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アウトプットの質を最大まで高める方法は、"アウトプットしないこと"だった!

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アウトプットが苦手だと思っている人は多いようです。

  • 会議で自分のアイデアを出せない
  • 起業したいけれど何をしたらいいのかわからない
  • ブログが書けない(ぼく)

などなど、場面はさまざまだと思いますが、"自分の中からアイデアをひねり出してアウトプットできるのか"というのは、非常に大切なスキルだと言えます。

 

アウトプットが苦手だと思っている人が多くいる一方で、信じられないくらいアウトプットのうまい人というのも存在します。

 

たとえば、ぼくもブログを書く際に参考にしているブロガーのイケダハヤト氏。

ブログを更新しながら、有料メディアでも記事を毎日更新。密度の濃いツイートも毎日バンバン発信しています。本もどんどん出版していて、どれも好評のようです。まさにアウトプットの超人と言えるでしょう。

 

では、なぜこのように人によってアウトプットの質に大きな違いが出てきてしまうのでしょうか?

 

「それは、こういう人は単純に頭がいいからだ」と言う人がいるかもしれません。

たしかにそれはそうかもしれませんね。もともと世の中に価値を作り出していくことが得意な資質を持っていたという可能性は高いです。

しかし、アウトプット超人を注意深く観察していくと、実は、そういう人たちに共通していることがあるんです。 

 

 

大量のインプット

まず、アウトプットが上手い人はインプットを大量にしています。

これは、よく言われることですね。そもそもインプットがしっかりしていないと、アウトプットができるはずがないという話です。

これは質の高いアウトプットをする上では大前提です。当たり前の話。

大量のアウトプットを推奨している人の一人が、ホリエモン。『本音で生きる』という本の中でも次のように書いています。

本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)

本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)

コツコツ資格の勉強などをするより、はるかに大事なのは情報のシャワーを常に浴びるということだ。

日々の生活でも、情報にアクセスするかどうかで生活の質は大きく変わってくる。

もし、僕が他の人と違って見えるのであれば、それは情報の量だと思う。僕は、きっとあなたが普段見ている情報の量と、桁が一つ違うくらいの量の情報を見ていることは断言できる。大事なのは圧倒的な情報量とその処理数なのだ。

 

さっき名前を出したイケダハヤト氏についてもこれは当てはまります。

もちろん全部隅から隅まで読んでいるというわけではないと思いますが、読書を通じて大量のインプットを日々積んでいることは確かで、これがあのアウトプットを支えているんでしょうね。

 

無理にアウトプットしようとしない

質の高いアウトプットのためには、大量のインプットが必要。これはわかりました。

では、それをどうやってアウトプットに変えていけばいいのかという話ですが、それは、アウトプットしようとしないことなんです。

これがこの記事でぼくが一番強調したかった部分です。

日本一有名なニートphaさんの著作『しないことリスト』に、アイデアの出し方について重要な示唆となることが書いてありました。少し長いですが引用してみようと思います。

しないことリスト

しないことリスト

 

 アイデアの出し方についての教科書的な本であるジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』という本では、アイデアを出すときのやり方が次の5段階に分けられている(薄くて読みやすい本なので、興味を持った人は読んでみてください)。

1,資料を集める

2,調べた資料を読み込む

3,調べたことを完全に忘れて別のことをする

4,そうするとふとしたときにアイデアが降りてくる

5,思いついたアイデアを実現可能なように調整する

この本でも、「3」の段階のすべてを忘れてしばらく置いておく、という過程が一番重要なものとされている。

こういうのは、無意識の中に住んでいる「頭の中の小人」が働いてくれているのだ、と僕は思っている。

小人というのは、グリム童話に出てくる、靴屋が眠っているうちにやってきて仕事を仕上げてくれる、あの小人のことだ。

自分では意識できない脳の無意識の部分でも、実はいろんな情報処理がされている。

だから、情報を脳にインプットして、しばらく放置して忘れてしまっても、その間に無意識で小人が働いていてくれて、いつの間にかそれなりに考えがまとまっている、という仕組みだ。

 

驚くことに、これと同じようなことをホリエモンも言っています。

先程も紹介した『本音で生きる』からまた引用してみます。

情報は取り入れたら、そのまま忘れてしまって構わないのだ。それでは、情報を取り入れる意味がないかもしれないと思われるだろうが、本人が忘れたつもりでも重要な情報は脳の片隅にちゃんと残っている。

大量の情報を、脳という引き出しにいったん全部詰め込む。そうすれば、何かのきっかけで引き出しの情報と情報がぱっとつながって、新しいアイデアが生まれる。

起業のアイデアなど、頭をひねって考えるようなものではない。情報のシャワーさえ常日頃、浴びるようにしていれば、アイデアはいくらでも湧いてくる。

 

どうですか?びっくりするくらい似ていますね。

 

ホリエモンの言う「情報と情報がぱっとつながって、新しいアイデアが生まれる」の部分の「情報をぱっとつなげている」のは、まさに"頭のなかの小人"なんです。これは、"無意識"と言ってもいいでしょう。

 

