Z会らしい詳しい解説付き!『分析!解決!TOEICテスト模試』をレビューしてみた。
新形式TOEICの模試問題集のレビュー強化中。またおすすめなのが見つかったのでレビューしてみます!
今回は、『分析!解決!TOEICテスト模試』の紹介です。
受験用の参考書や通信教育で有名なZ会から出版された新形式TOEIC用の問題集です。
本の内容
この問題集には、TOEICテストの問題が本番と同じ形式で1回分(200問)収録されています。
本自体のサイズとしては、実際のTOEICとほぼ同じサイズなのですが、印刷されている文字が少し小さいです。ただ、これくらいなら全くの許容範囲で、サイズ的には本番を想定したトレーニングができるでしょう。
また、問題用紙が本体から取り外せるようになっています。
もうこれは良い模試問題集であるための必須条件な気がします。問題と解答が一体化していると、解きにくくて仕方ないんですよね。
ただ、問題が取り外せるのはよかったんですが、マークシートが切り取りやすいあのパリパリのあれ(語彙力不足)付きではなかったのは残念でした。はさみで切り取るにも切り取り線ないし、ギリッギリで印刷してあるしで苦労しました。
こういう事態があるので、もうぼくのように模試をTOEIC学習の中心にしている人は、マークシートを何枚か印刷しておくといいかもしれないですね。
なお、値段については現在Amazonで¥1296です。以前レビューした『TOEIC TEST スコア激伸び模試3回分 新形式問題対応編』などのようにこれよりもコスパ面で優れているものはありますが、類書と比較しても安いか普通程度といえるのではないかと。
難易度
続いて問題の難易度ですが、全体的に見ると、公式問題集と同程度かほんのちょっとだけ難しかったです。
ちょっと難しい部分ですが、リスニング、リーディング含め、後半に問題になっている英文がちょっと理解しにくいものがありました。
TOEICで間違えるパターンは大きく分けて、
- そもそも英文が読めて(聞けて)いない
- 英文は理解できたけど設問に答える段階で間違える
の2つがありますが、この問題集ではひっかけ問題はほとんどなかったので、(1)の段階を主に鍛えるための問題集だなと感じました。
逆にいうと、ひっかけ問題をミスってしまうという人は、『模試特急』や『はじめての挑戦』といった、設問レベルでも難しいものが含まれる問題集を選んだ方が良いでしょう。
- 作者: 神崎正哉,Daniel Warriner,ダニエル・ワーリナ
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2016/05/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とまぁ、難しい英文が含まれるとはいったものの、難易度的にはほぼ公式と同じと考えて大丈夫そうです。
なので、ETSが出している『公式問題集』を解き終わった人で、本番前に初見で1回分模試をやりたいなという人はおすすめです。
解説が詳しい
この問題集は、大学入試用の参考書や通信教育を通して、主に高校生に対して問題集を提供してきたZ会らしい特徴がいくつかあります。
最大の特徴は、解説が詳しいことです。
もうめちゃめちゃ詳しい。しかもすごい親切です。
解説が詳しいからといって、説明が冗長になっているというわけではなく、ちゃんとポイントを示した上で解説してくれています。
この意味では、500点台~の学習者でもストレスなく復習を進められそうです。
また、復習がしやすいという意味では、問題1問ごとに難易度が示されていたのはかなり良い点だなと思いました。
この問題は500点レベル、これは800点レベルというように点数で示されています。
500点レベルの問題を間違えたらかなりヤバいっていうのがわかりますし、また、800点レベルの問題は"差がつく問題"だということがわかります。答え合わせが終わったら、まず500点レベルで間違えてしまった問題を速攻で徹底的に復習したあと、800点レベルの問題の復習に取り掛かるのが最も効果的でしょう。
まとめ
というわけで今回紹介したのはZ会から出版された『分析!解決!TOEICテスト模試』でした。
当ブログでは、『公式問題集』が終わったあとの模試問題集としては、圧倒的クオリティの『非公式問題集 至高の400問』をおすすめしていますが、とりあえず1回分だけ模試をやりたいという人はこの『分析!解決!TOEICテスト模試』が難易度などを考慮するといちばんおすすめです。
Z会はTOEIC問題集では有名ではないので、今回買って解いてみるまでは正直少し不安なところもあったのですが、解いてみて、むしろ長年問題集を世に大量に生み出してきたZ会らしい配慮が満載な良問題集でした。
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(今日も元気につぶやき中)
"Really?"とか、"so 形容詞"とか、自分が普段頼りがちだと思うフレーズを縛ってみるとか、今日は相手が何か言った直後に話し始めるようにしようとか、今日は全てに反論しようとか笑、常に課題を持ちながらやると英会話ってびっくりするくらい伸びるのよね。
— かずーい (@kazuui81) 2016年6月23日