知らない英単語はスルーして辞書引かなくてOK!単語学習の意識改革を提案します。
動画配信もする系ブロガーのかずーい(@kazuui81)です。
「知らない英単語があったら全部調べて覚える」
こんな学習方法で勉強していませんか?
知らない単語は全部調べる・・・これ、ぼくは全然おすすめしません。
英語学習ってもっと適当にやっていいんですよ。
知らない単語は半分はスルーするくらいの気持ちでも全然オッケーだと思っています。
今回はその理由を説明し、また、
- 知らない単語に出会った時にどうすればいいのか?
についても、おすすめの方針を提案していこうと思います。
肝心なのは使うこと
勉強していて出会った"知らない英単語"を全部いちいち調べていたら、そればっかりに時間が取られてしまい、肝心な「英語を実際に使うこと」に割く時間がどんどん少なくなってしまうんです。
別に英単語博士になりたいなら話は別ですが、ほとんどの人は、
- 会話ができるようになりたい!
- ニュースが聞けるようになりたい!
- 本が読めるようになりたい!
- 仕事のメールが読めるようになりたい!
などなど、英語を"使う"のが目的ですよね?
だとしたら、使うことに多くの時間を割くべきです。
知らない英単語がいちいち気になり、それを調べて記憶することばかりが勉強になってしまい、
「筆記試験はめちゃくちゃできるけど、面接試験になると悲惨。会話なんて全然できない。」
みたいな人って結構います。
意識的に"使う"割合を増やしてそれでも足りないくらいだと思いますね。
無間辞書地獄!
特に英語の勉強を始めたばかりの人は、知らない単語を徹底的に調べるのは絶対に避けましょう。
というのも、初心者だと、知らない単語を辞書で引くと、その単語の意味はわかっても、辞書に載っている例文の中に知らない単語がどうせまた載っているからです。
そして例文中のその単語の意味を調べると、その単語の例文の中にまた知らない単語があります。
そしてまた調べる。
また調べる。
また調べる。
やっとテキストに戻ったらまた知らない単語があり、辞書を引く(最初に戻る)。
これでは勉強時間のほとんどが辞書を引いている時間になってしまいます。
ぼくはこれを"無間辞書地獄"と呼んでいます(←どうでもいい)。
無間辞書地獄にハマると、勉強が楽しくない上に、「自分は知らない単語ばっかりだー!」と、自信喪失にもつながってしまうのです。
単語は単語で時間を取れば解決!
じゃあどういう方針で勉強していけばいいのかって話ですが、おすすめなのは、
単語を覚えるだけの時間を作り、それ以外の時は半分スルー
これです。
まず、英語の勉強を
- 単語だけを集中して覚える時間
- テキストを読んだりリスニング教材の音声を聞く時間
この2つに分けます。
1では、単語帳などを使ってゴリゴリと語彙暗記を進めていきましょう。
たとえば初心者の方なら『中学英単語ターゲット1800』、
TOEICで点数を取りたい方は『金のフレーズ』など、なるべく目標・テーマに沿ってまとまっている単語帳を使うのがコツです。
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そして、2の勉強では、知らない単語に出会っても半分はスルーです。
出会った"知らない英単語"のうち、半分はスルーし、半分は辞書で意味を調べていきます。
調べる / 調べない については、
- 「この単語の意味を知りたい!」と思ったのかどうか
- 以前に1度スルーしているのかどうか
の2つを基準にしてください。
これまで説明してきた通り、知らない単語に出会ったらスルーが基本なんですが、「この英文のこの単語の意味がどうしても知りたい・・・!」という内から湧き上がる願望があった時は、辞書で調べて記憶してください。
そういう感情と共に辞書を引いた単語は記憶に残りやすいので、むしろ調べないと損です。
ぼくがこの記事でやめましょうと言っているのは、「全部調べなきゃ!」と思って義務感で辞書ばっかり引いているような勉強方法のことなんです。
また、以前1度スルーした単語についても、2度目に出会ったら必ず辞書を引いてください。
その単語は重要度の高い英単語だからです。
「いやいやそんなの覚えてないよ」
と思うかもしれません。
が、「あっれ、この単語前に見た気がするな・・・」くらいのぼんやりとしたデジャヴがあったら辞書を引く・・・くらいのざっくりとしたイメージでオッケーです。
使っている教材の難易度にもよりますが、この方針でやると、だいたい半分くらいは知らない単語をスルーすることになります。
もちろん、この割合は人によって変わるので、8割スルーでも方針に従っていさえすれば伸びます。問題ありません。
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知らない語彙を覚える・・・は間違い!?
知らない英単語の意味が気になって仕方がない人は、「まだ知らない単語」の方に意識が向きすぎているのではないかと思っています。
これだと、
「自分ってなんでこんなに単語がダメなんだろう」
とネガティブになり、モチベーションが下がってしまいます。
そこで、そういう人は次の意識改革をするのをぜひおすすめします。
「知らない単語」ではなく、「すでに知っている単語」の方に意識を向けましょう。
そして、その上で、「知っている単語」を増やしていくのが語彙学習だ・・・と自分に言い聞かせるんです。
つまり、
大量の知らない単語をちょっとずつ覚えていく
↓
知っている単語を、ちょっとずつ増やしていく
という意識改革です。
こういう風に考えると、かなり気持ちに余裕が出てきませんか?
まとめ:学校の英語は忘れましょう
というわけで今回は知らない英単語はスルーしましょうという話でした。
注意点としては、記事の中でも書きましたが、全部スルーするというわけではなく、「どうしても知りたい!」と思った語彙や、1度スルーした単語についてはむしろ積極的に辞書を引いてください。
ちなみに今回批判した「わからない単語は全部調べないといけない勉強法」ですが、学生時代に英語が得意だった人こそ要注意です。
というのも、学校の授業はわからない単語全部調べさせてテキストの全訳とかまで作らせますからねwwwいやぁ~、全訳とか時間のムダ!
参考:受験英語は今すぐ忘れろ!その弊害についてどうしても語りたい。
まぁ、
「教科書のわからない単語はどうでもいいと思ったら勝手にスルーしていいからね」
とか言う先生がいたら親から苦情がきて大変なことになるので仕方ないとは思うのですが笑。
とにかく、そういう癖がついてしまった人はもっと適当さをもってやるのがいいのではないでしょうか。
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難しい英単語は覚える必要あるのか?について答えを出した記事は下記のリンクからお読みいただけます。