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ドイツ語をゼロからはじめる初心者におすすめの参考書・本を紹介します!

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今回は全くの初心者がドイツ語の勉強をはじめたい、という場合におすすめの参考書を紹介していきたいと思います。

文法編、単語集編、番外編という3つに分けて紹介します。

それでは文法からいきましょう! 

 

文法を学ぶ

『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』

CD BOOK しっかり身につくドイツ語トレーニングブック (CD BOOK―Basic Language Learning Series)

CD BOOK しっかり身につくドイツ語トレーニングブック (CD BOOK―Basic Language Learning Series)

まず、ぼくが使ったものから紹介します。

この『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』は全部で39課からなり、これ1冊をこなすことで実用上必要とされる文法事項をほぼすべてカバーすることができます。

この本の一番の特徴は、練習問題がめちゃくちゃ多いこと

「学習のポイント」として各課のはじめにその課で習う文法事項の説明がされたあと、それに関する練習問題が何十問も続きます。問題の形式はほぼすべて日本語の文をドイツ語に訳す問題。やはり基本的な文法というのは、とにかく慣れて体に覚えさせるのが大事なので、そういう意味でもたくさん練習ができるというのはありがたいです。

また、説明に英語の知識を使うことがあるのも特徴なので、英語がある程度わかる人にはおすすめです。逆にいうと、英語が全く・・・という人はちょっと戸惑うかもしれないので注意です。

 

『ゼロから始めるドイツ語』

ゼロから始めるドイツ語―文法中心・新正書法対応

ゼロから始めるドイツ語―文法中心・新正書法対応

ロングセラー。かなり有名な本です。タイトルの通りゼロからドイツ語をはじめる人が、アルファベットから学ぶことができる一冊です。

ひとつ前に紹介したものよりも練習問題は少ないのですが、テキストが付いているので音読を中心としたトレーニングには向いています。中学校や高校の英語の教科書を想像すると近いかもしれません。

説明が非常に丁寧なので初心者には嬉しいですね。手書きでワンポイントアドバイスも書かれていてわかりやすいです

丁寧に初心者向けに作ってある分、さきほど紹介したものよりは到達点は少し落ちますが、文法事項自体は全体をカバーしてあり、十分なのではないでしょうか。

 

『ニューエクスプレスドイツ語』

ニューエクスプレス ドイツ語

ニューエクスプレス ドイツ語

 

上の2冊ほどは気合を入れてやらなくても良いという人はこれ。

この本はとにかく会話が多く収録されているのが特徴です。

旅行に行くことになった人や、仕事で行くはめになった人などはこれがいいです。ただし、その分到達点は高くないのでドイツ語で本や新聞を読めるようになりたいという人や独検を突破したいという人には向いていないので注意です。

 

『NHK出版 これならわかる ドイツ語文法』

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法―入門から上級まで

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法―入門から上級まで

 

つい最近NHKから出版されたのがこの本。

この本は網羅している文法範囲が広いのが特徴で、ドイツ語の文法事項について、事実上必要なものはほとんどカバーしています。字が大きく、説明もわかりやすいので、初心者の人でも楽に読むことができるでしょう。

ただ、練習問題がついていないので演習は他の参考書を使ってやるしかないということ、また、掲載されている独文もあまり多くはないので注意です。

とはいっても文法事項がわかりやすく説明され、また整理されているのでメインの文法本とは別に1冊手元に置いておくとかなり便利かもしれません。索引についてもていねいに作られていて、この本自体はかなり分厚いのですが、すぐにわからない箇所を参照することができます。

まだ出版されたばかりの本ですが、かなり出来がよく、今後ドイツ語学習の新しいスタンダードになっていくかもしれませんね。

 

『必携ドイツ文法総まとめ』

必携ドイツ文法総まとめ

必携ドイツ文法総まとめ

この『必携ドイツ語文法総まとめ』はタイトルの通りドイツ語の文法事項がまとめられたものです。これは教科書というよりはどちらかというと辞典のようなもので、本当にドイツ語の文法についてのことが整然とまとめられただけで、これだけではゼロからドイツ語を学ぶのは不可能なので、上に挙げたような教科書を使っていてわからなかったことがあったときに参照するという使い方がベストでしょう

本当にきれいにまとめられているので、文法でわからないことがあった時や、少しつっこんだ事が気になったときのために手元にぜひ置いておきましょう。

 

単語を覚える

『独検対応 クラウンドイツ語単語1600』

独検対応 クラウンドイツ語単語1600

独検対応 クラウンドイツ語単語1600

 

