4ヵ国語を勉強するブログ

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英日通訳では日本語力を伸ばす練習も必要っぽいですねという話。

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日本語がしゃべれない!

こんにちは、通訳スクールに通ってトレーニングしているかずーいです。

学校に通いはじめてから約1ヶ月が経ちました。

スクールで数回授業を受け、また、自宅での英語学習も通訳することを意識したトレーニングにシフトさせてやってきましたが、その中でいくつか(というか山ほど)課題が見えてきました。

その中でもいままで盲点で、すぐさま取り組まなければいけないなと思っているのが日本語力の向上です。

日英通訳のときはまだ大丈夫なんですよ。日本語を聞き、意味を理解できればいいわけですから。

ただ問題なのは英日翻訳のときです。

英日翻訳って、聞こえてくる英語を理解することが出発点としてまず大事なんですが、実際にやることは「日本語をしゃべること」なんです。

日本語なんか普段しゃべっているんだから大丈夫なんじゃない?と思われるかもしれませんが、これが難しいんですよ。

というのも、通訳で扱うことの多い内容は、国際会議やニュースなどの専門性の高いものが多くなっており、これらは日本語でも普段話す機会の少ないトピックだからです。

普段声に出して話していないようなことを、しかも英語を訳して話すというのはどう考えても無理です。ある程度専門性の高い分野で通訳をするには、日本語力も必要だということなんです。

というわけで今回は通訳者を目指す人が日本語力を向上させるためのトレーニングを紹介していきたいと思います。

※この記事はぼくの通っている通訳スクールの内容とは一切関係がなく、あくまで個人の見解です。

 

 

本・新聞を読む

英日通訳の際に役立つ日本語力を鍛えるには、まずしっかりとした内容のある日本語に多く触れていくことが大前提になってきます。

そのための方法がずばり日本語を読むことです。

ただし、どんなものでもいいからとにかく本を読めばいいのかといえばそうでもなく、

  1. ノンフィクション
  2. 専門性のある程度高いもの

の2点は最低限満たしている必要があります。

1のノンフィクションですが、小説を読んでも通訳トレーニングには効率が悪いです。日本語の力を伸ばすという意味では小説もある程度は役に立つかもしれませんが、小説の場合、知識を吸収することができなくなります。通訳トレーニングには知識を身に付けるというのも大事で、ノンフィクションの本を読むと、日本語力が上がると同時に知識も身に付けることができるのです。

2については、種々雑多なことが書いてあるエッセイよりも、ひとつのテーマが決まった専門性のある本の方が向いているということす。個人的には、岩波新書なんかは中身がしっかりしていて、またサクッと読めるのでおすすめです。

また、新聞を読むというのももちろんおすすめです。

ただ、今時紙の新聞を読んでいる人って、かなーり少ないんじゃないかと思います。深刻なオワコン化が進んでいますからね。内容も読んでいて面白くないです(個人の感想)。

なので、オンラインでニュース記事を読むというのが現実的な戦略になってくるでしょう。オンラインで記事を読みたくないという人は、仕方ないですが新聞を買うか、日本語を読む日を決めて、その日だけ集中して『エコノミスト』などの雑誌を通読するというのもありだと思います。

エコノミスト 2016年 12/6 号 [雑誌]

エコノミスト 2016年 12/6 号 [雑誌]

 

 

日本語のシャドーイング・リプロダクション

通訳者を目指している人は、日常的にシャドーイングとリプロダクションのトレーニングをしていると思いますが、これを日本語でもやるわけです。

ぼくは普段、Youtubeの動画を使って英語のシャドーイング・リプロダクションをやることが多いですが、日本語でもYoutubeの動画を使うのがよさそうです。

しっかりとした内容があり、知識も吸収できるという意味ではやはりニュースを教材として使うのがいちばんです。おすすめは『ANNnewsCH』『NHKニュース』です。

www.youtube.com

www.youtube.com

このトレーニングはかなりおすすめです。ニュースは普段聞き慣れていると思いますが、いざ自分の口から発声するとなると、しっかりとした内容のある日本語を話すのがいかに難しいのかがわかると思います。

また、シャドーイングについては、以前英語シャドーイングについての記事でも書きましたが、放送の音に意識を向けたり、自分の声に意識を向けたりと、色々な方向から角度を変えてやっていくとより効果的です。

kazuuiword.hatenablog.com

 

まとめ

というわけで英日通訳トレーニングでは日本語力を鍛えることも大切ですよねという話でした。

ノンフィクションの読書をすることと、日本語のシャドーイング&リプロダクションをする方法を紹介しましたが、上に挙げた方法以外にも、普段からしっかりとした日本語を話すように意識するのも大切だと思います。

「詳しい詳細」

「頭痛が痛い」

など、おかしい日本語を使わないようにしたり、また、

「あれだよ、あれ。ほらあれ。」

を無くして、ちゃんとその名前を言うように意識するのも大事だと思います。

実際の通訳では「あれ」とか言ったら一発でアウトですからね笑。

正しい日本語の使い方

正しい日本語の使い方

 

 

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