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TOEIC SWテストを受験するメリットを3つまとめてみた!【スピーキング&ライティング】

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TOEIC Speaking&Writing Test (TOEIC SWテスト)は、英語のスピーキングとライティングの力を測るテストです。

最近、グローバル社会において英語を「話す力」の重要度がどんどん上がってきているのを受け、SWテストの受験者数と資格としての認知度も高まっています。

そんな状況の中で、SWテストの受験を検討している人の数も当然増えてきていると思いますが、

 

「実際、TOEIC SWって受けるとどんなメリットがあるの?」

 

と思っている人も多いのではないでしょうか。

 

というわけで今回は、TOEIC SWテストのメリットを3つのポイントでまとめてみました。

これから受験を検討している人はぜひ参考にしてみてください!

 

ちなみに、普通のTOEICとTOEIC SWの違いについては下記の記事でわかりやすく解説しているので、ぜひ合わせてお読みください。

TOEIC LRとSWでは何が違うの?受ける前に知っておくべき違いを解説してみた!

 

①英語を"発信する力"を測定できる

英語の技能は、大きく4つに分けることができます。

  • 聞く(リスニング)
  • 読む(リーディング)
  • 話す(スピーキング)
  • 書く(ライティング)

の4つです。

 

さらに、これら4つは、

  • 受信する力(リスニング&リーディング)
  • 発信する力(スピーキング&ライティング)

の2つのグループに分けられます。

 

TOEIC SWテストはスピーキングとライティングの試験なので、2つ目の英語を"発信する力"を測定することができます。

 

要するに、

「自分がどのくらい英語を使えるのかがわかる」

というわけです。

 

英語がどのくらい話せて書けるのかというのは、客観的に測定するのが自分ひとりではかなり困難です。

「聞く&読む」、つまりリスニングとリーディングについては、聞き取りや読解の問題集を本屋で買ってきて解いてみれば大体の自分の実力というのがわかります。

一方、スピーキングとライティングでは、自分で話した内容や書いた文章を自己採点するのが難しいので、ひとりでは実力を把握するのが非常に困難なんです。

 

そこでSWテストが役に立ちます。

SWテストを受けると、スピーキングとライティング、それぞれ200点満点のスコアが算出され、さらに「このスコアの人は英語を使ってこのくらいのことができますよ」という解説も付いているので、受験することで自分の"英語発信力"を客観的に知ることができるんです。

 

 

②発信型の勉強をするモチベーションになる

かなり意識しない限り、多くの人は英語の勉強がリスニングやリーディングといった"受信型の勉強"に偏ります。

これには2つの理由があると考えています。

 

まず、発信型の英語学習より受信型の勉強の方が疲れないのがひとつの理由です。

英語を話すときや書くときは、自分の頭をフル回転させ、すべての知識を動員して自分の言いたいことを英語でひねり出さなければならないので、それ自体かなり疲れる学習になります。

それに対してリスニングやリーディングでは学習自体が受け身的なのであまり疲れません。

人間、意識しない限り疲れることはしないように出来ています。

「聞き流すだけで英語ペラペラ」のような宣伝文句の英語教材をよく見かけますが、あれは「楽して英語ペラペラになりたい」という多くの人の心理をうまく利用したキャッチコピーだと言えますね。

 

続いて、多くの人の英語学習が受け身の勉強に偏ってしまうもうひとつの理由は、学校での教育です。

中学生や高校生だったとき、英語をガッツリ話したり、書いたりするのが授業の中心だったという人はほとんどいないのではないかと思います。

たいていは、単語や複雑な文法を有無を言わさず覚えさせられ、あとはひたすら長文読解。たまに少しリスニングをする、といったような授業だったのではないでしょうか。

このような英語教育のせいで、多くの人の頭の中で「英語の勉強=読む+たまに聞く」という方程式が出来上がってしまっています。

これによって、大人になって再開した英語学習でも、リスニングとリーディングに偏った学習になってしまい、「何年も英語を学習しているのに話せない」という事態に陥ってしまうのです。

 

このような人にも実はTOEIC SWは有効です。

TOEIC SWテストの受験によって、この受信型への偏りも解消することができます。

 

これはSWに限ったことではないですが、資格試験を申し込んだら、

 

「受けるからにはちょっと勉強しよう」

 

という意識が自然と働くはずです。

 

これが、スピーキングやライティングといった"発信型の学習"をするモチベーションとなるのです。

 

SWテストは毎月実施されているので、受験スケジュールについては自由なカスタマイズが可能です。2か月おきに受ける、3か月おきに受けるといったことができます。

定期的にTOEIC SWテストを受験することで、普段の英語学習に発信型のトレーニングを強制的に組み込むことができ、「英語が使える」という段階に向けた学習ができるようになるんです。

 

③"英語が話せる人材"であることの証明ができる

TOEIC SWテストのスコアは、就職や進学の際の英語力の証明として使うことができます。

グローバル化が進んだ現在、もはや英語と完全に無縁であるという業界はほとんどなくなったと言えます。

どんな職業に就くとしても、英語ができることは武器になるんです。

 

ただ、TOEIC SWを英語力の証明として使う際に、ひとつだけ注意点があります。

それは、「必ずTOEIC LRとセットで提示すること」です。

(TOEIC LRとは、TOEIC Listening&Reading Test、つまり990点満点の普通のTOEICのことです。)

 

TOEIC SWの認知が進んできているとは言いましたが、依然としてTOEIC LRの点数の方が圧倒的に企業から評価されます。

 

なので、TOEIC SWのスコアを履歴書やエントリーシートに書く際は、LRの点数を書いた上で、「わたしはスピーキングもできるんですよ」という補足としてSWの点数も書くようにしましょう。

 

これを聞いて「じゃああんまり意味なくない?」と思った人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

というのも、多くの人は履歴書にTOEIC LRの点数しか書かないので、それら大勢の人と自分を差別化できるからです。

特に、同じくらいの点数の人と明確に差別化できるのは大きいですよ。

 

しかも、最近は「TOEICの点数が高くても話せない人が大勢いる」という認識が広まってきています。

「900点なのに話せない」などといった文言はよく聞きますよね。

こういった認識が徐々に広がるにつれて、企業の採用担当者も、TOEIC LRの点数が高い人材に対して、

 

「この人、TOEICの点数は高いみたいだけど話せるのか・・・?」

 

と思うようになってきています。

 

TOEIC SWで、ある程度のスコアを取得することで、「わたしは話すこともできます」という証明ができれば、そのように思われることもなくなるでしょう。

ちなみに、「ある程度のスコア」と書きましたが、具体的にはスピーキングとライティングでそれぞれ200点満点中140点、欲を言えば160点あれば十分アピールできるスコアだと言えるでしょう。

 

まとめ

というわけで今回はTOEIC SWテストを受験する3つのメリットを書いてみました。

最後にまとめると、SWテストを受験するメリットは、

  1. 英語の発信力を測定できる
  2. モチベーションになる
  3. 話せることを証明できる

の3つです。

英語の技能において、発信する力を重視する傾向は今後さらに強まっていくと思います。

SWテストを有効活用することで、英語が「使える」ようになるのを目指していきましょう!

 

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TOEIC SWスピーキングの対策とおすすめの勉強法をまとめてみた

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