TOEIC SWライティングの対策とおすすめの勉強法をまとめてみた
TOEIC SW(Speaking&Writing)のライティングテストの勉強方法についてまとめてみました。
この記事を読むことで、
- TOEIC SWのライティング試験の内容
-
詳しい対策・勉強法
がわかるようになっています。
TOEIC SWテストを受験しようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
なお、スピーキング編をまだ読まれていないという方は、そちらを先に読んでいただくとよりわかりやすいかと思います。
⇒TOEIC SWスピーキングの対策とおすすめの勉強法をまとめてみた
【もくじ】
- 公式問題集で形式を確認しよう
- メインテキストを決めよう
- 【1】写真描写問題
- 【2】Eメール作成問題
- 【3】意見を記述する問題
- おすすめトレーニング方法
- まとめ:TOEICライティングは日常生活で役に立つ!
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公式問題集で形式を確認しよう
TOEIC SWの勉強をしようと思ったらまずは用意しなければいけないのが公式問題集です。
TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題
- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
- 発売日: 2015/12/16
- メディア: 大型本
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このテキストを使って、まず問題がどのように出題されるのかを確認しましょう。
各問題の最初に、
テストでの画面の流れ
というページがあるので、ここを熟読してください。
ここには、PCにどのような画面が表示され、また、どのボタンを押して操作すればいいのかが実際のテストで表示される画面の画像と共に説明されています。
ここをしっかりと確認せずに本番に臨んでしまうと、PC操作にばかり気を取られてしまい、肝心なテストの内容に集中できなくなってしまいます。
また、このあと詳しく見ていきますが、
- どんな問題が出題されるのか
- 各問題の解答に与えられている時間は何分なのか
の2点も確認しておくようにしてください。
問題の対策以外にも、問題がどのように出題されるのかを確認し、"試験全体の流れ"を徹底的にイメージしてからテストに臨むというのが、PCで受験するという少し特殊なTOEIC SWを受ける際のセオリーです。
ちなみにこの公式問題集は、問題の形式など含めたテスト情報以外にも、テスト5回分の練習問題が収録されているので、問題演習を積むためにも必ず用意してください。
メインテキストを決めよう
公式問題集だけではテクニック面での情報が不足してしまうので、全問題について
攻略テクニック
練習問題と模範回答
使える定型表現
が載った参考書を1冊用意し、これをメインテキストとして使い倒しましょう。
これには『TOEICテスト スピーキング/ライティング 総合対策』か『頂上制覇 TOEICテスト スピーキング/ライティング究極の技術』のどちらか1冊を選んでください。
頂上制覇 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング 究極の技術(テクニック) (頂上制覇 TOEIC(R)テスト 究極の技術(テクニック) シリーズ)
- 作者: ロバート・ヒルキ,上原雅子,横川綾子,トニー・クック
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2013/03/19
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『究極の技術』の方が多少難易度が高くなっています。
はじめてTOEIC SWを受ける初心者は1冊目、中級者以上は2冊目、という基準で選んでください。
整理すると、まず用意すべきテキストは
- 公式問題集
- メインテキスト
の2冊です。
では、それぞれの問題ごとに対策を見ていきましょう。
【1】写真描写問題
最初に出題されるのは写真の内容を説明させる問題です。
画面に写真と、2語の単語が表示されます。
cup / table
与えられた2語を使い、写真の内容を1つの文で説明します。
上の例なら、
A cup of coffee is on the table.
と書ければ満点です。
ちなみに、2つの単語は必ず使わなければいけませんが、動詞を活用させたり、名詞を複数形に変えたりはできます。
問題は合計で5問出題され、解答時間は全部で8分です。
1問あたり96秒が解答時間ですが、簡単な問題に1分、比較的長い文を書かなければいけない問題に1分30秒、残りの時間を迷った問題の見直しに使うというのがベストでしょう。
対策は?
