はてなブログで月収1万円を超えたので、これを節目にいろいろ書いてみる
ぼくがブログをはじめたのは2015年の4月。つまりブログをはじめてちょうど1年くらいが経ったわけですが、今月、ブログでの収益がはじめて1万円を超えました。
ブログ歴1年突破&収益1万円突破ということで、これはひとつの節目だなと思い、普段はこういう記事は全く書かないのですが、
- ブログで月1万円稼ぐまでの流れ
- 現時点でわかったコツ的なもの
について今日は書いていこうと思います。
【もくじ】
1万円達成まで
考えをまとめておく場所
ぼくはここ3年くらい、英語の勉強ばっかりしていました。3年前のぼくの英語の実力はというと、TOEICでいうと720点くらいで、英語は得意ではあるんだけれど、聞き取りやスピーキングは全くダメ、という典型的な"受験英語の被害者"でした。
しかし、2冊の本に出会ったことがきっかけでぼくの英語力に革命が起きます。それは、『英語耳』と『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』という本です(リンクはAmazon)。
なぜこれらの本を手に取ったのかはよく覚えていないのですが、おそらく"どうやら英語参考書の中ですごく評判らしいから買ってみよう"くらいの理由だったと思います。買ったときは効果について正直半信半疑だったのですが、英語が好きで、英語ができるようになりたいと思っていたぼくは、藁にもすがる思いでこの2冊を完璧にこなしました。
で、この2冊を終えたあとに、たまたまセンター試験の英語の文章を読む機会があったんですが、そのときに驚きました。
もうね、めちゃめちゃわかるんですよ
いや、もう俺が英語を読んでいるというよりは、英語がこっちに迫ってきて体に浸透してくるような感覚に襲われました。本当にあれは衝撃でしたね・・・。
わかるようになってくると一気に英語学習が楽しくなりました。その衝撃的な体験をしてからははずっと英語の学習を続けています。
ただ、楽しく英語の学習を続けてはいたんですが、学習方法の試行錯誤や、それによって得られる小さな成功を重ねていくうちに、自分の中に自然と形成されてきた語学学習に対する哲学・思想を何らかの形で記録しておきたいという気持ちになっていったんですよね。
そんな中でちょうど1年前、だったらブログに書いていこうということで、ブログを始めました。はてなブログを使おうと思ったのは、日本一有名なニートとして知られるphaさんが使っていたからです。
ちょうどphaさんの『ニートの歩き方』という本を読んだときにはてなブログの存在を知ったんですよね。
そんなわけでぼくのブログを始めた理由は自分の考えをどこかにストックしておきたいということだったんですが、書いているうちにはてなブログ内や、検索エンジン、ツイッターから他の人がだんだん見てくれるようになりました。
最初はただアイデアを書いておく場所でしかなかったんですが、自分が書いたものを全く知らない人が見ているという事実が単純にすごいなと思いましたし、だんだんそれがモチベーションにもなっていきました。少しでもアクセスがあると書く気がおきるんですよね。。。
初のバズを体験
それからだいたい週に1記事くらい、細々と更新を続けていたんですが、今年の2月に書いた記事がバズりました。
それまではだいたい一日のアクセスが40~50くらいだったんですが、これをきっかけに伸びていきましたね。まぁ、この記事以降、より気合を入れて書くようになったというのもあるとは思いますが。
TOEIC関連記事が伸びていった
自分の英語力がどれくらい伸びているのかという指針として、ぼくはTOEICというテストを受けていますが、最近はこれに関する記事がよくアクセスされています。
あとで詳しい数字を公開しますが、だいたい2万ちょっとくらいのアクセス数で収益が1万円を超えたのも、このTOEIC関連のアフィリエイトがほとんどです。これがなかったら収益は順当に2000~3000円くらいなのではないかと思いますね。。
とにかくTOEIC関連でグーグル検索している人は多いですよ。それだけTOEICのスコアが重視されているといて、ある程度のスコアを要求されているということなのでしょう。
PV数、収益
PV数と収益の推移はこんな感じ。
- (2015/11) PV6160 収益¥826
- (2015/12) PV5852 収益¥1803
- (2016/01) PV7474 収益¥2670
- (2016/02) PV17122 収益¥5112
