4ヵ国語を勉強するブログ

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中学英語だけでペラペラになれるけど、高校英語も必要ですよって話。

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高校1年生の時に黒板を見るのをやめたかずーい(@kazuui81)です。

 

中学校レベルの英語だけで英語がペラペラになれる本

 

みたいな本を書店で見かけたことありませんか?(↑はぼくがいまテキトーに考えたタイトルです。)

 

こういう本ってめっちゃ多いです。

 

中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本

中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本

 

 

mini版 英会話の9割は中学英語で通用する

mini版 英会話の9割は中学英語で通用する

 

 

いま2冊具体的に挙げてみましたが、こういう類の本は他にも星の数ほどあるんです。

 

で、これを書店で見た人が思うのが、

 

  • これ、本当なの?
  • ウソじゃね?
  • タイトル詐欺じゃね?

 

みたいなことなんじゃないかと察しているのですが、

 

本当です。

 

中学レベルだけで英語はペラペラ話せます。

 

今回は、「中学レベルだけで本当に話せるの?」という話と、「じゃあ高校英語はどうなの?」というあたりについて色々書いていこうと思います。

 

「中学英語だけで話せる」のトリック

「中学英語だけでペラペラ」と言うと、

 

「え、それだけでいいの?」

 

という感じがするかもしれませんが、実は中学英語は内容盛りだくさんです。

 

  • be動詞、一般動詞
  • 命令文
  • 疑問詞
  • 現在進行形
  • 受動態
  • 比較
  • 不定詞・動名詞
  • 助動詞
  • 現在完了
  • 関係代名詞

 

中学で習う単元をざっと並べるとこんな感じですが、実はこれ、

 

実用上必要な文法知識の9割をカバーしています。

 

9割・・・というのはぼくの実感からなのですが、とにかく、中学校の時点で普通の会話に必要な文法のほとんどは終わっています。

なので、英語をちゃんと勉強した人からすれば、「中学レベルでペラペラ」なんて聞いても、

 

そりゃそうだろ

 

としか思わないんです。

 

これが「中学レベルでペラペラ」のトリックです。

中学でほとんど文法終わってるから、当たり前だというわけです。

 

ぼくが英語力を飛躍的に伸ばし、一気にペラペラになれたきっかけは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』という本を徹底的にやったことなのですが、

 

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

 

 

この本についても、タイトルには入っていないものの、中学英語だけで作られた教材です。

 

「なんだ、英語がペラペラになる方法って、中学レベルを徹底的にトレーニングすることだったんだ」

 

と、気付きましたね。

 

みんな中学レベルで話している

いままで数多くの非ネイティブと英語で話してきました。

"非ネイティブ"とは要するに、ぼくらみたいに、英語を外国語として勉強している人です。

 

フランス人、イスラエル人、中国人、韓国人・・・

 

色々な国から来た人と英語で会話しましたが、

 

「あ、この人英語かなりうまいな」と思える人でも、よくよく思い出してみると中学レベルの文法と単語で話していました。

 

むしろやりすぎに注意!

日本人の英語も数多くの場面で聞いてきましたが、日本以外の非ネイティブよりも、日本人は英語を話す時に難しく考えすぎているように感じます。

 

「簡単な日常会話ができればいいや」

 

という目標を持っている人は、ひたすら中学英語を使った表現の反復さえすればいいのですが、

 

「もっともっと英語ができるようになりたい」

 

という気持ちが強いあまり、高校英語までマスターしようとして"方向性の間違った努力"をしてしまうことがあります。これはマジで注意です。

 

よくあるのが難しい英単語をやたら使ってしまうパターン。

 

難しい単語を使いすぎている人が多いですね。ネイティブなら中学レベルの英単語しか使わない文に、必要以上に難しい単語を使おうとします。

(『中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本』より一部引用)

 

これは、記事の冒頭で紹介した本に書いてあったことなのですが、本当にその通り。

 

考えすぎて、難しい&複雑な英語を話してしまうというのが泥沼にハマる人のパターンです。

 

いま引用した『中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本』や、

 

中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本

中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本

 

 

先ほど紹介した『瞬間英作文』を使って、中学英語を使ったトレーニングをすることで、

 

簡単&シンプルな英語

 

を身に付けることがペラペラへの近道なのです。

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高校英語も必要!?

