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4ヵ国語を勉強するブログ

留学経験なし、独学で英検1級,TOEIC980点,TOEIC SW170/200を達成。「言語は楽しく学ぶべき」という方針の元、最大の効率で結果を出せる勉強方法をブログに投稿しています。中国語やドイツ語など、英語以外の言語も勉強中。

TOEIC Part5(文法語法問題)の対策と勉強法をまとめてみた【初心者(〜600点)向け】

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TOEICリーディングの一番最初のパートでは、文法・語法問題が出題されます。

これはいわゆる"4択穴埋め問題"で、文の中の空欄に入れるのに最も適切な単語を選ぶという形式です。

(例)

Ken Nakajima, the CEO of ABC Inc, will (        ) make an announcement about the new product tomorrow.

(A) possibility 

(B) proximity

(C) probably 

(D) promote

(さっぱりさからなくても全然大丈夫です。これから勉強法を詳しく説明していきますので!)

 

Part5ではこのような問題が合計30問出題されます。

まとまった量の英文を読んだ上で問題に答えなければいけないPart7(長文問題)と比べると答えやすいのが特徴ですが、ひっかけ問題や、上級者でも迷うような知識問題が出たりと、意外とあなどれないのがこのPart5です。

時間的にもかなりシビアで、TOEICを時間以内に解き終わるためには、このPart5の問題は10分、つまり1問あたり約20秒程度で解答する必要があります。

ここを素早く正確に解けるのかどうかが、その後に続く長文問題に落ち着いてスムーズに移れるのかに大きく影響するんです。

 

今回はそんなTOEICで重要な位置を占めるPart5の勉強方法を紹介していこうと思います。

ちなみに、この記事は現時点でTOEICスコアがだいたい600点までの初心者を主な対象としています。

【もくじ】

 

Part5を解くために必要な"2つの力"

具体的な勉強法に移る前に、そもそもPart5で正解するためにはどんな力が必要なのかを説明しておこうと思います。

"何が必要なのか"をまず意識することで効率良く勉強を進めることができるんです。

TOEICのPart5の問題が解けるようになるためには、"2つの力"が必要になります。

それは、文法力知識力です。

 

①文法力

ちょっと下の問題を見てください。

I was hit (   ) him.

(A) in

(B) at

(C) by

この問題を解くときは、まず「I was hit」のところを見て「わたしは殴られた」という受け身の文だなと判断して、空欄のあとの「him」も見たあとに、行為者(~によって)を表す「by」を選びます。

なにがなんだかサッパリという人がいるかもしれませんが大丈夫です。

ここで注目していただきたいのが、「受け身の文」だと判断し、「行為者を表すby」を選んでいるところです。

これらは、英語のルールです。

"英語のルール"を「文法」と呼びます。

Part5を解くためには、文法力が必要不可欠なんです。

 

②知識力

また問題です。

I am interested (   ) history.

わたしは歴史に興味があります。

(A) at

(B) by

(C) in

この問題の答えは(C)の「in」です。

選択肢がさっきの問題と似ていますが、実は解答プロセスが大きく異なります。

この問題では、

「~に興味がある」は「be interested in」だから答えは「in」

と考えて答えを出します。

これはさきほどと違い、文法ではなく単なる知識で答えを出しているのがわかると思います。

このような知識をひたすら増やしていくこともPart5では重要です。

 

「文法」と「知識」、この2つの大きな違いは”応用が効くのかどうか”です。

 

つまり、さきほども書いた通り、文法は「ルール」なので、いろいろな問題に応用できます。しかし、知識はその表現ひとつにしか使えません。

 

Part5対策をしていく上では、これらを区別して意識するのが大事なんです。

ここまでをまとめます。

Part5を解くために必要なのは文法力と知識力!

文法はルールなのでいろんな問題に応用が効くが、知識は応用が利かない。

 

どちらも大事!

多くの場合、文法力と知識力は組み合わせて使います。

正解にたどりつくために、文法と知識、この2つを駆使するわけです。

しかし、やはり文法事項はいろいろなことに応用できますし、すべての基本なので、文法がアヤシイという人は、ひたすら知識を増やすのは後回しにして、まずは文法をガッチリ固めた方がいいです。

 

Part5マスターになるまでのイメージとしては、

  1. まずは基本的な文法をガッチリ固める。知識は単語を覚える程度にとどめておく。
  2. 基本文法が押さえられたらあとは問題演習を通して文法の復習+知識を増やしていく

 

という流れになります。

それでは、1から説明していこうと思います。

 

基礎的な文法を身に付ける!

