4ヵ国語を勉強するブログ

留学経験なし、独学で英検1級,TOEIC980点,TOEIC SW170/200,中国語検定2級を達成。最大の効率で結果を出せる勉強方法をブログに投稿しています。

習って慣れろ!英文法の勉強の仕方

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"文法"という言葉を聞くだけで拒否反応

英文法の勉強、嫌いな人多いですよね。英語が好きだという人でも英文法の勉強に関しては嫌いだという人が結構います。

なぜ英文法が嫌いな人、文法という言葉を聞いただけで拒否反応を示す人がいるんでしょうか?

ぼくはその原因は学校での文法の授業にあると考えています。いわゆる学校英語です。

英文法のことが一通り乗った分厚い参考書を配られ、授業では黒板いっぱいに書かれた難しい規則をノートの必死にうつすだけ・・・。

このようなつまらない授業のせいで、文法嫌いな人が増えているのです。

習うより慣れろ!は本当なのか

それに対して、文法嫌いの人にすこしでも楽しく勉強してもらおうとして現在多くの"習うより慣れろ系"文法参考書が増えています。これはどういうものかというと、まず本のイントロダクションで学校英語を否定し、

 

難しい説明はいいからとにかく慣れるのが大事だ!

 

という哲学のもと、例文の音読や大量の文の和訳・英語訳(以前紹介した瞬間英作文もこれに近い)をやり、体で英文法を覚えていこうという参考書です。

これらの"習うより慣れろ"がコンセプトのトレーニングは、実際、英文法を習得するためにかなり有効な手段ではあります。

しかし、これには実は落とし穴があるのです。

英文法の勉強の仕方

簡単な説明と、あとはひたすら慣れることで英文法を習得する学習法は、文法に対する感覚を養ってくれるので、いい方法なのですが、この方法だけをやっていると、慣れだけに頼ってしまうので、細かい知識に穴ができてしまいます

慣れることだけにフォーカスした勉強だけでは、限界があるんですね。

なので、細かい知識を入れるような、つまり学校英語的な勉強もどうしても必要になってきます。

つまり、習って慣れろ!というのが英文法を学習する際の正しいスタンスなんですね。

具体的に何をすればいいのか

まず、慣れろ系のものから。

いろいろ選択肢はあるとおもいますが、一番最初に思いつくのはやはり瞬間英作文ですね。瞬間英作文については以前記事に書きましたので詳細は↓を見てください。

kazuuiword.hatenablog.com

また、TOEICや英検の文法問題も活用しましょう。

解説が詳しいものになると慣れろ系というよりは習え系に近くなってしまうんですが、資格試験の文法問題を何回も音読し、音声が吹き込まれているものについてはその音源をシャドーイングすることで、有益な慣れろ系の文法トレーニングができます。

 

次に習え系のトレーニング方法ですが、これはある程度詳しく、細かいところまで書かれたものを使うといいでしょう。

個人の好き嫌いになってしまうんですが、有名なものだと、フォレスト(桐原書店)。

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition


また、最近買っていいなと思ったのが一億人の英文法です。一億人の英文法は結構厚みのある文法書なんですが、絵が入っていたり、例文がとっつきやすいものだったり、あまり文法をがっつり勉強したことのない人でも親しみやすい内容になっています。今度端から端まで読んでレビューしたいとおもいます。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)


よく英語学習法の本なんかにこれらの文法書は読むものではなくて参照するもの、と書いてありますが、別に最初から最後まで読んでもいいし、部分的に苦手なところをピックアップして読んでもいいし、慣れろ系の参考書をこなしていく中で参照していく方法でもなんでもいいと思います。最後の方法が現実的ではありますが。

ただ、文法について少しでも疑問が生まれたときは習う系の文法参考書を絶対に見る癖をつけましょう。