映画化された洋書おすすめリスト!洋画を原作でも楽しもう!
洋画の中には、本を原作としているものが多く存在します。
今回は、有名な映画の原作となった洋書のうち、おすすめのものを22冊紹介していこうと思います。
The Revenant
『The Revenant』はレオナルド・ディカプリオ主演で映画化され、アカデミー作品賞にもノミネートされた『レヴェナント 蘇りし者』の原作です。
西部開拓時代のアメリカが舞台。
熊に襲われて、瀕死になったために仲間に見捨てられた主人公、ヒュー・グラスが、極寒の中、地面を這いつくばってサバイバルするという話です。
ヒュー・グラスは実在の人物で、その強烈な人生から、コアなファンが多い人物です。
映画版は美しい自然の風景が見ものです。小説を読んだら映画もぜひチェックしてみてください。
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The Martian
2016年に日本公開された映画『オデッセイ』の原作がこの『The Martian』です。
主人公のマーク・ワトニーは、宇宙飛行士。
あるとき、火星の探査のミッションに行きますが、離陸時の嵐が原因で、火星にただひとり取り残されてしまいます。
残った主人公がたったひとり火星でサバイバルする、というのがこの話のプロットです。
植物学者でもある主人公が、その知識を総動員して、不毛の地・火星で作物を栽培しようとするところなどが面白いです。
Carrie
1976年の映画『キャリー』は、あまりにも有名ですね。
その原作がこの『Carrie』。著者はスティーブン・キングです。
舞台はアメリカの高校。
いじめられっ子の主人公、キャリーにプロムパーティー当日に悲劇が起きたとき、とんでもない惨劇が巻き起こります。
そんなにボリュームがある本ではないので、サクッと読めると思います。
ちなみに映画版は、2013年に、クロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクされました。賛否両論ある作品ですが、76年版とは違い、CGが使われており、映像面でも楽しめるようになっています。
The Green Mile
スティーブン・キングの本からもう1冊紹介します。
1999年アメリカ公開の映画『グリーンマイル』の原作です。
1932年、アメリカの刑務所。死刑囚監房で看守を務めるポールのもとに、一人の大男が送られて来る。双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚ジョン・コーフィは、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。これと同時期に、知事の妻の甥であるパーシーが看守となり、傲慢な態度で他の看守たちから嫌われる存在になる。
ある時、コーフィは触れるだけでポールの重い尿路感染症を治してしまう。彼はその後も、パーシーに重傷を負わされたネズミのミスター・ジングルスの命を救い、これを見た看守たちは、彼はその不思議な力を神から授かった特別な存在なのではと考え始める。同時にポールは悩む。コーフィが電気椅子に送られること、それを行う自分たちは大きな過ちを犯しているのではないかと。
刑務所を舞台とした話で、不思議な力を持つ死刑囚が出てくる、ある種のファンタジー作品です。
映画があまりにも有名なので、知っている人も多いのではないでしょうか。
ひとつ前で紹介した『キャリー』よりは厚い本ですが、内容はスティーブン・キングの本の中では読みやすい部類に入ります。
Up in the Air
ジョージ・クルーニー主演の映画『マイレージ・マイライフ』の原作です。
主人公のライアンの職業は"キャリア移行カウンセラー"。これは、具体的に言うと、企業が人を解雇するときに、その企業に変わって解雇を通告する仕事です。
彼の目標はマイレージを1000万マイル貯め、飛行機に自分の名前を残し、フィンチ機長と面会すること。「バックパックの中に入りきらない人生の持ち物は背負わない」というモットーを持ち、肉親とも距離を置き、結婚にも興味を持たず、旅先で知り合ったアレックスとも気軽な関係を続けていた。
そんな主人公が、マイレージ1000万マイルを目前に、自分の人生を見直していく、という話です。
映画版では、解雇された人のインタビュー映像が流れますが、実はこのシーンに出ている人たち全員、本当に急に会社をクビになって怒り心頭な人たちなんです。
小説を読んだらぜひ映画版も見てみてください。
American Psycho
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2000年公開のクリスチャン・ベール主演映画『アメリカン・サイコ』の原作です。
ニューヨークのウォール街で働くエリートサラリーマンが主人公。
良い学歴、ルックス、仕事、人が羨むあらゆるものを手に入れた主人公が、とんでもないことにハマってしまう作品です。
金持ちになることだけが幸せなのか…?
