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英語初心者と上級者では実践すべき勉強方法が違いますよ!という話。

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今回は、英語初心者と上級者での、実践すべき勉強方法の違いについて書いていこうと思います。

普段強く意識して勉強している人は多くないかもしれませんが、実は初心者と上級者では、勉強に対してとるべきアプローチが全くと言っていいほど違うんです。

 

この違いがわかっていないために、英語学習に失敗してしまう人が多いなと感じています。

つまり、初心者が上級者向けの勉強方法で学習を始めて、それが原因で挫折してしまったり、反対に上級者が、初心者時代の勉強法から脱出できていないがために伸びずにやめてしまったりするケースがよくあるんです。

 

この記事では「英語学習に対するアプローチ」という大きな視点で初心者と上級者での勉強法の違いを解説していきます。

 

これから説明していく視点を持っているだけで、

 

「どうやって英語を勉強していけばいいんだろう」

 

と悩んだときに、やるべきことが見つけやすくなると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

英語学習が失敗する原因とは?

勉強方法について説明する前に、まずは「どういうときに英語学習は失敗してしまうのか?」ということを考えていきたいと思います。

 

ずばり言いますが、英語学習が失敗してしまうのは、勉強をやめたときです。

 

もちろん、使っている教材や教えてもらっている先生がダメで、英語学習が"失敗した"と思うことはあるでしょう。

しかし、そのような効果的ではない勉強方法をとっていたとしても、勉強を続けている限りは少しずつでも実力は上がっていくでしょうし、勉強を続けていてさえすれば、もっと効果の高い教材や先生に出会うこともあるわけです。

 

このように、たとえ効果が薄かったとしても、勉強を続けていれば、最低限失敗はありませんし、その後うまくいく可能性もあります。

英語学習が失敗してしまう原因は、勉強をやめてしまうことなんです。

これは「勉強をやめてしまうこと」が「英語学習が失敗する」ということの定義になっているとも言えます。

 

では、英語学習をやめてしまう原因は何なのでしょうか?

 

実は、これは初心者と上級者で異なります。

 

まず、初心者が英語の勉強をやめてしまうのは「もう無理だ」と思うからです。

「英語ができるようになりたいなと思って勉強を始めたはいいけど、難しすぎるし、全然実力は伸びないし、もう無理!」

と思ってしまってやめてしまいます。簡単に言うと"挫折する"ということですね。

 

これに対し、上級者が英語の勉強をやめてしまうのは「もう十分だ」と思うからです。

もちろん、「もう無理だ」と思ってやめてしまう上級者もいるかと思いますが、これは初心者の「もう無理だ」とは意味が違います。

初心者は「英語なんて無理!」という全否定のニュアンスですが、上級者は「ここからさらに上を目指すのは無理っぽいけど、もう十分やったよな」という感じです。

 

「え、いきなり何の話!?」

 

と思っている人もいるかと思いますが笑、これを考えることで、初心者と上級者の英語学習へのとるべきアプローチの違いが見えてくるんです。

 

初心者は"手取り足取り"が正解

さて、これをふまえて初心者と上級者がとるべきアプローチの違いを考えていきましょう。

まずは初心者についてですが、英語初心者は、

 

わからないところを優しく汲み取って手取り足取り丁寧に解説しているマテリアルを使う

 

のが正解です。

 

前で説明したとおり、初心者が英語学習に失敗してしまう原因は「もう無理だ」と思って挫折してしまうことです。

これを避けるために、とにかく丁寧に手取り足取り解説してくれる教材を使うのがベストなんです。

 

たとえば、中学レベルの英語を復習したいと思ったら、『中学3年間の英語を10時間で復習する本』などの、これでもかというくらいド丁寧に文法を解説しているテキストを使うべきです。

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

 

 

これを、押入れから引っ張り出してきた中学校の英語の教科書などを使って勉強しようとすると、説明が少ない(教科書は授業を前提としている)ので、わからなくなり、「もう無理」状態になってしまう可能性が高いです。

