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自分の話す英語を録音して聞いてみよう!スピーキング&発音強化におすすめです。

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自分の英語を録音して聞いたことがありますか?

 

「そんなのやったことない」

 

という人は多いと思います。

 

もし、自分の話す英語を録音したことがないという場合、ぜひやってみるのをおすすめします!

 

スピーキング力は自己判断が難しい

なぜ、自分の英語を録音して聞いてみるのがおすすめなのかというと、

 

自分の英語の録音は、スピーキング&発音強化にとって非常に効果的

 

だからです。

 

英語の技能には、大きく分けて

  1. リーディング(読む)
  2. リスニング(聞く)
  3. ライティング(書く)
  4. スピーキング(話す)

の4つのスキルがあります。

 

この内、1~3までの3つのスキルは、どのくらいできているのか・できていないのか、その習熟度が比較的簡単に自分でわかります。

 

どういうことかというと、例えば英語が読めない(リーディング力の不足)は、英語を読めば「あれ、読めないな」となるのですぐに自己判断できるんです。

リスニングについても、英語を聞いてみれば自然と自分のレベルがわかりますし、ライティングについても書いたのを自分で読んでみればどのくらいできるのかすぐにわかります。

 

でも、スピーキングだけは別です。

 

つまり、自分がどのくらい英語が話せているのか、その判断は話しただけでは自己判断が難しいんです。

 

これは、スピーキング力というのは、

  • 「相手にとって」聞き取りやすいのか
  • 「相手にとって」表現がわかりやすいのか
  • 「相手にとって」話すスピードが適切か

と、話す"相手の評価"によるものであり、また、

 

自分の話す声は客観的に聞くことができない

 

というのが理由です。

 

自分の声を何かで聞いて、「なんだこの変な声」と感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

このように、自分の声がどう相手に聞こえているのか、それは何かで録音して聞いてみない限り客観的に知ることは不可能なんです。

 

通訳スクールで採用されている訓練

2年ほど前に、民間の通訳者養成スクールに半年ほど通っていたことがあるんですが、

 

(関連記事)

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自分の英語を録音することの学習効果を実感したのはこの時でした。

 

通訳者養成スクールに通うと、その日の授業で通訳をした際の音声が、英語・日本語共に録音され、それを家で聞いて反省する・・・ということをやらされます。

 

その時はすでに英検1級を習得するくらいの英語力は持っていたのですが、その時初めて

  1. 自分の話す英語を録音
  2. 聞いて改善ポイントを探す

というプロセスが、スピーキング力アップにかなり効果的で、必要不可欠と言ってもいいほどの力を持っていることに気付いたんです。

 

改善ポイントが見つかる!

通訳スクールでほとんど初めて自分の英語を客観的に聞いたときの正直な感想は、

 

「なんてひどい英語なんだ!こんなの聞けたもんじゃない!」

 

でした笑。

 

もう、ほんとにひどかったんです。かなりのショックでした。もう一生聞きたくないとすら思いましたね。

 

でも、実はそれこそが録音の最大の効果なんです。

 

先ほども書きましたが、話している時に自分で聞こえている声は、相手に聞こえている声とはかなり違います。

そして、十中八九、自分で聞こえている英語は実際よりもかなり「マシ」に聞こえているんです。

 

なので、録音した自分の英語を聞くと、ダメなポイントがわんさか出てきます。

しかし、これは見方を変えれば、わんさかと改善ポイントが出てくる・・・と考えることができますよね?

 

自分のダメダメな英語を毎週毎週聞くのは本当にキツかったんですが、改善点を見つけてそれを意識してまた挑戦・・・を続けていくうちに、最終的には聞いていて十分満足できるレベルにまでなったんです。

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具体的なやり方

スマホアプリを使おう

録音する機器はなんでもいいんですが、スマホのアプリを使うのが最も楽でしょう。

ぼくはiPhoneに最初から入っている「ボイスメモ」を使っています。

色々と高性能の録音アプリも出ていますが、スマホに標準装備のもので全然OKです。録音できて聞ければなんでも大丈夫です。

 

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(iPhoneならボイスメモでおk)

 

まずは音読から

さて、具体的に何を録音するのか、ですが、いきなりアドリブで英語を話して録音するのは多くの人にとってかなりハードルが高いと思うので、まずはテキストの音読から始めてみましょう。

 

今まさに取り組んでいる英語参考書の英文でいいですが、一応おすすめを紹介しておくと、会話文ならNHKの『ラジオ英会話』

NHKラジオラジオ英会話 2018年 11 月号 [雑誌]

NHKラジオラジオ英会話 2018年 11 月号 [雑誌]

 

 

ニュースの原稿なら『CNN ENGLISH EXPRESS』を使うのが英文の質を考えると最も良いでしょう。

 

吹き込む際のコツですが、

  • 英会話なら実際に目の前に相手がいると思って
  • ニュースなら自分がニュースキャスターだと思って

やってください。

具体的な場面を想定して、緊張感を持ってやることで効果は高まります。

 

慣れて来たらシャドーイングなども

音読に慣れてきたらシャドーイングなど、音読以外のこともやってみましょう。

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら数語遅れてそっくりそのまま発声するトレーニング方法です。

 

(関連記事)

シャドーイングの効果を何倍にも上げるやり方!大事なのは"注意の切り替え"だ!

 

また、日本語テキストを見ながら簡単な通訳をしてみるのもおすすめです。

 

「通訳なんてできない!」

 

と思うかもしれませんが、どうしようどうしようとあたふたしながら話す英語の方が録音後の反省ポイントが多く出てくるので、結果学習効果は高くなります。

 

自分の音声をチェック&反省

ここが最も大事な部分です。

自分の英語を何回も聞いて、改善ポイントを見つけていきましょう。

自分の声を聞くのは多くの人にとってキツいと思うんですが、勉強のためです。こらえましょう。

 

コツは「自分がこの英語を聞く立場だったらどう感じるだろう?」と考えることです。そうすると自然と改善点がポンポン出てきます。

 

「速くて聞き取りにくい」と感じれば次回はゆっくり話すことを心がければいいですし、発音が聞き取りにくい単語が見つかれば、その単語を辞書で引いた上で正しい発音をトレーニングしてみてください。

 

ちなみにもっとストイックにやりたい方は『英語は朗読でうまくなる!』という本を参考にしながらやると効果倍増です。

英語は朗読でうまくなる!

英語は朗読でうまくなる!

 

 

以前、この本をレビューした記事でも書きましたが、この本では英語を上手く読むための効果的なトレーニングができます。ぜひ活用してみてください。

 

まとめ:録音から逃げるな

というわけで今回は自分の英語を録音して聞いてみるのが効果的でおすすめですという話でした。

 

自分の声を録音して聞くのは、なんか気持ち悪くて嫌だと思います。

自分のスピーキングのダメなところがはっきりとわかるので、気が進まないという人も多いでしょう。

 

ぼくもそうだったので(実は今でも結構そう)、すごくよくわかります。

 

でも、録音したその英語が、他人が聞いている英語なのは事実です。

 

録音⇒反省を繰り返すことで、自分の話す英語と向き合えば、必ずそれなりの英語が話せるようになってきます。どんどん変わっていきます。

ぜひ学習に取り入れてみてください!

 

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