ハッカーズ語学研究所のTOEIC模試問題集がおすすめ!難易度が高めなので中上級者にぴったりです!
「ハッカーズ語学研究所」を知っていますか?
アジアの国々でもトップクラスに英語教育が盛んな国、韓国。
韓国では、日本のようにTOEICも人気で、かなり多くの人が受験します。
そんな韓国の巨大な英語市場で、圧倒的な存在感を放っているのが"ハッカーズ語学研究所"です。
ハッカーズ語学研究所は、韓国で人気ナンバーワンの教育グループです。
語学学校や学習サイト、オンラインコミュニティの運営など、色々な活動をしていますが、なんといっても特筆すべきはTOEIC参考書。
ハッカーズのTOEIC参考書は、とてつもない人気で、韓国の主要書店でジャンル別ベストセラー1位を何年も連続で獲得しています。
で、ハッカーズから新形式TOEICに対応した模試問題集が、最近日本でも発売されました。しかも立て続けに4冊!(全部買うと合計2000問)
もちろん日本語に対応しています!
ぼくも4冊すべて購入し、毎日コツコツ解いていますが、さすがTOEIC大国・韓国で人気の教育機関が出している問題集というだけあり、めちゃくちゃ良いです!
というわけで今回は、
- ハッカーズ模試問題集の特徴(おすすめポイント)
- 各問題集の紹介(4冊)
- ハッカーズの模試問題集を使った具体的な勉強方法
を紹介していこうと思います!
ハッカーズ模試問題集の特徴
かなりの数のTOEIC問題集が出ている中で、ハッカーズの問題集は何が違うのでしょうか。
具体的に問題集や勉強方法を紹介する前に、まず"ハッカーズ模試問題集のおすすめポイント"を2つ書いていこうと思います。
①問題のクオリティが高い
まず、ハッカーズの問題集は問題のクオリテイが非常に高いです。
ぼく自身、TOEICの模試問題集をよく解いていますが、問題集によって英文の質にかなりの差があるなと感じます。
問題集によっては、
「こんなの全然TOEICに出る英文と違うじゃん!」
と思うようなものもあります。
そんな中で、ハッカーズの問題集は市場に出回っているものの中でも最高と言えるほどのクオリティを誇ります。
問題集を解いてみて驚いたんですが、リスニングの音声、リーディングの文章、また選択肢まで、何から何まで本番そっくりなんです。
ここまでのクオリティは、TOEICを研究し尽したハッカーズ語学研究所だからこそですね。
②問題が難しめ
ひとつ前のポイントで「問題が本番そっくり」と言ったんですが、難易度に関しては本番よりも少し高くなっています。
実はこれがハッカーズ問題集の最大の特徴です。
「難易度が高い」と聞いて、「え・・・(不安)」と思った人もいるかもしれませんが、難易度が高めの問題集を解くことには実は大きなメリットがあるんです。特に中上級者にとってはかなり大事です。
詳しく説明します。
TOEICの問題集をやると、解いた問題は
- 楽勝で正解した問題
- 正解したけど不安だった問題
- 全くわからなかった問題
のどれかに当てはまると思います。
この3つの中で、復習することによって大きな力がつくのは2と3、つまり「正解はしたものの自信がなかった問題」と「1ミリもわからなかった問題」です。
1は自信をもって答えて正解したわけですから、復習してもほとんど意味がありません。少なくとも2と3の問題を復習した方が学習効果が高いのは確実ですよね。
これを考えると、TOEICの問題演習では、「いかに2と3のパターンに多く触れることができるのか」が重要だと言えます。
しかし、ここで大きな問題が発生するんです。
それは、TOEICのスコアが上がれば上がるほど、2と3のパターンに遭遇する確率が低くなることです。
たとえばTOEIC500点くらいの時は、標準的な難易度の模試問題集を解くと、200問中90問くらいの正解数でしょう。2と3のパターンは130問くらいあると思います。
しかし、これが850点の実力になると、200問中160問くらい正解できるようになるので、2と3のパターンが一気に減り、問題演習の学習効果も大きく下がってしまうのです。
そこでハッカーズ模試問題集のような、難易度が難しめの問題集が役に立つわけです。
中上級者でも、復習することによって高い効果を得られる2と3のパターンに多く当たれるので、効率の良い学習ができるようになるんです。
「それでもやっぱりちゃんとこなせるか不安だなぁ・・・」
と思う人もいるかもしれませんが、心配は不要です。
というのも、ハッカーズの問題集には鬼のように難しい超難問は入っていないからです。
中上級者でもちょっと迷う程度の、「ちょうどいい感じに負荷の高い問題」が多く収録されているイメージです。
各問題集の紹介
ではここからは具体的に各問題集を紹介していこうと思います。
まずは『TOEICテスト リスニングだけ 300問』『TOEICテスト リーディングだけ 300問』です。
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R)テスト リスニングだけ 300問
- 作者: ハッカーズ語学研究所
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2016/12/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
【新形式問題対応】 TOEIC(R)テスト リーディングだけ 300問
- 作者: ハッカーズ語学研究所
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2016/12/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