そんなことを考えさせられる話です。
The Silver Linings Playbook
2012年のロマンティックコメディ映画『世界にひとつのプレイブック』の原作。
原作は、主人公・パットの視点から書かれています。
躁うつ病のパットは、8ヶ月で精神病院を退院した。高校教師だったパットは、妻であるニッキの浮気相手を殴って入院を命じられたのだ。失職し、離婚したために両親の家に同居するパット。毎日のように騒ぎを起こしても、パットは自分が正常だと信じ、復縁のため元妻に連絡を取ろうとし続けた。
そんなパットは、夫との死別後、職を失い、実家に戻ってきていたティファニーに出会います。
ティファニーは、妻との仲介役になるのを条件に、パットをダンスのパートナーに誘い、ダンスコンテストに出ようとするのですが・・・。
という話。
映画版もおすすめ。この作品でアカデミー主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスの演技にも注目です。
Legally Blonde
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- 作者: Amanda Brown
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2001年のアメリカ映画『キューティ・ブロンド』の原作。
主人公のエル・ウッズは大学の人気者。欲しいものすべてを手に入れ、あとは大好きな彼氏との幸せな結婚のみ・・・。
そう思っていたときに、最愛の彼氏にフラれてしまいます。
理由は、結婚するならもっと"ちゃんとした人"がいいから。
名家出身、有名大学のロースクールに入学する予定の彼にフラれてしまったエルは一念発起、彼を追いかけるためにロースクールを目指します・・・。
痛快なサクセスストーリー、コメディ要素も満載の作品です。
Shutter Island
Shutter Island (English Edition)
- 作者: Dennis Lehane
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マーティン・スコセッシ監督、レオナルドディカプリオ主演の映画『シャッター・アイランド』の原作。
映画版のWikiからあらすじを引用します。
1954年、連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック・オール(マーク・ラファロ)ら捜査部隊は、ボストンハーバーの孤島(シャッターアイランド)にあるアッシュクリフ精神病院を訪れる。この島でレイチェル・ソランドという1人の女性が、"The law of 4; who is 67?" という謎のメッセージを残して行方不明となった。強制収容されている精神異常犯罪者たちの取り調べを進める中、その病院で行われていたマインドコントロールの事実が明らかとなる。
孤島にある精神病院。この設定がすでにこわいですね。
でも、ただのこわい作品だと思って読んでいると、最後に衝撃の結末が待っています。
Mystic River
Mystic River (English Edition)
- 作者: Dennis Lehane
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ひとつ前に紹介した『Shutter Island』の作者であるデニス・ルヘインによる小説。
これは、クリント・イーストウッド監督で『ミスティック・リバー』という題名で映画化されました。
物語は、仲良し三人組のデイヴ、ショーン、ジミーがいつものように近所の通りで遊んでいると、デイヴが急に誘拐されてしまう、というところからスタートします。
デイヴは誘拐犯から逃げて家に帰ってきますが、大きな精神的なダメージを負ってしまいました。
そして話は25年後に飛びます。
ジミーの娘が遺体となって発見され、殺人課の刑事となったショーンがその事件を担当することに。ジミーの娘は、どうやら惨殺されたようなのです。
しかも、実はその夜、デイヴは飲みに行ったあと、血まみれで帰宅していたのです。
ひとつの事件がきっかけで再会する3人。
果たしてその夜、何が起こったのか・・・?
