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お笑い素人の一般人が『M-1グランプリ2018』の感想を素朴に語りますよ。

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普段は語学ブロガーをやっているかずーい(@kazuui81)です。

 

お笑いについて全っっっくの素人なんですが、『M-1グランプリ2018』の感想を書いていこうと思います。

 

「素人の自分がエラそうに書くべきじゃないかな」

 

とも思ったのですが、面白すぎて感動して興奮してなんかヤバイので書きますw

 

それに、お笑いに詳しい人とはちょっと違った感想(多くは的外れだろうけど)が書ける可能性もあるかなと思っているんですよね。

 

ぼくは今回のM-1についてはYoutubeで準決勝から見ていましたが、普段はテレビをほとんど見ませんし、特にファンであるお笑い芸人もいないのでフラットな目で見られたのではないかと思っています。

 

まぁ前置きはこのくらいにして・・・って前置きで思い出したんですが、最終審査発表前のCMはぼくもズッコケました。

注意:内容・結果についてガッツリネタバレを含みます!

 

すべてをかけた者たちの戦い

M-1グランプリ、面白かった。

 

っていきなり素人感満載の感想ですがw、いや何が面白かったって、

 

すべてをかけた者たちの戦い、その緊張感・臨場感

 

なんです。

 

「ネタが面白い」ってのももちろんあるんですが、面白いネタを楽しみたいだけならお笑いライブに行くなりテレビを見ればいいわけで、じゃあこれらよりM-1の方が明らかに視聴者数が多いのはなんで?ってのを考えると、

 

頂上決戦の興奮感を味わいながらお笑いが見られる

 

ということだと思うんですよね。

 

だって、日本でトップクラスに漫才が面白いコンビ10組のネタを立て続けに見られるっていうただそれだけの番組なら、普通、始まる前のコメントが

 

「面白い漫才楽しみだなぁ~~~~!」

 

だけになりますよね?

 

しかし、ゲストのコメントを聞くと、

 

  • 緊張感がすごい
  • 自分も緊張してしまいます
  • 異様な空気ですよね

 

みたいに、明らかにこれから楽しい楽しいことがありますよ・・・という空気ではないんですよ。

 

甲子園に似ている

これって何かに似ているなと思ったら甲子園ですよね。

 

めちゃくちゃ野球が見たかったら普段からプロ野球なりメジャーリーグなり見てればいいんですけど、それでも普段野球を見ていない人も含めてたくさんの人が甲子園を見る。。

 

これってやっぱり、野球自体の面白さもそうなんですが、

 

すべてをかけた球児たちの熱い戦いが見たい!

 

というのが最も大きな魅力となっているわけですよ。

 

もちろん、プロ野球では日本最高レベルの試合が観戦できますが、プロ野球選手はすべてをかけている・・・というほどではないんですよね。

 

ツメ跡を残したトム・ブラウン

結局、"霜降り明星"というコンビが優勝、2位和牛、3位ジャルジャルという結果でしたが、ぼくがここでいちばん注目・・・というか唯一注目したいのはトム・ブラウンというコンビ。

 

ネタを見た方はわかると思いますが、彼らの特徴は、

 

アホらしくて意味不明(だけどなんか笑える)

 

という点。

 

かっこ付きで (だけどなんか笑える) としたのには理由があって、このコンビのネタって、見た人を

 

  • めちゃくちゃ面白かった!
  • なにこれ?全然好きじゃない

 

という両極端な2つに分けるんです。

 

ぼくは、準決勝を見て、

 

「トム・ブラウンはめちゃくちゃスベるけどツメ跡を残すだろうな」

 

と思ってワクワクしていました。

 

それには理由があります。

お笑いコンビ・キングコングの西野氏がホリエモンとの共著『バカとつき合うな』の中で、次のように書いています。ちょっと引用してみますね。

 

バカとつき合うな

バカとつき合うな

 

ほとんどの先輩が、ダウンタウンさんみたいな漫才スタイルだった。

(中略)

それを見て、みんながやっているダウンタウンさんのスタイルと真逆のスタイルでいけば勝てるはずだ、と戦略を立てたんですね。

(中略)

これは完全に作戦勝ちです。なぜなら、お客さんからの見え方は「同じようなスタイルAの9組と、違ったスタイルBの1組」になります。この時点で、印象の残り方は10組に10%ずつ均等にはなりません。

お客さんの中では結局、AとBでどちらのほうが面白かったか、という印象になる。つまり、Bになれた時点で勝率を50%まで上げることができる。

(『バカとつき合うな』より一部引用)

