど全くやる気が出ず、放置してしまったという場合でも、次号から買い直せば、また新たな気持ちでスタートすることができます

 

中途半端な状態で放り出してしまったテキストって、また勉強し始める気がなかなか起きないじゃないですか。

『聴く中国語』なら新たに買い直すことで再びフレッシュなスタートが切れるんです。

 

②飽きない

先ほども紹介しましたが、『聴く中国語』は内容がとにかく豊富です。

 

中国文化についての文章、ニュース、生のインタビュー、定番フレーズ&語彙強化、日本を紹介する文章、小説、中華料理の作り方、そして歌(本当に歌がCDに入ってます)。

 

こんなに内容が多種多様な教材は『聴く中国語』以外にはありません。

 

これだけ色々載っていると、勉強していて飽きが全然来ないんですよね。

勉強を楽しく継続できるんです。

 

ちなみに、これだけ内容が豊富ですが、それぞれの文章の量は長すぎず短すぎず、適切な量なので、ゴチャゴチャした感じが全くしません。

 

③知識も身に付く

『聴く中国語』では、中国の文化に関する内容が豊富に紹介されているので、これを使って勉強すると、リスニング力だけではなく、

 

背景知識も身に付けることができます。

 

特に今まで「こんにちは。お元気ですか?」「駅まではどうやって行けばいいですか?」などの日常会話しか勉強してこなかった人は、この教材を使うことで一気に中国語力を上げることができる可能性があります(マジです)

 

おすすめの勉強法

①好きなところからやろう

「最初のページからコツコツやって、全部終わらせるぞ!」

と意気込んでやると挫折する可能性が大なので、

 

「好きなところだけ、自分ができる範囲でこなそう」

 

くらいの気持ちでやった方がいいです。

 

②まずは内容を確認

CDを聞く⇔スクリプトを見る

というのを繰り返しながら、一通り内容を理解しましょう。

 

その際、わからない単語は後で見てもわかるようにペンで印をつけておきましょう。

 

また、復習をしていく中でどうしても覚えられない語彙については、それ用にノートを作ってまとめておくのがおすすめです。

 

(参考:ぼくの実際の語彙ノート)

f:id:yusuke-to-yondekudasai:20170704185018j:plain

 

あまりキレイにノートにまとめようとしないのがコツです。

 

ノートにまとめるという行為は"勉強"ではなく"作業"です。

大事なのはこのあとこのノートを何回も見直すこと。

書き留めるのはささっと適当にやってしまいましょう。

 

③リピーティング→シャドーイング

内容の確認が終わったら、

 

  1. スクリプトを見ないで、音声をある程度の長さ(覚えていられるくらい)聞く
  2. 聞いた内容を自分の口で再現してみる

 

というトレーニングをこなしていきます。

これはリピーティングと呼ばれるトレーニング方法で、リスニング力向上にかなり有効です。

 

(参考記事:リピーティングの詳しいやり方)

kazuuiword.hatenablog.com

 

余裕があれば、リピーティングをこなした音声を使ってシャドーイングもしていきましょう。

シャドーイングは音声を聞きながら数語遅れて自分の口で発声していくトレーニングで、これもリピーティング同様リスニング力アップに効果があります。

 

まとめ:誤植だけなんとかして欲しい

というわけで、中級者以上におすすめの中国語リスニング教材『聴く中国語』のレビューでした。

この本は、初級段階を抜け、実践的なレベルまで中国語力を高めていきたい人にとっては、現在出ているテキストの中で間違いなくベストな選択肢です。

 

「初心者レベルはなんとか抜けたっぽいけど、次に何をすればいいのかわからない!」

という人はぜひ取り組んでみてください。

 

月刊聴く中国語 2019年 02 月号 [雑誌]

月刊聴く中国語 2019年 02 月号 [雑誌]

 

 

あと、最後にひとつだけ微妙だなと思う点を書いておこうと思います。

 

このテキスト、ちょいちょい誤植があります。

 

ピンインが違ったり、CDの音声とテキストが微妙に違ったり、ということが毎号数か所見られ、めっちゃ気になります。

日本語と中国語がわかる編集者がしっかりと最後の見直しをしているのかな?

と疑問に思います。

 

ということで(?)、もしも関係者の方、この記事を見ていらっしゃったら、発売前の最終チェックをぼくに任せてくれませんか?笑

ご連絡お待ちしております。

 

(関連記事:『聴読中国語』も中級者以上におすすめです)

kazuuiword.hatenablog.com