TOEIC Part5で出題される文法事項は、高校基礎レベル程度までです。

しかし、割合的に見て、ほとんどは中学校までの文法事項で解ける問題なんです。

なので、まずは中学校レベルまでの文法事項を集中的に復習する必要があります。

これには2冊の本を使います。

まず、『中学3年間の英語を10時間で復習する本』です。

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

 

先生と生徒の対話という、講義形式で文法事項の説明がされています。

これがとにかくわかりやすいんです。

この本でわからなかったら他のテキストを使ってもわからないだろうな・・・というレベル。

この本をCDを聞いて単語の発音をチェックしながら進めてください。

そして同時進行で、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』という本を使ってトレーニングしてください。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

 

この本では「瞬間英作文」というトレーニングができるようになっています。

瞬間英作文とは、日本語をすぐさま英語に直すというトレーニングで、これをやることで文法が"使える"ようになるんです。

(関連記事)

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』で英文法を感覚レベルで身に付ける!

 

このテキストの載っている文章がすべて瞬間英作文できるようになったら中学レベルの文法はマスターしたと言えます。

 

続いて高校レベルの英文法ですが、これはさきほど紹介した本の姉妹篇にあたる『高校3年間の英語を10日間で復習する本』がベストです。

カラー版 CD付 高校3年間の英語を10日間で復習する本

カラー版 CD付 高校3年間の英語を10日間で復習する本

 

中学レベルの文法事項と被る部分もありますし、なによりやはり説明がかなりわかりやすいので、中学レベルをマスターしていれば1週間程度で楽に読み終えることができるでしょう。

 

注意点としては、CDを必ず使うことです。

例文とミニ英会話コーナーは必ずCD音声を使って発音も確認してください。

また、めんどくさがらずに練習問題もちゃんと解いて答え合わせまでやるようにしましょう。

問題を解いてみることで、頭だけで理解していたことが、感覚レベルでも身につくようになります。

 

ちなみに、学生時代に英語は比較的頑張っていた方だ、という人は、

『中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する』というテキスト+『瞬間英作文』

の2冊で高校範囲まで一気に勉強するのもアリです。

中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する (中経出版)

中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する (中経出版)

 

『中学3年間~』と『高校3年間~』の2冊を凝縮して1冊にまとめたような本です。

「ざっと復習」と書いてはありますが、こちらの本も講義形式で説明はわかりやすいので安心して使えます。

 

高校レベルまでの文法事項はここまで書いた方法で一通りマスターできます。

 

ただ、基本的にこれらはTOEICと直接は関係がないので、これが基本だから大事だとわかってはいても、やっぱりTOEICっぽい勉強がしたいと思うかもしれません。

そういう場合は、『金のフレーズ』を使った単語暗記は同時に進めてOKです。

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

 

この本は、TOEICによく出る単語だけを1000単語厳選して、よく出るフレーズの形で収録したものです。

初心者から上級者まで幅広いレベルの人に人気のある、TOEIC参考書の中でも1番か2番目に売れている本です。

文法の学習を中心に勉強を進めてはいきますが、飽きてきたらこの単語集をペラペラとめくってみましょう。

 

問題演習で文法の復習+知識を増やす!

高校レベルまでの英文法を押さえることができたら、やっと実際の問題を解く段階に入ります。

この時点では、Part5に必要な2つの力のうち、文法力が7割、知識力が1割程度の完成度です。

問題をゴリゴリ解いていくことで、文法の復習と残り3割の詰め、そして知識の増強をはかっていきます。

 

 1冊目の問題集としておすすめなのは『TOEIC TEST 文法特急』です。

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

 

この問題集を最初の問題集としておすすめする理由は2つあります。

まず、問題数が少ないこと。

約105問の厳選された問題が収録されているので、1日1~2時間程度の勉強でも1週間あれば終わらせることができます。

また、解説が詳しいのもおすすめポイントです。

問題数が少ないので、その分1問あたりに割いている解説の量が多くなっています。

この問題集を、1週間半~2週間程度かけて2周しましょう。

2周することで、TOEICの文法問題の傾向がわかり、覚えた文法事項を問題でどう応用していけばいいのかがわかるようになります。

 

