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中検3級の勉強方法とおすすめのテキストまとめ!これが最短攻略法だ!

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中国語の基礎レベルの完成を試されるのが中国語検定3級です。

中検3級は、難易度がちょうど初心者レベルの終了段階にあたり、

 

「簡単すぎず、かといって難しすぎるわけではない」

 

くらいのレベルになります。

中国語検定の中では受験する人が最も多い、学習者の間で人気の資格試験です。

 

今回は、これのひとつ上の級にあたる2級を所持するぼくが、3級の最も効率の良い突破方法を紹介していきたいと思います。

ちなみに、3級の詳しい難易度については下記の記事で詳しくまとめているので、難易度について詳細に知りたいという方はぜひこちらをまずはお読みください。

中検3級のレベル・難易度はどのくらい?学習期間は?

 

単語と発音の基礎は大丈夫?

中検3級の試験対策を始めるにあたり、まず確認していただきたいのが、

  1. 基本単語500個程度を覚えているのか?
  2. 発音は一通り基礎を学んだのか?

の2点です。

 

この2つのハードルをまだクリアしていない人は、3級専用の対策に入ると勉強自体が上手く進んでいかないので注意です。

厳しい言い方になってしまいますが、まだスタートラインに立てていない状況だと言えます。

 

超基礎単語500個についてはアルクから出ている『キクタン 入門編』

キクタン中国語【入門編】中検準4級レベル

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  • 作者: 内田慶市,沈国威,氷野善寛,紅粉芳惠,関西大学中国語教材研究会
  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2008/05/27
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発音については『紹文周の中国語発音完全マスター』などの1冊で効率良く勉強できるテキストを使い、数ヶ月程度でこの2つのハードルを超えられるように頑張ってください。

改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター

改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター

 

 

とにかくこの2つは3級対策に入る前の大前提です。

 

ちなみに、「中検4級は持っているのが前提なの?」と疑問を持っている方がいるかもしれませんが、いま挙げた

  1. 500の基本単語
  2. 発音の基礎

の2つのラインを超えていれば、必ずしも4級は持っている必要はありません

何も持っていない状態からいきなり3級を目指して大丈夫です。

 

ただし、純粋に資格として欲しい方や、3級受験の前に成功体験を作っておきたいという方は、4級を受験するのももちろん全然アリです。

中検4級のレベルと合格するための勉強法!

 

基本1000単語の定着が第一

中検3級のレベル・難易度について詳しく書いた記事でも言及しましたが、中検3級の単語レベルは総語彙数で2000以上と言ってはいるものの、実際には基本1000~1500語程度の単語をガッチリと固めれば出題されるほとんどの単語は理解できます。

 

なので、3級対策中は、常にこれら基本約1000~1500語を繰り返し繰り返し復習するようにしましょう。正直、これだけでも実は結構戦えます。

基本500語が頭に入っている状態でしたら、使う単語帳は『キクタン』の初級編が最もおすすめです。

キクタン中国語【初級編】中検4級レベル

キクタン中国語【初級編】中検4級レベル

 

 

また、基本1000~1500語が大事だとは言いましたが、それを超えるレベルの語彙ももちろん出題されるので、もうひとつ上のレベルの単語帳も1冊用意して暗記を進めていきます。

おすすめは『キクタン中国語 中検3級レベル』です。

キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

キクタン中国語【初中級編】中検3級レベル

 

 

こちらについては7割~8割程度の完成度でも十分合格できる水準に達するので、完璧にするというよりは

 

「試験日までに覚えられるだけ覚えればそれでよし」

 

というスタンスで取り組んでください。

 

繰り返しになりますが、中検3級の単語で大事なのは実は3級レベルの単語ではなく、4級までの基本1000~1500語です。3級レベルの単語には多少の漏れがあっても大丈夫ですが、この基本語については完璧に仕上げるつもりで取り組んでください。

 

メインの対策テキストはこれ1冊だけでOK!