 

これは学習コミュニティでも言えることです。

FacebookなどのSNSを見れば、英語の情報を交換し合ったり、勉強会などを開いているコミュニティを見つけることができますが、ぼくが観察した範囲では、上級者向けのものが多いなという印象です。

 

これらのコミュニティにうっかり初心者が参加してしまうと、周りと自分を比べてしまい、

 

「自分は英語ダメなんだ」→「もう無理」

 

となってしまいます。

 

とにかく、初心者の段階で大事なのは、丁寧にちょっとずつレベルアップしていくこと、つまり小さな成長を積み重ねていくことです。この方針で勉強をしていけば、挫折を回避し、順調に学習を進めていくことができます。

 

補足しておきますが、これは「低い目標を持て」と言っているわけではありません。

むしろ初心者でも高い目標を持つべきです。

ぼくが言っているのは、「勉強方法としては」ちょっとずつ確実にやっていくべきだということです。 

 

 

上級者は高い意識を持て!

上級者がとるべき戦略は、初心者のそれとは全く反対です。

初心者は「わからないところを優しく汲み取ってくれるド丁寧なマテリアルを使ってちょっとずつ確実に」でしたが、上級者は、

 

とにかくレベルの高いものに囲まれてバチバチ刺激を受ける

 

のが正解です。

 

先ほど書いたように、上級者が英語学習に失敗してしまう(やめてしまう)原因は、「もう十分だ」と、現状に満足してしまうことでした。

なので、現状に満足しないために、とにかく意識の高いマテリアルに囲まれる必要があります。

 

具体的には、

  • 現状ではとうてい無理そうなほど高い目標
  • ニュースや洋書など、負荷の高いマテリアル
  • 高い英語力が求められる環境(学校、仕事場など)
  • 意識の高い人が集まったコミュニティ(Facebook,Twitter)

などに囲まれることが重要です。

 

これらレベルの高いものに囲まれることで、危機感が煽られます。

要するに、「今の実力で満足している場合じゃない。もっと努力しなければ。」という意識が生まれてくるんです。

 

英検1級、TOEIC900点・・・上級者になると、これらの社会的に評価されているステータスを得ることができます。

それ自体はとても素晴らしいことで、全力で喜ぶべきことですが、これらの資格を得る度に、

 

「もう十分なんじゃないか」

 

という悪魔のささやきを振り切る必要があります。

 

繰り返しになりますが、上級者の勉強へのアプローチは、現状に満足しないために、意識の高いものに囲まれ、危機感を煽り、自らを鼓舞していくことなんです。

 

まとめ

というわけで今回は、初心者と上級者での英語学習に対するアプローチの違いについて書いてみました。

さいごに簡単にまとめてみると、

  • 初心者・・・わかりやすく、ド丁寧な教材を使って小さな成長を確実に積んでいく
  • 上級者・・・高い目標、高い意識、レベルの高い教材・環境でどんどん高みを目指していく

という感じです。

 

ちなみにですが、このようなアプローチが有効なのは、予備校業界を見てもわかります。

バッチリ結果を出している予備校を見ると、

  • 生徒のわからないところを優しく汲み取り、それに対する理解を示しながら丁寧に授業を進める先生
  • 意識の高い言葉を連発し、ひたすら生徒を鼓舞するスタイルで授業をする先生

の2種類の先生が在籍しており、それぞれが中堅大学を目指す生徒と難関大学を目指す生徒から人気を得ていることがわかります。

 

たとえば「今でしょ!?」で有名な東進ハイスクールの林先生は後者タイプ。

「お前ら今やらなくていつやるんだ!」と生徒をどんどん鼓舞するスタイルで、難関大学受験性に人気です。

 

やっぱりそういうことなんですね。

最後雑でしたが今日はこの辺で。

 

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