TEDで英語の勉強をしよう!
英検1級の二次試験を11月に控え、高度なトピックについてスピーチができるようになるために練習を重ねているんですが、今までスピーキングのテストを受けたことが一度もなく、不安感に襲われていました。
しかし、きのう台湾人の友達からおもしろい動画があるから見てみて!と連絡が来て、それを見てハッとしました。
その動画はこれ。
Have the balls to follow your dreams: Dianna David ...
TEDの動画です。
TEDというのは世界各地で講演会を開いている団体で、多くの有名人が今までTEDでスピーチを行っています。
たとえばマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ
Bill Gates: Teachers need real feedback - YouTube
他にも『不都合な真実』で有名なアメリカ元副大統領のアル・ゴアや映画監督のジェームズキャメロンなどもスピーチをしています。
経営者、政治家、映画監督。このようにTEDは講演を行う人が非常に多種多様であることが特徴のひとつです。
なぜこれを見てハッとしたのかというと、英検の二次試験のための勉強にTEDがうってつけなんじゃないかと思ったからなんですね。
リスニングの勉強ができると同時に背景知識も身につく
TEDは英語学習者のなかでは結構有名で、みんなリスニングの勉強につかっているという印象があります。TEDのホームページでは、各スピーチの動画が無料で公開されています。しかも、内容を書きおこしたスクリプトや字幕の表示もでき(日本語字幕があるものもある)、効果的に学習できるんですね。
やはり一番効果が出るのはリスニングの面においてだとは思います。しかし、TEDを見ることでさまざまな分野の、しかも最新の知識を吸収できるので、単純に頭がよくなります。これは大きなメリットです。高度に社会的なトピックについてのスピーチを要求される英検の二次試験対策にも使えそうです。
論理的思考力が身につく
また、TEDを使って学習することで論理的にものごとを考えられるようになります。TEDでの講演はどれもスピーチとしての構成がうまいからです。論理的に話を組み立てて話す特訓は日本の学校ではほとんどやらないので、日本人の英語学習者は特にTEDを使った学習は有効だと言えます。
具体的な学習法
(1)TEDのホームページから見たいものを選ぶ
ホームページから動画を選びましょう。自分の興味のないものを選んでしまうと途中でやる気がなくなるので、必ず自分の好きな、自分が見たいと思うビデオを選んでください。また、最初のうちはノンネイティブスピーカーのくせのある英語は聞き取りにくいと思うので、なるべく英語ネイティブのスピーチを選ぶのもコツです。慣れたらどうでもいいんですけどね。
ホームページから、と書いたのですが、別にyoutubeとかでもいいです。ただし、そのときは字幕の表示ができるのかだけは確認すべきです。字幕が見やすかったりするTED視聴専用のスマホアプリなどもあるようなのでそれらを使うのもありです。
(2)字幕なしでとりあえず1回見る
動画下の説明や字幕など一切見ずにとりあえず1回見ます。このとき、わからなくても一生懸命わかろうとして見てください。すこしでもわかってやろうという気持ちを持つことでリスニング力の伸びが大きく変わります。
(3)字幕ありで見る
続いて、英語字幕をONにして見ます。基本的にはスピーチを聞いて字幕を目で追っていけばいいのですが、全くわからなかった部分が出てきたときは文単位で一時停止、戻して再生、を繰り返しながらぶつぶつ口に出して訓練してください。もちろんわからない単語など出てきたときにはそれもメモすること。
(4)字幕なしで最後に1回みる
(3)のプロセスで内容がだいたいわかったら最後に1回また字幕なしで見直します。
この最後の1回は(3)が終わってからある程度時間が経ってからでもいいでしょう。このときもとにかくすこしでもわかってやろうという気持ちで見てください。
注意
もし本当にお手上げで全くわからないという場合は日本語字幕が入っている動画を選び、(2)と(3)の間で1回見てください。日本語字幕はなしで進めたほうが効率面を考えると良いのですが、日本語字幕を入れても効果は十分あります。
また、すこしでも多くわかってやろうという気持ちでみる事が大切だとは書きましたが、100%わかるまで繰り返す必要はないです。ある程度わかったら、いや人によっては1文2文わかったらよしとして次のビデオに進んだほうが学習が続きます。
今後使えそうなTEDの動画があったら解説付きでアップしていけたらいいなと思っているのでぜひよろしくお願いします。
ではまた!
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