 

トム・ブラウンだけ明らかにスタイルが違くて、

 

「もはやこれ漫才って言えるの?」

 

ってくらいルール無視な爆弾ドッカーン!勢いでオラァー!みたいな漫才(?)なんです。

 

そうなると、いま引用した部分の理屈で、

 

めちゃくちゃウケるかめちゃくちゃスベるかして、まぁどちらにしろ印象は深く残す

 

という結果になるのが予想できたわけです。

 

で、ぼくは、審査員、特に上沼恵美子にめちゃくちゃに嫌われてオワるだろうな~と思って"めちゃスベり"の方を予想したわけですよw

 

そしたら(ぼくにとっては)あら意外、めちゃウケの方だったんですw

 

決勝まであと一歩という高得点を稼ぎ、審査員の立川志らく、サンドウィッチマン富澤、司会の今田耕司らからは

 

「もう1本ネタを見たかったのに残念」

 

とも言われていました。

 

平凡な感想ですが、

 

やっぱりみんなと違うことやるのって大事だよねー!

 

と、ユニークなネタでツメ跡を残したトム・ブラウンを見て思ったんです。

 

松本人志が、トム・ブラウンが出る前に

 

「今日は空気的にしゃべくり漫才の方がいいのかもね」

 

的なことを言っていたあとのこのトム・ブラウンだったので、これにはめちゃくちゃ興奮しましたね。

「うぉ~~~~!やったぜマジで!」みたいな。

 

審査に文句は言いませんよ・・・

色々な方が書いている去年のM-1の感想ブログを読むと、

 

  • 審査員の○○はもう来年からは外せ!
  • ××の審査は偏りすぎ
  • ~の審査がひどすぎた

 

みたいに、審査員に対する文句が多く書かれています。

 

今回も同じような意見が大量にネットに投稿されていることだと思います。

 

これ、すごくわかります。

 

一般的に言って、「厳正に審査する」というのがどういうことかというと、

 

あくまでその場の漫才・その内容だけを見て評価。

審査員なりの明確な基準を持ち、情を入れない。

「ラストイヤー」「期待してた」みたいな他の情報は関係ない!

 

ってことだと思うんですが、今回のM-1を見た感じ、審査員はほとんどみんなそんなことおかまいなしですw

 

サンドウィッチマン富澤はスーパーマラドーナのネタを見て、「設定が好みだった」とか、オール巨人は、ギャロップのネタ後に「劇場でずっと見てきたけどもっと良いネタいっぱいあるでしょ。なんでそれ選んだ?期待してたんだけど。」みたいな発言、いちばんひどかったのが上沼恵美子で、特定のコンビのひいき。

 

「コンビのひいきは場の緊張をほぐすための遊びで、審査は厳正にやるんだろうなぁ~。やっぱそこはプロだ。」

 

と、最初はむしろ感心していたのですが、どう見ても特定のコンビをひいきしてましたねw

 

でも・・・

はい、とまぁ審査員ちゃんと審査できてないよねって思ったことは思ったんですが、

 

でも、それは仕方なくねぇ??

 

とも思うわけです。

 

同じお笑い関係者、つまり身内で審査するコンテストって、必ず厳正な審査ができなくなってしまうんですよ。

 

たとえば映画賞の最高峰、アカデミー賞なんかもそうです。

 

知らない人も多いかと思いますが、アカデミー賞って映画関係者が審査するんですよ。そこには俳優も含まれます。

 

そうなると、絶対に私情が入ってきます。

 

いちばん極端な例で言うと、

 

「あいつは嫌いだから主演男優賞にしませぇ~~ん」

 

みたいなのが、口には当然出しませんが平気で行われています。ディカプリオとかずっとそれで取れませんでしたからね。だんだんスネてましたよw

 

日本の映画だと、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』が有名ですが、

 

 

これも審査前に、関係者を集めて上映会をしてさんざん宣伝しています。

 

こう考えると、むしろM-1の審査員はかなり優秀に見えてきますよ。

 

「身内で審査するからダメ」

 

という意見の人もいるかもしれませんけど、ネット投票とかにしたら人気者が勝つだけで、公平さも何もありません。

 

今までの実績・経験も考えると、今回の審査員は考えうるベストだったのではないでしょうか。

 

だから自分は審査に文句は言いません・・・ってさっきかなり言ってしまった気がするけどw

 

そんなわけで『M-1グランプリ2018』の感想でした!