大人になってからでも英語を習得するのは可能!むしろメリットが大きいですよって話。
21歳から勉強を始めて英語を習得したかずーい(@kazuui81)です。
大人になってから英語の勉強を始める方の中には、
「っていうかそもそもの話、大人になってから英語やってちゃんと身に付くもんなの?やっぱり英語って若い時からやってないとできるようにならないんじゃないの?」
と思っている人が結構多いのではないでしょうか?
大丈夫です!大人になってから英語を始めても、できるようになります!
いや、できるようになるどころか、大人の学習者だからこそのメリットもあるんです!
というわけで今回は、大人になってから英語を勉強しても全然習得可能ですよ!という話を、2つのメリットと共に書いていこうと思います。
ある年齢を過ぎると困難!?
「一定の年齢を過ぎると、語学の習得は難しくなる」
・・・こんなことをよく聞きますよね。
こういうウワサが「大人になったら英語ムリなんじゃね?」と不安になってしまう人を作りだしているのではないかと思います。
実際、"一定の年齢を過ぎたら語学の習得は困難"といのは、ある意味正解です。
しかし、ある意味で間違っています。
クリティカルエイジって?
クリティカルエイジって聞いたことありますか?
これは、理屈抜きで感覚的に物事を身に付けていくことができる限界の年齢のことを言います。
ちょっと難しくなってしまいましたが、要するに語学で言うと、
クリティカルエイジ=勉強しなくても、住んでいるだけでそこの地域の言葉を勝手に覚えてしまう限界の年齢
のことです。
で、これは具体的には13歳くらいだそうです。
つまり、13歳を超えると、英語にどんどん触れるだけでは勝手に覚えてくれないというわけです。
(クリティカルエイジを含めた話は『バイリンガルは二重人格』という本がわかりやすいので興味のある方はぜひ読んでみてください)
理屈でカバー
「じゃあやっぱりムリなんじゃん!」
と思ったかもしれませんが、そういうわけではありません。
クリティカルエイジを過ぎたとしても、"理屈抜きで感覚的に"習得するのが困難になるだけです。
見方を変えれば、
大人になってからの英語の勉強は、理屈を大事にしてやればいい
というわけです。
巷では「聞き流すだけで英語ペラペラに!」みたいな教材が流行っていますが、クリティカルエイジを過ぎてしまったらそのような"感覚のみに頼った勉強"は実を結びません。
実際、ぼくの知ってる範囲でも、聞き流しだけで英語ができるようになった人は一人もいませんから。
しかし逆に、感覚のみではなく、理屈も込みで勉強して、英語ができるようになった大人は何人も知っています。
「じゃあ理屈って具体的には何?」
という話ですが、たとえば大人の学習者は、理屈で文法をしっかりと学ぶ必要があります。
「文法」と聞いてイヤ~なイメージを持った人もいると思いますが笑、『一億人の英文法』のような、独学でもしっかりと文法知識を身に付けることができるテキストが市販されています。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また、『英語上達完全マップ』のような、大人の英語学習者を想定したハウツー本も出ています。
個人的には、数ある英語ハウツー本の中でもこの本がいちばん"理屈を大事にしている"という意味でまともであり、かなりおすすめです。
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
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このように、ちゃんとしたテキストを使ってちゃんと学んでいけば、大人になってから勉強しても英語はちゃんと習得できます。
メリット①:これまでの経験が役に立つ
大人になってからでも英語は習得可能どころか、大人の学習者だからこそのメリットもあるんです。
大人の学習者が有利な点を2つ紹介します。
まず、なんといっても経験ですね。
仮に、ここに英語学習中の14歳の中学生がいたとして、
- 頭の柔らかさ
- 集中力
ではどう頑張ってもまぁ~勝てないでしょう。
でも、あなたにはこの中学生を圧倒的に上回る"経験"があります。
「英語に関係ない経験しかないけど・・・」
と思ったかもしれませんが、それでもいいんです!というかそれがいいんです!
