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英作文の添削が必要ではない2つの理由!【添削って意味ある?】

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かずーい(@kazuui81)です。

 

以前、TOEIC SWのライティング対策の記事を書いたんですが、

TOEIC SWライティングの対策とおすすめの勉強法をまとめてみた

 

この記事を書く前に、リサーチとして関連する他のサイトの記事を読んでいました。

 

で、多くのページが英語ライティング対策として"オンライン添削サービス"の利用を勧めていたのがすごく気になったんです。

 

というのも、ライティング対策の記事を書くにあたって、添削の利用は自分の頭の中に全くなかったから。

 

ぼくは英検1級取得、TOEICライティングテストでは満点を持っていますが、実は今まで英作文の添削サービスというものを一度も使ったことがありません。

 

英作文の添削はライティング対策をする上で必要ではないと思っています。

 

今回は、ライティング対策に英作文の添削が必要"ではない"理由について書いていこうと思います。

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理由① 添削は効率が悪い!

まず、英作文の添削は勉強方法として圧倒的に効率が悪いです。

 

「自分で英作文を書いてみる」というところまではいいんですが、その後の、

 

  1. 英作文を提出する
  2. 添削が終わるのを待つ
  3. 受け取って分析する

 

というプロセスは、手間がかかるわりにリターンが少ないんです。

 

この記事の後半ではおすすめの英作文勉強法を紹介しますが、少しここに書くと、ライティングの勉強の基本は、

 

「英文にできるだけ多く触れ、できるだけ使う」

 

です。

 

つまり、とにかく大量の英文に触れ、それを自分でも書けるようにするのが基本。

 

「大量の英文」というのがキーワードです。

 

英語には無数の表現があります。日常生活でのメールやエッセイでよく使われるものだけで考えても、数え切れないくらいの英語表現があるわけです。

 

添削サービスを使った場合、数百語の英文を書いて、訂正される箇所はせいぜい数十箇所でしょう。

 

数十の"正しい"英語表現を学習するために、添削というプロセスを踏むのは効率が悪すぎます。

添削をするくらいなら、英語表現集でも買って、それを見て英文を理解し、そらで書けるように練習するほうが何倍も効率が良いんです。

 

ちなみにこれは英語が初心者レベルに近いほど当てはまります。

ライティング初心者が書く英語は、ひとことで言うと「めちゃくちゃ」です。

 

初心者レベルの英語を添削をする場合は「直す」、つまり「修復する」というレベルではなく、「全部消してまるまる正しい表現に書き換える」という作業になります。

それを受け取った人は、添削者が書いた「英語では普通こう言うんですよ」という表現を頑張って覚えるわけです。

 

・・・添削必要ですかね?

 

これなら英語表現集を買ってひたすら音読したり、日本語を見て英語に訳す(和文英訳)した方が数倍効率が良いはずです。

 

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「じゃあ上級者だったら添削は意味あるよね?」

 

と思った人もいるかもしませんが、上級レベルになると、

 

  • あれ、これ英語で何て書けばいいのかわかんないな
  • 英語で何て書くのか自信ないな

 

となっても、ちゃちゃっとググって一瞬で解決します。

 

単純に言いたいことが英語で何て言うのかわからなければ、そうですね、たとえば「ググる」を英語で何というのか分からなければ、

 

「ググる 英語で」

 

とか調べればすぐにわかります。

 

フレーズ単位で正しいのか迷ったとしても、フレーズ単位で検索をかけてヒットした件数でよく使われるフレーズなのかわかります。

 

こう言うと「添削をしてもらうことで自分で気付けないミスを教えてもらえる」と反論する人がいるかもしれませんね。

 

確かにそうかもしれませんが、ここで考えているのは「効率」です。

 

「添削で英作文ができるようになったという人も多くいる」

「添削で○○ができるようになった」

 

そうなのかもしれませんが、それは「少なくともゼロより上かどうか」を話題にしているにすぎません。

 

要するにぼくが言いたいのは、

 

「添削に使うのと同じ時間で、もっと効率の良い勉強ができるはず」

 

ということです。

 

理由② 添削はネガティブなイメージを植え付ける

添削を利用した勉強って、

 

「こういう間違いをしたから次からは直そう」

 

ということの繰り返しですよね。

 

これは、ポジティブに考えると「正しい表現を知ることができた」と言うことができます。

 

しかしそれと同時に「自分はミスをした」というイメージの蓄積でもあるわけです。

 

この「自分はミスをした」という記憶って、実はすごく厄介なんです。

というのも、このようなネガティブなイメージは、意識していない時でも頭の中で繰り返されるからです。

 

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「あら、また間違えちゃった」

 

・・・

 

英語学習で大事なのはモチベーションです。

これはモチベーションがないとそもそも勉強する気が起きないからです。

モチベーションはどこから生まれるのかというと、「楽しい」という感覚からです。

 

添削のような、

 

「あなたはこういう間違いを犯しました。直しましょう。」

 

という学習が楽しいでしょうか?