 この単語集はぼくが使ったものですが、総合的に考えて初心者がいちばん最初に使う単語集としては最もおすすめです。

まず、レイアウトが良すぎます。だいたい1ページに対して単語の数が5個くらい載っているんですが、これが多すぎず、少なすぎずでちょうどいい。色も2色刷りで見やすいです。赤い部分(単語の意味)は付属の赤シートで隠せるようになっており、復習もしやすくなっています。

また、ドイツ語検定5級レベル→4級レベル→3級レベルというように、難易度が変わるように作られているので、基礎的な単語から着実にボキャブラリーを増やしていくことができるものいいですね。初学者にとっては何の単語が大事なのかはわかるはずがないので、この配慮はうれしいです。

ひとつ短所を挙げるとすれば、読み方が単語のすぐそばにカタカナで書いてあることです。すごく邪魔。発音をカタカナで書いておくことは初学者にとって良い配慮のように思えますが、逆効果なんですよ。まずそもそもドイツ語の発音をカタカナで表すことは不可能です。発音についてはカタカナは一切見ずに、付属のCDを聞くのがいいでしょう。 

 

 『新・独検合格 単語+熟語 1800』

新・独検合格 単語+熟語1800

新・独検合格 単語+熟語1800

この単語集を使っている人は多いみたいですね。すごく評価が高い本ですが、ちょっと初心者には使いにくいかなというのがぼくの感想です。

まず、文字が小さい&赤シート対応ではないのでちょっとレイアウトに難あり。

さらに、配置がアルファベット順になっているので、これも好き嫌いが分かれるでしょう。ぼくは個人的にはアルファベット順になっていると使いにくいと感じます。紛らわしい単語が近くに並んでいると、頭の中がごちゃごちゃになってしまうんですよね。

ひとつ前で紹介した『クラウンドイツ語単語』と大きく異なるのはカバー範囲が独検2級までとなる1800語が収録されており、また数は少ないですが熟語集も付いていることです。『クラウン』よりもう少し深いところまで一気に覚えてしまいたいという人にはおすすめです。

 

 『最効率! 例文で覚えるドイツ語単語』

最効率! 例文で覚えるドイツ語単語

最効率! 例文で覚えるドイツ語単語

  • 作者: アンゲリカ・ヴェルナー,兒玉彦一郎
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2015/09/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近(2015年)に出たのがこの『最効率! 例文で覚えるドイツ語単語』。収録単語数は『クラウン』とほぼ同じ約1600。

この単語集の最大の特徴は、会話文の中で単語を覚えるようになっているところです。短い会話文の中に、うまい具合に新出単語が散りばめられていて作者の努力には脱帽です。出版されたばかりですがすでに評価は高いようですね。例文の中で単語を覚える派の人はこれを選びましょう。

ひとつ気になるのがレイアウト。字が小さく、また、白黒で刷ってあるのでちょっと味気ない感じはありますね

 

番外編

『ドイツ語のしくみ』

ドイツ語のしくみ《新版》

ドイツ語のしくみ《新版》

 

 番外編としてまず紹介するのは『ドイツ語のしくみ』。これは参考書というよりは読み物です。ドイツ語とはこんな言語なんですよということをわかりやすく説明しています。

いきなり教科書を買ってはじめることに少し抵抗を感じる人は、これをまずざっと一回読むとスムーズにドイツ語の勉強を始められます。

 

『日常ドイツ語会話ネイティブ表現』

日常ドイツ語会話ネイティブ表現

日常ドイツ語会話ネイティブ表現

 

今まで紹介してきた参考書で文法と単語の知識がある程度ついてきたら、会話フレーズを覚えていくのがおすすめです。

ドイツ語会話のフレーズ集は何種類か出ていますが、いちばんおすすめなのはずばりこの『日常ドイツ語会話ネイティブ表現』

この本には約400くらいの会話が収録されています。この数がちょうどいいですね。よく1000とか2000も例文が載ったフレーズ集を見かけますが、あんなにボリュームがあったら大抵の人はまず挫折してしまいます。

これに載っている会話はすべて重要なもので、実際にドイツ語で会話するときにも便利な言い回しが過不足なく収録されています。すべて自然に口をついて出てくるくらい繰り返しましょう。

 

まとめ

ドイツ語参考書は、英語と違って参考書が極端に限られていまいますが、今回はその中でも使えると思ったものをピックアップしてみました。

勉強法のモデルケースとしては、文法編と単語編で紹介した本から自分に合いそうなものを1冊ずつ選んでその2冊を進めるのが基本で、ドイツ語に高い敷居を感じてしまう人はまずは『ドイツ語のしくみ』を読んでみることから始めましょう。

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