英語は勉強しないと忘れる!2年間サボった自分に起きた変化とやっておけばよかったこと。
英語って、継続して勉強しないとマジで本当に劣化します!
大人になってから英語の勉強を始め、2年ちょっとで英検1級、TOEICほぼ満点(980点くらい)レベルに達したぼくですが、いまから約2年前を境に、
上を目指してガッツリ勉強するのがストップしてしまいました。
ちょうど2年前は、資格トップレベルからさらに上を目指すべく民間の通訳スクールに通っていたんです。
最初は打ちのめされましたが、
⇒通訳学校の体験レッスンを受けたら完膚無きまでに打ちのめされて英語もうやりたくない
毎週毎週出される圧倒的な量の宿題をこなし、真剣に授業に取り組んだところ、半年後にはクラス内で優秀な成績を取って講座を終えていました。
ただ、ちょうどそのスクールが終わった時点で別の勉強にハマってしまい(詳しくは後述)、英語学習をないがしろにしてしまったんですよね。
そんなわけで今回は、約2年間英語学習をサボってしまった自分に起きた変化と、
「あああああ!こうしておけばよかった!」
と後悔していることを書いていこうと思います。
何、この言葉?
2年間サボりにサボってしまったので、最近ガッツリ洋書でも読んでリハビリしようかと思ったんですが、読み始めてすぐに、
「あれ、なんか前と全然感覚が違う・・・」
ということに気付いたんです。
(なんだこの言語は!)
まず、文章とか以前に単語レベルでスムーズに言葉が頭に入ってこないんです。
特に、比較的長めの単語です。
上に挙げた1ページの中の単語だと、たとえば"calculations"なんて英検2級程度の単語ですが、二度見しないとすぐ頭に入ってきませんでした。
ちゃんと見ればすぐわかるんですが、なんか"つっかかる"感覚があるんですよね。ヤバい・・・。
ちなみにいま写真で載せたのはマルコム・グラッドウェルの"blink"という、シャンル的にはノンフィクションの本で、
- 作者: Malcolm Gladwell
- 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
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ちゃんとした洋書ではありますが、決して難易度が高いというわけではなく、むしろかなり読みやすい部類にあたります。
2年前の通訳スクールに通っていたころのキレキレ状態ならスラッスラでした。スラスラ君でした。スラスラ君って誰なんでしょう。
できなくなっていた発音は…
「声に出して読んだらどうなってるんだろう?」
と思ってさっきの洋書をできるだけスムーズに読めるよう心がけて音読してみたんですが、
発音が崩壊していましたw
具体的には、まずLとRをうまく区別して発音できません。
LとR、それぞれの発音自体はできるんです。
ただ、Lと発音すべきところでRの音を出してしまったり、その逆になってしまったり・・・という現象が起きました。
たとえばさきほどの"calculation"なら、Lが2つ入っていますが、しっかりとLLとならずにLRになったり、ひどいとRRになってしまう・・・といった具合です。
あとは、単純にカミカミになってしまいました。
前はさらっと見ただけで正しい発音が立て板に水で出てきたんですけどね・・・。
難しい単語から忘れていく
よく、
「英語を全然勉強しなかったら単語を忘れた!」
という話を聞きますが、これに関しては、ぼくの場合、簡単な洋書を読んだりするレベルでは問題ないくらい単語の記憶は保持されていました。
ただ、めったに出会わないけどたま~に難しいニュースなどでは出会う・・・くらいの、そうですね、具体的には12000~20000語レベルくらいの単語については、
思いっきり忘れてました\(^o^)/
このレベルになると英単語帳というものが市販されていないので、ぼくはテレビを見たり洋書を読んだりしながら難単語を見つけてはコツコツとノートに書きためています。
現在、そのノートが全部で8冊か10冊くらいあるんですが、
(努力の結晶だが・・・)
「ちょっと単語も復習しといた方がいいよな」
と思って中を見てびっくり、全然わからんわけです。これはショックでしたね。
原因は他の勉強
以上が自分が感じた英語力の衰えです。
まとめると、
- スムーズに読めない
- LとRの発音ができない
- 難単語を忘れた
この3つですね。
では、なんでそもそもこの2年間、上を目指して英語をやってこなかったのか?
