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『始めよう。瞑想』を読んで瞑想をはじめたよ。

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きっかけは頭痛

今年に入ってから、起きてる時間のうちほとんどがPCかスマホか読書の時間になっていたせいで、眼精疲労から来る頭痛が激しくなってしまいました。
病院に行くほどでもないかなと思って行っていないのでセルフ診断なんですが、色々調べた結果、おそらく緊張型頭痛というものかと。
 
語学学習と映画鑑賞に力を入れている自分としては、目を使うのが制限されてしまうのは致命傷。調子がいいときしかブログも書けませんし。。
 
どうにかしないといけないなと思っていたんですが、ある事に気付いたんです。
 
それは、目を閉じて座ってじっとしていると頭痛からの回復が早くなり、調子が良くなるということです。
 
まぁ、使いすぎで頭痛になっているので使わなければ回復はするのは当たり前といえば当たり前なんですが。
ただ、これをなんとなくたまにやっているうちに、語学学習の際にいつもより集中できているような気分になることが多くなったんですよね。
まぁそれは気のせいだろと言われれば反論できないんですが、少なくとも1日の終わりに目を閉じて座って、なんの情報にも触れずにいる時間を作ることですごくすっきりしたような気分になれたんです。
 
この"自己流瞑想"をしばらくの間やっていたんですが、せっかく時間をとってやっているわけですし、ちゃんとした方法でやりたいなと思うようになりました。
 
 

どうやったらいいのかわからない!

ちゃんと瞑想をやろうと思い立ったものの、どうやってやったらいいのかわからず、いろいろと情報を集めていたんですが、どうやらこの『始めよう。瞑想』という本が入門編として良いらしいということに。
 
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)

始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)

 

 

瞑想というとなんとなく宗教的なものを思い浮かべる人がいるかもしれません。しかし、この本を読んで、瞑想とは宗教ではなく、科学的なものなんだとわかりました。

 

この本は、瞑想は科学であるという視点から書いています。
脳には、不思議なことがいろいろありますが、それらもすべて科学的なアプローチで検証・解説しています。瞑想の実践方法についても、一つ一つ意図・目的を掲げ、具体的、論理的に解説しています。(4ページより)

瞑想というと、宗教を思い出す人も多いでしょうし、何か宗教に関係していると思っている方も多いと思いますが、瞑想は宗教以前からあるもので、脳に関する科学的なノウハウです。

(23ページより)


たとえば、あぐらをかいて瞑想をする理由について、

 

胡坐で座る目的は、そうすると接地面積が広くなり長く座っていてもお尻が痛くなりにくいからです。

(30ページ)


印を結ぶ(親指と人差し指を合わせてわっかをつくるあのいかにも瞑想なやつ)理由についても

眠くならないように

と、すごく科学的。

これが、親指と人差し指を合わせることでパワーが集まりやすくなる、とか言われたら全くピンとこないですし、なんだか宗教感すごいな・・・ということになってしまっていたでしょう。

 

瞑想のやり方

この本では、瞑想のやり方を15の手順に分け、イラストも交えてわかりやすく説明しています。やり方がわかるだけではなく、先ほども書いた通り、「なぜそれをやるのか」が宗教的要素を一切なくした科学的な方法で説明されています。

場所の確保

座る

目を閉じる

印を結ぶ

呼吸

姿勢を整える

瞑想

終了

というのが大きな流れ。実際には15個のステップがこの本で詳しく解説されていて、なかなか15個あると覚えるのが大変そうだなという気もするのですが、これは毎日やっていくうちに慣れていくしかなさそうですね。

 

瞑想のコツ

何も考えない

この本を読む限り、何も考えないことこそが瞑想であり、その状態を作り出せるとそれはいい瞑想、ということのようです。

が、これがむずかしいわけですよ。

 

「よし、何も考えないようにするぞ」という思考ですら、それは考えているということですからね。

 

何かの本で、人間は一日の間に10万語の言葉にあたる思考をしているらしいです。

この本では瞑想の時間の目安として15分を設定していますが、15分もの間、頭を流れる言葉をゼロにするのはほんとうに難しいことです。

 

