中国語の発音が難しすぎる!という人は『紹文周の中国語発音完全マスター』を使おう!
中国語の発音は難しい!
日本人が中国語を勉強する際、いちばん難しいのは発音です。
これは中国語に限った話ではなく、他の外国語を学習するときでも言えることなんですが、日本人は発音という点ではかなりハンデを背負っていることになります。
これは、使用されている音の種類が理由です。
日本語は、ご存知の通り母音は「あいうえお」の5つです。子音は16個あります。
これに対し、中国語では母音が36個、子音が21個もあるんです。
他の外国語では、日本語の音を代用させて発音しても結構通じたりするんですが、さすがにここまで音の数に差があると、日本語の音で代用しきれません。
なので、中国語を勉強するときは、発音を徹底的にトレーニングする必要があるんです。
すべては発音から
発音のトレーニングですが、これは絶対に学習の初期段階でやるべきです。
理由は、最初に発音をがっつりトレーニングしておけば、その後の学習における学習効率が飛躍的にアップするからです。
発音をしっかりとやらないで学習を進めると、日本人は漢字が読めるのである程度リーディングはできるようになるかもしれませんが、リスニングが伸びなくなるので、ある点で成長が止まってしまうでしょう。
この1冊を徹底的にやればOK
では、どうやって中国語の発音をトレーニングすればよいのでしょうか?
これは、『紹文周の中国語発音完全マスター』1冊でOKです。
この本では、中国語の母音36個、子音21個の発音の仕方がひとつひとつ丁寧に解説されていて、しかも付属のCDを使って徹底的にトレーニングできるようになっています。
本当に難しい中国語の発音ですが、発音に特化したこの本を徹底的にやり込めば完全にマスターできます。
中国語では、それぞれの発音の他に、声調も習得しなければいけません。
この声調というのは、文字通り"声の調子"のことで、声の"高低"、"トーン"と言ってもいいかもしれません。
中国語では、この声調が4つあり、それを区別することによって音声をさらに区別できるようになっています。
そして大事なのが、二字熟語の声調です。
中国語では、動詞や形容詞は1文字の単語もありますが、名詞などは大抵二字熟語です。そうなると、一文字だけというよりは二文字の熟語をしっかりと発音できるのかが重要になってきます。
しかし、この『紹文周の中国語発音完全マスター』では、二字熟語の声調の組み合わせが全パターントレーニングできるようになっているので、発音だけでなく声調についても心配なしです。
やり方
この参考書を使って、
- 発音(それぞれの音を出せるように練習する)
- 声調(二字熟語のトーンを全パターンマスターする)
の2つを、それぞれ15分ずつやりましょう。
なので、一日の勉強時間としては30分が目安になります。
ただ、もちろんこれは目安であって、もっとやりたいという人はもっとやってももちろんOKです。実際、一見退屈なトレーニングに思えますが、やってみると結構楽しいので、ハマる人はハマります。
ただ、普段日本語を話しているときは出さないような音を出し続けるので、トレーニングしすぎて喉を痛めないように気を付けてください(本当に)。適度に水を飲みながらやりましょう。
これを毎日やれば、早い人で3週間、遅い人でも2ヶ月で発音ができるようになります。
トレーニングが終わったら
中国語は発音が難しいんですが、それが終わればかなり楽です。漢字が分かるという日本人学習者の強みが活かせますし、文法自体も全く難しくないです。
なので、このトレーニングが終わったら、基本的には何をしてもいいです。
ただ、現実的には簡単な文法を学習する人が多くなると思います。
これについては、『本気で学ぶ中国語』シリーズを使うのがおすすめです。
説明がわかりやすく、また、例文が豊富です。
しかも例文すべてに音声がついているので、中国語においてはかなり難しいと言われるリスニング力の向上も期待できます。
また、旅行に行ったときなどの日常会話がとりあえずできればいいという人に関しては、会話表現集を買ってやってみるのもいいでしょう。
『日常中国語会話ネイティブ表現』は中でもおすすめ。
まとめ
というわけで今回は中国語の発音習得法について、おすすめ参考書『紹文周の中国語発音完全マスター』を紹介しながらまとめてみました。
発音のトレーニングはをやる際は、必ず
- 集中して取り組む
- 絶対に毎日やる
の2点に注意してください。
これさえ守って真剣に取り組めば、約1ヶ月で中国語の発音ができるようになります。
ぜひこの本を使って、中国語の最初の関門である発音を攻略してください。
(初心者向けの中国語勉強法をまとめました)