という話なんですが、これは理由がハッキリしていて、
中国語にドハマりしていたからですw
ちょうど通訳スクールが終わった2年前くらいから本格的な学習をほぼゼロからスタートし、1年半でビジネスレベルにあたる中国語検定2級を取得。
その半年後、つまり現在は英検でいうところの1級にあたる中検準1級にあと一歩で合格というところまで来ています。
これは、自分で言うのもあれですがかなりのスピードです。超パンクに勉強しましたね。
ただ、その代わり自分は英語の勉強をサボってしまいました。
まぁサボっていたというか、意識的に英語を遠ざけていた、という言い方が正しいかもしれません。
2言語を同時進行するのって、すごく大変なんですよね。
混乱します。ごちゃごちゃになっちゃうんです。
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できるほど忘れない・・・けど
これはずっと外国語を勉強してきてわかったことなんですが、
実力があればあるほど放置しても英語力は衰えない
んです。
たとえば、
- 英検準2級で、英会話はほとんどできません
- 英検1級・会話は流暢
という2人がサボった場合では、2級の人のほうが実力はガクッと下がります。
多くの重要単語を忘れるでしょうし、会話もほぼ全くできなくなるでしょう。
実力がかなりある人ではこの程度が少なく、重要単語を忘れることはまずありませんし、会話もスムーズさは欠けても急に全然話せなくなる、というようなことはあり得ません。
よく、「語学学習は下りのエスカレーターを駆け上がっていくようなものだ」という表現を見ます。
これは本当ですが、実力がなければないほどエスカレーターのスピードは速くなるというわけです。
でも・・・
しかし、そうは言っても放置してしまえば実力が下がるというのは事実です。
ぼくは、いま書いたような知識がなまじあっただけに、
「まぁちょっとくらい放置しても大丈夫だろう」
と思ってサボってしまったわけです。
ここはかなり反省しています。
おすすめの英語力維持方法
「もっとこうしておけば英語力の衰えを防止できたのでは?」と思う方法が2つあるので紹介していきます。
音読
上を目指した勉強をサボっていたとはいえ、仕事で英語のメールは毎日読んでいました。
ただ、結果としてこれは下りのエスカレーターのスピードよりは遅かったんです。
「ただ読むだけ」では、どうしても受け身の学習になってしまい、脳が本気モードに入らないんです。
これが洋書の多読だったら効果があったと思いますが、大体内容の決まった仕事のメールだったので英語力維持にもなりませんでしたね。
やはり、能動的に学習するためにも、英語を声に出して読む、つまり音読をやるのが重要です。
受け身の学習は他にはリスニングがありますが、リスニングに関してはがっつりやらなくても維持できます。
それより力を入れるべきはちゃんと声に出して読む(音読)、他にはオンライン英会話を試してみるなど、とにかく能動的な学習が大事なんです。
TOEICを受ける
資格試験を受けておけばよかったなと後悔しています。
中でもTOEICは、試験の頻度がほぼ月1くらいとかなり多く、内容もかなりタフなものになっているので、3ヶ月に1回くらい受けておけば、
- 勉強する強制力になる
- モチベーションになる
というメリットを受けることができ、英語力の劣化を防ぐことができたと思っています。
(参考記事)
「使ってるから大丈夫」も危ない
さきほども少し書きましたが、ぼくは仕事の関係で英語のメールを読んだり、時には電話対応をしたりと、日常的に英語は使っていました。
しかし、これは維持にもならなかった、というのがリアルです。
日常的に英語を使っているからといって、安心はできないんです。
というのも、日常的に使う英語って、最初はかなり頭を使うんですが、だんたんと仕事に慣れたり、生活が安定してきたりすると、同じような内容の会話を繰り返すことになるからです。
というか、最大限テンプレ化できていないとむしろその人の仕事力に問題ありだと言えます。
なので、日常的に英語を使うと言う人でも、例の"下りのエスカレーター"を意識して、上を目指して学習しないことには、英語力が伸びていかないどころか維持も大変になってくるでしょう。
厳しいですがこれが現実です。
英語学習に休む暇はないということですね・・・。
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