中学英語だけで十分ペラペラになれる・・・とここまで力説してきましたが、

 

日常会話以上を目指すとなると高校英語の勉強は必須

 

です。

 

  • ~駅まではどうやって行ったらいいんですか?

 

みたいな旅行会話や、

 

  • 自分は看護師をやっています。

 

みたいな簡単な自己紹介だったら中学英語で十分です。

世間的にはこのくらいのレベルの会話がそつなくこなせれば"ペラペラ"だと認定されますし、実際かなり会話できます。

 

しかし、たとえば自分が看護師です・・・と紹介した流れで、

 

「日本は医療従事者の人手不足が深刻で、医師や看護師は1人で2人分の仕事をしているようなものなんです。」

 

みたいなちょっと込み入った話になると、中学英語だけでは厳しいです。

 

「別に、簡単な会話さえできればいい」

 

という人はオッケーなのですが、それ以上を目指したい・・・具体的には、

 

何かについて議論できるレベルまで到達したい

 

という人は高校英語までしっかりとやっていく必要があります。

 

文法はほとんどやることなし

「高校英語難しそう・・・」

 

と思う人もいるかもしれませんが、恐れる必要はありません。

 

先ほども説明した通り、中学の時点で実用上必要な文法のほとんどは終わっています。

高校英語の文法というのは、中学までで習った事項の掘り下げがほとんどで、全く完全に0から新しく概念を学ばなければいけないのは、

 

分詞構文

仮定法

 

この2つだけです。

 

で、分詞構文と仮定法はめちゃくちゃ難しいですが学習しなければいけない量は少ないんです。

 

あと、あまり使われないので結構後回しでも大丈夫です。

 

『一億人の英文法』という、ぼく個人的にはイチオシの文法書があるのですが、

 

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

 

 

この本の仮定法のセクションには、ド頭に

 

時表現、最大のハードルは仮定法。仮定法抜きでも英語は話せます。だけどね、避けちゃダメ。

(『一億人の英文法』590ページより一部引用)

 

って書いてあります。

 

めちゃくちゃ売れてる文法書が「仮定法抜きでも英語いける」って認めちゃってるんですよw

 

やるのは暗記!!

「じゃあ何をやればいいの?」

 

って話なんですが、やるのは知識の詰め込みです。要するに暗記ですね。

 

まず、単語の暗記です。

 

高校で習う単語・・・これは「大学受験で必要な単語」と言い換えてもいいでしょう、この数は、少なめに見積もっても2000個弱です。

 

有名な単語帳『英単語ターゲット1900』などを使って、ゴリゴリと暗記を進めていく必要があります。

 

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

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あとは、知っている単語でも使われ方が色々あったりします。

これを"語法"と呼んだりしますが、高校英語ではこの語法の暗記も重要です。

 

これも大学入試用のテキストですが、『Next Stage』などの問題集を使ってもいいですし、

 

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

 

 

勉強していく中で「これわかんないな」と思ったら都度でネットなどで調べて覚えていく・・・という、地道な努力も必要です。

 

まとめ

中学レベルの英語だけでも十分戦えます。

 

戦えるんですが、中学英語だけだと、表面上コミュニケーションに問題がなくても、なんとな~く霧がかったような、モヤ~っとした感じが残ります。

 

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「この人、こういうこと言ってるんだろうなたぶん」

 

みたいな感じでわかることはわかるけど、うっすら霧がかかっているような理解になる場面が多くなるんです。

 

「霧があっても歩けるから別にいいや」

 

という人は中学英語だけでストップで全然いいですし、

 

「スカッとした晴天の下を歩きたい!」

 

と思ったら高校英語までやりましょう。霧を晴らすのが高校英語です。

 

まぁ、ここは個人の目標の問題ですね。

 

ちなみに、中学レベルの英語勉強法を詳しく知りたい方は下記の記事、

kazuuiword.hatenablog.com

 

また、この記事中でも軽く触れましたが、高校レベルの英語の勉強法については下記の記事で詳しく説明しているので、ぜひ合わせてお読みください。

kazuuiword.hatenablog.com