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マイナー言語のおすすめ勉強法!学習者が少ない外国語はどうやって勉強すればいいのか?

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学んでいる人の数が少ない外国語を勉強するのは、メジャーな言語を学習する場合に比べ、かなり困難です。

これは「その外国語の文法や発音が難しい」という意味の困難ではなく、単純に

 

マイナーな言語は学ぶ手段が少なすぎる

 

ということです。

 

日本において最も人気のある外国語は言うまでもなく英語

英語は、学んでいる人があまりに多いので市場規模も巨大、テキストやオンラインの学習ツール、スクール、あらゆる学習手段が最高のクオリティで揃っています。

 

それに比べマイナー言語は、学習ツールが少なく(そもそもなかったりする)、周りに勉強している人もいない場合が多いので、そういった言語を勉強したいと思っても、

 

一体何をどうしたらいいのかわからない

 

という状況に陥ってしまいがちです。

 

そんな学習が困難なマイナー言語ですが、今回は思いつく限りの勉強法を紹介していこうと思います。

 

どこからがマイナーなのか?

「マイナー言語」と一言で言っても、明確な定義はなく、人によって判断が分かれるところだと思いますが、この記事では、

 

英語+大学の第二外国語でよくある諸外国語

 

をメジャー、それ以外をすべてマイナーだと考えることにします。

 

具体的に言うと、

英語

中国語

韓国語

フランス語

ドイツ語

スペイン語

ロシア語

イタリア語

ポルトガル語

 

など以外の外国語を「マイナー言語」とし、もしこれらを勉強したい場合はどうすればいいのか?

という方向で考えていこうと思います。

 

以下、マイナー言語を勉強する際に有効な方法を7つ紹介していきます。

 

ちなみに、便宜上、マイナー言語の具体例としてアフリカーンス語を使います。

南アフリカの公用語のひとつです。適当に頭に思いついただけで、選んだ理由は特にありません。

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①まずはWikipediaを読もう

マイナー言語が勉強したいと思ったら、まずはとにかくその言語のWikipediaを読んでみましょう。Wikipediaとはインターネット上の百科事典のことです。

 

Wikipedia

 

Googleで「アフリカーンス語」と検索してみると、検索結果のいちばん上にアフリカーンス語のWikiが出てきました。

 

これを読んでいくと、

  • アフリカーンス語が発生した経緯
  • 話される国
  • ネイティブの話者数
  • どんな方言があるのか

などをまず知ることができます。

 

「その言語ができた経緯なんてどうでもいい!さっさと文法を教えろ!」

 

と思う人がいるかもしれませんが、ここで焦ってはいけません。

これはマイナー言語に限った話ではないのですが、外国語を勉強したいと思ったら、

 

まずはその言語の背景をざっと確認し、漠然とでもいいので概観を把握しておく

 

というのが非常に大切なんです。

最初に大きな枠組み、つまり「この外国語ってこういう言語なんだね」というフレームを頭の中に作っておくのが大事なんです。

まず大きなフレームを作り、その中に細かいことをチマチマと詰めていくイメージです。

 

そのために最も便利なのがWikipediaだというわけです。無料ですし、ネットさえつながればいつでもどこでも閲覧可能なのもいいところですね。

 

ちなみに、これはかなり重要なポイントなんですが、英語がわかる人は英語版Wikipediaも絶対に読んでおきましょう。

 

一般的に、外国語のWikiは英語版の方が充実しています。

 

ヒマな人は試しに「アフリカーンス語」と「Afrikaans」のWikipediaを見比べてみてください。

その充実度の違いに驚くと思います。

英語版Wikiは、より詳細な背景知識に加え、簡単な文法事項の説明や、使われる発音さえ網羅しています。

これを読むだけで簡単な入門書を読んだくらいの知識を手に入れることもできそうなくらいです。

 

②Youtubeで音声を聞いてみる

外国語学習において音声が大切なのは言うまでもありません。

Wikipediaを読み終わったら、わからなくてもいいのでとりあえずその外国語を聞いてみましょう

聞くためのツールとしてはYoutubeがおすすめです。

Youtubeで勉強したい言語を検索してみましょう。

コツはやはり英語で検索することです。

 

"Afrikaans"で検索すると、簡単なあいさつフレーズを紹介してくれている動画をすぐに見つけることができました。

 


Afrikaans in Three Minutes - Afrikaans Greetings

 

もうひとつおすすめなのが、ニュース番組をその言語で視聴してみることです。

ニュース番組の見つけ方は、Google翻訳を使って、そのマイナー言語で「ニュース」を何というのか調べ、それをYoutubeで検索するだけです。

 

Google翻訳によると、アフリカーンス語で「ニュース」は「Nuus」だそうです。

 

f:id:yusuke-to-yondekudasai:20170529153805p:plain

 

