英検・TOEICは失敗覚悟でとりあえず受験してみよう!受けないと何も始まりません。
- 英検~級を取りたい!
- TOEICで○○点を取りたい!
このような目標を持って英語の勉強に励んでいる方は多いと思います。
ぼくもほぼ完全に独学で英語と中国語が話せるレベルになりましたが、いま挙げたような資格試験を目標にすることによって学習効率を大きく上げることができたと思っており、とても良い目標だと思います。
ただ、ここでひとつ質問があります。
「次、いつその試験を受けるか決めていますか?」
ぼくはここがものすご~く大事な点だと思っています。
つまり、
- 次に受けるテストにすでに申し込んでおり、それに向けて勉強している
- 「いつかこの試験を受けよう」と思って万全の体制を整えている最中
これらどちらのパターンで学習しているのかによって、その試験で合格できるのか・良いスコアが取れるのか、に大きな影響が出るんです。
2つの学習スタイルを挙げてみましたが、
ぼくが考える「最短距離で資格試験での合格・目標スコアをもぎ取る方法」は、1の「次に受けるテストにすでに申し込んでおり、それに向けて勉強している」スタイルで学習することです。
今回は、その理由について書いていこうと思います。
期限がないと人間はサボる
中学校や高校のテストで、
「やばい!試験1週間前だ!勉強しなきゃ!」
と思って急に焦って勉強した記憶がある人は多いのではないでしょうか?
この例からもわかる通り、人間は期限をリアルに意識すると気合いを入れて勝手にやり始めます。
英検・TOEICについても、直近のテスト、具体的には英検なら3ヵ月、TOEICなら2ヵ月程度後の試験にとりあえず申し込んでしまうことで、無理やり期限を作ってしまえばいいんです。
そうすればより気持ちを引き締めて、緊張感を持って勉強することができます。
「いつか合格したい」
「いつか受けよう」
と思って勉強している人は、"試験まであとどのくらい"という具体的なイメージがないので、危機感がありません。
人間の意思なんて弱いものです。危機感がないとたいていの人間はサボります。
やるべきことが身に染みてわかる
受験を先延ばしにしてしまう一番の理由は、
「まだそのレベルに達していないと思うから」
だと思います。
気持ちはわかります。まだ全くレベル的に達していない段階で受けるのは恐怖感がありますよね。
でも、実は、全くそのレベルに達してないからこそむしろ受験すべきなんです。
理由は、受験をすることで今後やるべきことが嫌でも見えてくるからです。
「嫌でも」というのが実はポイントだったりします。
全くレベル的にムリ目な試験を受けると、当然コテンパンにされます。
コテンパンにはされるのですが、その経験はただ失敗してテンションが下がるだけのイベントにはなりません。
- 単語が全然わからなかった!
- 時間が全然足りなかった!
- もっと過去問を解いていれば・・・。
などなど、反省点が自主的に反省しなくても勝手に、自動的に、嫌でもポンポン頭に浮かんでくるんです。
「別に家で過去問解けば同じじゃね?」
と思った方もいるかもしれませんが、実はこれが結構違います。
というのも、大勢の受験者に囲まれて本番の試験を受験すると、集中レベルが段違いに上がるからです。
たとえば、TOEICの勉強をされている方、家で模試を解くのと、本番試験を1回受けるのでは、終わった後の疲労感がまるで違いませんか?
これは、それだけ本番では頭を絞っているということです。
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"くやしさ"を利用する
試験を失敗覚悟でとりあえず受けてみるメリットには、「くやしさを利用できる」というのもあります。
たとえ無理目な試験だったとしても、ボコボコにやられたら
くやしい~~~~~~~~~!!!!!!!
