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ノンフィクションの洋書多読が英語学習におすすめである3つの理由!

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洋書を使った英語学習が有効な勉強法のひとつとして最近どんどん注目されてきているなと感じます。

しかし、この流れの中でひとつ気になることがあるんです。

それは、

 

日本で"洋書"と言うと、それは"小説"を意味する

 

ということです。

 

本には色々なジャンルがありますが、大きく分けると

  1. 小説(フィクション)
  2. ノンフィクション

の2種類に分けられます。

 

これらはどちらも等価な2つのジャンルのはずですが、"洋書"と言うとなぜかほとんどの人が『ハリーポッター』のようなフィクションだけを思い浮かべるんです。

(関連記事)

洋書初心者向けにおすすめされているからといって、『ハリーポッター』に手を出してはいけない!

 

そんな忘れられがちなノンフィクション洋書ですが、英語学習という観点から見ると、実は小説をしのぐくらい効果的なんです。

 

今回は、ノンフィクションの洋書多読のおすすめポイントを3つ紹介していこうと思います。

※多読・・・洋書をできるだけたくさん読む勉強法のこと。

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①知識が増える

ノンフィクションを読むと、どんどん知識がたまっていきます。

これは小説にはない特徴です。

小説を読むことでうまい英語の表現などは学ぶことはできるかもしれませんが、役に立つ、実用的な知識を増やすことはほとんどできません。

それに対してノンフィクションは、そもそも「読者に情報を与える」というのを目的に書かれているわけですから、読みまくることで知識をどんどん吸収することができるんです。

 

知識を増やすことは、単に教養としてだけではなく、英語学習全体にも良い影響を与えます。

なぜなら、知ってることが増えれば増えるほど、英語を使うのが楽になるからです。

リーディングを例にとってみましょう。自分が全く知らないジャンルの英文って、単語や文法がわかったとしても理解度は落ちますよね?

 

「英文法や語彙を学習できるだけではなく、知識も増やすことができる」

なんだかお得感ありませんか?

 

②情報収集力が上がる

小説を読むとき、どのくらいのスピードで読みますか?

じっくり読むのが基本で、ロマンチックなところはさらにゆっくり、気に入ったセリフは数回読んでしまったり・・・

など、内容を味わってゆっくり目に読むという人が多いと思います。

もちろん、速く読むという人もいるとは思いますが、少なくとも

 

「できるだけ速いスピードで読みます!」

 

という人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

ではノンフィクションはどうでしょう?

小説と違って、ノンフィクションは速く読む人が多いのではないかと思います。

ノンフィクションの代表格としてビジネス書がありますが、ビジネス書の文章を文学的な意味で味わって読む人はいないですよね。

 

多くの人は、

「書いてある情報を効率よく頭に入れたい」

と思ってノンフィクションを読むんです。

 

英語でビジネス書などを実際に読み始めてみるとわかるんですが、だんだんと「とにかく速いスピードで読んで、効率的に知識を吸収したい!」と思うようになってきます。

これは日本語での読書スピードが速い人ほど顕著ですね。

そしてそういう意識を持ちながらノンフィクションの洋書を読んでいくうちに、だんだんと

 

速いスピードで英文を読んで情報を吸収する力

 

が付いてきます。

 

つまり、ノンフィクションの洋書を多読することで、情報収集能力が向上するんです。

 

英語ですばやく情報を読み取れるようになると、たくさんのメリットがあります。

たとえば、英語で快適にグーグル検索ができるようになることです。

現在インターネットで得られる全情報のうち、少なくとも4分の1以上は英語で書かれていると言われています。

日本語に加えこれら英語で書かれたサイトも読めるようになると、情報収集の幅がかなり広がります。

 

また、仕事で英語を使っている人は仕事の効率が上がるかもしれません。

ぼくも毎日仕事で英文メールのやり取りをしていますが、ノンフィクション洋書の多読によってメールのような事務的な文章の読解スピードが上がり、レスポンスが早くなったのを感じています。