Youtubeで「Nuus」と検索すると、すぐにアフリカーンス語のニュース番組の映像を入手することができました。

 


Riaan Cruywagen LAST NEWS BULLETIN / LAASTE NUUS BULLETIN

 

もちろん、聞いても内容はさっぱりわかりませんが、その言語がもつリズムを感じるだけでも十分勉強になります

これは勉強が進んでいっても定期的にやるのがおすすめです。

 

③Amazon→図書館&古本屋で教材を探してみる

Amazonでテキストを探してみましょう。

ためしに「アフリカーンス語」で調べてみましたが、結果をひとことで言うならば、

 

「ない!」

 

いや、あるんですが、『アフリカーンス語への招待』というガチガチのガチすぎるガチ本と、

アフリカーンス語への招待―その文法、語彙、発音について

アフリカーンス語への招待―その文法、語彙、発音について

 

 

 『アフリカーンス語 基礎1500語』という、いかにも古めかしい(実際、1985年発行!)イマイチ感あふれる単語集しかありませんでした。

アフリカーンス語基礎1500語

アフリカーンス語基礎1500語

 

 

しかし、マイナー言語を勉強するならこれくらいでへこたれてはいけません。

「ないよりはマシ」だと思ってとりあえず購入です。

 

ちなみに、マイナー言語を多く扱っている入門書として『ニューエクスプレス』というシリーズがあり、このシリーズから目当ての外国語が出てるのかどうかは絶対にチェックしておきましょう。

(参考記事)

白水社の語学書『ニューエクスプレス』シリーズが最高すぎる件。

 

『ニューエクスプレス』はスリランカの公用語である『シンハラ語』などぶっちゃけ需要あんの?と思ってしまうようなタイトルも出版されていてかなりクールです。

 

また、Amazon以外にも、図書館や、ブックオフなどの古本屋も絶対にチェックしましょう。

 

マイナー言語の参考書は、買う人が少ないので、良書でもすぐに絶版になります。

絶版になるとAmazonやリアル書店では入手不可能になってしまうのですが、図書館やブックオフには意外と置いてたりします。

 

見つけ次第救出をお願いします。

 

④『italki』で先生を探す

『italki』とは、外国語を教えたい先生と学びたい生徒をマッチングさせるサービスです。

 

italki: Learn a language online

 

検索から簡単に先生を探すことができ、オンライン会話レッスンを受けることができます。

 

『italii』の特徴は何といってもさまざまな言語に対応していることです。

マイナー言語学習者は絶対に利用すべきツールだと言えますね。

 

ためしにitalkiで「アフリカーンス語」と検索してみましたが、南アフリカ出身のネイティブ講師が出てくる出てくる。マイナー言語でも簡単に先生を探し出すことができます。

 

⑤大学などの短期講座に参加する

マイナーな言語でも、大学などで短期講座をやっていたりします。

お金さえ払えば一般でも参加できるものがほとんどなので、「○○語 短期講座」などとたまに検索してみましょう。

 

このような講座に参加すれば、専門家による授業が受けられるだけでなく、もしかしたらその言語を勉強している人とのネットワークを築ける可能性があります。

もちろん、そんなに都合よく講座が開かれているのはまれだとは思いますが、ひとつの選択肢として頭に入れておいて損はないでしょう。

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⑥留学しちゃう

その言語が主に話されている国の大学などに短期留学してしまうのもひとつの手です。

仕事などの関係でそう簡単にはできないという人が多いとは思いますが、留学すれば、教材が手に入り、世界単位で学習者のネットワークができ、そして何よりもその言語が話されている場所の空気感を肌で感じることができます。

 

留学中の語学力アップはもちろん、留学という経験そのものが帰国後のモチベーションアップにもつながっていくので、大きな収穫があるでしょう。

 

⑦東京外語大のモジュール

東京外大による『東外大言語モジュール』というのがあります。

 

TUFS言語モジュール
(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)

 

簡単に言うと、"外国語が学べるホームページ"です。

 

インターネット上で、発音や語彙、会話表現(動画付き)を学ぶことができて非常に便利。何よりもやっててすごく楽しいです。

 

対応しているのは2017年5月現在で27言語

決して網羅性が高いわけではありませんが、メジャー言語の他にも、

 

マレーシア語

ベトナム語

ウルドゥー語

ペルシア語

 

などなど、教材が少なく、学習が困難な言語にも対応しているので、一度チェックしてみましょう。利用については現在無料です。

 

まとめ

というわけで今回は学習者が少ない言語をどうやって勉強していったらいいのか、ということについて考えてみました。

ごちゃごちゃと色々書きましたが、「ネットを駆使する」のが大部分に共通する重要なポイントかなと書いてみて思いましたね。

それでは!

 

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