『多聴多読マガジン』が使える!レベルとおすすめの勉強方法、メリットまとめ。
公園で洋書読んでる無職がいたらぼくです、かずーい(@kazuui81)です。
「英語の勉強って何すればいいの?」
って聞かれたら「多読多聴です!」って答えます。
多読多聴(もしくは多聴多読)とは、文字からもそのまま予想できる通り、英語をできるだけ読みまくって、そしてできるだけ聞きまくることです。
これが英語学習の本質というか、上達したかったら絶対に避けては通れない道だと思うんですよね。
でも、こんな事言われても、特に初心者の方にとっては、
「英語いっぱい読め!聞け!って言われても何を読んだらいいのかわからない!」
という感じだと思います。
実際、洋書(英語の本)って敷居が高いですし、難易度的にも難しいです。
そこでおすすめなのが『多聴多読マガジン』です。
コスモピア社ってところから出ている月刊誌で、さまざまなタイプの英文が詰まっています。
今回は、大量の英文に触れることができておすすめなこの『多聴多読マガジン』について、
- どんな本?レベルは?
- おすすめポイント
- おすすめの使い方
- 注意点!
などをまとめていこうと思います!
どんな本なの?レベルは?
『多聴多読マガジン』には色んな種類の英文がたくさん収録されています。
ニュース記事とか、ハウツーみたいなノンフィクション、それに加えて子ども向けの絵本や、
なんと漫画まで入ってたりするんです。
(※英文の種類は号によって違う場合があります)
収録されている英文のほとんどには音声がついています。CDが付属していますし、ネット上でのダウンロードも可能です。
英語をアウトプットするためには、たくさんのインプットが不可欠です。植物が花を咲かせるために根から水をたくさん吸収するように、まずはたくさんの英語をインプットすることが大切です。
そこで本誌では「たくさん読む」あるいは「たくさん聞く」ための良質な素材を提供することをひとつの方針として掲げています。
(『多聴多読マガジン』より)
対象レベルは幅広い!
気になるレベルですが、ほぼ全レベルの学習者が使えると言っていいでしょう。
『多聴多読マガジン』はこの点で本当にうまくできています。
まずは簡単な絵本から始まり、続いて写真付きのコラムや簡単なノンフィクション、そして最後は本格的な洋書やスターのインタビュー・・・と、
本の後半になるにつれて難しくなっていくように作られているんです。
初心者の方は自分ができるところまで頑張るという方法でチャレンジできますし、上級者でも満足できるような骨のある英文もちゃんと収録されているわけです。
ただ、ぼくが一通り目を通した感じ、最低限、中3までの英文法と単語の知識は必要です。
中学英語がまだムリ・・・という人は下記の記事で紹介しているような勉強方法でまずは中学レベルの英語を頑張ってみてください。
⇒中学レベルの英語を復習するのにおすすめの参考書と勉強法を徹底解説してみた
このレベルをクリアしてから挑戦してみましょう。
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『多聴多読マガジン』はここが良い!
"つまみ食い"が可能!
普通、色んなジャンルの洋書を読みたいと思ったら、何冊も本を買わないといけないですよね?
『多聴多読マガジン』には色んなジャンルの英文が収録されているので、何冊もの洋書を"つまみ食い"できます。
経済的というのもありますし、同じような英文を読み続けていると、語彙にかたよりができてしまい、幅広いジャンルの英文に対応できなくなってしまうという問題があり、『多聴多読マガジン』はこのかたよりも解消してくれるんです。
「いやそれなら立ち読みでよくね?」
と思う人もいるかもしれませんが、幅広いジャンルの洋書を扱っている書店ってほとんどありません。そういう意味でもこの雑誌はありがたい存在ですね。
学習の指針が立つ
英文以外にも、毎号特集が組まれており、これがすごくためになります。
ちょっと最近の特集をタイトルだけざっと紹介してみますね。
- 通じる英語 5つの鉄則
- 聞きまくり!まるごとイギリス英語
- リアル英語リスニング 7つのコツ
- シンプル英語で伝わる自己紹介
どうでしょう?タイトル見ただけで興味出てきませんか?
また、『多聴多読マガジン』は実際に売られている洋書からの抜粋が多いので、
「こういう洋書があるんだ」
という感じで、洋書知識がどんどん増えていきます。
続きが気になった洋書は購入して読むのもいいでしょう。
関連した洋書の紹介もあり、この雑誌自体がブックガイドになっているというのも大きな魅力です。ぼくが知ってる限りそういう雑誌は他にありませんよ。
こんな感じで学習自体の指針ができるというのもこの雑誌を使って勉強するメリットですね。
おすすめの使い方
おすすめの使い方は、
聞く、読む、聞く、読む、聞く・・・という具合に、交互に多聴と多読を繰り返していく方法です。
こうすることで、"読むだけ"、"聞くだけ"の方法に比べて、学習に飽きが来なくなるんです。
リピーティングをしよう!
聞いている時は、ただ聞いているだけではなく、たまにリピーティングをしましょう。
リピーティングとは、聞こえてきた音声をいったん止めて、それをそっくりそのまま自分の口で繰り返すトレーニング方法です。オウム返しですね。
リスニング力が大幅にアップするのでぜひやってみてください。
詳しい方法については下記の記事にまとめています。
読みはスピードを意識
読む時はスピードを意識してください。
また、疲れている時以外はできるだけ黙読ではなく音読をするようにしましょう。
自分の口がギリギリ追いつくくらいのスピードで音読する、いわゆる"音速読"を実践することで、英文を読めるスピードがどんどん上がっていきます。
辞書はなるべく引かない
慣れていない人には抵抗があるかもしれませんが、多読多聴をしているときはできるだけ辞書を引かないようにしてください。
細かいことは気にせず、大量の英文に触れるのが多読多聴のキーポイントです。
全体の意味さえ取れればオッケーです。単語は別の本で覚えましょう。
気になっても我慢です。量が質を超えていくことを信じてやってみてください。
途中でやめてもいい
『多聴多読マガジン』は後半に進むにつれて難易度が上がっていきます。
最後の方は有名人の生のインタビュー音源や政治家の演説やニュースなど、上級者でも難しい素材が入っていて、ここまでくるとさすがにキツい人が多いと思います。
でも、途中でムリだと思ったらやめるなり前のページに戻るなりしてしまってオッケーです。
大事なのは続けることです。
「次の号で今月よりちょっと先までいければいいな」くらいのスタンスで取り組んでみるのがベストですよ。
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注意点
最後の方の難しい英文を除いて、
日本語訳は基本的についていない
ので注意してください。
ただ、これは決してマイナスポイントというわけではありません。
さきほど辞書を引かないようにしよう・・・と書きましたが、多読多聴では日本語訳も見ない方が絶対にいいです。
自転車に乗れるようになるためには、補助輪なしで乗って何回も転ぶ必要がありますよね?
それと同じです。
まとめ
というわけで『多聴多読マガジン』について今回は書いてみました。
「英文の量を確保したいけれど、何を使ったらいいのかわからない・・・」
という方はぜひ使ってみてください!
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今回紹介した『多聴多読マガジン』のようないわゆる"月刊誌"を使うメリットについて詳しく書いた記事はこちらから。
洋書初心者には、語彙が制限された"ラダーシリーズ"という学習者向け洋書も非常におすすめです。その理由についてはこちらから。