新形式TOEICリーディングの時間配分をシミュレーションしてみた
よし、とりあえずリスニングはこれで終わりだ。出来はまずまずといったところか。
リスニングの最後の図を見て答える問題で、図ばっかりに気を取られてしまって焦ってしまったな。。こうならないように意識して練習してきたのに・・・。正解できているのか不安だ。
おっと、こんなことをウダウダ考えている暇はない。
さっそく残りのリーディングの問題に取り組まなければいけないな。
試験時間を通してとにかく集中する、これはTOEICを受ける上での大原則だ。
Part5
よし、まずはPart5からだ。Part5は文法の穴埋め問題で、計30問出題される。
ここにかけれらる時間は1問あたり20秒、つまり全体で10分以内に解き終わる必要がある。
このペースで解くことで全体で2分~3分くらいの余裕が生まれる。
最悪、2分オーバーまでなら許容範囲というわけだが、最近のTOEICは長文がやたら長いし、心の余裕のためにも10分以内には終わらせたいな。
Both Mr.Chang ( ) his lawyer are satisfied with .....
おっと、いきなりド定番の「both A and B」のパターンじゃないか。
俺が何回この手の問題を練習してきたと思っているんだ。最初の問題で悩ませて出鼻をくじいてくるパターンにも心理的に備えていたが、今回はいい滑り出しだな。5秒で撃墜だ。
ただ、ここで気を緩めてはいけないな。
TOEICの問題は、基本的に後の方になればなるほど問題の難易度が高くなる。
ここで15秒時間が短縮できたことになるが、それは後の難しい問題で相殺されることになるだろう。
・・・・・
ん?なんだこの問題は?全く見たことがないぞ。おそらく正解はAかCだが・・・。悩むな。どっちなんだ。よし、冷静にもう一回問題文を見てみよう。・・・いや、やっぱりわからない。
落ち着け。
こういう風にドツボにハマるのがTOEICではいちばん怖いことなんだ。
資格試験の世界では、2択の問題で迷ったときには、最初に正解だと思った方を選んだ方が正解する確率が上がるというのが通説だ。
もうわからないのは仕方ない。最初に正解だと思ったCを選ぶことにしよう。
・・・・・
よし、30問終わったぞ。時間は9分か。10分以内の作戦だったので上出来だ。
何問か悩んで選んだ問題があったが、もうこのパートのことはきれいに忘れて次のPart6に移っていくことにしよう。
「解き終わった問題のことはすぐに忘れて次へ」
これはTOEIC全体を通しての大原則だ。
Part6
Part6も穴埋め問題であるという点ではPart5と同じだが、ひとつのまとまった文章に対して4つの穴を埋める形式だ。
まとまった文章が計4つ出題されるが、1つの文章に対してかけられる時間は2分だ。ひとつの文章あたり4つの穴埋めがあるので、1問あたり30秒ということになる。全体としては8分がリミットだ。
1問30秒ではあるが、4問中1問はひとつの文自体を挿入する形式で、他の問題のように一筋縄ではいかない。
この文自体を挿入する問題は前後関係をより注意して見なければ解けない分、時間がかかる。
それ以外の問題をいかに瞬殺できるのかが、このパートを攻略する上でのカギだ。さて解いていこう。まずはいちばん上の問題文をサッと見る。
Questions131-134 refer to the following article.
これは、
131から134は記事に関する問題です
という意味だが、注目すべきは「article」のところだ。
問題を解く前に、この部分のチェックは忘れてはいけない。
ここを見ることで、これから読む文章がメールなのか、社内通知なのか、スケジュール表なのか、文章の種類がわかるってわけだ。
何も情報がない中で、最初に何の文章なのかわかるのは大きい。今回は新聞か雑誌かなんかの記事ってわけだな。俺の得意分野だ。
・・・・・
よし、終わった。時間は8分か。予定通りだな。それにしても、文をそのまま挿入する問題は難しいな。まぁ、気持ちを切り替えてラストPart7に挑んでいこう。
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Part7
とうとう最後のPart7だ。
Part7は文章の読解問題で、設問の数はなんと54問。多すぎるだろこれ・・・。
リーディングの試験時間は全体で75分。Part5に10分、Part6に8分使うと残る時間は57分。つまり、Part7ではひとつの設問あたり約1分で答えなければいけないことになる。
かなりシビアなタイムだが、ここで疲れを理由にモタモタしていてはいいスコアはとれない。気合を入れてやっていくぞ・・・!
俺のPart7攻略法はいたってシンプル。
問題文を全部読み、その後ひとつひとつ質問に答えていくというものだ。普通すぎて攻略法といえるものでもないな。
ただし、スケジュール表や、請求書などについては、先に問題を読んでから、文章を見て答えの根拠になる情報を探した方が時間の短縮になる場合が多い。それだけに注意して今回も解いていくことにしよう。
・・・・・
さて、とりあえず14問解き終わったぞ。ここで1回目の残り時間確認タイムだ。
TOEICのマークシートは、1行が10問分になっている。
なので、14問解き終わって残り40問というきりの良い数字になったいま、いつも時間チェックをすることにしている。
しかも、TOEICの終了時刻は15時なので、アナログ式の時計を持っていけば、残り時間がひと目でわかる。
さて、今は14時14分。つまり残り時間は46分。残りの問題も1問1分以内を目指すので、今のところ6分余裕があるということだ。順調。順調すぎる・・・!
・・・・・
よし、残り20問。ここで最後の残り時間チェックだ。
TOEICのリーディングでは、最後の4つのパッセージに関しては設問が5つ付いている。
つまり、残り20問という今が、残り時間のチェックにはベストのタイミングというわけだ。
さて、残り時間は30分か。残り20問に対して残り時間は30分。
さっきのチェックからさらに4分の短縮に成功したわけだ。時間のマネジメントに関しては今回は文句なしだったといえるだろう。
しかし、まだ油断は禁物だ。この最後の20問は、TOEICテスト全体を通してもいちばん難易度が高い。
特に最後の3つはトリプルパッセージだ。3つの文章を読んで質問に答えなければいけない。
ここからはひとつの文章が終わる度に時計を確認し、ひとつあたりしっかり5分以内に解けているのか確認しながら冷静にゴールラインを目指そう。
・・・・・
この男はこの後も冷静に時間を見ながら問題を処理し、最終的に7分の時間を残し、完璧なタイムマネジメントでTOEICテストを終えた。
TOEICで高得点を目指す上でタイムマネジメントがいかに重要なのかがおわかりいただけただろう。
ちなみに、この男は今回のTOEICで自己ベストの900点を達成したそうな。
おしまい。
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