4ヵ国語を勉強するブログ

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『英語の多動力』(堀江貴文著)のレビュー!普通の英語ハウツー本からは得られない内容です。

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多動英語ブロガーのかずーい(@kazuui81)です!

 

ホリエモンの『英語の多動力』って本を読んだんですけど、これが最高でした。

 

「ほんとに良いことしか書いてないなぁ・・・」

 

と思ったので感想・レビューを書いていこうと思います!

 

英語の多動力

英語の多動力

 

 

中学英語でいい。ブロ ークンな英語のままでいい。どんどんネイティブと話すために外に出て行こう。それが英語の多動力だ。

『英語の多動力』より

 (以下、↑で示した部分は全て『英語の多動力』からの引用になります。)

 

『多動力』× 英語学習!?

2017年に出版され、大ベストセラーとなった『多動力』(ホリエモン著)という本があります。

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

この本は、タイトルにもなっている"多動力"について書かれた本です。

多動力とは、無理やり短くまとめて言うならば、

 

好奇心、興味の赴くままに次から次へと好きなことをハシゴしまくる力

 

のことで、まぁ要するにホリエモンみたいな人のことです。

 

で、1年ちょっと経って出た今回の『英語の多動力』は、『多動力』に英語学習のハウツーを混ぜて混ぜてごちゃ混ぜにしてハイできましたみたいな本になります。

・・・と言うと、ホリエモンが好きで本もよく読む方は、

 

「クソみたいな本になってそう」

 

と思ったかもしれませんwww

 

いや実際ぼくも読む前は半分そう思ってました。

 

でも、読んでみてビックリ。

ぼくは英語学習歴5年、英語学習ブログを書いて2年になりますが、そんなぼくから見ても目からウロコ落ちまくり。

マジで本質的なことしか書いてないですし、『多動力』と英語学習を上手い具合に掛け合わせた本に仕上がっちゃってます。

 

たとえばこの部分とか。

 

没頭、それは興味の赴くままに好きなことにハマることだ 。

英語であれば、例えば、発音にハマったり、文法にハマったりすることだ。学説的には 「バランスよく 」学ぶことが良いとされている。

でも、「バランスよく 」なんて面白くないからハマれない。発音がやりたいのに、やりたくない英単語の勉強をするとなると、100%だった情熱が一気に5 0%くらいに激減するだろう。

それでは楽しくないし、興味が薄れて学ぶこと自体をやめてしまう。

 

元祖『多動力』では、

  • 好きなことにとことんハマれ!
  • 何かに没頭しろ!

というようなことが書いてありました。

 

これにうまい具合に英語学習のコツが合わさっていますね。

 

『多動力』と英語学習、この2つの絶妙な化学反応、これが今回の『英語の多動力』の最大の魅力でしょう。

 

ちなみに、いま引用した部分、ほんとーによくわかります。

ぼくも以前「英語学習は4技能をバランスよく・・・てアホか!」みたいな記事を書きました。

kazuuiword.hatenablog.com

 

これに書いた内容と一致することが書いてあったので興奮しましたね。完っ全に同意です。

 

インタビューが充実

『英語の多動力』には、各章の間に合計で6人の関係者によるインタビューが掲載されています。

どの方も英語を使ってビジネスの第一線で活躍している人です。

 

元グーグル日本法人名誉会長

インターナショナルスクール理事長

セブ島の英会話スクール経営者

 

みたいな。

おそらく全員ホリエモンのコネなんでしょうね。すごい面々です。

 

"各章の間のコラム"と聞くと、普通は1ページにちょろっとおまけ程度に載っているものを想像するかと思いますが、『英語の多動力』のインタビューコラムはかなりがっつりと書かれていて、

 

「このコラムだけで十分この本買う価値あるよなぁ・・・」

 

というレベルです。

 

これだけの数の、英語に関わっている有識者のインタビューを一気に読める本は他にありませんよ。

 

ぼくが読んで特に面白かったのは『QQ English』というオンライン英会話&セブ島の語学スクールを展開している会社の創業者の藤岡頼光氏のコラムです。

 

野球をやっているんだったら、バッタ ーボックスに立って打たなければ面白くありません。英語はコミュニケ ーションツールです。外国人と喋らないと面白くならないんです。日本人は腕立て伏せや腹筋ばかりやっているから、つまらないんです。

藤岡頼光(QQ English創業者)

 

その通りですね。

日本人の英語学習者はインプットばかりが多くてアウトプットが圧倒的に足りていない人が多いと思います。

 

あと、藤岡社長が考える

 

今、やらなければならない3つのこと

 

は本当に納得&感心しました。

ひとつは「アジアの熱気を肌で感じる」

現在ものすごい勢いで成長しているアジアの国々を実際に訪れてみろ・・・ということなんですが、これは大事だと思いますね。

長い目で見ると日本よりもアジアの別の国の方が成長の伸びしろは大きいですから。

(あと2つについてはご自身で確認を!)