日本版を出版するに当たっては、原書の中でも特に良質な問題を厳選し、日本屈指のTOEIC講師集団であるTTTのメンバーで協議を重ね、問題を最新の傾向に沿うように手を入れてあります。
つまり、韓国トップのTOEIC研究機関と、日本トップのTOEIC満点講師陣の知恵の集合体が、この問題集です。
『リスニングだけ 300問』3ページより引用
タイトルからも想像できるように、これらの問題集にはリスニング、リーディングの問題がそれぞれ300問ずつ収録されています。
本番そのままの100問×3セットです。
2冊購入することで合計3回分のTOEIC模試を確保することができます。
もちろん、どちらか苦手な方だけを買って集中的にやるというのもアリです。
他のほとんどの模試問題集はリスニングとリーディングがセットになっているので、分けて対策したい人にも向いているという点でこの問題集は優秀ですね。
解説が丁寧でわかりやすいというのもこの問題集の大きな特徴です。
TOEIC満点の日本人TOEIC講師によってしっかりとした解説が書かれています。
問題だけを見る限りは、難易度的に800点~の人向けなのかなという印象ですが、この丁寧な解説があるおかげで、650点~レベルの人でも十分効果的な学習ができます。
さて、続いては『TOEIC L&Rテスト でる模試 リスニング700問』『リーディング700問』の2冊です。
この問題集はとにかくボリュームがすごいです。
各問題集にはリスニングとリーディングの問題がそれぞれ700問、つまり2冊買うことでTOEIC7回分もの問題数がストックできます。
良質な問題を大量に確保できるのは、上級者にとっては特にありがたいことです。
ぼくは現在980点ですが、900点くらいの時から、「もうあとは問題を解きまくるだけだな」というのはすごく感じていました。
大量の問題に触れることで、試験に慣れ、知らないことを減らしていく。
TOEICに必要な文法知識などはすでに網羅しているので、あとはそれしかないんですよね。
コスパがめちゃめちゃ良いというのも嬉しいポイントです。
この問題集を使えば、TOEIC1回分(200問)あたり740円程度なんです。
(値段については購入前に必ずご自身で確認してください)
これはかなり安いですね。
ただ、コスパ最強な分、解説は付いていないので注意してください。
日本語訳と、答えの根拠となる部分に下線が引かれていますが、詳しい解説は載っていません。
800点以上の人なら日本語訳と下線だけで十分だと思いますが、700点付近の人には結構キツいと思います。
そういう人はひとつ前で紹介した『リスニングだけ300問』『リーディングだけ 300問』を使ってからこの問題集に繋げるのがおすすめです。
おすすめの使い方
さいごに、これらの模試問題集を使った勉強のやり方を解説していこうと思います。
勉強方法とは言っても、はっきり言って基本は
ひたすら解きまくるだけ
です笑
ただ、2点だけ注意した方がいいなと思うことがあります。
まず、リーディングについて。
問題集には「100問ずつ、時間を測って一気に全問解こう!」というように書かれていますが、必ずしもこれは守る必要ないです。
たしかに、全問通して解くことで時間感覚が養われますし、集中力もつくでしょう。
しかし、75分間(リーディングの時間)、集中してリーディングの問題を一気に解く時間がなかなか確保できないという人は多いのではないでしょうか?
TOEICの勉強をしている人は、ほとんどの人が他にもいろいろとやらなければいけないことがある忙しい人だと思います。
頑張って疲れている中で75分間集中してできたとしても、それで疲れて次の日はサボる・・・。というようになってしまったら学習効果は落ちてしまいます。
なので、その日にできるだけの範囲でいいのでちょっとずつ、毎日継続させることを最優先して進めていくのがおすすめです。
少しずつ勉強を進めることで得られるメリットも実はあるんですよ。
小刻みに問題を解いて、答え合わせをして・・・とやっていく方法を取ると、解いた問題に対する記憶がフレッシュなので、答え合わせ時の学習効果が上がるんです。
続いて、問題を間違えたときについて。
間違えた問題は、解答冊子か問題冊子のどちらかに必ず印をつけ、できればなぜ間違えたのかまで書き込んでおきましょう。
ぼくは間違えた問題については問題冊子に赤ペンで大きく印を付け、反省ポイントも書いておくようにしています。
大量に問題演習をしていくことになるので、これをしないと後で復習のときにまたイチからやり直しです。
コツは「未来の自分を信用しないこと」です。
解説をみて「なるほど!」と思った問題でも次の日とか数日後にはびっくりするくらい忘れているものです。
次に見返すときの自分は信用せずに、できるだけちゃんと反省ポイントは書き込んでおきましょう。
まとめ:700点以上の人は絶対に買おう!
というわけでハッカーズ語学研究所の模試問題集についてのまとめでした。
今回、これら4冊の問題集が出たことで、中上級者向けのTOEIC問題集は、
「もうこれしか選択肢としてありえない」
というレベルにまでなってしまったと思います。
あまりにもクオリティが高すぎるんですよね。ちょっと突き抜けちゃってます。
現状700点~985点で、さらなるスコアアップを目指したいという人は、絶対にこれらハッカーズの模試問題集に取り組むべきです。
『でる模試 700問』の帯にも
解いて!解いて!解きまくれ
と書いてあります。
中上級者はとにかく問題を解きまくるのが大事なんですよ。問題数こそ正義。
ぜひ使ってみてくださいね!
(こちらの記事もおすすめ)