- (2016/03) PV22167 収益¥5855
- (2016/04) PV30509 収益¥15215
今回この記事を書こうと思ったきっかけは、もちろんブログ1周年でいろいろまとめてみようというのが主ですが、イケダハヤト氏のこの記事を読んだのもきっかけでした。
この記事によると、月に1~2万円に達する目安は10万PVとのこと。
それに対して、ぼくは2万PVで月間1万円まで達したわけですが、
正直言ってぼくの場合はただの運です
どういうことかというと、特に意識はしていなかったんですが、今月になってたまたまTOEICの新形式への移行や、新しく外国語学習をはじめる人が多い春という時期が重なり、アフィリエイトの収益が一時的に伸びているだけなんですよ。
つまり、来月はわからんぞ、ということです。いや、おそらく下がるでしょう。
やはりこの水準をキープしつづけるには10万PVの安定が必要なんでしょうね。収益のためにはやっぱりとにかくPVなんだと思います。
ブログについて色々思うこと
2つの方向性がある
1年間ブログをやってみて思ったことが色々あるんで、ここからはそれらについて書こうと思います。
ブログの文章には色々な"内容"があるわけですが、この"内容"って、実は大きくわけて2つの種類に分けることができるんです。
ひとつは、書いてる人のことで、もうひとつは周りのことです。そして、ブログを書く上で、これらのバランスをうまくとっていくことがかなり大事なのではないかと思うんです。
①書いてる人のこと
これは要するに、ブログを書いている筆者自身について書かれたことです。具体的に言うと、「今日アイスを食べておいしかった」とか「最近こんなことで悩んでいます」とか、なんでもいいんですがそういったことです。"自分語り"といってもいいでしょう。
②周りのこと
それに対して、筆者がほとんど、ときには全く出てこない内容を周りのことと呼ぶことにしましょう。さっきの例と関連させていうと、「サーティーワンの新商品ラインナップの紹介」とか「日本の多くのサラリーマンが抱えている悩み」といった具合です。書いてる人のことが"自分語り"なのに対して、これは"有益な情報"になりやすいという特徴があります。
で、これがなんなん?
という感じだと思いますが笑、これのバランスをちゃんと意識して書いたほうがいい記事になるのではないかと思うのです。
たとえば、①書いてるひとのことは、その人自身がおもしろい人じゃないと記事もおもしろくならないんですよ。これはツイッターやフェイスブックの投稿にも言えますね。全然知らない人が「いま起きました。8時です。」ってつぶやいたとして、つぶやいているその人に興味がなかったら別にどうでもいいですよね。
どうでもいいと思っている人の自分語りは寒いという風にとられてしまうってことです。
ぼくは自分自身のことを特におもしろい人間だとは思っていないので笑、なるべくなるべく、自分という存在を消して、とにかく外国語学習について、読んだ人にとって得になるような情報を提供できるように意識して記事を書いてきました。
この記事なんかは"書いてる人のこと"が多く、最近はTOEICの自分の点数など、自分語りも増えてきましたが、特にPVが伸びはじめてきたころはこれをかなり意識していましたね。
ブログをはじめたてで、特に自分の個性を売りにできないなと思った人は、「誰も俺のことなんか知らないし、興味がない」という前提で、周りのこと、周りのおもしろいことを記事にする意識を持つと読んでもらいやすくなると思います。
もちろん、面白い人はそれをどんどん全面に押し出していけばいいわけです。その人のキャラに人が集まるので。
最強なのは、どちらの方向性の記事もかける人なんですけどね。さきほど記事を引用したイケダハヤト氏なんかはそんな感じです。
あ、一応補足しておきますが、自分語りをするブログは寒い、とかいうエクストリームなことを言っているのではありませんよ。どっちの方向性でも、そのミックスでも、おもしろい記事になるけれど、自分がどのタイプなのか意識すると読まれやすいかもね、くらいの話です。
スピードが大事
ぼくが最近よく書いているTOEICの記事なんかは特にそうなんですが、最新の情報が入ったらすぐに記事に書かないと誰かが先に書いてしまうので、そうなると結局二番煎じになってしまいます。
スピードだけを意識して内容がだめになってしまうのはもったいないので避けたいですが、新しい情報について記事を書きたいときは、なるべくはやく書いた方がいっぱい読んでもらえます。
