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4ヵ国語を勉強するブログ

留学経験なし、独学で英検1級,TOEIC980点,TOEIC SW170/200を達成。「言語は楽しく学ぶべき」という方針の元、最大の効率で結果を出せる勉強方法をブログに投稿しています。中国語やドイツ語など、英語以外の言語も勉強中。

シャドーイングの効果を何倍にも上げるやり方!大事なのは"注意の切り替え"だ!

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英語リスニング力を上げる方法としてシャドーイングというトレーニング方法があります。

シャドーイングとは、聞こえてくる英語の音声からちょっとだけ遅れたタイミングで、聞こえてきた英語を自分の口からぶつぶつと唱えるトレーニングです。

一語一句、全く同じように英語の音声を自分の口で繰り返すわけです。

"聞きながら話す"このトレーニングは、同時通訳のトレーニング方法として有名ですが、一般的な英語学習においても効果が高いと言われており、シャドーイングの認知度も日に日に高まっています。

で、このシャドーイングなんですが、率直に言って、間違った方法でやっている人が多いなと思うんです。

いや、間違っているというか、

 

もうちょっと工夫すれば何倍も効果が上がるのに

 

と思ってしまうことがよくあるんです。

シャドーイングによって得られる学習効果を最大に引き出すためには、ちょっとだけコツがあり、それを実践するだけで英語力を爆上げするトレーニング方法に変貌を遂げます。

ということで今回は、シャドーイングの効果的な学習方法を具体的に紹介していきたいと思います。 

 

 

シャドーイングのやり方

①音声を繰り返せるレベルにもっていく

シャドーイングの最終目標は、意味を取りながら音声を繰り返せることです。

しかし、この段階に持っていくのは結構大変なので、とにかくまずは音声を正確に繰り返せるようになることを目指してやっていきましょう。

ただし、意味を取ろうとする努力はするようにしてください。

なんとか意味を取ろうと意識するだけで効果にかなり差が出ます。

シャドーイングを実際にやってみて、繰り返せなかったところは教材のスクリプトを見て何と言っていたのか確認しましょう。

このプロセスが実は重要で、シャドーイングをすることで自分の聴き取れない音がわかり、弱点が浮き彫りになってきます。

これはシャドーイングによって得られる効果のひとつですね。

 

②意味も取れるようにする

音声を繰り返せるようになったら、意味を取りつつ、音声を正しく繰り返せるようになるまでトレーニングしてください。

これがすごく難しいんですよね。

意味を取ろうとすると音声を正しく繰り返すことができなくなってしまうし、正しく繰り返すことに集中しすぎると今度は意味が消えていってしまうんです。

イメージとしては、やはり基本は正しく音声を繰り返すことで、ちょっとずつちょっとずつ意味が入ってくるようにすることです。

 

③音声に対する意識をなくす

ここまで読んでいただいた方の中には、

「なんだ、よくある説明じゃないか。こんなん知ってるわ。」

と思われた方も多いかもしれませんが、今回の記事でぼくがいちばん強調したいのはここからです。

記事の冒頭でも触れましたが、②まででシャドーイングの学習を終了させてしまっている人がほとんどなんです。

これ、すごくもったいないんですよ。

 

実は、切り口を変えていくことでもっといろいろなバリエーションのシャドーイングができます。

 

そのうちのひとつがこの"音声に対する意識をなくす"というトレーニング。

どういう方法かというと、あたかも自分が考えて自分で英語を話しているかのような意識でシャドーイングをするという方法です。

ちょっと意味不明になってしまいました。意識の問題なので、正直言葉で説明するのが非常に難しいんですが、要するに、②までのプロセスによって完成された状態は、

聞こえてくる英語の意味に対する意識=50%

正確に英語を繰り返すことに対する意識=50%

の状態です。

しかし、この③の方法では、音声は自分が話すための助けでしかありません。

とにかく自分がその英語を誰かに向けて話しているんだ、という意識でシャドーイングをするわけです。

この③の段階は、意味が完全に取れていて、しかも音声も一語一句違わずに再生できないと達成することができません。しかし、この段階までもっていくと効果が倍増します。

シャドーイングはリスニングの力を上げるためのトレーニングというのが一般的な理解であり、確かにその通りなんですが、このように切り口を変えることで、スピーキング力"も"上げてしまうトレーニングになるのです。

 

広がるシャドーイングのバリエーション

注意を向ける対象を変えていく

今回この記事を書くにあたって、『通訳の技術』(小松達也著)という本を参考にしました。

通訳の技術

通訳の技術

 

この本では、通訳者になるために必要な知識や、トレーニング方法の解説が載っています。その中に、同時通訳者になるためのトレーニング方法として「ストーリーテリング」というものが紹介されていました。

これは、英語を聞きながら、桃太郎やシンデレラを話すというものですが、それについて説明しているページに興味深いことが載っていました。

また、注意力を聞く方から話す方へ、話す方から聞く方へと意識的にスイッチしてみることもできる。このような行為を"attention-switching"という。(102ページ)

先ほどのシャドーイングのやり方③で説明した方法は、attention(=注意)を話すことにほぼ100%振り切ってみる、ということです。

この"attention-switching"という考え方はシャドーイングにおいてもすごく大事です。

これによって、シャドーイングに無限の可能性が広がります。

今回は聞く音声の方に意識を多くもっていってシャドーイングしよう、今回は意味を取ることに意識を向けよう、という風に注意の方向を変えていくことで、たとえば先ほどの③の方法ではリスニング力だけではなくスピーキング力まで鍛えることのできる、万能のトレーニング方法になってしまうのです。

 

間隔を広げていく

また、さらに切り口を変えていくこともできます。

たとえば、繰り返して発声するまでの間隔を徐々に開けていったりするのも効果的です。

英語のリスニングにおいては、聞いたことが頭の中に長く残っていればいるほどいいわけですが、間隔を大きく開けてシャドーイングをすることで、この頭に長く残す力を上げることができます。

 

まとめ

シャドーイングはとても効果的な学習方法なんですが、ただ英語を聞いて繰り返しているだけでは英語力は伸びていきません。

意識を向ける対象を変えたり、繰り返す間隔を変えていったりすることで、その効果は何倍にも伸びていきます。

そういう意味で、シャドーイングって、高いポテンシャルを秘めたトレーニング法なんです。

全く参考にならないと思ったので紹介しなかったのですが、ぼくはシャドーイングをしながら、部屋の掃除をしたり、時には日本語の本をさらに読んだりして、シャドーイングの可能性を日々探っています。

そういえば言い忘れましたが、シャドーイングはTOEICの対策にとても効果的です。

TOEICのリスニングパートの肝といえば、Part3と4で、これらは音声を聞き、ひとつの放送に対して3つの質問に答えなければならない過酷なパートで、高いリスニング力はもちろんのこと、事務処理能力の要求されます。

シャドーイングをすることで、リスニング力を上げるだけではなく、英語を聞きつつ、その内容に注意を向けながらなにか別のことをする、という能力が上がるので、TOEICのリスニングパートで、ストレスなく問題を解いていくことができるようになるんです。

TOEICで高得点を目指している人は、普段の学習にシャドーイングを取り入れない手はないでしょう。

それでは今回はこの辺で!

 

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