たとえば、何か別の勉強に打ち込んだ経験があるなら、それは必ず英語学習にも活かせます。
どんな勉強でも、そのコツみたいな部分って共通すると思うんです。
また、
- わからない時に調べるスキル
- 知らないことを人に聞く時の質問力
このような技術も、経験を積んでいる大人の方が上手いです。
これらは細かいことですが、学習を進める上では大きなアドバンテージになりますよ。
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メリット②:大人には金と自由がある
子どもにはなくて大人にはあるもの・・・
それは金と自由です!!!
大人には金&自由のパワーがあるんです。
これは、英語学習を進める上でも有利です。
中高生の時はなかなか買えなかった参考書も、今ではポンポン買えちゃいますよね。
オンライン英会話なんかも、安い値段で英語のレッスンが受けられる・・・と話題にはなっていますが、月に6000~8000円くらいはかかるので、未成年にとっては親を説得するのがまずは関門になるでしょう。
仮にコスパ最強のDMM英会話でやったとしても、1日1レッスンで月5980円かかります。
(DMM英会話では今なら2回の無料体験レッスンをやっているのでぜひ試してみてください)
留学なんかはもっとそうで、何十万、場合によってはそれ以上の大金が必要です。こんなの大人パワーがないと無理ですよ。
「いやいや、裕福な家だったらいくらでも出せるよね?」
と思った方もいるかもしれません。
確かにその通りですが、お金があったとしても未成年の場合は親を説得するという関門があります。
いくら金がある家でも、親がそのテキストの価値を、オンライン英会話の価値を、留学の価値を理解しているとは限らないんです。
親って基本、理解不能なものには金を出しませんからね。
こう考えると、大人が持つ自由の力も大きいなと思います。
どこにどうお金や時間を使うのか、それを自由に決められるのが大人だからです。
ちなみに、
「大人でも金ない人いるよね」
と思った人。
その通りwww
自分もその一人ですw
一応、タダで英語を勉強する方法という記事を紹介しておきます。。
子どもの英語教育にはデメリットも!
実は、「英語は小さい時から始めさえすれば万事OK」というわけでもないんです。
例を出します。
インターナショナルスクールってありますよね?
日本にあるのに、全部英語で教育をしてくれる学校のことです。
"インターナショナルスクール出身"と聞くと「みんな英語が堪能」というイメージがありますが、実際は英語ができなくてやめてしまうパターンもあると聞きました。
めちゃくちゃ高い学費と厳しい選抜試験がある学校がほとんどなので、失うコストは大きいですね。
ちなみに、インターナショナルスクールではありませんが、ぼくには子どもの頃に某夢の国の某ネズミのキャラクターの英語教材を無理やり見させられ、その後ず~~~っと英語が大嫌いになってしまった、という金持ちの家出身の友達がいます。
こういう人って、「自分は英語ができないんだ」という自己イメージが強烈にインプットされているので、大人になってからの英語の勉強も失敗する確率が高いんです。
子どもの時のイメージのインプットって超強烈ですよ。
とにかく、小さい時から英語をやってしまったがためにその後英語ができなくなるパターンもあるってことです。
まとめ:今日から始めよう!
大人になっても英語の勉強は全っっっ然できます!
むしろ大人になってから勉強するメリットもあるんですよ!
さぁ、もう「大人になったら英語習得ムリだから・・・」って言い訳して逃げられなくなりましたよ!笑
自信を持って、そして「できるようになる!」と信じてやっていきましょう。
ちなみに、中学レベルの英語を復習する最も効率的な方法については下記の記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください!
中学レベルの英語を復習するのにおすすめの参考書と勉強法を徹底解説してみた
あと、今回記事に書いた話題についてもっと掘り下げたい方は、この手の話題を扱っている本だと『英語を学ぶのは40歳からがいい』という本が面白かったのでぜひ。
英語を学ぶのは40歳からがいい 3つの習慣で力がつく驚異の勉強法 (幻冬舎新書)
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