という話。
話がよくできているので、どんどんストーリーに引き込まれてしまいます。
Fight Club
エドワード・ノートン、ブラッド・ピット主演の映画『ファイト・クラブ』の原作。
『ファイト・クラブ』は、好きな映画ランキングみたいなのがあると、たいていベスト10に入る人気映画ですね。
原作は主人公の内面がより深く描かれていると感じました。
これを読むと、映画がかなり原作を忠実に再現した作品であることがわかります。
『ファイト・クラブ』ファンの人はぜひ読んでみることをおすすめします。
Into the Wild
- 作者: Jon Krakauer
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2007年のアメリカ映画『イントゥ・ザ・ワイルド』の原作。
実在した人物、ジョン・クラカワーによるノンフィクション作品です。
このジョン・クラカワーという人は、アメリカ出身の青年で、大学卒業後、突然すべてを捨てて放浪の旅へ出ました。
目的地はアラスカ。
しかし、青年には過酷な運命が待っているのでした・・・。
世界を放浪する若者のバイブルとなっている本。
Harry Potter and the Order of the Phoenix
Harry Potter and the Order of the Phoenix (US) (Paper) (5)
- 作者: J. K. Rowling,Mary GrandPre
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みなさんご存知、ハリー・ポッターシリーズから1冊紹介します。
この本の邦題は、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』です。
なぜシリーズの第5巻を選んで紹介しようと思ったのかというと、この『不死鳥の騎士団』が、シリーズの中でも深いテーマを扱っていて、大人でもかなり考えさせられる作品だからです。
強大な力を持っていることがわかった主人公ハリーが、その力を自分は本当は悪の道に使いたいと思っているのではないか、自分はヴォルデモートと同じなのではないか・・・と葛藤します。
こんなの大人向けとしか言いようがないです。
ラストも勧善懲悪では終わらない、まさに大人向けといえる作品です。
Charlie and the Chocolate Factory
Charlie and the Chocolate Factory
- 作者: Roald Dahl,Quentin Blake
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ロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』。
この本を原作にした映画といえば、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』を思い浮かべる人が大半だと思います。
しかし実は、その前に一度この本は映画化されているんです。
それが1971年製作の『夢のチョコレート工場』。
『チャーリーとチョコレート工場』が好きな人は、この『夢のチョコレート工場』を見れば、細かい設定の違いや、映像技術が今ほど発達していなかった時代の映像との違いを楽しめるでしょう。
原作の本は、児童文学ということで、サッと読めて、文法も簡単なので、英語力にあまり自信がないという人もトライできますよ。
True Grit
コーエン兄弟監督の映画『トゥルー・グリット』の原作。
実は、コーエン兄弟による作品は、この小説の映画化としては2度目で、1969年に『勇気ある追跡』という題名で、ジョン・ウェイン主演で映画化されています。
14歳の少女マティ・ロスは、フォート・スミスで牧場の使用人トム・チェイニーに父を殺され、馬と金貨と銃を盗まれた。父のかたきをうつために彼女は腕利きと評判の連邦保安官(マーシャル)ルースター・コグバーンを雇うことにした。コグバーンは元泥棒で大酒飲みだが、マティの真摯な気持ちと金に動かされてチェイニーを狩ることにする。仲間にテキサス・レンジャーで、テキサス州議員を殺した賞金のためにチェイニーを追うラ・ビーフも加わるが、マティに対する方針の違いとコグバーンとの不仲から喧嘩別れになってしまう。
アメリカの西部劇作品が好きだという人におすすめです。
The Silence of the Lambs
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ジョディー・フォスター主演で1991年に公開された映画『羊たちの沈黙』の原作です。
アカデミー賞を5部門も受賞した歴史に残る映画なので、映画自体を知っている人はかなり多いと思いますが、実は原作は小説なんです。
連続殺人事件を追うFBI訓練生が一応主人公なんですが、存在感で言うと、レクター博士が主役だと言えます。
レクター博士は元精神科医で殺人犯。
FBI訓練生は、そんな博士に見識を求めるべく、博士が収監されている精神病院を訪れる、という話です。
小説でもやはり主人公クラリスと博士の会話が見所。
サイコサスペンスが好きな人はぜひ読んでみてください。
Requiem for a Dream
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2000年のアメリカ映画、『レクイエム・フォー・ドリーム』の原作です。
この物語の主要人物は全員が"夢"を持っています。
孤独な未亡人サラの夢は"テレビに出ること"でした。
ある日、サラにテレビ会社から電話がかかってきます。なんと、テレビの出演権を獲得したというのです。
