TOEICで時間が足りない人がやるべき4つの対策
TOEICテストを受けた直後に多くの人が
「全然時間が足りなかった!」
と言います。
実際、TOEICのリーディングはかなりの分量で、900点や960点以上を取る上級者でさえ、時間以内に終わらないときがあるくらいなんです。
TOEICの英文の量が多すぎて全く時間内に解き終わらないというのは、受験者の中で何年もずっと言われていたことですが、2016年の5月から形式が変わり、それによってさらに重量が増しました。
そしてそしてそれにさらなる追い打ちをかけるように、最近、TOEICで読ませる英文の量がどんどん増えていってるなと感じます。
今後、受験者はこの点を考慮に入れて対策をしてく必要があると言えます。
というわけで今回は、TOEICで時間が足りない人がやるべき対策を4つ紹介していこうと思います!
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①単語・熟語を覚える
TOEICのリーディング問題を解いているときに、わからない単語があると、英文をスラスラと流れるように読むことができなくなるので時間が多くかかってしまいます。
また、そのわからない単語が解答に絡みそうな単語だったときが最悪で、
「あれ!?この単語の意味なんだっけ!?」
とパニックになってどんどん時間を消費してしまいます。
単語や熟語の知識を増やし、見た瞬間に意味がわかるような状態に持っていくことができれば、ストレスなくすらすら読むことができるようになるので、かなり問題を解くスピードが上がるんです。
大学入試レベルまでの英単語をマスターしておけば、TOEICで出てくる単語のほとんどはわかるようになるので、このレベルに達していない人はまずここまでを重点的に覚えていきましょう。
大学入試英単語集はたくさんありますが、例文の中で覚えられる『DUO』はおすすめです。
また、このレベルに達している人でも、TOEICに特有のビジネスシーンで使われる英単語に抜けがある可能性があります。
そういう人は『金のフレーズ』などのTOEICによく出てくる単語が収録された単語集を覚えるとかなり英文を読むスピードが上がります。
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⇒TOEIC単語帳で迷ったらまずこれ!『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』のレビュー&使い方!
有名大学の入試を突破した経験がある人は特になんですが、TOEICに出やすい単語を覚えていないためにスラスラと読めない人が多いんです。
なので、ある程度英語に自信がある人でも、いま紹介した『金のフレーズ』などのTOEICに特化した単語集を丁寧にこなしておきましょう。
②問題を解きまくる
単純にTOEICの問題を解きまくることでも解くスピードは上がります。
これには2つの理由があります。
ひとつは、シチュエーションのストックが増えることです。
TOEICでは、「その文章がどんな種類の文章なのか」がわかるかどうかが非常に大切です。
- レストランの広告
- 苦情のメール
- 宿泊施設のレビュー
- インターン先からの連絡
などなど、TOEICの文章にはさまざまな種類がありますが、大量に問題に触れていくうちに、これらのストックがどんどんたまっていくので、似たようなシチュエーションの問題が出たときに、解くスピードがかなり変わります。
全く馴染みのない文章を読むのと、すでに知っている流れの文章を読むのとでは、読むスピードは全然違ってきますよね。
ふたつめの理由は、緩急をつけて読めるようになることです。
TOEICリーディングの問題を大量に解くと、文章のどこに答えの根拠となる部分があるのかが、なんとなくですがわかるようになってきます。
これによって、文章の中で大事"ではない"部分がわかるので、そこをサラッと読むことで、時間を短縮できるようになるというわけです。
③時間配分を意識する
各問題の時間配分を意識しながら解くのもTOEICを時間内に終わらせるためには重要です。
時間配分を意識することで、仮にどこかの問題でいつもより時間をロスしたとしても途中で気付いて、修正をすることができます。
時間配分を意識しないと、どこかでロスしていたときに、最後の方になってはじめてそれに気付き、焦ってめちゃくちゃになってしまう可能性があるんです。
また、時間配分をしっかりと設定することで、テスト中の心理的負担が減ります。
各パートが終わったごとに予定通りの時間配分で進んでいるかチェックすることで、
「よし、間に合いそうだ」
「ちょっとスピードアップしないとヤバいな」
という判断ができるので、冷静さを保つことができます。
時間を全く気にしないと、
「ちゃんと時間内に終わるだろうか・・・?」
という不安感と常に戦わなければいけなくなってしまいます。
焦ると正答率は下がるので、時間配分をしっかりと設定すべきなんです。
ちなみに詳しい時間配分は下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
⇒新形式TOEICリーディングの時間配分をシミュレーションしてみた
④洋書を大量に読む(多読)
洋書を読み、多くの文章に触れることでもリーディングのスピードを上げることができます。
TOEICで時間が足りなくなるという人は、問題を解くうんぬんというよりは、そもそも英文を読むこと自体に慣れていない人が多いんです。
そこでおすすめなのが洋書。
最初は1ページ読むだけでもヘロヘロになってしまうと思いますが、食らいついて読んでいくうちに、だんだんと英文を読むための基礎体力が付き、長い時間英文を読めるようになってきます。
「洋書なんて難しくて読めるわけない」
と思った人もいるかもしれませんが、英語学習者向けに語彙が制限された『ラダーシリーズ』を使えば、洋書を使った英語学習を始めることができます。
(参考記事)
⇒初めての洋書にはラダーシリーズのレベル1とレベル2がおすすめ!
TOEICのリーディングでは、75分という長い時間ずっと集中して英文を読まなければいけません。
大量の英文に触れられる洋書というツールを使って、英語の文章自体に慣れ、英文を読むための基礎体力をつけていけば、どんどん楽になっていくはずです。
まとめ
というわけで今回は、TOEICで時間が足りなくなってしまう人におすすめの対策方法を4つ紹介しました。
整理すると、
- 単語・熟語を覚える
- 問題を解きまくる
- 時間配分を意識する
- 洋書を読む
の4つです。
繰り返しになりますが、最近のTOEICは分量が増えてきています。
時間内に終わらせるための対策は重点的にやるべきことだと思います。
ぜひこの記事で紹介した内容を参考にしてみてください!
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