中国語の日常会話フレーズ集おすすめランキングトップ10!
中国語を教科書と単語帳だけで勉強していると、どうしても会話表現のストックが足りなくなってしまいがちです。
文法や単語の勉強も大事ですが、実際に中国語を使ってネイティブと会話することを考えた場合、会話をスムーズに進めるためにも、どうしても"会話でよく使うフレーズ"のストックが必要になります。
そこで今回は、中国語の日常会話集の中から、圧倒的におすすめなものを厳選して10冊紹介していきたいと思います。
難易度は5段階で、★が多いほど難しくなります。
すぐに使える中国語会話 超ミニフレーズ300
難易度:★✩✩✩✩
本当に基本的な会話フレーズから勉強したい人はまずはこれから。
ありがとう!
たいへんだ!
すばらしい!
のような挨拶や一言フレーズから始まり、
すぐに行きます。
賛成です。
のような簡単だがよく使うフレーズまで収録されています。
内容量が少なく、カタカナもついているので、初心者におすすめ。
丸暗記しておくだけでいざというときに役立つフレーズが過不足なく収まっているので、急に中国に出張になってしまったビジネスマンの方は、これを1冊持っていくとかなり心強いでしょう。
覚えてしまうのが一番なんですが、これを開いて指差し会話しても便利だと思います。
日常中国語会話フレーズ Best表現1100
CD BOOK 日常中国語会話フレーズBest表現1100 (アスカカルチャー)
- 作者: 加藤 勤
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2015/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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難易度:★✩✩✩✩
ひとつまえに紹介した『ミニフレーズ300』と難易度、内容ともに似ていますが、こっちの『Best表現1100』の方が単純にフレーズの量が多いです。なので、300の表現では足りないという人はこちらを選びましょう。
なぜですか?
バス停はどこですか?
どう思いますか?
など、実用的なフレーズが満載です。
ただ、レイアウトが、日本語と中国語がひたすら並んでいるというちょっと無機質な感じとなっています。
ごちゃごちゃしていないでとにかくすっきりとしたレイアウトが好きだという人はこれがおすすめですが、もっと気軽にやりたい人はひとつ前に紹介した『ミニフレーズ300』をおすすめします。
ちなみにこれもカタカナ付きです。
瞬時に出てくる中国語会話大特訓
難易度:★★✩✩✩
おすすめです。本当におすすめ。
簡単なあいさつフレーズからはじまり、その後は
日常会話
旅行
ビジネス会話
文法活用編
のように分かれています。
各セクションについても、旅行セクションなら機内、銀行、ホテル、バスなどのように、具体的な場面にフォーカスしたフレーズを練習できます。
レイアウトが非常に見やすいのも特徴。
ページ左に日本語、ページ右に中国語という紙面が徹底されています。
CDも良いです。日本語のあとに数秒のポーズが入り、中国語が流れます。なので、CDだけで学習することも可能です。
日本語を瞬時に英語に訳す「瞬間英作文」というのが英語学習において有名ですが、中国語で瞬間作文ができるのがこのテキストです。
瞬間作文を通して、会話の瞬発力を鍛えることができます。
3パターンで決める 日常中国語会話ネイティブ表現
難易度:★★✩✩✩
難易度はスタンダード。ちょうど偏差値50の会話集だと思ってください。
この本は、
値段を尋ねる
感想を尋ねる
現在地がわからないとき
など、具体的なシチュエーションについて、それぞれ3つずつ2人の登場人物の会話が載っています。
3つというのが肝で、これによって表現力がどんどん広がっていきます。
今まで紹介してきたものよりも多少内容量が多く、また、単語も少し骨のあるものが出てきます。ちょうど単語を全部で1000~1500語くらい覚えた状態の人がやると最も効果的でしょう。
また、付属CDの音声がネイティブスピードというのもこの本の特徴。要するに速いんです。ただ、ぼくはこれは良い特徴だと思っています。
ほとんどの中国語テキストのような遅いスピードだけで練習していると、現地の人と実際に話したときに全くわかりません。
その意味で、自然なネイティブスピードで練習できるこの本は貴重な存在です。
すぐに使える接客中国語会話大特訓
難易度:★★✩✩✩
タイトルの通り、接客中国語にフォーカスした会話集。接客フレーズを扱ったフレーズ集はいくつも出ていますが、これが圧倒的に優秀です。
接客フレーズなので、中国語で接客をすることがある人にはもちろんおすすめなんですが、この本には
チェックインは何時からですか?