この問題では、高い得点を取るための条件として、
文法に誤りがない
というのがあります。
単数、複数など、名詞を正しい形で使えているのか、動詞の形は大丈夫かなど、色々な面に気をつけて英文を書く必要があります。
文法というと苦手意識を持っている人も多いかもしれませんが、この問題ではそこまで恐れる必要はありません。
というのも、この問題では中学校で習うレベルの英文法までで十分対処できるからです。
中学レベルの文法がしっかりと使えれば、文法面に関しては全く問題ないです。
逆に言うと、このレベルがしっかりとしていない人は文法で減点されて低いスコアしか取れないので、しっかりと対策する必要があります。
これには、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』を使うのがおすすめです。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
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瞬間英作文とは、文字通り瞬間的に英作文をすることで、
わたしは学生です。
という文があれば、それを見た直後に
I am a student.
といった具合に英訳します。
これによって、受け身ではなく"使える英文法"を体で覚えることができます。
まさにライティングテストにはうってつけというわけです。
この本ではちょうど中学レベルの英文法を一通り網羅しています。量としても多くはないので、1ヶ月程度で2周するのを目標に取り組みましょう。
さて、文法以外の採点基準としてもうひとつ、「写真と関連する内容が記述されている」というのがあります。
これは、簡単に言えば
写真をちゃんと説明できているか
ということです。
写真をちゃんと説明するためには、文法がしっかりとしているのももちろん大事ですが、英語表現を知っている必要があります。
いくら文法がちゃんとしていても、肝心な英語フレーズを知らないと、英文は書けませんよね。
なので、この問題では中学レベルの文法をマスターすること以外に、自分で使える英語表現のストックを増やしていく必要があるわけです。
メインテキストや公式問題集を使って問題演習を重ねていく中で表現を増やしていくのはもちろんですが、これだけでは量が足りないでしょう。
なので、他で補充していく必要があります。
これにはTOEIC LR(リスニング&リーディング)のPart1を使うのがベストです。
TOEIC リスニングPart1はまさに写真描写問題。写真についての説明がされ、正しい選択肢を選ぶ問題です。
(A) They are using a photocopier.
(B) A boy is carrying a laptop.
(C) A girl is pointing at the screen.
(女の子が画面を指差しています)
(D) They are shaking hands.
上の例だと写真の内容を正しく描写している(C)が正解です。
TOEICリスニングのPart1の問題をこなすことで、
写真+それを正しく説明した英文
のストックを増やすことができます。
使うテキストとしては『新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル』がおすすめです。
Part1の写真描写問題が数多く収録されています。
勉強の仕方としては、まず写真を見ながら正解の選択肢を音読します。
そして、それを何度も繰り返し、最終的には「写真を見た瞬間に説明する英語が言える」というレベルまでもっていてください。
瞬間英作文の写真見る版だと考えていただくとわかりやすいかと思います。
これによって英文のストックを増やすことができますし、瞬発力が鍛えられるので、解答時間もどんどん短縮されていきます。
また、スピーキングの写真説明問題の対策にもなるので一石二鳥です。
まとめると、写真描写問題は、
- 『瞬間英作文』で中学レベルの英文法を"使える"ようにする
- 公式問題集とメインテキストを使った問題演習
- TOEICリスニングのPart1を使って英文のストックを増やす
の3つが対策になります。
【2】Eメール作成問題
続いて、Eメールを作成する問題が2問出題されます。
ここでは最初に、50語弱程度のEメールを読みます。
内容は
この前のイベントの感想を教えてくれ
というものや、
当ホテル滞在中にトラブルがあったようですが詳細を教えていただけませんか?
といった、日常生活で受け取るようなもの。
また、
部長、この前の件まだみたいなんですが、どうなってるんですか?
といったビジネス関係のものなどさまざまです。
メールを読んだら、自分がそのメールを受け取った人だと仮定して、返信を書きます。
返信の内容については「2つ質問せよ」「ひとつ提案せよ」など、おおまかに設定されており、それに従っているのかも採点基準になります。
時間は1問10分です。
対策は?
