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TOEIC受験のメリットを3つまとめてみた!【TOEIC900点が語る】

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英語の試験としてかなり有名なTOEIC。

受験者数が年間250万人を超える大規模なテストで、試験としての社会的評価も高いですが、受験を検討している人の中には、

 

 「実際TOEICってどんなメリットがあるの?」

 

と思っている人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、TOEICを受験することのメリットを3つ書いていこうと思います。

 

①勉強にメリハリがつく

TOEICの受験を英語学習に取り入れることによって、勉強にメリハリをつけることができます。

 

具体的にはまず、受験を決めることでモチベーションが向上します。

TOEICの申し込みはだいたい受験日の1ヶ月ちょっと前くらいに締め切られます。なので、申し込んでから試験日まで、5週間くらい間が空くわけです。

 

この5週間程度の期間は、集中して勉強しやすくなります。

 

というのも

 

「せっかく申し込んだんだから少しでも良いスコアが取りたい!」

 

という気持ちになり、自然とやる気がアップするからです。

 

5週間程度というこの期間もまた絶妙。

1週間とか2週間だと期間としてちょっと短く、逆に2ヶ月3ヶ月だと、長すぎてモチベーションが継続しないんです。

 

また、事前の勉強だけではなく、試験自体も学習にメリハリをつけるという意味でかなり効果があります。

TOEICの特徴は「とにかく忙しいこと」です。

リスニングでもリーディングでも、処理しなければならない英語の量がかなり多く、頭を常にフル回転させて2時間集中する必要があります。

普段ひとりでやっている勉強で、ここまでの集中モードに入るのはなかなかできることではありません。

TOEICを受験することで、限界まで集中して英語を聞いたり読んだりするという状況に強制的に自分を置くことができるわけです。

 

英語学習はダラダラと低速でずっと続けるのではなく、しっかりとメリハリをつけるのがコツです。

 

定期的に集中して英語モードになるためのツールとしてTOEICは使えるんです。

 

ちなみに、TOEICは年間10回も実施されているので、自分の好きなように受験ペースを調整できます。

受験していく中で自分の最適なペースを見つけていくのがベストですが、個人的には年間2~3回程度の受験がおすすめです。

このくらいが多くの受験者にとってちょうど良い受験ペースなのではないかと思っています。

 

 

②自分の実力がわかる

英語を勉強していると、

 

 「今の自分の英語力はどのくらいなんだろう?」

 

と気になるものです。

そういう場合にもTOEICは役に立ちます。

 

TOEICでは、リスニングとリーディングそれぞれで495点満点のスコアが出るだけではなく、もっと細かい点、たとえば

  • 文法がどのくらいわかっているのか
  • 単語をどれくらい理解できているのか

なども結果のシートを見れば知ることができます。

 

6000円弱という価格で、ここまでの精度で英語力を測定できるテストはTOEIC以外にはありません。

 

たまに「TOEICでは正確な英語力は測れない」という人がいますが、そんなことはありません。

 

ぼくは約2年半にわたり、合計9回TOEICを受験してきましたが、いつ受けてもTOEICのスコアは自分の英語力を正確に反映しているなと感じます。

受け始めた頃はTOEICのスコアを「まぁだいたいの目安でしかないよな」と思っていたんですが、何回も受けていく内に、20点、30点という細かい精度で英語力の違いを反映していることに気付いたんです。

 

自分の実力を正確に知っておくのは本当に大事で、それによって今後どうやって勉強していくのかについての方針が立ちやすくなります。

これはひとつ目に挙げたポイント「勉強にメリハリがつく」とも共通する部分があるんですが、ただやみくもに勉強するよりは、勉強の指針、ペースメーカーとなる存在があった方が良いんです。

 

③スコアが評価される

TOEICである程度以上のスコアを持っていると、さまざまな場面でそれが評価されます。

 

たとえば就職の際です。

グローバル化が進み、業界問わず英語力が必須のスキルとなったいま、英語ができる人材を求めている企業は数多くあります。

そんな企業が採用の際に注目するひとつの指標がTOEICのスコアなんです。

もちろん、TOEICのスコアが高いからといって、必ずしも、英語を使って仕事ができる能力があるというわけではありません。

しかし、少なくとも英語ができる素質がある、という証明として、ある程度高いスコアを期待している企業は多いんです。

 

もちろん、英語力を示すために、履歴書やエントリーシートに「英語が得意です!」と書くこともできますが、これは採用担当者に

 

「英語ができるって、どのくらいできるの?」

 

と思わせてしまう可能性が高いんです。

やはり「TOEIC○○点です!」と示せたほうが説得力があると言えます。

 

ちなみに、就職の際は、直接英語と関係のない業界なら600点以上のスコアが"履歴書に書ける"最低のスコアだと思います。

もちろん900点以上あれば文句なしですが、730点以上程度でもかなり評価は高いでしょう。

 

まとめ:デメリットは?

というわけでTOEIC受験のメリットを3つ挙げてみました。

まとめると、

  1. 勉強にメリハリがつく!
  2. 自分の英語力がわかる!
  3. ある程度のスコアを取れば評価される!

の3つがTOEICのメリットです。

 

最後に、TOEIC受験のデメリットについて触れておこうと思います。

ネットを見ていると、TOEICのデメリットについて言及している人を見かけますが、特に気にするほどのデメリットはないのではないかというのがぼくの考えです。

 

ただ、ひとつだけ注意点があります。

それは「のめりこみすぎないようにすること」です。

TOEICは学習のペースメーカとして利用すれば優秀なツールなんですが、英語学習がTOEIC一色になってしまうのはよくないです。

 

というのも、英語学習がTOEICだけになってしまうと、スコアが上がったときに、それが

  • 英語力が底上げされた結果スコアが上がったのか
  • 単にテストに慣れて&テクニックが習得されてスコアが上がったのか

の判断がつかなくなってしまい、その結果、2番目に挙げた「自分の実力がわかる」というメリットがなくなってしまうからです。

 

TOEICは問題のクオリティが高いので、普段使いのテキストとして利用するのは問題ないですが、適度にスピーキングなどの練習も取り入れていくのが英語学習全体を考えるとおすすめです。

賢く利用して、最大限活用していけるようにしましょう。

 

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