TOEICが新形式に変わるということで、公式から問題集が2月に発売されましたが、発売日の次の日に入手して、一日で全部解いて傾向を分析し、次の日に記事を書いてアップしました。その努力の結果なのか、「新傾向 TOEIC」の検索ワードでAmazon,公式の次にぼくの記事が出てくるようになりました。ほんとうにスピードって大事だなと思います。
書きたいときにかく
スピードが大事とは言っても、それは情報の鮮度で勝負したいときだけで、やっぱり書きたいときにかくというのがいちばんで、それを原則とすべきですね。
書きたいことがあったとして、もうちょっと待って情報をもっと整理したり、考えをまとめてから書いた方がいい記事をかけそうというときは、スピードは捨ててちょっとアイデアを寝かせてみると、意外といい記事が書けたりしますね。
さっきも紹介したphaさんの最新刊『しないことリスト』はとんでもない名著なんですが、
この本の中にもこれに関することが書いてありました。
物を書く人のあいだでよく言われることとして、
「何かアイデアを思いついたとき、それをすぐに書くよりも、数日とか一週間とか寝かせてから書いたほうがいいものができる」
というのがある。これはぼくも文章を書いていて実感する。
(中略)
こういうのは、無意識の中に住んでいる「頭の中の小人」が働いてくれているのだ、と僕は思っている。
小人というのは、グリム童話に出てくる、靴屋が眠っているうちにやってきて仕事を仕上げてくれる、あの小人のことだ。
実はぼくも、この今まさに記事にかいている「ブログに関する所感」は、ここ一ヶ月くらいずっとかきたいなーと思っていたんですが、いまいち書こうという気が起きないでいたんです。
しかし、収益がおととい1万円を超え、イケハヤ氏の記事もたまたまおとといツイッターで見つけて、そうだ、収益と合わせて書こう、というふうにバチーンとアイデアがまとまったんですよね。不思議です。
本当にいいと思ったものしかアフィリエイトリンクを貼らない
他のブログを見ていると、絶対に書いてる人この商品持ってないでしょ、っていう商品のアフィリエイトリンクを貼っている記事を見つけます。結構な頻度でです。
書いている内容に関連している本とかをとにかくバシバシ貼っていくわけです。たぶん買ってもいないのに。
別に違法でもなんでもないので、そういう人たちはやりたきゃやればいいと思いますが、ぼくは絶対にそういうことはしません。自分が本当にいいと思うものしかリンクは貼りませんし、十分に検証し、100%の自信を持って良い、といえるものだけリンクを貼ります。
バシバシただアフィリエイトのリンクを貼っていくとブログ自体の質が下がるとか、そういう低いレベルの話をしているのではありません。
ぼくが、特に英語の参考書についてなんですが、商品をおすすめしている大きなモチベーションは、本当にいいものを紹介したいということであり、さらにつっこんだことをいうと、嘘つきが出してる参考書が売れてほしくないんです。
英語学習市場は本当に大きなもので、本屋にいくとわかりますが、どの本屋でも英語参考書コーナーとして結構なスペースをとっています。
そういったコーナーにいって本を眺めてみると、ただ流行(シャワーのように聞き流しただけで英語ペラペラ的な)に乗っただけの本や、既存の有名な本の丸パクリ劣化版が平積みにされているんです。
ちょっと英語をやったことのある人ならわかるんですが、シャワーのように英語を聞いてもシャワーのように流れ落ちていくだけです。嘘なんですよ。お金をもうけるための嘘です。
そして、そういった教材に手を出して英語学習につまづいてやめちゃう人が増えるのはすごくもったいないことです。
このブログで英語学習に対する考えを蓄積させていくことで、本当にいい勉強法や、いい参考書というのがわかる場所になったら最高だなと思います。
まとめ
というわけで今回はブログをはじめて1周年ということで、大胆に自分語りしてみました笑
月並みですが、ブログをはじめて本当によかったと思っています。
始めたときのきっかけであった「自分の考えをストックしていきたい」ということはできているのではないかと思います。主に外国語学習について記事を書いていますが、自分の考えを文字にして記録していくことで、より考えが整理されていき、時には書くことで新しいアイデアが思いついたりと、良い副産物も産んでくれています。
また一年後に運営報告できればいいなと思っています。
ではまた!
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