英語をマスターするのに必要な2つの才能
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語学に必要な才能・資質ってなんだと思いますか?
この話題になると
「才能なんかなくても英語はできるようになる!大切なのは努力なんだ!」
と言う人がいます。
これは確かに正しいです。
しかし、これはいろいろな学習者を見ればわかるんですが、努力が大切である一方で、明らかに「語学が得意」な人がいるんですね。
『外国語上達法』(千野栄一著)というその名の通り語学の勉強法について書かれた名著があります。
この本には、著者が「神々」と呼ぶ語学の達人のエピソードがいくつか載っているんですが、それがとても興味深いんです。
たとえばこのようなもの。
その神々の中でも一番語学がおできになるという定評があったのがS先生である。このS先生には私自身いろいろお世話になったが、留学に際しても推薦状を書いていただくという光栄に浴した。推薦状をお願いにあがったとき、「なに、他の先生方がロシア語と英語で書いた? それでは僕はドイツ語で書いてあげましょう」と、いとも気軽に引き受けて下さった。そして、二~三日してお宅までその推薦状を受け取りに伺った、自分でももう昔のことでよく覚えていないが、どうやらこのとき、タイプで打たれた本文とコピー一通を受け取ったようである。留学先のプラハの学生寮でたまたま机の上にあったこのコピーを見たドイツ人の博士課程の学生がこの推薦状のコピーを見たときの言葉は、今でもよく耳に焼きついている。「ふーん。見事なドイツ語だね。僕ももう10年もしたら、こういう風にうまく書けるようになるかな」
こういう飛び抜けて語学ができる人達の存在を知ると、語学学習における"才能"ってやっぱりあるのかなって思ってしまいますよね。
ぼくは大きく分けて語学に必要な才能は2つの方向性にまとめられると考えています。
モノマネがうまい
まずはこの動画を見てください。
有名な多言語話者のTim Donerが20ヶ国語を話すビデオです。このビデオを撮った時はなんとまだ10代。明らかに天才です。
ぼくはこのビデオで話されている言語は全てわからないのでどの程度のレベルなのかはわかりません。
しかし、ひとつ確実に言えるのは、彼は各言語の話し方の特徴をよく捉えているということです。
語学が得意だという人はこのように、発音・リズム・話し方などの特徴をよく捉えている人が多いです。簡単にいうと、モノマネがうまいのです。
モノマネがうまいと
- 発音やリズムがしっかり身に付いているのでリスニング力が高くなる
- 単語を音声面からもしっかり記憶できるので、語彙が増えやすい
他にも、発音がうまいと外国語を話す度にネイティブからもノンネイティブからもすごいと言われるので勉強のモチベーションが上がっていく、というメリットもありますね。
記憶力が良い
もうひとつの才能は、単純に高い記憶能力があるということです。
覚えたことは時間が経ったら誰でも忘れてしまいますので、単語などを覚えるときはとにかく繰り返すことが大事なのですが、やはりここにはかなり個人差があります。
復習の回数が少なくて済む人や、単純に定着するまでの時間が短い人というのが確かに存在するのです。
さっきの動画で紹介したTim Donerも、何回も繰り返して記憶しているとは思いますが、20ヶ国語分の語彙を覚えているわけですから、やはり記憶力は高いのでしょう。
まとめ
モノマネがうまくて暗記が得意な人は外国語の習得に向いていると言えます。
ぼく自身の話で言うと、モノマネは得意ですが暗記が苦手です。
すぐに単語を覚えてしまう人がうらやましい。。
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