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良い英語の先生ってどんな人?生徒目線から考えた3つの条件。

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「良い英語講師」ってどんな人だと思いますか?

 

  • 説明がわかりやすい
  • 英語力が高い
  • 熱心でやる気がある
  • 生徒のレベルを考えてレッスンができる

 

・・・などなど、色々と思い浮かぶ項目があると思います。

これらはいまぼくが適当に挙げたものですが、おそらくどれも正解です。

 

しかし!

 

もっと本質的な条件は何なのか?

 

ぼく自身は、自分でやったことがあるのは塾のアルバイト講師くらいで、英語の先生ではないのですが、自分が生徒として授業を受けた中学校、高校の英語の授業、また大人になってから受けた英語関係のセミナー、さらに周りの英語講師を観察して、

 

「これこそが良い英語の先生の条件なのでは?」

 

と思うものを3つピックアップして今回は書いていきたいと思います。

これから英語のレッスンやセミナーを受けようかな?と思っている方は講師選びの参考に、また、とてつもなく恐縮ですが現役の英語の先生にも読んでいただけたら嬉しいです。

 

①先生自身はチャレンジしているのか?

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その先生が良さげな先生なのかどうかを判断する際、

  • どんなすごい資格を持っているのか
  • 学歴は?指導経歴は?

など、その人が「すでに持っているもの」にフォーカスしてしまいがちですが、これらは言ってしまえばすべて「過去のもの」です。

 

そんなものよりも、ぼくだったら、その先生が今現在頑張って食らい付いて英語やってる人なのか、もっと言うと

 

攻めたチャレンジをし続けているのか?

 

に注目します。

 

具体例で考えてみるとわかりやすいのですが、

  1. 有名大学出身です!
  2. イギリスに3年留学してました!
  3. 英検1級、TOEIC満点です!
  4. でも今は全く努力してません!

となったら4番で「ガクッ」っとなってしまいますよね?

 

・・・とまぁこれは極端な例ですが、その先生自身が現役で頑張っている学習者なのかどうかはとにかく超重要です。

 

「今も英語勉強してます」程度だったら先生なら誰もがそうだと思いますが、ここで言っているのは「攻めたチャレンジ」です。

要するにさらなる高みを目指してやっている人なのか・・・ということ。

 

先生自身が熱心な学習者じゃないと、指導される生徒側にそれが伝わってしまって、いまいち信頼度が上がらないんです。

 

あえて本音に近いリアルな言葉を使って言います。

その先生自身が頑張っている人でないと、

 

「でもお前、過去の経歴だけで偉そうにしてるだけじゃん」

 

と思ってしまいますし、そうハッキリ思っていなくても"そういう感じ"はしっかり伝わっちゃいます・・・ということです。

 

ちなみに、これは英語だけではなく、他のセミナーなんかでも言えることです。

たとえば「株で儲ける方法!」みたいな話を聞く場合、昔株の取引きで成功、今は第一線からは退いている・・・という人の話は全く聞く価値なしだと思います。

それよりも、状況が刻々と移り変わる厳しい現状の中で、現在進行形でもがいてもがいてやっているトレーダーの話を聞く方が100倍ためになるでしょう。

 

こんな感じで、良い英語の先生についても、「現在進行形でチャレンジを続けているのかどうか」が第一条件になるでしょう。

 

②モチベーションを上げてくれる先生

どれだけ深く英語を理解し、どれだけ上手くそれが説明できたとしても、生徒のモチベーションを上げることのできない先生は良い先生だとは言えないです。

 

生徒をどんどんどんどんやる気にさせ、

  • もっとできるようになりたい!
  • もっと勉強がしたい!

そう思わせられる先生こそが良い先生なんです。

 

"モチベーションを上げるのが上手い先生"でパッと思い出すのは植田一三氏ですね。


植田一三(Aquaries School of Communication学長) 英語のスピーキング力UPの極意 日本の事が英語で何でも発信できるようになる

 

アクエアリーズという英語塾の主宰者であり、自身も授業、セミナーで各地を周り指導されています。

年齢は60歳を超えている人なんですが、めちゃくちゃパワフルな人です。一度セミナーで授業を受けたのですがオーラもハンパじゃなかったです。

 

多くの著作があることで有名な人ですが、各本の最初はどれも植田一三氏のありがたい言葉が収録されています。

詳しくは書けないので実際の本を手に取っていただくとして(植田一三氏の本おすすめリストはこちらにまとめました)、読むととにかくモチベーションが上がるんです。

 

中でもいちばん好きなのが『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』という本の第1章「英検1級に合格するための極意」という部分で、

英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)

英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(CD BOOK)

 

 

この部分だけぼくはコピーして机の上にいつでも見られるように置いてあります笑。

「英語の達人になるにはこれだけの努力が必要である。モタモタしてる暇はないぞ!一気に駆け上がる気持ちでやれ!」

的なことが延々と書かれているんですが、なんか謎のパワーがあって読むたびにやる気が出てきます。

全国にファンがいるのも頷けますね。

 

っていうか先生の役割って何・・・?

