TOEIC900点が『文法問題 でる1000問』を全問解いてみた結果、見事に間違えまくった件について
TOEICで満点を取りたい!
TOEICで965点を達成したんですが、TOEICの満点は990点なので、満点まであとたったの25点に今迫っているという状況です。
TOEICは900点台や950点を超えたあたりでTOEICは"卒業"する人がすごく多いのですが、
ここまできたらやっぱり満点ほしいんですよね。
ブログのネタにもなるし。
990点といったら900点とは一線を画したステータスにもなりますし、何よりも自分の性格上、満点を取らないとこのテストには見切りをつけられそうにないんです。
文法が穴だった
じゃあ自分はどこで25点失点しているのかと思い、受験結果の証明書にある、アビリーティーズメジャード、通称アビメというところを見てみたんです。
このアビメという紙は、各分野で自分がどのくらいの点数が取れているのかを正答率という形で載せてくれています。
リスニング、リーディングでそれぞれ4分野ずつ、計8つの項目があるんですが、ほとんどが90%後半、もしくは100%でした。
しかし、よく見るとひとつだけ80%台の項目が・・・!
文法が理解できる 88%
ぼくが満点に達しないのって、どう考えてもこいつが原因なんですよね。
TOEICでは30問、4択の文法問題が出ますが、ここで失点して、毎回数十点足りないという結果になっていたわけです。まぁ、解いていて自信がない時が結構あり、薄々気づいてはいたんですが・・・。
圧倒的な量で制す!
というわけで次回の受験までに文法問題をなんとかしよう結論に達したわけですが、ぼくは
とにかく問題を解きまくる
という戦略をとることにしました。
いちばんできていない分野とはいえ、ほとんど正解しているわけなので、もう問題を解きまくって、間違えたところを復習するという方法しかないなと思ったんです。
そして選んだ教材がこれ
『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』という問題集です。こいつを今回全問解きました。
TOEICの文法問題集は数多く出ていますが、この問題集はいちばんおすすめです。
ぼくがいいなと思ったのが、実際のTOEICに出てくるくらいの難易度の問題が、まんべんなく収録されていることです。
ぼくは現時点でかなりの高得点を取れてはいますが、正直、自分がどのような問題を間違えているのかって、全くわからないんですよ。
なので、下手に上級者向けの難問ばかり集めた問題集を買うよりは、全範囲を網羅したこのような問題集を一冊こなし、自分の弱点をあぶりだそうと思ったんですよね。
また、この問題集には『文法問題1000本ノック』というという小冊子がついています。
で、この冊子にには、問題集に収録されている全1019問の問題がランダムの順番に載っているんです。
よくTOEICの文法の問題集で、「前置詞問題」とか「時制」とか、ジャンルに分けられているのがありますが、TOEICの文法問題というのは、そのジャンルを見極めるというのが大切なので、ランダムに並んだのを解かないと実戦的な練習にはならないんです。
この問題集についている文法問題1000本ノックをやることで、本番と同じような状況で豊富な問題数をこなすことができるわけです。
ちなみに、まだそんなレベルに達していない、という人も、本体の参考書はジャンル別で、詳しい解き方や解説もついているので、分野別に撃破していくという方法も取れます。
このように、幅広い学習者に対応しているというのが、この『文法問題 でる1000問』が他の文法問題集より優れているといえる理由です。
『でる1000問』の使い方
TOEICのスコアが500点~700点程度の人は、『1000本ノック』ではなく、ジャンル別に構成された本体の方を使って学習するのがいいでしょう。
ただ、内容がちょっと難しいなと感じた人は、少し難易度が下がる『文法特急』を一回こなしてから取り組むのがおすすめです。
- 作者: 花田徹也
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/10/07
- メディア: 新書
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この『文法特急』は1日1時間の勉強で1週間ほどでサクッと終わせましょう。
で、それ以上のTOEIC700点以上の人は、この本に収録されている計1019問がランダムに配置された『文法問題 1000本ノック』を使いましょう。
時間を必ず計る
スマホのストップウォッチなどを使って、時間を計りながらやっていきます。
これによって緊張感を持って勉強すつことができますし、何よりも問題を解く時間に対する感覚が身につきます。
高得点を狙うためには、1問あたり20秒、つまりパート全体30問で10分以内に解かないといけません。
『1000本ノック』では1ページあたり問題が9問載っているので、4ページ分、計36問を12分で解くことを目標にしましょう。12分を超えたらアウトです。