5分ほど歩けば着きます
など、接客以外でも普段使えるフレーズが多数収録されているので、特に仕事で中国語を使うことがない人も、日常会話をトレーニングするテキストとして非常におすすめです。
また、おまけとして単語リストがついているんですが、これが非常に便利。
飛行機関連なら「航空券」「欠航」など、関連したワードがまとまっています。
日常会話では、いくら文法がわかっていても話題の中心となる肝心な単語を言えなければ会話になりません。
逆に単語を知っていれば、文法がめちゃくちゃでもシチュエーションの助けもあるので、意図が伝わることもあります。このテキストを使う人は単語リストも最大限に活用しましょう。
気持ちが伝わる!中国語リアルフレーズBOOK
気持ちが伝わる! 中国語リアルフレーズBOOK (CD付) (リアルフレーズBOOKシリーズ)
- 作者: 中西千香,張一娟(中国語校閲)
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2009/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 2回
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難易度:★★☆☆☆
2つ前で紹介した『3パターンで決める!』と構成・レベルに関して似ています。
核となるフレーズが載っていて、その下にその表現を織り交ぜた会話サンプルが載っています。
あいさつフレーズよりはちょっと程度が上の、もう少し中身のあるフレーズを覚えたいという人にはおすすめです。実際に使えそうなフレーズが多く載っていて、全体のクオリティは高いです。
ただ、字が少し小さいので、小さい字が嫌いな人は2つ前で紹介した『3パターンで決める!』を選ぶのがベターです。
起きてから寝るまで中国語表現700
難易度:★★★✩✩
ベストセラーでもはやこの手の本のジャンルを確立したとも言える『起きてから寝るまで英語表現700』の中国語版です。
内容は、タイトルにもある通り、起きてから朝の準備をして、仕事に行って、休みの日なら遊びに行って、といった、実際の生活にこれでもかとフォーカスした会話フレーズが凝縮された一冊です。
たとえば家事なら、
- 洗濯物をたたむ
- 冬物をクリーニングに出す
- 陰干しにする
- 残り物で夕ごばんをつくる
などのフレーズが学べます。
これらの日常生活に徹底的に密着したフレーズって、意外と他のテキストでは学べないんです。
でも、実際によく使うのはこの手のフレーズですよね。そういう意味でこの本は貴重。初心者はもちろん、中級者以上の人もこのようなフレーズに抜けがある可能性があるので、1冊手元に持っておくと便利でしょう。
通訳メソッドを応用した中国語短文会話800
難易度:★★★☆☆
AさんとBさんの一対の会話が800個詰め込まれているのがこの本です。
この本自体には中級者向けと書いてありますが、収録されている中国語自体はそこまで難しくはないので、中検4級に合格して、これから中検3級を目指したい、というくらいのレベルの人でも十分取り組めます。
シャドーイングなどの、通訳訓練を応用した使い方が冒頭でこれでもかと詳しく説明されているのも大きな特徴。これは一読の価値ありです。
ネイティブがよく使う中国語会話表現ランキング
ネイティブがよく使う中国語会話表現ランキング [漢語口語1.2.3.] (
- 作者: 楊鳳秋,淳于永南
- 出版社/メーカー: 語研
- 発売日: 2013/06/03
- メディア: CD
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難易度:★★★★★
ひとつ前に紹介した会話集と同じ語研から出版されている本で、レイアウトもほとんど同じですが、こっちの方がボリューム感満載で、かなりの数の会話が収録されています。
難易度としては中級程度。フレーズのクオリティはかなり高く、覚えてそのまま使えるものばかりです。
ただ、やはりネックになるのが分量で、結構重たいです。
なので、根気がある人向けです。しかし当然その分到達点も高く、これ1冊を何回もやりこめば、その後会話集を勉強する必要はなくなるでしょう。
※CDと本が別売りなので注意してください。上に貼ったのはCDのリンクです。ページに行くと本のページにも切り替えられます。
中国語会話表現4800
難易度:★★★★☆
4800というかなりの収録集を誇るのが『中国語会話表現4800』。
日常生活のあらゆる場面を想定した会話表現が詰め込まれています。
全体の分量はかなり多いですが、すべてのセクションが基礎編、発展編、実践編に分かれているので、とりあえず基礎編だけ1冊通して完成させるというのもアリですね。それだけでもかなりの実力がつくでしょう。
最後に
というわけで今回はおすすめの中国語の日常会話フレーズ集を10冊紹介しました。
これから中国や台湾に旅行に行くのでちょっとしたフレーズを覚えたいという人は★1つ、初心者の人で会話表現のストックを増やしていきたいという人は★2つ、それ以上のレベルの人は★3つ以上の本から選べば間違いないです。
ここで紹介した本使い、音声を何回も聞きながら繰り返し口でも唱えることで、会話表現を体に染み込ませてしまいましょう!
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