この問題では、まずは来たメールの内容を正確に把握しなければ何も始まらないので、リーディング力も要求される問題だと言えます。
1問あたり10分が解答時間ですが、この時間は結構シビアで、もたもたしているとあっという間に制限時間が終わってしまいます。
なので、まずは来たEメール早く、そして正確に読めるのかがスコアアップのカギだと言えます。
公式問題集やメインテキストに載っている問題だけではトレーニング量としては足りないので、ここでもTOEIC LR(リスニング&リーディング)の問題を活用していきましょう。
具体的には、TOEICリーディングのPart7を解くのが対策として有効です。
TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7 (別冊模試・DL特典付) (TOEICテスト 究極シリーズ)
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このようなPart7に特化した問題集を解き、解き終わったら音読するようにしてください。
読むスピードを上げるためには、そのままズバリ早く読むのが効果的です。
意味が取れるギリギリのスピードで音読することで、読むスピードを上げることができます。
ちなみに、Part7の問題にはEメール問題が含まれますが、これだけにこだわらず、チラシや記事など、Eメールではない読解問題も解いていきましょう。
さて、続いてEメールが書けるようになるための対策です。
まず、メインテキストを使い、定型表現とテンプレートをマスターしてください。
返信メールの最初に「スミスさんへ」と書きたい場合はどうすればいいのかわかりますか?
これは、
Dear Mr.Smith,
となります。
また、メールの最後に「よろしくお願いします」や「敬具」と書きたいときは
Best Regards,
と書きます。
これらのほぼ毎回使う定型表現については、まる覚えして思考停止で使っていきましょう。
大事なのは中身で、これらの決まりきった表現に時間をかけるのはもったいないんです。
また、個々の定型表現だけではなく、Eメール全体の構成も覚えてしまいましょう。
Eメール作成問題では、
- あいさつ
- メールを受け取った旨
- 問題で指定されたこと(提案や質問)
- 締めの言葉
という構成でほぼすべての問題に対処できてしまいます。
これもメインテキストにちゃんと載っているので確認しておくようにしてください。
さて、残るは肝心なメールの中身ですが、まずひとつ意識しておかなければいけないことがあります。
TOEICライティングのEメール問題は、他の多くのライティング問題と比べて決定的に違う性質があるんです。
それは、すべてを自分ででっち上げなければいけないところです。
「好きな動物は何ですか?」というお題で英作文をするのとは違い、Eメール作成問題ではすべてが架空の世界の話なので、自分の妄想によってメールを作らなければいけないんです。
なので、文法的に誤りのない英文を書く、ということ以外にも、アイデアを思いつくのかが大事になってきます。
Eメール問題対策では、英語表現をただ収集するということ以外にも、アイデアを収集するのを念頭において勉強するようにしてください。
具体的な対策としては、これにもさきほども紹介したTOEICリーディングのPart7が使えます。
読解対策として使っていく中で、使えそうな表現があったらメモして覚えるようにしましょう。
また、Eメール問題で使えそうなアイデア収集にもTOEICのリーディング問題は使えるのでおすすめです。
これ以外に、NHKテキスト『入門ビジネス英語』もおすすめです。
NHKラジオ 入門ビジネス英語 2018年 11月号 [雑誌] (NHKテキスト)
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オフィスを想定した会話テキストが収録されています。
登場人物は色々なアイデアを出し合って議論しているので、
- 使える英語表現を増やす
- Eメール作成のためのアイデア収集
の2点において効果を発揮します。
この『入門ビジネス英語』は、「実用的なのに難しすぎない」というかなりいいところをついた"使えるビジネス英語表現"の宝庫なので、TOEIC SWとは相性抜群です。
高得点を狙う人は特にですが、メインテキストだけではどうしても英語表現のストックが足りないので、このテキストを使って補充するようにしましょう。
まとめると、Eメール問題対策は、
- TOEIC LRのPart7を使ってリーディング力を上げる&アイデア収集
- メインテキストで定型表現とテンプレートを習得する
- 『入門ビジネス英語』で英語表現を増やす
が対策になります。
【3】意見を記述する問題
最後の問題は、与えられたテーマに対して、自分の意見をまとめた文章を作成する問題です。
テーマは
ひとりで仕事をするのをチームとして仕事をするのはどっちが良いか
といったビジネス関係のものや、
政府はもっと社会福祉に力をいれるべきか
といった社会的なものまでさまざまです。
公式テキストによると、高い採点スケールを得るための条件として、
少なくとも300語以上書いている
というのを挙げています。
制限時間は30分。
慣れていない人にとって、30分で300語のエッセイを作るのはかなり難しく、とてもチャレンジングな問題だと言えます。
対策は?