テレビに出ることが決まったサラは、やせてスリムな身体で出たいと思い、病院に行きます。すると、"体重が減る薬"が処方されました。
しかし、その"薬"は、とんでもない代物だったのです・・・。
という話。
普通の人でも誰もが何かに中毒になっている・・・そんな恐ろしさを感じる一冊です。
Zodiac
Zodiac: The Shocking True Story of the Hunt for the Nation's Most Elusive Serial Killer
- 作者: Robert Graysmith
- 出版社/メーカー: Berkley
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デヴィット・フィンチャー監督、ジェイク・ギレンホール主演の映画『ゾディアック』の原作です。
ゾディアック事件と呼ばれる、実際に起きた連続殺人事件を元に書かれたミステリー・スリラーです。
この本を書いたロバート・グレイスミスは、リアルタイムで実際にゾディアック事件を解明しようとしていた人なんです。
この人は、サンフランシスコ・クロニクル誌の政治漫画を担当していた人ですが、ゾディアックの犯行メッセージを解読しようとしたことがきかっけで、どんどん事件の捜査にのめりこんでしまいます。
実はゾディアック事件の犯人はいまだに捕まっておらず、現在も捜査中です。
この本では、そんな未解決の事件を詳説し、最後には筆者があやしいと考えている人物を2人挙げています。
ミステリーが好きな人におすすめできる作品です。
One Flew Over the Cuckoo's Nest
One Flew Over the Cuckoo's Nest (Unknown)
- 作者: Ken Kesey
- 出版社/メーカー: Berkley
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ジャック・ニコルソン主演の1975年の映画『カッコーの巣の上で』の原作です。
原作は1962年に発表されたケン・キージーのベストセラー小説。精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ちとろうと試みるという物語である。
原作では、ネイティブアメリカンのハーフの大男、通称"チーフ"が語るという形式になっています。
刑務所から逃れるために、精神に異常があるふりをして精神病院に来たマクマーフィーが主人公です。
精神病患者だからという理由で、あらゆる自由を奪い、がちがちに固められたルールで生活をコントロールしようとする病院に対して反抗していくマクマーフィーの様子が描かれています。
果たして主人公は、自由を勝ち取ることができるのか・・・?
Alan Turing: The Enigma
Alan Turing: The Enigma: The Book That Inspired the Film The Imitation Game
- 作者: Andrew Hodges
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2014年の映画『イミテーション・ゲーム』の原作となった伝記。
イギリスの天才数学者で、コンピューターが生み出されるきっかけとなる研究をしたと言われるアラン・チューリングについて書かれています。
映画では、第二次世界大戦中に、ドイツの暗号を解読するための要員として招聘されたアラン・チューリングが、暗号解読機を開発するというストーリーでした。
伝記なので多少文体が堅苦しいですが、映画を見てアラン・チューリングに興味を持った人は、ぜひトライしてみてください。
Gone Girl
デヴィット・フィンチャー監督の2012年の映画『ゴーン・ガール』の原作。
映画は、ロザムンド・パイクがアカデミー主演女優賞を受賞したことで話題になりましたね。
夫婦であるニックとエイミーの夫婦関係を描いた作品なんですが、小説版はちょっと面白い構造をしています。
というのも、この小説は、夫・ニックの視点から現在について語られた部分と、過去のことが書かれた妻・エイミーの日記が交互に続くからです。
物語が大きく動き出すのは、エイミーが突然姿を消すところからです。
夫であるニックは、妻を殺したのではないかと疑われてしまいます。
果たして、真相は・・・?
夫婦関係という、長期的な関係における心理を深いレベルで描写した作品です。
映画版も面白いのでぜひ。
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To Kill a Mockingbird
グレゴリー・ペック主演の1962年製作の映画『アラバマ物語』の原作です。
この本は1962年の発表後すぐに話題になり、ピューリッツァー賞を受賞しています。
黒人への差別が公然と行われていた1930年代のアラバマ州が舞台。
無実の罪を着せられてしまった黒人のトム・ロビンソンを、弁護士のアティカス・フィンチは救うことができるのか・・・?
という話ですが、この小説で特徴的なのが、語り手が6歳の少女だということです。
女の子はジーンという名前の登場人物ですが、この子は実際に1930年代に子供時代を過ごした、作者のハーパー・リー自身だと言えます。
そういう意味で、この小説はハーパー・リーの自伝的小説ですね。
さいごに
というわけで、有名映画の原作となった洋書をまとめてみました。
同じストーリーであっても、映画と原作では違った雰囲気を楽しむことができます。
英語を勉強している人は英文を読むトレーニングにもなるのでおすすめです!
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初めての洋書にはラダーシリーズのレベル1とレベル2がおすすめ!