もっといえば、800点以上の人は15秒以内を意識して取り組むとスコアアップが期待できるでしょう。
新形式TOEICでは読まなくてはいけない英文の量が増え、いかにしてPart5(文法セクション)をはやく終わらせるかがカギになっていきます。
ちなみに1日にどのくらいやるのかは特にこだわらないで大丈夫ですが、なるべく短期決戦で終了させたほうが挫折しにくいのでおすすめです。
1日3セット、108問やって10日で終わらせるくらいがいいと思います。ぼくも今回そのくらいのペースでやりました。
わからない問題にマークする
間違えた問題をチェックしておかないと、復習のときに大変なことになってしまいます。
で、マークの仕方なんですが、ちょっとコツがあります。
- 問題を解いている最中に、100%の自信を持って答えられなかったものは、問題番号の近くに「?」マークをつけておく
- 答え合わせが終わったあと、間違えた問題は赤でマークし、正解したけど「?」マークがついているものには青でマークする
この方法でマークしていくことで、最終的に、問題が4つのパターンに分けられることになります。
- 何もマークがついていない
- 青でマークがついている
- 赤と「?」マークがついている
- 赤マークだけがついている
①何もマークがついていない問題
これらについては、100%の自信を持って答えて正解したのですから、基本的にはもう復習の必要はありません。TOEIC受験直前に問題自体に慣れておきたいというときなど以外はもう解きません。
②青マークがついている問題
自信はなかったけども正解した問題。これらについては、正解したので復習の優先度は低いですが、最低限自分がなぜ自信を持って答えられなかったのかだけ、解説を読んで理解しておきましょう。
③赤と「?」マークがついている問題
これはもう全くわからなかった問題です。復習の際はこの問題を中心に復習をしていきましょう。
④赤マークだけがついている問題
「?」マークなしで、赤ということは、これらの問題は「100%の自信を持って答えたのに間違っている問題」ということです。これが最悪なパターンです。全くの勘違いをして文法知識を覚えている可能性があるので、答え合わせが終わり次第、速攻解説を読み込んで何を勘違いしていたのか確認していかないといけません。
復習のやり方
復習は、まず1019問終わり次第、まず赤と青マークがついたものだけもう一回解きましょう。
間違えた問題と自信を持って答えられなかった問題の復習はわからなかったことをわかることに変える作業なので、単純に考えて力は上がるわけです。
あとは、TOEICを受験する直前の時期に復習しましょう。
どのくらい復習するのかは、個人がどれくらいの時間を勉強に割けそうなのかによって変わります。
時間があまり取れないという人は、赤マークと青マークの問題だけを復習していきましょう。
時間が結構割けそうという人は、問題自体に慣れるという意味も含めて、1回目で正解した問題についても復習していきます。
正解した問題を復習しても仕方ないと思われる人もいるかもしれませんが、何回も繰り返していくことで解くスピードが上がり、それによって他のパートに割ける時間が増えるので、全体のスコアアップが狙えます。
また、何回も復習しているうちに、もう一瞬で秒殺できるような問題だと判断した場合には、問題番号のところにバツをつけていきましょう。
つまり、この問題集をやる上での最終ゴールは、『1000本ノック』に載っている全部の問題にバツマークか赤マークか青マークがついた状態、ということになります。
結果発表
というわけでお待ちかね、かどうかはわかりませんがTOEIC965点のぼくが何問解けたのかを書いていきます。
- 正解数 942/1019
- 青マーク 94
- 赤+? 42
- 赤のみ 35
こんな感じでした。
全体として、77問間違えたわけです。
え、間違えすぎじゃね?
というのが正直な感想です。これじゃあいつまでたっても満点無理だわ・・・。まぁ、今回1000本修行をしてみてよかったですね。これだけのわからないことをあぶりだせたわけですから。
まとめ
というわけで今回は
- TOEIC文法問題集のやり方
- TOEIC965点が1000問解いたら何問できるのか
について書いてみました。
今回1000問解いてみて、ひとつTOEICを攻略する上で重要なファクターを発見しました。
それは、TOEICは解けば解くほどできるようになるという平凡極まりない事実です。
数百問くらい進んだあたりで気づきはじめたんですが、どんどん正解率が上がっていってるんですよ。
『でる1000問』の中で著者のTEX加藤さんも書いていますが、TOEICの文法問題というのは出題パターンというのが完全に決まっています。
なので、異なる知識を使う問題だとしても、傾向に慣れておきさえすれば、どんどんできるようになっていくんです。
みなさんもぜひ、この問題集を使って問題を解きまくり、文法問題の正解率を上げちゃいましょう!
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