英語のエッセイは、日本語の作文とは根本的に違うものである、ということをまず意識する必要があります。
英語の文章は、おおまかに言うと、
- 主張
- 主張の説得力を増すためのサポート
- 結論
という論理展開で書かれます。
このようなしっかりとした英語のライティングは、一部の私立の学校出身の人や、運よく良い先生に恵まれた人以外はまず習ったことがありません。
なので、ほとんどの人は内容というよりはまず英語のエッセイの書き方をしっかりと学ぶ必要があります。
これについては、2通りの学習方法を紹介します。
まずは、メインテキストを使う方法です。
メインテキストでは、英語のエッセイの基本的な書き方について、役に立つ表現と共に説明されています。
ここを熟読することで、エッセイの型がわかります。
ただ、エッセイライティングに慣れていない人はメインテキストの数ページだけではわかりにくいと思います。
そういう人は『英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』を使うのがおすすめです。
英作文の基本的な書き方についてこれでもかというほどわかりやすく説明されていておすすめです。
大学入試の参考書ですが、TOEICライティング対策でも十分使えます。
『ハイパートレーニング』では、エッセイの型だけではなく、エッセイライティングの際に重要な「アイデアを整理する方法」も詳しく書かれているので、取り組めばかなり力がつくと思います。
ちなみにこの本を含めたライティング力を上げる方法については別の記事で詳しく書いたので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
⇒英語ライティング初心者がまず取り組むべきおすすめ参考書3冊と勉強法
エッセイの型が習得できたら、実際に書いてみましょう。
これについては次のステップで行うようにしてください。
- メインテキストや公式問題集の問題を使って実際に書いてみる
- 書けたエッセイを添削する
- テキストの解答例を読み込む
2の「書けたエッセイを添削する」ですが、基本的にセルフチェックで、自分でできるところまでやりましょう。
セルフチェックする際は、
- 名詞の形(単数なのか複数なのか)
- 自然な英語表現なのか
- 客観的に読んでみて説得力があるか・わかりやすいか
がポイントです。
「自然な英語表現なのかが自分でわかったら苦労しないよ」
と思ったかもしれませんが、Google検索を使えば自分でもある程度できます。
「この表現、英語として自然なのかな」
と思った表現はググってみて、検索結果として多く表示されれば、それは自然な英語ということです。
ちなみにGoogle検索を使った英文ライティングについては『Google 英文ライティング』という本が詳しいのでおすすめです。
単純に本としても面白くてためになるので、一読の価値はあると思います。
Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本
- 作者: 遠田和子
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
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セフルチェックが基本だと言いましたが、それでもどうしても英語ができる人に自分の英作文を添削してほしいという人がいるかもしれません。
そういう人は『アイディー』などのオンライン添削サービスを利用するのがいいかと思います。
ただ、基本的には
問題演習→セフルチェック→模範回答の読み込み
の流れをおすすめします。
添削はなんだかんだ時間がかかって非効率的な部分があるので、アイディーなどの添削サービスをもし使う場合でも、週に1回程度にするのがおすすめです。
おすすめトレーニング方法
さて、ここまで問題別に対策・勉強法を見てきましたが、最後に、どの問題の対策をする時にもおすすめのトレーニング方法を紹介していこうと思います。
①実際にタイピングする
練習問題を解く際、1回目はPCを使って実際に英文をタイピングしながら解くようにしましょう。
