英語は日本語訛りMAXで話せばOK!でも発音は大事!・・・いやこれってどういうこと?
英語を話す機会があった時に、
- 自分の下手な発音で大丈夫だろうか・・・
- ああ、発音が下手な自分が恥ずかしい。。
などと思ったことはありませんか?
結構多くの人に当てはまるのではないでしょうか?
でもこれ、実は英語学習にとってちょっと良くないモードに入っちゃってます。
英語で会話をする時によくこのような気持ちになってしまう人は、
「英語なんて日本語訛りMAXで話せばいいんだ!」
という風に考え方を大きく変えると、スピーキング力が良くなる方向へ向かっていくと思うんです。
話せなくなるのが一番良くない
自分の英語の発音を過度に気にしていると、その事が心配で、「積極的に英語を話していこう!」という気持ちが出てこなくなってしまうんです。
スピーキング上達のために重要なのは、とにかくどんどん話してみることです。
どんどんどんどん話してみて、それで間違えて、いろいろとやらかして、反省して改善して・・・そういったトライ&エラーを積み重ねていくことでスピーキング力はみるみる上がっていきます。
自分の発音を気にしてしまうと、それが足かせ(口かせ?笑)となってしまうわけです。
誰もあなたの発音を気にしていない
英語を話す時、日本語訛りMAXで話したとしても、それで相手がどうこう思うということはありません。
「自分の発音大丈夫かな・・・」と思うこと自体がそもそもの話、ただの取り越し苦労ってことです。
発音に訛りがあったとしても、せいぜい「この人はネイティブじゃないんだな」と思うくらいです。
そう思うだけです。それだけ。たいていの人はこのことすら思わないでしょう。
だって、英語ってそういうものですから。
英語は、国際語です。
色々な国・地域から来た人が集まった時に共通の言語として使うという側面があるわけです。
非ネイティブの話者数が圧倒的に多いのが英語なので、訛りがあっても全然普通、というか、訛りってむしろ何?正しい発音・正しくない発音ってなんだろう?と定義すらあやうくなるレベルで多様な言語なんです。
だから、訛りがあって普通!堂々と日本語訛りで英語を話せばいいわけです。
不快に思われることもない
誰もあなたの発音なんか気にしていないと書きました。
誰も気にしていないので、ましてや、自分の発音が下手だからといって、相手が不快な気持ちになることもまずありません。
ぼく自身、結構な数の英語ネイティブと話をしてきました(少なくとも自分ではそう思っている)。ぼくの英語の発音は決して上手くはありません。
しかし、それで相手が不快な気持ちになったことは、(思っていても言ってくれなかった場合は別として)1回たりともないんです。
まぁでも、これはあくまでぼくの話。
世の中には発音が"下手"で、聞き手が不快に思ってしまった・・・ということもあるのかもしれません。
でも、もしそういうことがあったら、その人とは距離を取るのをぜひおすすめします。
だって、発音で不快に思ってるってことは、あなたに1ミリも興味ないってことじゃないですか。
よく考えてみてください、例がちょっと極端ですが、たとえば憧れのハリウッドスターが来日した際、舞台挨拶をカタコトの日本語で行ったとします。
"下手"な発音に不快な思いをするでしょうか?
気になるのは自分が好きなハリウッドスターが何を言っているのか?その内容ですよね。
仮に発音が下手でも、相手に興味があれば人は何とかして理解しようとします。
発音に不快感を感じる時点で、もう興味持たれてないんです。
伝わらなくても・・・
「でも、最低限相手に伝わるレベルで発音は身に付けた方がいいよね?」
そう思った方がいると思います。
これは、確かにその通りです。
全く聞き取れないレベルからは脱する必要があると思います。
ただ、ただです。それでも、途中途中で伝わらない発音になってしまうくらいのレベルなら、
「ごめん、いまなんて言ったの?」
と普通相手が聞き返してくれますよね?
なので、確かに最低レベルには達する必要があると思いますが、やはり「話す時に自分の発音を気にしない」・・・この原則は変わらないと思うのです。
で・も!発音は大事!
さて、実はここからが本題です(えっ)。
ここまで日本語訛りMAXで話そう!という内容をさんざん主張してきましたが、
発音って、めちゃくちゃ大事です。
はい。
「いやお前・・・さっきと言ってることが・・・」
という方、ちょっと待ってください。
ぼくは、このブログでも発音の重要性については何度も言及してきました。
たとえば、下記の記事では、
「英語学習は発音から始まる」的なことも書いています。
要するにこういうこと
この2つは矛盾しているように感じる方も多いかもしれません。
が、上記の記事にも書いた通り、
発音がなぜ重要なのか、それは、発音をしっかりとトレーニングすることで学習効率が飛躍的に上がるから、なんです。
要するに、
- 英語学習では発音が大事!
これはその通り。
ですが、だからといって
- 英語学習では発音が大事⇒話す時は良い発音で話さなければいけない
は違いますよ、ということです。
先ほどの『英語耳』の記事でも書きましたが、発音をトレーニングすると、単語学習がスピーディーになり、リスニング力も向上します。
こういった諸々の効果があるから発音をみっちりトレーニングするのをおすすめしているわけです。完璧な発音で話すためではありません。
まとめ
というわけでまとめると、
英語は日本語訛りで話せばOK!でも、だからといって発音学習をおろそかにしてはいけないゾ!
ということでした。
- 下手な発音で、訛りMAXで話すのはよくない!発音をちゃんと勉強しないと
- 発音なんてどうでもいいから!
このどちらかのパターンに入ってしまうと、学習がうまくいかない可能性が高いでしょう。
重要なのは、「英語なんて訛りMAXで話せばいいのさ~」と気楽に構えながらも、発音トレーニングはおろそかにしない、という一見矛盾したようなスタイルなのです。
それでは!
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