正直に言ってしまうと、英語の文法の説明とか、単語の説明なんかは、先生によってそこまで差があるわけじゃないんです。

先生によって大きく差が出てくるのはこの「モチベを上げてくれるのかどうか」です。

モチベーションは学習のいわば燃料のようなもの。これがないと前へは進めないわけです。

 

それに、さらにぶっちゃけた話、たいていの先生の説明よりもそこら辺に普通に売ってる英語テキストの方がよっぽど説明がわかりやすいです(ぶっちゃけすぎたかも)。

 

でも本当にそうで、たとえば中学校の英語を復習したかったら『中学3年間の英語を10時間で復習する本』とかを読めば先生なしでもたいていの人が簡単に独学できます。

 

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

 

 

「もうこれ読んでわからなかったら他になんの方法があるんだろうか?」というレベルでわかりやすい内容になってます。

 

もちろん、それでもわからない人がいるのは十分に理解しています。

それで丁寧に教えてくれる先生に指導してもらうのも全然アリだと思います。。

しかし、それでも、それでもです。

それでも学習がさらに進めば理解度も増し、「先生の丁寧な説明」はだんだんと必要がなくなってくるでしょう。

 

では、そこで残る「先生の役割」とは何か?

 

残るのはやはりモチベーションを上げること。生徒をインスパイアすること。

 

それだけなのではないでしょうか?

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③生徒と対等な関係を保つ先生

さてラスト3つ目です。

これはあらゆる分野の指導者に当てはまると思うのですが、

 

「お前は俺の言うことを黙って聞いてそれに従ってやってればいいんだよ!」

 

タイプの人は完全にアウトで話になりません。こういう講師がいたら完全にオワってるので全力で避けるのをおすすめします。

 

逆に、これから英語講師の元で指導を受けようと思っている方で、

 

「英語講師は英語ができるようになる方法を知っていて、それを教えてくれる。それに従ってやりさえすればできるようになる。」

 

という意識を持っている人がいたら今すぐに意識を変えるべきです。

 

というのも、英語学習には絶対の方法というものは存在せず、個人個人の試行錯誤なしに上達はあり得ないからです。

 

これも違う・・・あれも違う・・・この方法ならどうだろう?じゃあこの方法は・・・。

 

こういった個人の試行錯誤がないと上達しません。

 

大事なことなのでもう一度言いますが、英語学習に絶対唯一の方法はないんです。

その証拠に、英語学習が成功した人の体験談を読んでみると、どの2つを取っても全く同じということはありません。

 

もし仮に「自分の言っている勉強法が最強の勉強法で、これ以外はあり得ない。これにバッチリしたがってやれば絶対に大丈夫だ」

と謳っている先生がいたら嘘をついているので気を付けてください。

 

良い先生はどのような先生なのかというと、

 

その先生なりにベストな方法というのは確立されていて、それを教えることは教えるのだけれども、

「教えることは教えました。でも、ここからはご自身で反復トレーニングをして、さらに試行錯誤を重ねた上で自分で自分の答えを探さないといけません。」

 

と、悪い言い方をすれば生徒に投げる人です。

これが良い先生。

 

試行錯誤を重ねる中でまた大きな壁にぶつかることもあるんですが、それはまた先生に聞けばいいんです。

で、「それならこれはどう?」という先生側の提案があり、また生徒が自分で頑張る。

 

このように、先生が上で生徒が下、という関係性ではなく、完全に対等で、水平方向のやり取りが行われる、そういうレッスンが展開できるのかどうかが良い先生の条件の一つだと言えます。

 

まとめ:尊敬し合える関係がベスト

というわけで良い英語の先生の条件について今回は考えてみました。

まとめてみてぼく自身改めて感じましたが、やはり、

  • 先生=上=偉い人
  • 生徒=下=ただの言いなり

という関係性になってしまうと上手くいく可能性は低くなってしまうんですよね。

 

同じ学習者、"同志"くらいがちょうどいいとすらぼくは思います。

 

そして、学習者同士リスペクトし"合う"、モチベーションを上げ"合う"、こういう関係性が形成されればうなぎ上りに実力は上がっていくのではないでしょうか。

 

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