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英検1級の二次試験に合格するための対策&突破するためのコツを紹介します!

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英検1級の二次試験では、高度な社会的トピックについて2分間のスピーチをしなければなりません。

かなりチャレンジングな内容で、英語関係の資格試験の中でも難関と言われています。

今回は、英検1級の二次試験対策と合格するためのコツ、またぼく自身がやったことを具体的に紹介していこうと思います。

ちなみに、ぼくが受けたときにこんな感じでしたよという話は下の記事からどうぞ。

英検1級に合格しました!二次試験の内容はこんな感じ。

 

 

どんな試験なの?

英検1級の二次試験について簡単に説明しましょう。

まず、トピックが5つ書かれたカードが渡されます。

これらのトピックは社会的なことや経済、テクノロジーまで幅広いジャンルから選ばれています。

カードを1分間見たあとに、2分間、そのトピックについてスピーチをします。

スピーチが終わったら、2人の面接官(ひとりはネイティブでもうひとりは日本人です)との質疑応答があります。試験全体の時間は10分程度です。

 

対策法

まずはこの本から

まずはとにかく、英検1級の二次試験がどのようなものなのか知ることが大切です。

これには、旺文社から出ている『英検1級二次試験・面接完全予想問題』を使うのがベストです。

14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 (旺文社英検書)

14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 (旺文社英検書)

この参考書はぼく自身も本番直前まで使いました。すごくおすすめの本です。

この本の冒頭では、実際の面接でどんなやりとりが行われるのかが、具体的な会話文を使って説明されています。

本番を受けてびっくりしたのですが、最初のあいさつでは、ほとんどこの本に書いてある通りのことが聞かれました。これによって緊張が一気になくなったのを記憶しています。

しかも、試験全体の流れが丁寧に説明されたDVD付き。これを使って何回も本番のイメージトレーニングをしておきましょう。

また、モデルスピーチとQ&Aの例も載っています。

内容が濃いのにページ数が少なく、すぐに1周できてしまうというのも魅力です。

まずはこの本を読み、面接試験の概要と、スピーチ例を何例か読んでおきましょう。

この本はとにかくサクッと終わらせるのがコツです。

 

モデルスピーチを音読する

対策としては、模範的なスピーチを繰り返し繰り返し音読するのが中心になります。

メインのテキストとしておすすめなのは『英検1級 面接大特訓』です。

英検1級 面接大特訓

英検1級 面接大特訓

 

ぼくが合格した時はまだ存在しなかったテキストです。

この本があればもっと楽に合格できたと思います。。

『面接大特訓』には、サンプルスピーチとQ&Aが多数収録されているので、この本を音読することで、

 

  1. スピーチの構成の仕方の習得
  2. 話すネタの増強

 

の2つのトレーニングができるんです。

使える英文が満載なので、何回も音読して徹底的に使い倒しましょう。

 

続いてもう1冊紹介します。こちらの『英検1級英作文問題(旺文社)』もおすすめです。

英検分野別ターゲット英検1級英作文問題

英検分野別ターゲット英検1級英作文問題

本自体は一次試験のライティング対策の本なんですが、二次試験対策にも使えるんです。

内容は、英検のエッセイライティングの問題とそのモデルエッセイが載ったもの。

これらを音読することで背景知識が身につき、しかもスピーチを作る練習もできます。

さらに、この本には別冊の「時事解説&単語ブック」なるものも付いています。

これがまた優秀。左にそれぞれのトピックについての2人の人物による会話、右にそのトピックの背景知識&表現集という構成です。

会話形式で背景知識を吸収できるのは魅力的。というのも、これはそのまま二次試験のQ&Aセクションで使えるんです。

 

背景知識を身に付ける

英検1級の二次試験で出題されるトピックは

  • 高齢者は社会で差別されているか?
  • 世界遺産に登録されることのメリットはデメリットを上回るか?
  • 再生医療の是非

といった、ネイティブでもスピーチできるのか?と突っ込みたくなってしまうような高度なものだらけです。

 

ちなみに、ぼくが実際に選択したトピックは、「ギャンブルは国の経済に良い影響を与えるか」でした。難しすぎ!

 

これらのトピックについてスピーチができるようになるためには、背景知識の習得は必須です

 

各トピックについて、瞬時に3つのポイントが思いつくようになる状態がゴールです。

 

ひとつ前で紹介した『面接大特訓』でも背景知識は増やせますが、安定して合格ラインを超えていくためにはプラスアルファの対策が必要です。

背景知識を増やす、と言うとものすごく難しいことのように思えるかもしれませんが、実はある程度出るトピックは決まっていて、1冊これらに特化した教材をやればカードに書かれた5つのトピックのうち、2つか3つはすでに知っているトピック、という状態になります。

 

ぼくが使ったのは『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』です。

英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)

英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)

英検1級対策の鬼、植田一三氏の著作です。これは本当にやり込みましたね。

 