イケダハヤト氏も実はこのようなことは言っていて、よく彼は「アイデアを風船のように浮かべている」という比喩を使っています。

「これがしたいなぁ」と思ったことを、頭の中に風船のように浮かべておくイメージで持っているようです。

中には実現できるのか?と思うようなこともたくさんあるのですが、頭の中にぷかぷかと浮かべておいたアイデアは、ふとしたことがきっかけで他の情報と繋がったりして、何らかの形で世にアウトプットされていくということなんでしょう。

 

このことは、ぼくもブログを書いていて日々実感しています。

このブログではよく本や英語の参考書、映画のレビューをしますが、本を読んだり映画を見ている時点で「これを後でブログにしよう」ということは考えないようにしています。

当然ブログにしない内容のインプットの量は多くなってしまうんですが、アウトプットの質はこの方法の方が高くなると感じています。

まさにホリエモンが言っているように、あるとき突然「この内容をこういう風にブログに書こう」という気持ちが湧いてくるんです。

この記事もまさにそうで、ちょうど「ブログ全然書けねーなー」と思っていたときに、phaさんの本の内容を思い出し、その瞬間本屋で数分立ち読みして結局買わなかったホリエモンの『本音で生きる』でも同じこと言ってたよな、ということを思い出したんです。

ひょっとして、ブログって、書こうとしない方が書けるんじゃないか・・・?というかこれ、アウトプットすべてに共通するヒントなんじゃないか・・・?

急いで本屋に言ってホリエモンの本を買い笑、速攻で読んでこの記事を書いています。本屋で立ち読みした数分の内容も、"頭の中の小人"だけは忘れていなかったんですね。

ぼくは、このように、「何か書けそうだ!」というのが湧いてきたら記事を書くようにしています。

アイデアが「降ってくる」「舞い降りてくる」のように表現されることも多いですが、ぼくはこれを勝手に

 

「わぁ~」が来る

 

と呼んでいます笑。

「なんか良さそうなアイデアが出てきた!ブログ書くぞ!」

という気持ちが「わぁ~」と怒涛の勢いで湧き出てくるからです(書いててなんか恥ずかしい)。

アウトプットすることは気にせずインプットをし、あとは待って「わぁ~」が来たらすかさずアウトプットをする。これが質の良いアウトプットをするための一番の方法なんじゃないか、とぼくは思うのです。

 

「わぁ~」を起こすためのヒント

インプットされたアイデアがパッとつながって良いアイデアがぼこぼこと湧いてくる、これを「わぁ~が来る」と勝手に名づけました。

いままで述べてきた通り、これは自分から意図的に”起こす”ものではなく、大量のインプットをしているとある日勝手に来るもの、ということでした。

しかし、実はこの「わぁ~」が起きやすくなるような習慣、心がけというものが実はいくつかあります。

 

①ランニングをする

走ると脳が刺激されてアイデアが出やすくなります。

ランニングは、脳において記憶や思考について重要な役割を果たしている前頭葉を刺激するんです。

まぁ難しいことはよくわかりませんが、実際にこれはぼくも効果を実感しています。

頭が疲れてきたなと思ったときに数キロ程度ランニングをすると、走り終わる頃に、ぽこっとアイデアが浮かんできたり、前に本で読んでかっこいいなと思った英語表現なんかがパッと口から出てきたりします。

 

②寝る

脳に記憶された情報は、寝ているときに整理されます。

つまり、睡眠中は、"頭の中の小人"が最も活発に働いてくれる時間なんです。質の良いアウトプットには、質の良い睡眠は不可欠です。

人によって最適な睡眠時間というのはかなり異なるみたいですが、最低でも1日6時間くらいは寝たほうがいいみたいです。

ちなみにぼくは8時間くらい寝たい人で、これより短い睡眠時間だと本当に何も頭から出てきません。

 

③考える

さっきのホリエモンの本では、アイデアを無理にひねり出す必要はないとしつつも、「考える」ことの重要性を説いています。

これは、何か新しいアイデアをアウトプットしてやろう、と思うことではなく、たとえば日々の生活でもっと改善できることはないかとか、社会問題の解決方法とか、そういったことに思考をめぐらす癖をつけることです。

ただアイデアが降ってくるのを待っているだけよりは、頭を日々使っている方が情報がつながってアイデアが出やすくなるわけですね。

 

まとめ

アウトプットの質を最大まで高める方法は、

  1. インプットを大量にする
  2. 無理にアウトプットしようとしない
  3. 日頃から考える癖をつける

の3点を意識すること。

 

中でも盲点になっているのが、2番の「無理にアウトプットしようとしない」ということです。

自分が意識していなくても、脳は勝手にインプットした情報を忘れずに整理してくれていて、何かがきっかけでそれらがつながってアイデアが生まれます。

大量にインプットし、日々「考える」ことで、アイデアは「わぁ~」と湧き出てくるんです。

アイデアが湧き出てきたら、それをすぐさま何らかの形でアウトプットしましょう。スピードは大事だなと思います。「頭の中の小人」からのゴーサインは見逃さないようにしたいものです。

 

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