と感じるのが普通の感覚だと思います。
これも、その後の学習のモチベーションを上げる燃料として利用できちゃうわけです。
実際、ぼくも英検1級には1回、中国語検定2級には2回不合格になっていますが、いずれも、試験日の朝は
「今日試験か・・・。ムリ目だし正直行きたくない。。。」
くらいの気持ちなんですが、いざ試験が終わると
「次は生まれ変わって必ず倒す」
くらいのテンションに一変していましたw
普段普通に自宅で机に向かって勉強していて、このような気持ちになることはまずないと思います。問題を1つ間違えるごとに全力で悔しがっていたら学習が続きません。
おすすめの"3回受験プラン"
資格試験、できれば"1発の受験で"自分の満足のいく結果を出したいですよね?
でも、この考えでいくと、どうしても失敗がこわくなってしまい、
「いつか受けよう」
と思ってダラダラとした勉強を延々と続ける負のスパイラルに陥ってしまいます。
そこでぼくが提案したいのが、2回は合格しない前提でとりあえず受けて、3回目で合格するというプランです。
仮に"3回受験プラン"とでも呼びましょう。
ぼくの例を挙げてみる
英語ではなく中国語なんですが、自分自身、まさにこの3回受験プランを成功させた経験があるので、例として紹介してみようと思います。
中国語検定2級という資格を自分は所持しているんですが、これは
- ビジネスで中国語が使える
- 大学の中国語専攻の卒業目標
とも言われる、なかなか難易度の高い資格です。英検だと準1級程度ですね。
これを、ぼくは英検で言うと3級、やっと中学レベルが終わったくらいの段階で突撃受験しました。
その時の結果がこちら。
リスニング、筆記共に65点以上を取れば合格だった回でした。
が、リスニングはまず話にならないレベル。
筆記についても、合格ラインをギリギリ超えてはいますが、正直に話すと、適当に選んだ選択肢が結構当たりました。
とにかく、惨敗だったわけです。
ここで「リスニングを強化しないと話しにならないな」と反省し、3ヶ月間集中的にトレーニング。
そして受けた2回目の結果がこちらです。
リスニングの点数が大幅に上がっています。
が、あと5点で不合格。これは問題1問分です。惜しい!!
ここで、ぼくはさらに負荷を上げて、具体的には準1級レベルのテキストを利用して学習しました。
そして4ヵ月後。
3回目の試験で楽勝合格を果たしました。
この間、たったの1年。
中3レベルからビジネスレベルまで1年でグイっともっていけたんです。
これは、かなり理想的なペース、人によっては"驚異的なスピード"と思う人もいるかもしれません。
で、この一連の流れの中で、自分的に何が成功のカギだったのか考えると、それは間違いなく、
実力的にムリな段階でもとりあえず受けて、不合格後もめげずに受け続けたから
だと自信を持って言えます。
「いまはまだ初心者レベル。1年後の中検2級合格に向けてしっかり1年勉強しよう。」
と1回受験プランで臨んでいたら2年かかっていたでしょう。3年かかったかもしれません。いや、もっと、5年かかったかもしれないとすら思います。
挑戦した自分を褒めてあげよう
"3回受験プラン"は本当におすすめなのですが、抵抗がある方もいると思います。
それはやはり、3回受験プランは「失敗することを前提としているから」でしょう。
誰も好んで自分から失敗しに行こうとは思いません。メリットがあるとわかっていても、いざ不合格通知を見ると、落ち込んでしまう人も多いでしょう。
そういう場合は、
- 受けただけで自分すごい
- よく受験した
- よくチャレンジした
と、受けたこと、チャレンジしたこと自体を徹底的に褒めるようにするのがおすすめです。
仕事が普段忙しい方は特にそうなんですが、日曜日という貴重な休日を1日つぶして頭を絞るなんてありえない・・・というのが普通の感覚です。
なので、英検やTOEICは、受けるだけですごいと心から思います。それだけですごいことなんですよ。
これまで書いてきた通り、受けただけで1歩進んでいます。
不合格だからといって落ち込む必要なんて全くないんです。
最後に、トーマス・エジソンの言葉を引用して終わろうと思います。
I have not failed.
I've just found 10,000 ways that don't work.
「挑戦し続けろ」
(かずーい訳)
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