普段スマホばかりでキーボードでのタイピングにあまり慣れていない人は多いと思います。
また、これはやってみるとわかるんですが、普段PCのキーボードをよく使うという人でも、英単語になると途端にタイピングしにくくなるのを感じると思います。
というのも、「子音+母音」のセットが基本である日本語と、子音が連続する英語では、指の動かし方がかなり違うからです。
慣れるという意味でも、絶対に練習からタイピングした方がいいです。
また、タイピングすることで、スペルがわかっていない英単語をあぶり出すことができます。
写真描写問題の採点基準には、わかりさえすれば多少のスペルミスは採点に影響しないとありますが、これもあいまいですし、正しいスペルで書けるに越したことはありません。
それに、
「あれ、この単語のスペルってなんだっけ?」
と思っている時間がもったいないです。
ライティングでよく使われる単語でも、たとえば「~が必要だ」と言いたいときに使う"necessary"なんかスペルむずかしいですよね。
普段よく使う単語については特にスムーズに書けるように練習しておきましょう。
②TOEIC LRの問題を解く
ここまで紹介してきた勉強法の中に、何回も「TOEIC LRの問題を解く」というのが出てきたのに気付いたと思います。
最後の「意見を記述する問題」だけは当てはまりませんが、それ以外の問題については、TOEIC LR(リスニング&リーディング)の問題演習がSW対策にとても効果的です。
多少乱暴な言い方になってしまいますが、TOEICライティングテストは、最後の問題以外は「普通のTOEICの問題文を自分で作るテスト」と言ってもいいくらいなんです。
なので、TOEIC LRの問題に多く触れることでSWの点数アップも期待できます。
使うテキストは何でもいいと思いますが、英文のクオリティを考えると公式問題集がベストでしょう。
- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
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③模試形式の問題集を解く
対策がかなり進み、公式問題集やメインテキストに書いてある問題もほとんど解いてしまったという段階になったら、本番同様の形式でトレーニングできる模試問題集を使ってひたすら問題を解いていきましょう。
特に、テスト本番まで一週間を切ったら、問題形式に慣れるためのトレーニングだけに絞って"詰め"の段階に入るのがおすすめです。
これには『TOEICテスト スピーキング/ライティング完全模試』を使います。
TOEIC SWの模試が5回分収録されています。
PCに入れることで本番同様の画面でテストのシミュレーションができるCD-ROM付きです。
この模試問題集は模範解答がかなり良いです。
良い意味で"無難な"解答で、覚えてそのまま使えるような言い回しが数多く含まれているんです。
あまりにもあざやかな100点満点の模範解答を見せられても、
「こんなの真似できるわけがない」
でおしまいですよね。
そういう意味で、現実的な模範解答が載っているこの問題集は非常に使えますね。
まとめ:TOEICライティングは日常生活で役に立つ!
というわけで今回はTOEIC SWライティングの勉強方法についてまとめてみました。
TOEICライティングテストは、実践的でとても良いテストだなと思います。
「写真を説明する問題なんてなんの役に立つの?」
と思った人もいるかもしれませんが、会話の際、目の前にないものについて相手に説明したいときにかなり役に立ちます。
Eメール問題についても、仕事で英語でのEメールのやりとりができるようになりますし、普段仕事で英文メールのやりとりをすでにしているという人も、SW対策をすることでしっかりとしたメールの書き方が学べます。
実際ぼくも普段英語でメールのやり取りをしますが、SWでテンプレートを学んだことで適切な表現を使えるようになりました。
とにかく、TOEICライティングはしっかり対策することで日常生活ですぐに恩恵を受けられる良いテストです。
ぜひこの記事で紹介した対策法で勉強してみてください。
ではまた!
(スピーキング編もぜひ合わせてお読みください!)