中検3級の対策テキストはさまざまなものが出ていますが、『出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線』1冊だけで大丈夫です。

 

MP3音声付き 出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線

MP3音声付き 出るとこだけ! 中国語検定 3級 合格一直線

 

 

これがベストです。ファイナルアンサーです。必ず用意しましょう。

 

この『出るとこだけ!』は、中検3級に合格するために必要な頻出事項が網羅されています

過去問を順番に見ていくとわかるのですが、中検という試験は、毎年同じような問題が繰り返し出題されており、そういった意味で「ヤマの張りやすい」テストです。

この本では過去30回もの試験を全て調べ上げ、割り出された頻出分野を狙い撃ちしたトレーニングができるので、非常に効率が良く、まさに合格に一直線に向かっていく学習が可能なわけです。

 

本の内容ですが、筆記問題を意識した問題演習はもちろんのこと、それらの問題にはCD音声が付いているので、リスニングの対策もバッチリできます

単語のトレーニングも出題形式と同じ形でトレーニングできますし、苦手な人が多い日本語⇒中国語の翻訳問題も収録されています。

 

そして何よりも、解説がとにかくわかりやすいというのがぼくがこのテキストをおすすめする最大の理由です。

これ以上わかりやすく3級レベルの文法事項を解説したテキストは存在しないでしょう。

 

2ヶ月完成プランで

このテキストは28の課に分かれており、1日1課で1ヵ月弱での完成・・・というコンセプトになっていますが、この通り理想的なペースで進むことはほぼないでしょう。

後半に進むほど時間がかかりますし、復習もしなければいけないからです。

また、これとは別で単語暗記&復習も同時進行で進めなければいけないので、短くて2ヶ月くらいのつもりで取り組んでいくのがおすすめです。

ゆっくりでもいいので確実に実力をつけていきましょう。

試験日まで時間がないという人もいるかもしれませんが、3級の合格ラインが(100点満点で考えると)65点であることを考えると、全部終わっていない状態で受験しても十分合格の可能性はあります。

それに、仮に落ちたとしても次の試験にまたチャレンジすればいいだけです。

 

テキストの使い方

本の最初の課から順番に進めていきます。

問題を解いた後に、必ず音声を使ってリスニングのトレーニングもするようにしましょう。

音声をただ聞くだけではなく、聞いた後に音声をいったん止め、自分の口でそっくりそのまま真似してみる"リピーティング"をやってみると、より聞いた内容が頭に定着するのでおすすめです。

 

(リピーティングの詳しいやり方はこちらから。記事では英語の勉強を前提としていますが、中国語でも効果抜群です。)

kazuuiword.hatenablog.com

 

また、復習については、別冊の解答・解説を利用しましょう

f:id:yusuke-to-yondekudasai:20180718224831j:plain

 

写真のように、この本は解答解説が別冊になっており、これに問題文もピンイン付きで掲載されています。

 

復習時は、この冊子に載っている中国語をひたすら音読するようにしてください。

 

過去問を使って総仕上げ

では、ここまでをいったんまとめてみようと思います。

  1. 基礎単語500、発音の基礎ができているのが前提
  2. 基本1000~1500単語を定着させるのが最優先
  3. キクタン3級とメインテキスト1冊をこなす(2ヵ月プラン)

 

この流れで勉強を続け、試験2週間前になったら、過去問を1回分解いてみてください

中検3級問題集2018年版: 第91回~第93回

中検3級問題集2018年版: 第91回~第93回

 

(過去問は数種類出ていますが、光生館のものがおすすめです。)

 

解いたら答え合わせをしますが、点数は気にしなくて大丈夫です

ここでやりたいのは

  • 試験問題に慣れること
  • 足りない部分を浮かび上がらせること

の2点です。

本番でテンパらない訓練だと思って気楽にやってみてください。

 

過去問集1冊には1年分、つまり合計3回分の問題が収録されています。

残った2回は試験1週間前と3日前に消化してください。

(あくまで目安です。過去問に力を入れたい方はもっと早めから取り組んだり、もっと多い量を解いてもOKです。)

 

まとめ:とりあえず受けてみよう

というわけで今回は中国語検定3級の勉強方法とおすすめテキストについて詳しく解説してみました。

最後にもうひとつ合格するコツを紹介して終わろうと思います。

 

ムリっぽくても直近のテストにとりあえず申し込んでみてください!

 

先日書いたブログ記事に詳しく書きましたが、

英検・TOEICは失敗覚悟でとりあえず受験してみよう!受けないと何も始まりません。

 

資格試験というのは、とにかくまずは受けてみるのが大事です。

受けてみないと何も始まりません。それに、たとえ不合格だったとしても、本番の緊張感の中で得られるものは大きいんです。

どんどんチャレンジしてぜひ合格を勝ち取ってください!

 

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