NHKラジオテキスト『入門ビジネス英語』はTOEIC対策に最適!
NHKラジオ講座の『入門ビジネス英語』を知っていますか?
NHKラジオ 入門ビジネス英語 2018年 11月号 [雑誌] (NHKテキスト)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/10/16
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
本屋でテキストを見つけ、ちょっと読んだ感じ良さそうだったので買ってみたんですが、これがかなり良い教材でした。
特にこれはTOEIC対策に最適の教材だなと思ったんですよね。
今回はこの『入門ビジネス英語』を紹介していこうと思います。
テキストのレベル
どこかの会社を想定し、そこでの会話を収録しているのがこのテキストです。
会話のレベルとしてはまさにTOEICテストと同じくらいです(意識してる?)。TOEICのPart3や4を想像すると近いかもしれません。
英文自体はシンプルでそこまで難しい構文などは含まれないのですが、語彙などを見ているとそこそこ歯ごたえのある表現もところどころに見られます。
これは、難しすぎず、かつ簡単すぎないという、TOEICをひとつの目標にしている学習者にとっては最適な難易度と言えるんです。
おすすめポイント
レイアウト
テキストを開くと左側に英文、右側に日本語訳という構成になっていて、すごく見やすいです。
このレイアウトは、ぼくが考える良い英語参考書の条件のひとつでもあります。
つまり、英文とその日本語訳が見開きで確認できる参考書は良い参考書という法則です。
何かの参考書で英語を勉強していて、英文の日本語訳を確認したい時に日本語訳がテキストの最後の方にまとめられていたりして、いちいちページを繰って確認するのが面倒だと感じたことはないでしょうか。
このテキストはそういったストレスがなく、訳の確認がスムーズにできます。
ビジネス英語表現の宝庫
繰り返しにはなりますが、このテキストはTOEIC対策に最適、つまりビジネス英語の習得に最高のテキストです。
たとえばプレゼンなど、実際にビジネスのシーンを細かく想定し、質のよい英文で会話が作られています。
これらの表現はそのまま覚えてそのまま使えるものばかり。
NHKのテキストということもあって英文の正確さも信用できます。
プレゼンとかのビジネスシーンで話さなければいけない英語って、普通の日常英会話表現ではカジュアルすぎてふさわしくなかったりするんです。
このテキストではそのような場面にも適した表現のストックを増やすことができるんです。
月間誌である
ひとつのテキストを完璧に仕上げる、というのは英語に限らず学習法について語られるときによく言われることです。
しかし、テキストを中途半端なところで放り投げてしまったり、途中で別のアプローチの仕方を見つけたりして(たとえばシャドーイングを取り入れてみたり)結局ムラのあるやり方で1冊を潰してしまったことはないでしょうか。
このテキストではそのようなことが仮にあったとしても大丈夫です。
というのも、中途半端になったところで月間誌なので次の月になったらまた新しいものを買って心機一転やり始めればいいからです。
実はぼくはこの「同じクオリティーとレベルのテキストが毎月発行される」というのがNHKラジオテキストを使う最大のメリットだと考えています。
なんか微妙だったらほっぽって次の月にまた気持ちを新たにやればいいのです。
逆に、「この月は徹底的にテキストの内容を吸収したぞ!」という時もまた次の月にテキストが出るので次になにをしようかという考える必要がないです。
テキストの使い方
具体的な使い方について説明します。
まず、テキストは絶対に買うこと。
500円もしません。ラジオだけ聞くというのはやめてください。
NHKラジオ 入門ビジネス英語 2018年 11月号 [雑誌] (NHKテキスト)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/10/16
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音声はCDを買うか、オンラインでストリーミングを聞くとか、実際にラジオを聞くとか、いろいろ方法はありますが、基本的にはCDを買うのがベストです。
具体的な学習方法は、
- 音読
- シャドーイング
- リピーティング
の3つがおすすめです。
音読については説明はいらないですね。テキストをひたすら声に出して読みましょう。コツとしては、大きな声ではっきりと発声することです。大きな声で音読した方が頭に残りやすいので、学習効果が高いんです。
シャドーイングはパッセージを聞きながらちょっと遅れて自分も発音していくというもの。
リピーティングはある程度の長さで区切り、その部分を何も見ずに自分で再現するという訓練法です。リピーティングは負荷の大きいトレーニングで、大きな効果が期待できる勉強法です。
具体的なやり方については下記の記事にくわしくまとめたのでぜひ合わせて読んでみてください。
⇒リピーティングのやり方と効果をまとめてみた!【英語リスニング勉強法】
特にTOEICの点数を上げたいというひとは暇さえあればこのテキストのシャドーイングとリピーティングをする、ということをやっていればTOEICの点数はどんどん伸びていくと思います。
さて、本文のシャドーイング、リピーティング以外にももうひとつやることがあります。それは、巻末のほうにまとめられているWords&Phrasesをマスターというセクションです。
ここでは、各パッセージで出てきた大切な表現を例文とともに学ぶことができます。
このセクションで日本語を見て英文を作るというトレーニング(いわゆる瞬間英作文)をやることで、TOEICテストPart5,6での得点アップが期待できます。3回繰り返すのを目安にやりましょう。
また、このテキストとは他にリスニング用の教材をやっているというひとは、CDを買わないという方法もあります。
その場合は、音読&瞬間英作文です。
回数は何回でもいいですが、英文がある程度自分の中に浸透したなと思うくらい音読をしたら、右側ページの日本語を見てそれを英語に訳していく、わからなかったらすぐさま左側ページで正しい英文を確認してまた瞬間英作文を行う、ということをくりかえします。
もちろん、CDを買ってシャドーイング&リプロダクションをやりつつ音読&瞬間英作文もやるというのもよいでしょう。要は自分がそのテキストに避ける時間を考え、どのくらい深くまでやるのか考えるということです。
このテキストが終わったら
NHKから出ているひとつ上のレベルの講座で『実践ビジネス英語』という、『入門ビジネス英語』と名前の似たものがあります。
このテキストはぼくも普段の勉強用に使っているテキストでかなりおすすめです。
しかし、この『実践ビジネス英語』に手を出すのはTOEICの点数が800点を超えてからにしましょう。
理由は、内容が難しいというのと、ビジネス英語といいつつビジネス英語は関係ないからです。
ある会社が舞台になっているだけで、内容は文化的、社会的なトピックについての教養ある会話です。おそらく今まででビジネス英語を学びたい何人もの人がタイトルにだまされてきたことでしょう・・・。
ビジネス英語の訓練&TOEIC点数アップを目指したいひとはこの『入門ビジネス英語』をやりこみましょう。
また、この『入門ビジネス英語』の講師である柴田真一氏の『一流は、なぜシンプルな英単語で話すのか』も良書でおすすめです。
レビューはこちらから。
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