ページを繰り過ぎて本がボロボロになり、最後はとうとうページがとれてバラバラになったのでテープでとめて使っていました。新しいのを買う金はない。

 

この本の内容は、一言でいうと英検1級の二次試験のためのアイデア集。

ジャンルについては、経済、科学技術、政治・国際関係、環境、教育、医療、結婚・家庭、メディア、レジャーと、頻出分野を網羅しています。

かなりボリュームのある本なので、頻出トピックを中心に学習し、あまり出ないところは時間のある人だけ取り組むのが良いと思います。

 

頻出のトピックについては、先ほど紹介した『完全予想問題』に出ているものに関連したトピックを選べば間違いないですが、具体的には社会問題と政治経済の分野が頻出です。

医療や科学技術も出題はされるのですが、日々中身が変わっていく分野なので、付け焼き刃の知識でスピーチをするとボロが出やすく、なるべく選ばないのがベターです。

 

オンライン英会話は必須

英検1級の二次試験で一番大切なことは何でしょうか?

 

それは、とにかく話を途切れさせないことです。

 

英検1級の二次試験ではスピーチの説得力や使っている語彙・文法といった要素以外にも、ちゃんとコミュニケーションがとれているのかがよく見られています。

1級の二次試験では、普段日本語でも話すのに慣れていないような比較的専門的なトピックについてスピーチしなければいけないので、どうしても話す"内容"ばかりに対策が偏ってしまいがちです。

 

しかしスピーチの内容のクオリティを上げることに力を入れすぎると、「英語でコミュニケーションを取ることに慣れる」ということがおろそかになり、結果本番では緊張も合わせてしどろもどろになってしまい、全然しゃべれずに撃沈というのがよくあるパターンです。

 

まずはしっかりと英語で話が続けられるようになること。

それが前提ですし、この点がよく評価されるんですよ。

なので、沈黙しないというのをまず頭に入れた上で対策を取っていくのが良いでしょう。

 

肝心な対策ですが、沈黙せずにずっと話し続けるためにはオンライン英会話をやるのが最も効果的です。

「話を途切れさせない」というのが目的なので、絶対に毎日やりましょう。

コスパなどを考えると、非ネイティブのスカイプ英会話サービスを使うのがベストです。

ぼくも使っておすすめなのはDMM英会話ですね。

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大手企業なのでシステム面で安心ですし、講師の質、コスパも優秀です。

まぁ何はともあれ、体験レッスンをやっているので、タダで体験してみましょう。

ちなみに、無料体験レッスンをやったからといって、自動的に有料会員になるようなことは絶対にありえないのでご安心を。

ここら辺も大手企業ならではの安心ポイントですね。

 

(関連記事)

オンライン英会話を始める前に知っておきたいこと

 

合格するためのコツ

意見をはっきりと伝える

日本人は自分の意見を他人に主張するのが苦手だとよく言われます。

別に普段はそれでもいいんですが、英検の二次試験のスピーチでは、はっきりと自分の意見を主張していかなければいけません。

「はっきりと」というのがポイント。あいまいにぐちゃっと意見を主張しても、「ちゃんとポイントに沿って主張してくれ」「そもそも何が言いたいの?」と思われてしまうでしょう。実際にそう言われるかもしれません。

とにかく自分の立場を決め、時には強引にでも自分の意見が妥当なことを相手に伝えようとする姿勢をもちましょう。

 

得意分野を作っておく

二次試験ではさまざまな分野からトピックが出題されます。これら全てに精通するのはなかなか難しいことなので、自分の得意な分野を作っておくことをおすすめします。

教育に詳しい人は教育、理系の人は科学技術でもなんでもいいとは思いますが、おすすめなのは社会・政治経済の分野です。

これは先程も述べたとおり、頻出の分野なので本番でこれらのトピックに当たりやすいというのが一番の理由です。

 

またその他に、他の話からこれらの話に無理やり繋げやすいというのがあります。

たとえば政治経済のトピックとして、政府の財政問題がありますが、これは他のトピックから繋げやすいですね。政治が関係ないトピックでも、これは政府の財政を圧迫させるからいかん!という自分の得意分野に持っていったりすることができます。

科学技術や医療のトピックは、それぞれの知識が比較的独立しているので、知識として横につながっていきにくいんです。

それに比べて社会的なトピックを中心に学習すると、どんどん知識が繋がっていき、スピーチの際に応用が効くんです。

 

まとめ

これまで紹介してきた対策についてもう一度まとめてみます。

英検1級の二次試験対策は

  1. モデルスピーチの音読
  2. 背景知識の習得
  3. オンライン英会話

がおすすめ。

 

実際の本番で気をつけることは

  • はっきりと自分の意見を伝える
  • 得意分野に関連したトピックを選ぶ

の2点です。

 

英検1級は難関ですが、英語力を上げてくれる良いテストです。ちゃんと対策すれば必ず突破できると思います。

これから受験される方の健闘を祈ります。

 

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