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よく言われる「TOEICの短所・デメリット」に反論してみた!【TOEIC批判批判!】

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年間250万人以上が受験する英語試験TOEIC。

とてつもない受験者数ですが、この数は毎年右肩上がりにさらに増え続けています。

そんなイケイケのTOEICですが、その一方で最近は

 

TOEICの短所

 

を指摘する声も大きくなってきているなと感じます。

 

TOEICのメリット・デメリットは、少し前までは、一部の英語マニアの中だけで議論されているような話だったんですが、最近は全く中身を知らないような人までが

 

「え、でもTOEICって点取れても話せないんでしょ?」

 

などと言うのを聞いたりします。

 

ぼくは別にTOEIC原理主義者ではないのですが、このような批判を聞くとちょっと違和感を感じてしまいます。

というのも、TOEICには声を大にして批判するほどのデメリットはないのではないか、と思っているからです。

 

というわけで今回は、

 

TOEICのデメリットや「TOEICってここがダメだよね」と言われる点、つまり

 

TOEICに関するネガティブな意見

 

3つピックアップし、それらすべてに反論してみました。 

※この記事で言う「TOEIC」は「TOEIC Listening&Reading Test」を指すこととします。

 

 

①TOEICの文章はつまらない

TOEICのリーディングで出題される文章は、

  • Eメール
  • 広告や店のチラシ
  • 社内の掲示
  • 新聞の記事

など。

これらの文章が「無味乾燥で読んでいて1ミリもおもしろくない」というのがよく言われる意見です。

「店のチラシなんか読まされても全く面白みを感じない。」

というわけですね。

新聞の記事に関しても、サイエンスや文化に関する興味深い文章というよりは、新しいコミュニティセンターが建設中!みたいな無味乾燥な内容がほとんどです。

 

たしかにこれは本当です。TOEICの文章は無味乾燥で面白くないんです。

 

しかし、これは短所ではありません。

 

むしろ、文章が無味乾燥で面白くないのはTOEICの長所なんです。

 

これはどういうことでしょうか。

 

理由を説明する前にまず、TOEIC公式がHPで発表している「受験のメリット」を紹介します。

公式によると、TOEICを受験するメリットのひとつは「英語力を把握できる」ことだそうです。

TOEIC Program各テストのスコアは、英語力を客観的に証明する指標として、進学や就職などの様々な場面でご活用いただけます。

(引用元)

TOEICテスト|TOEIC Listening & Reading Testについて|TOEIC Listening & Reading Testとは|受験のメリット

 

つまり、「英語力を証明する客観的な指標になる」というのがTOEICのメリットのひとつだというわけです。

 

これは実は、「無味乾燥な文章」だからこそ言えるメリットなんです。

 

サイエンスに関する文章を出題した場合を考えてみましょう。科学に興味のある人はそれを面白いと感じるかもしれませんが、興味がない人は読むのが苦痛でしかないでしょう。

TOEICでは、Eメールや広告などの文章が出るので、そのような興味による偏りがほとんどなくなります。

なので、フラットに近い状態で純粋に「英語を理解する力」を測ることができるんです。

これによって、TOEICのスコアが「客観的に英語力を測るテスト」として機能するというわけです。

 

興味深い文章なんて出題したら、そのスコアの信頼性は損なわれてしまいます。

だって、もしかしたら自分が興味のある文章ばかりがたまたま出題されまくった可能性があるわけですからね。

 

②TOEICの英文は実用的ではない

これもよく言われますね。

要するに

「実際の英語圏でのコミュニケーションでは使われないような不自然な表現が見られ、実用的ではない」

というわけです。

 

これについては2つのポイントで反論してみます。

 

まず言えることとして、TOEICで出題される英文の実用性はどんどん改善されてきています。

数年前のテストを考えてみると、たしかに実用性を欠いた英文が散見されたなと思います。

しかし、最近のTOEICは"実用性"にこだわった英文が多く見られるなと感じています。

 

これは、決してぼくの実感だけから言っているわけではありません。

2016年5月から、TOEICテストは形式が一部変更されました。

これによって、リスニングテストにおいて、言いよどみや、他の話者の割り込みなど、リアルな会話を意識した特徴が追加されたり、リ-ディングでもLINEのようなチャットアプリの読解が出題されるなど、実際に使われる英語を意識したテストに変わったんです。

 

ぼくも新形式に変更されてから2回ほどTOEICを受験していますが、実用性に関しては他の英語テストと比べても高いと言えるレベルにまでなったと感じました。

 

さて、2つ目のポイントですが、テストである以上、多少実用性に欠ける表現が出るのは仕方がないんです。

 

TOEICの目的のひとつは英語力を測定することです。

 

実際にテストを受けたことのある人ならわかると思いますが、TOEICの結果は○○点!という単なるスコアだけでなく、複数の基準に従って能力が測定され、詳細なパラメーターが結果として送られてきます。

 

このような複数の基準を測ることができるテストを作るのは、簡単なことではありません。

 

すべて完璧に実用的な英語を使って、正確に英語力を測れるテストを作るのはほとんど不可能です。

必ずどこかに、「英語力を測る」という目的のために犠牲にした「多少不自然な表現」が入ってしまうものです。

ここを"直す"ということになると、本来のTOEICの目的である「英語力を測定する」という目的をないがしろにしてしまうという本末転倒なことになってしまうのです。

 

 

③TOEICで点が取れても話せない

いちばん言われるネガティブ意見がこれかもしれないですね。

「TOEIC900点なのに話せない」

というやつです。

 

が、これもおかしい話です。

というのも、TOEICはリスニングとリーディングの能力を測るテストだからです。

英語という大きなカテゴリーでは同じですが、話す力、つまりスピーキングの能力はまた別の話。

この批判は、競泳のスイミングスクールに対して「シンクロができるようにならないんだけど!」と文句を入れるようなものなんですよ。

 

「TOEICを受けたところでリスニングができるようにならない。なぜなら・・・」

 

であればそれは正しい批判だと思いますが、「スピーキングができない」と文句をつけるのはそもそも批判として的外れです。

 

それに、TOEICには「TOEIC Speaking&Writing Test」(通称TOEIC SW)という、スピーキングとライティングの能力を測るテストもあるんです。

TOEICの公式HPを見ればわかりますが、公式側は総合的な英語力を測るためにはどちらも受けることを推奨しています。

「TOEICじゃスピーキングは伸ばせないな」と思ったらSWテストを受ければいい話なんです。

 

まとめ

というわけで今回は、よく言われるTOEICに対するネガティブ意見を3つピックアップし、反論してみました。

ネガティブ意見を見ていてよく思うのが、「みんなTOEICに高い水準を求めすぎ」ということです。

結局TOEICはテスト。それ以上でも以下でもないわけです。

 

「実用的かつ興味深い文章で構成されていて、それでいて英語の力を正確に測定できる。しかも勉強すれば英語も話せるようになる。」

 

これはあまりに求めすぎです。

 

少なくとも、英語力を把握でき、学習のペースメーカになってくれればテストとしてOKなのではないでしょうか。

 

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