単語集に載ってる英単語の意味はひとつ覚えるだけで十分!
英単語集と言ってすぐに思い浮かぶのは『ターゲット1900』とか『システム英単語』とかの大学入試用の英単語集。
特にシステム英単語は大学入試でお世話になったのでこんなこと言うのも気が引けるんですが、こういう英単語集みたいなのって、
英単語の意味がひとつにつきいっぱい載っていて、どれ覚えればいいかわからないんですよね。
ごちゃごちゃいろいろ載っててどうやったらいいのかわからず、挫折した人も多いと思います(というかたぶん英語学習者の99パーセントは全部マスターできない)。
日々の特訓のおかげで語彙力もだいたい認識できるもので1万5千くらいになり、語彙学習一般についていろいろわかるようになってきたので、今回はこの問題について思うことを書いていこうとおもいます。
基本は、1単語につき日本語ひとつ
英単語を覚えるときは、基本的に日本語はひとつ覚えればOKです。
ただし、覚えるときに少しコツがあります。それは、
すべての意味に目を通してその単語のもつイメージをつかむ
ということ。
たとえば"compassion"という単語を覚えるときに、意味として「哀れみ、思いやり、同情」と書いてあったとしましょう。
このとき、まずこの3つの日本語をもとに"compassion"という言葉のイメージを頭の中に広げて行きます。
誰かかわいそうなひとがいてその苦境に同情している感情が沸いてきましたか?それが"compassion"の持つ意味、共通のイメージです。
イメージができたら、そのイメージを頭の中に復活させるトリガーとして「哀れみ」という日本語を覚えます。
ちなみに、これは別に3つの日本語のうちどれでもかまいません。
復習のときは「compassion→哀れみ」というのを見て終了です。
ただし、このときちゃんと単語が持つイメージがじわっと脳にわいてくるのを感じてくださいね。それがなかった場合は焦らずにまたイメージ作りの段階に戻りましょう。
どうしても必要な時は2つ意味を覚える
基本的に単語集の学習では1つしか意味を覚えませんが、英単語によっては全く違った複数の意味を持つものも数多くあります。
これらも覚えていくのも非常に大切なんですが、これは単語集での段階ではなく、他の学習で出会ったときに実例とともに覚えましょう。
リスニングやリーディングの勉強をしているときに
あれ?この使い方単語集で覚えたのと違う
と思ったらそのときはじめてその単語のもうひとつの意味を覚えればいいのです。
一気に複数の意味を覚えない方がいい理由
最近ぼくは英検1級の二次試験対策によくオンライン英会話のレッスンを受けています。
ちょうど今日も受けていたんですが、印象的だったのが、ネイティブの先生が"apprehend"に「~を理解する」っていう意味があることを知らなかったことなんですよね。"apprehend"は「~を逮捕する」という意味で使うことしかないから知らなかったと。
でも、どの単語集か忘れましたが、どこかの英単語集でこの意味も載せていたものがあったなと思い出してハッとしました。
当たり前のことなんですが、意味が複数あっても使われる頻度にはばらつきがあるものです。
このことを深く考え、リサーチして作られた単語集はないと思います。
ですので、とりあえず単語の意味はひとつ覚え、2つ目の意味についてはもしどこかで出会ったら(すなわち普通に使われている単語といえる)その時にはじめて覚える、というのが一番効率が良いはずです。
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