『文法特急』が終わったら、続いて『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』に取り組みます。

新TOEICテスト 文法問題 でる1000問

新TOEICテスト 文法問題 でる1000問

 

Part5の問題が1000問収録されたボリューム満点のテキストです。

問題数に圧倒されてしまいそうになるかもしれませんが、この問題集で最後なので、気合を入れて取り組んでください。

 

やり方としては、本書の頭から順番に30問ずつセットで解いていってください。

 

で、解く際にちょっとやってもらいたいことがあります。

 

  1. 問題を解く際、100%の自信を持って答えられなかったものは、問題の近くに「?」マークをつける
  2. 答え合わせが終わったら、間違えた問題→赤でマーク、正解したけど「?」がついている問題→青でマーク

 

この方法でチェックしていくと、結果的に問題が次の4パターンに仕分けされます。

 

  1. マークなし
  2. 青マーク
  3. 赤と「?」マーク
  4. 赤マークだけ

 

①マークなし

100%の自信を持って答えて正解した問題なので復習は必要ありません。

 

②青マーク

自信がなかったけれども正解した問題。これは「知識があいまいな部分」なので、解説を読んで次は自信を持って答えられるようにしましょう。

 

③赤と「?」マーク

全くわからなかった問題です。ここが伸びしろなので、徹底的に解説を読み込んで復習しましょう。

 

④赤マークだけ

赤マークだけがついているとはどういうことなのでしょうか?

これは、自信を持って答えたけれども間違えた問題を意味します。

これが最悪なパターンで、かなりヤバい勘違いをしている可能性があるので、最優先で解説を読み込んで復習してください。

 

このようにマークして問題を仕分けしていくことで、自分が何をわかっていないのかが見えてきます。

 

「TOEIC対策をしたいけど、そもそも自分が何をわかっていないのかがわからない!」

 

と思っている人は多いと思います。

今紹介した方法を使えば「自分がわからないこと」をあぶり出すことができるんです。

 

復習の際は、マークがついた問題を優先的に解いていきましょう。ただがむしゃらに解くのよりも何倍もの効率で、密度の濃い学習ができます。

 

問題集が終わったらどうするのか?

  1. 高校レベルまでの英文法の復習は終わった
  2. 『文法特急』も2周した
  3. 『でる1000問』の問題も、すべての問題を自信を持って答えられるようになった

という段階になったらあとは何をやればいいのか、ということについても触れておこうと思います。

ここまで終われば、TOEICのPart5で間違えることはほとんどなくなりますが、やはり本番では毎回何問か難しい問題が出題され、そこまで完璧にカバーできているわけではありません。

この段階になったら、さらに難しい問題を集めた問題集を買って取り組むという選択肢もありますが、あまりおすすめしません。

 

理由は、コスパが悪いからです。

 

わからないわずか数問のために、難しい問題集に取り組むのは費用対効果を考えるあまりうまみがないんです。

 

なので、この段階になったら、

他のパートの問題演習を通じて、Part5を解くための基礎力を上げる

というのが現実的な対策になります。

 

記事の最初でも書いた通り、Part5に必要なのは「文法力」と「知識力」ですが、この2つのうち「知識力」は、リスニングや長文問題など、他のパートを解いてもかなり向上させることができます。

 

たとえば、「このビルは安全規定を守っていない!」など言うときの「安全規定」は「safety regulations」と言います。この言葉はPart5で出題されることがありますが、長文やリスニングでもしょっちゅう出てくる単語なんです。

つまり、Part5にこだわらなくても、TOEIC全体の問題演習をしていれば、「知識力」は向上させることができるので、結果的にPart5の対策になるということです。

 

なので、問題集が一通り終わったら、Part5については新しい問題集に取り組むということはせず復習に徹し、それでも足りない部分は他のパートの対策を通じて補強していきましょう。

全体の対策としては、やはり公式から出ている問題集がクオリティを考えるとおすすめです。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

 

 

 まとめ

 というわけで今回は初心者を対象に、TOEIC Part5の勉強方法をまとめてみました。

TOEICの文法問題の勉強方法がわからない!という方はぜひ参考にしてみてください。

 

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