腹式呼吸をマスターする

瞑想をするときは腹式呼吸にすると良いということはぼくも前から知っていましたが、その理由までは知りませんでした。

 

頭は、手足等の筋肉(随意筋)を動かすための「思考(=随意筋作動思考)」もしています。随意筋を動かし続けていると、随意筋作動思考が止まりません。頭は静かになりません。この思考をなくすには、すべての随意筋の動きを止めれば良いわけです。
(中略)
極論すれば、呼吸も止めて瞑想する方がより有利なのですが、呼吸は止められません。では、どうするか。
日常、私たちは随意筋による呼吸(=胸式呼吸)で生活していますが、瞑想するときは、随意筋の使用が最も少ない呼吸(=腹式呼吸)に切り替えます。

 

なんと科学的。

思考を少なくするための一番いい呼吸法が腹式呼吸だったわけですね。

ただ、この腹式呼吸も、しっかりとしたやり方で練習していかないといきなりはできそうにありません。

しかし、この腹式呼吸のやりかたについてもほんとうに詳しく、わかりやすくこの本では説明されていますので、なんとかやっていけそうです。

 

寝ない

瞑想は眠ってしまっては瞑想になりません。ですから、決して眠ってはいけません。

(71ページ)

 

寝そう・・・笑


寝てしまったり、眠い状態で瞑想をすると効果が出ないそうです。
たしかに今やっている自己流の瞑想でも、眠いときは全然効果が出ませんし、そもそも瞑想をしようという気持ちにならないんですよね。

もうこういうときはあきらめて寝てからまた瞑想をするしかなさそうですね。

 

瞑想の効果とは?

気になるのが瞑想による効果です。

第3章「瞑想いいこと尽くし」にて、瞑想をすると得られる効果が17項目にわたって説明されていますが、気になったものをいくつかピックアップしていきたいと思います。

 

集中力がアップする

これはわかる気がしますね。

つまり、日々瞑想の訓練をして、そのとき考えていることから全くの無の状態に移行することを続けることで、日常生活で自分の心を乱す何かに出会ったときに、それから意識をそらすことができるようになるということですね。
語学学習に力を入れているぼくにとってこの効果はすごく期待大ですし、モチベーションになりそうです。

 

洞察力がアップする

瞑想すると、素早く多面的に総合的に検討することができるようになるので、洞察力がアップします。
(中略)
一瞬にして素早く多くの事象を多面的、総合的に考えられる。この「洞察力」は、相手が困ったり苦しんでいる場合ならそれは、
「思いやり」や「優しさ」に昇華したりもします。

(116-117ページ)

 

人間は普段脳の3パーセントしか使っていない、というようなことはよく聞きますが、瞑想は脳の眠っている領域の目を覚ましてくれる効果があるのでしょう。

「洞察力」が上がり、人への気遣いなどもできるようになるのですね。

 

熟睡できる

人間は寝ている間に頭に山積みになっている記憶を整理して、脳に格納していますが、瞑想中もこの作用があるらしいです。

それによって、睡眠中に頭がやらなければいけない仕事が減り、熟睡できるとのこと。睡眠時間もいつもより少なくて済むようになるみたいです。

 

まとめ

この『始めよう。瞑想』はぼくのように瞑想について全く知識がない人でも理解できるくらい説明がわかりやすい本です。
本自体も文庫サイズでページ数も全部で約200ページくらいとサクッと読める分量。

また、ところどころに

  • 超能力のある人は、本当にいるのか?
  • 修行すると、本当に空中浮遊できるようになる?
  • 幽体離脱って本当にできるようになる?

などの読んでいておもしろいミニコラムもあり、読んでいて飽きないのもこの本の魅力。
ぼくはこの本に書いてある通りにとりあえず1か月くらいは毎日瞑想を続けていきたいと思います。

始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)

始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)

 

 

仕事をしている人には、『仕事で疲れたら、瞑想しよう。』という本もおすすめです。ビジネスパーソンを意識した内容になっており、瞑想について、仕事と関連させてわかりやすく説明しています!

仕事で疲れたら、瞑想しよう。 1日20分・自分を浄化する習慣 (ソフトバンク新書)

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