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③資格の対策に有効

英検やTOEIC、TOEFLなど、さまざまな英語の資格試験が世の中には存在しますが、これらの試験対策にもノンフィクションの洋書多読はおすすめです。

というのも、英語の資格試験のリーディングで出題される英語の文章は、ほとんどすべてがノンフィクションだからです。

 

たとえば、年間250万人以上が受験するTOEICについて考えてみましょう。

TOEICのリーディングで出題される文章は、

  • Eメール
  • 広告、チラシ
  • 新聞の記事
  • 社内の掲示

などです。

 

TOEICで小説の文章は一切出てこないんです。

なので、小説を読むのがムダだということではもちろんありませんが、学習効果という意味のみで考えると、ノンフィクションを読んだ方が効果的だと言えます。

 

また、英検の二次試験やTOEICのSWテストなど、スピーキングのテスト対策にもノンフィクションの洋書はおすすめです。

スピーキングのテストでは、論理明快で説得力のある英語を話すことが求められます。

ノンフィクションの本では、そのような説得力のある英文が多く含まれているので、所々表現を覚えてそのままスピーキングの試験で使う、ということができるんです。

日本語の本で考えてみるとすぐにわかると思いますが、小説の表現をそのまま使ったら変ですよね。

 

おすすめのノンフィクション洋書は?

数冊おすすめのノンフィクション洋書を紹介していこうと思います。

まず、ノンフィクションの洋書だと、とっつきやすいのはビジネス書や自己啓発本です。

ビジネス・自己啓発本では専門用語などの難しい単語が使われることがほとんどないので、あまり洋書に親しみがない人でも安心して読むことができます。

たとえば、マルコム・グラッドウェルの『Outliers』なんかはかなりおすすめです。

Outliers

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  • 作者: Malcolm Gladwell
  • 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
  • 発売日: 2009/06/01
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「何かの道を極めている人は最低1万時間は特訓している」

 

という「1万時間の法則」の元ネタの本です。

たとえばITならマイクロソフトのビル・ゲイツなど、それぞれの分野で突出した人物について取り上げ、成功の秘密を探っていく、という内容の本です。

本としてもかなり面白いので、挫折しにくいと思います。

 

これと同じような内容の本だと『Think Like a Freak』もおすすめです。

Think Like a Freak

Think Like a Freak

 

 

世間で常識だと思われている言説を検証し直して覆していくという内容。

 

ちなみにこれらの本は読みやすいとは言ったものの、英語ネイティブが楽しむのを想定して書かれているので、やはりそれなりの英語力が必要です。

 

英語初心者で、洋書を読むなんて絶対ムリ!と思っている人は、『ラダーシリーズ』などの、英語学習者用に語彙が制限された本を使うのがおすすめです。

 

『ラダーシリーズ』は1~5のレベルに分かれています。

まずはレベル1の『アインシュタイン・ストーリー』などから始め、

アインシュタイン・ストーリー The Albert Einstein Story (ラダーシリーズ Level 1)

アインシュタイン・ストーリー The Albert Einstein Story (ラダーシリーズ Level 1)

  • 作者: ジェイク・ロナルドソン
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2010/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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慣れてきたらレベル4の『スティーブ・ジョブズ・ストーリー』などに進んでいくとスムーズでしょう。

スティーブ・ジョブズ・ストーリー The Steve Jobs Story (ラダーシリーズ Level 4)

スティーブ・ジョブズ・ストーリー The Steve Jobs Story (ラダーシリーズ Level 4)

 

 

『ラダーシリーズ』について詳しくは、

初めての洋書にはラダーシリーズのレベル1とレベル2がおすすめ!

にまとめたのでぜひ合わせてお読みください。

 

まとめ

というわけで今回はノンフィクションの洋書多読が英語学習におすすめである理由を3つ紹介してみました。

洋書を使って英語学習をしたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください!

 

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