 

ちなみに、この藤岡社長という人はホリエモンのYoutubeチャンネル『ホリエモンチャンネル』にも出演されていて、これがまた面白いのでぜひ視聴してみてください。


堀江貴文のQ&A「中国マーケットを狙え!?」〜vol.876〜

 

みんな苦労している

インタビューコラムを一通り読んでみて思ったのが、

 

いま英語を使って成功している第一線のビジネスパーソンでも、成功の過程で必ず大きな苦労をしている

 

ということです。

 

めっちゃ苦労してるんだけど、でも頑張ったらなんとかなった。

 

そういう文章を読むとモチベーションがすごく上がります。

 

語学、言語は絶対時間数なんです。

英語に自分がどのくらい接しているのかということなんです。これは明らかな科学的デ ータですし、語学の学習には魔法の粉なんてないんですよ。

坪谷ニュウエル郁子(東京インターナショナルスクール理事長)

 

やる気出ます。

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その他共感した部分

英語が得意だから外資系・・・は実は損する

英語力を磨いて外資系に転職するという人がいるが、レアな人材になりたいのなら、日本企業でもいい。

外資系にはあなたよりも前から英語を勉強していて、英語で仕事をしている人が多いからだ。

そんなところに入って、レベルの高い仕事を手中に収めるのは極めて競争が激しい。それなら、日本の会社に入り、英語で他の社員よりも抜きん出た存在になるほうが、あなたの価値は上がる。

 

これも完全に同意。

以前ぼくも「外資系以外にも英語活かせる仕事いくらでもあるよ!」という記事を書きました。

kazuuiword.hatenablog.com

 

外資系みたいな英語お化けがうじゃうじゃいるようなところにわざわざ行かないで、「英語が必要とされているけれど英語ができる人が不足している職場」を探すのがいちばんなんですよ。

そうすることで自分の価値を最大化できます。

 

「できる理由」から考えろ!

突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、次の一点に尽きる。物事を〝できない理由 〟から考えるのか、それとも〝できる理由 〟から考えるのか。

 

もしあなたが 「英語ができないから、外国人と話す仕事なんて探さない 」と決め込んでいるなら、それはいけない。

 

一度も触ったことのないソフトや、知らないプログラム言語を使わなければいけない仕事のオファ ーが来ても、僕は「できます!」と明るく言い放った。そして後から必死に猛勉強して仕事を完遂してきたのだ。

 

ずっと「自分英語できません」って言っていると、いくら英語力が上がったとしても、周りから見た"英語できる人"にはなれないんです。

英語学習って、できるようになればなるほど「自分の実力ってまだまだだな・・・」と思うようになるものです。

 

自分で心の底から納得して「英語マスターした!」と言える日なんて絶対に来ません。

 

なので、とりあえず「自分英語できます!」って周りに言っちゃうのがいちばんなんですよね。

 

ぼくも、仕事で「中国語できる?」と聞かれて、全然できないのに「できます」と言ってしまったのが2年前。

そこからそのギャップを埋めるために必死で頑張って、2年後のいま、ビジネスで使えるくらいのレベルになりました。

 

実力をつけてから勝負・・・ではなくて、とりあえずアピールして、後から実力がついてくるというのが最も効率良く成長できますし、より大きなチャンスをつかめますね。

 

まとめ

というわけで今回はホリエモンの『英語の多動力』を英検1級・TOEIC900点のぼくがレビューしてみました。

 

『多動力』をはじめとする今までの堀江氏の著作に、英語学習のエッセンスが見事に加えられていて、

  • ホリエモンの本
  • 英語学習

どちらも好きな自分にとっては最高の本でしたね。

 

もちろん、どちらか1つのみが好きだ・・・という人にもこの本はおすすめです。

普段得ることのできない視点を持てるようになるでしょう。

英語の多動力

英語の多動力

 

 

おすすめ関連記事

個人的にホリエモンの本の中で圧倒的におすすめなのは『本音で生きる』という本です。この本が最もホリエモンの思想を濃縮させている感があります。

レビュー記事はこちらから。

kazuuiword.hatenablog.com