 

なんだか抑圧的で、楽しそうな感じが全然しません。

 

実際、某オンライン添削サービスのHPの宣伝ページに、このような文句が載っていました、

 

みんなの前で恥をかきたくない・・・

 

「恥をかきたくない」というネガティブな感情がモチベーションだということを添削をやってる側が認めてるわけです。

 

要するに添削は、

  1. 恥をかきたくない・ミスをしたくないという負の感情がモチベーション
  2. ミスを指摘されるのが内容

の学習方法だということです。

 

効果的な英語学習はこれとは真逆で、

  1. 「できたらなんだか楽しそうだ」というポジティブな感情がモチベーション
  2. できた部分を褒めるのが中心

が基本原則です。

 

例を挙げて考えてみましょう。

 

あなたが新入社員として企業に就職したとします。

「細かいミスをいちいち指摘する上司」の元で自分が大きく成長していけると思いますか?

 

「人による」という人がいるかもしれませんが、実際、世の中のイケてる企業はミスをしたら「君らしくない」と言い、できたときは徹底的に褒め合うような文化が発達しています。マッキンゼーとかそうらしいです。

 

とにかく、「ミスをしないようにする」というのをベースに学習を進めるよりは、

 

「ミスにはフォーカスせず、できることを少しでも増やすことに集中する」

 

のが効果的だということです。

 

添削は勉強方法として「ミスを減らす」というネガティブなベースがそもそもあるので、おすすめできないんです。

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じゃあどうすればいいの?

というわけで添削が不要である理由を2つ挙げてみました。

 

が、ここで終わってしまったらただ批判しただけなので、おすすめのライティング勉強法を紹介してから終わろうと思います。

 

さきほども少し触れましたが、「英文に触れてそれを使えるようにする」のを「大量に」やるのが中心です。

 

添削では

  1. 自分で英文を書く
  2. 正しい英文を使えるようにする

という2ステップで勉強が進みますが、ここでは1は飛ばして2だけを行います。

 

コツは、意味が理解できる英文を使うことです。

 

「意味はわかるけれども自分では書けない」というレベルの英文を使って、

  1. 英文の音読
  2. 日本語を見て英文を作るトレーニング(和文英訳)

の2つを進めていってください。

 

テキストについては、中学レベルの英語がすらすら出てこないという人は、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

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また、簡単な英語なら作れるという人は、英検2級の過去問がおすすめです。

 

【音声アプリ・ダウンロード付き】2019年度版 英検 2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)

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英検2級の問題は、実際に使える英文が満載でかなり使えるんです。

 

これらの教材を使った音読・和文英訳が学習の中心です。

 

それ以外の、英文の構成の学び方、英語を書く上での文法の勉強法などについては下の記事でまとめたのでぜひ参照してみてください。

 

英語ライティング初心者がまず取り組むべきおすすめ参考書3冊と勉強法

 

また、実際にアウトプットする練習としては添削ではなく、オンライン英会話を使いましょう。

 

かなりの上級レベルに達しない限り、スピーキングとライティングの違いは「話すのか書くのか」という差でしかありません。

 

なので、スピーキングの練習はそのままライティングの練習にもなるんです。

 

オンライン英会話なら添削とは違って、リアルタイムでのやり取りなので効率が良いですし、「ミスの指摘」問題に関しても、「会話が成り立っていれば多少のミスは指摘しないでください」と事前に言っておけば大丈夫です。

 

ここで重要なのはとにかくアウトプットする時間を確保することです。

自分の頭の中から頑張って英文をひねり出そうとする、それが大事なんです。

ちなみにおすすめなのは『DMM英会話』です。

 

【DMM英会話】2回の無料体験レッスン実施中✩

 

ぼくも使いましたが、講師の質・コスパが良いのでおすすめ。

オンライン英会話を一度も利用したことがない人は、体験レッスンだけでもタダで受けてみましょう。

かなり視界が開けるはずです。

 

まとめ

というわけで、英作文対策に添削がいらないと思う2つの理由+おすすめライティング勉強法でした。

英作文対策として添削サービスを使おうか迷っていた人はぜひ参考にしていただけたらなと思います。

それではまた!

 

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