4ヵ国語を勉強するブログ

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日本の小説の中国語版を読むのが超勉強になる!その理由&本のゲット方法。

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漢字ってなんかいいよね!かずーい(@kazuui81)です。

 

外国語の勉強が進んできたら避けては通れないのが多読学習です。

 

"とにかく原書を読みまくれ!"ってことなんですが、これって慣れていないと結構キツいです。

 

そこでおすすめなのが日本の小説の外国語版

 

ぼくはいま中国語をガッツリ勉強していますが、本屋でたまたま見つけた『コンビニ人間』の中国語版を読んで、

 

「日本の小説の海外版ってめっちゃ勉強に使えるじゃん!」

 

って思ったんです。

 

f:id:yusuke-to-yondekudasai:20181114191950j:plain

(中国語版『コンビニ人間』のタイトルは『人间便利店』。)

 

そんなわけで今回は、その良さ&本のゲット方法について書いていこうと思います。

 

一応中国語学習法ですが、それ以外の外国語を学んでいる方の参考にもなると思います。ぜひ最後まで読んでください!

 

背景知識が必要ない!

今回、ぼくは初めて中国語で本を1冊まるまる読んだのですが、初めてなのにも関わらず読破できたのは、

 

背景知識がある状態で読んだから

 

だと思っています。

 

『コンビニ人間』を読むには、

  • 賃金が低いのに高いサービスレベルを求められるコンビニ店員
  • 30代半ばで独身だと周りがごちゃごちゃうるさい

という知識が必要です。

 

「そんなの誰でも知ってるよ」

 

と思ったかもしれませんが、それはぼくらが日本人だからです

日本のコンビニ店員や、結婚観がどんなものが知っている外国人なんてそうそういませんよ。

 

こういう風に、日本の小説の中国語版なら、背景知識がある分スラスラ読めちゃうんです。これは大きなメリットですね。

 

ちなみに今2冊目として読んでいるのが『ちょっと今から仕事やめてくる』の中国語版なんですが、

 

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

 

(元の日本語版。映画にもなったベストセラーである。)

 

これなんかも、日本にはびこるブラック企業の実態を知らないとスラスラ読めません。

 

日本語訳が手に入る!

外国語の本を大量に読む、いわゆる"多読学習"って、普通の語学テキストと違って「日本語訳がない」のがネックなのですが、日本の小説の中国語版なら、訳が手に入るので便利です。

 

・・・というか本当はこの言い方はおかしくて、中国語の方が"訳"なんですけどねw

 

実は多読学習では、訳は見ずに、とにかく量にこだわるのがセオリーなんです。

 

(参考記事)

kazuuiword.hatenablog.com

 

(多読の方法については上の記事でレビューした本がいちばんわかりやすいです。)

 

でも、外国語の本を読みだしたばかりの段階だと、訳なしでは絶っっっっっ対にムリ!という方も多いと思います。

 

そこで日本小説の中国語版なわけです。

 

わからない部分を適宜参照してもいいですし、日本語バージョンで1冊全部読んでから中国語版に挑戦してもいいでしょう。

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どうやって手に入れる?

これが大きな問題ですね。

 

今回、ぼくは書店(紀伊国屋札幌本店)で普通に購入できましたが、中国語の本なんてよっぽどの大型書店か、神保町とかにある専門店じゃないと取り扱っていないです。

 

そうなると多くの人はネット通販で探すことになるでしょう。

 

Amazonより楽天!

 "ネット通販"と言うと多くの人がAmazonをまず想像するかと思いますが、ぼくが確認した限り、Amazonには中国語の本はほぼありません(2018/11/14現在)。

 

続いて楽天を調べたところ、中国の本を輸入して販売しているショップが出店されていました。

 

item.rakuten.co.jp

 

ぼくが今読んでいる『ちょっと今から仕事やめてくる』もしっかりありました。

 

中国Amazonもあり?

Amazonで探すのは厳しいと書きましたが、中国のAmazonから買えば、実はいくらでもゲットできます。

 

亚马逊中国 z.cn, 一站放心购全球

(中国アマゾンのサイトです)

 

ただ、日本Amazonの場合よりも送料が多くかかる上に、中国語での登録作業のダルさ、また、これはぼくは全然大丈夫なのですが、

 

中国アマゾン登録するのなんか不安(°▽°)

 

という方も中には・・・いや結構いると思うのでw、利用は自己責任でお願いシャスw

 

現地で買う

旅行がてら現地に行って本爆買い日本人キメてみるのもいいかもしれませんね。

 

ぼくは以前、台北の誠品書店(信義店)に行ったことがあるんですが、日本の小説はかなりの人気のようで、専用のコーナーがあったくらいでした。

 

ちなみに、台湾で買う場合、売っている本の字体が繁体字なので注意してください。

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読む時のコツ:適当にやる

意味がわかればいい

外国語で本を1冊読むのってかなりのエネルギーを消耗します。

 

なので、ある程度"適当さ"を持ってやるのがおすすめですよ。

 

単語1つ1つの意味とかまでこだわっていたらまず確実に挫折するので、

 

「なんとなく話の流れがわかればいい」

 

くらいのノリでどんどん読み進めていきましょう。

 

その中で、ど~~~~~しても気になる単語があったら、辞書を引いてください。

ちなみにぼくはスマホの辞書で調べたらとりあえずスクリーンショットを撮って、1日の終わりにノートにまとめて書いてました。

こうすれば効率的で、しかも結構覚えられておすすめですよ。

 

まとめ:村上春樹はやめておけ

というわけで今回は日本小説の中国語版が勉強になる!という話でした。

 

最後にちょっと注意点なのですが、村上春樹の本はやめておいた方がいいですよ。

 

海外でも大人気で、各国語に翻訳されているので学習者にも人気なんですけど、あの村上春樹の内省的でまわりくどい表現を外国語で読むのってしんどい上にあんまり勉強になりません

 

せっかく村上春樹という素晴らしい作家と母国語がたまたま一致しているのですから、素直に日本語で読めばいいんですよw

 

外国語版を選ぶ際は、どちらかというとライトノベルみたいな、もともと日本語で比較的読みやすいものをチョイスした方がいいです。

 

では今日はこれで!

 

おすすめ関連記事

中国語は独学できるの?という問題に結論を出した記事はこちらから。

kazuuiword.hatenablog.com