旅ブロガーは無理ゲー。普通の人には難易度高すぎます。
かずーい(@kazuui81)です。
ヨーロッパのチェコという国を3週間ほど旅行していたのですが、その時に、
「今回の旅で得たことをできるだけブログ記事にまとめよう」
と意気込み、記事の構想を日々考えながら、写真もブログ用に頑張って撮っていました。
結果、旅行中に6本のブログ記事(どれも3000文字以上)が書けたのですが、
旅ブロガー、いろいろとキツすぎるって!!
というのが今いちばん思うところです。
今回は旅ブロガーの何がキツいのかを書いていきながら、その中でも「どうやったらうまくできるのか?」も考えていこうと思います。
ちなみに、「旅ブロガー」と一言で言ってもいろいろだとは思いますが、この記事では広い意味で「旅をしながらブログを書く人」というのを"旅ブロガー"としながらも、「ブログの広告収入でワンチャン狙いたい人」「有名になりたい人」というニュアンスもマイルドに含めています。
書いても読まれない
はっきり言って旅の記事なんて書いても読まれませんよw
そもそも、みんなあなたの旅行のことなんて全く興味がないのです。
まずこれが大前提としてあります。
じゃあみんな何に興味があるのか。
これがわかれば何も苦労しないのですが、少なくともひとつ確実に言えるのは「旅行のお役立ち情報」はみんな読みたい記事だということです。
特に海外旅行なんかだと、
- 治安はどうか?
- コスパ良いホテルは?
- おみやげは何が有名?
みたいな情報はこれからその土地に旅行に行く人にとって有益な情報です。
じゃあこれ書けばいいじゃんって話なんですが、これらのテーマはみんな書いています。
そして、競合が強すぎるのです。
試しに「〇〇(好きな国名) ホテル おすすめ」とかで検索してみてください。
上位に出てくるのはみんな「〇〇トリップ」みたいな(適当です)公式サイトなのではないでしょうか?
そうです、旅行というジャンルは公式サイト、つまりその道のプロが多く参入しているので、個人ブログが太刀打ちできる場所ではないのです。
どうすればいい?
これに関しては基本どうしようもないです。
が、ひとつだけ、巨大旅行情報サイトが見向きもしないようなマニアックな情報を集めるという手はあります。
たとえばぼくが行ったチェコなんかだと、
「チェコスロヴァキア時代の国営企業の商品が買える場所まとめ」
みたいな記事をちゃんと書いたらオンリーワンになれると思います。
マニアックな分アクセスは圧倒的に少ないですが、誰かの役には立ちます。
少なくとも、みんな書いているような記事を書いて誰からも読まれないネット上のゴミを増やすよりは、いくばかりかマシでしょう。
ちなみにぼくは「観光名所に行く海外旅行なんてぜってぇつまんねぇよ!」とか言ってよくわからない逆バリをかましてスベったりしています。
ブログってむずかしいね!
インプット過多になる
旅のインプット量は異常。これはガチ。
もうほんとにすごいんですよ。
特に初めて訪れる異国なんかになると、毎日毎日今までの人生で見たこともなかったもの、体験したことがなかったことの連続です。
そういう状況では、目も耳も頭も何もかも使って周りの情報を嫌でもインプットしてしまうのが人間なのです。
ぼくも実際にやってみてわかったのですが、
旅行中はインプット量があまりに多すぎて、ブログを書く作業(=アウトプット)が追いつきません。
普段日本にいる間は、書きたいことが2~3個ネタとして頭にあって、それをゆっくり書いていく感じなのですが、旅行中はそれが10個も20個も頭の中を洪水のごとく流れているのです。
これには正直参っちゃいました。
結構なスローペースで旅行していたぼくでもそうだったので、普通に旅していたらもっとひどいことになるでしょう。
体力的に無理
旅行をしながら空いた時間にブログを書くって、やってみると想像以上にキツいです。
「朝起きたら地元情報探しのために近くを散歩、食レポ用に昼飯を食べたら午後は観光。夜はゆっくりブログを書く。」
言葉にしたら意外とイケそう・・・?な感じがしますが、普通の人がこれやったら過労で倒れると思います(個人の意見)。
地元でこれだったら別に楽勝だと思うんです。
でも、舞台は慣れない異国。
文化が違う、いろいろと勝手が違う
それだけで人間の体力ってすごく消耗されるんです。
それに、移動の疲れもあなどれません。
少し離れた土地に行く、別の国へ移動する。
これは当然大きな疲れになりますし、「ホテルから近くの別のホテルに移動する」くらいの小さな移動であっても、旅ブロガーは
- すべての荷物をまとめる
- チェックアウトの手続き
- チェックインの時間までヒマをつぶす
- チェックイン手続き
- 宿に着いたら荷物をある程度バラす
という面倒な作業があるのです。
精神的にも無理
旅ブロガーになると旅がつまんなくなります。
いかにも旅行ブロガーみたいな記事をはじめて書いて思ったんですが、ブログ記事ありきの旅は全然面白くないですね!笑
— かずーい (@kazuui81) 2019年4月10日
記事ありきで写真を撮る。心の底から本当に感動した景色は写真なんて撮んねぇし、言葉にもならねぇっつの。
ブログ記事ありきで観光名所に行く、そしてブログ記事ありきで写真を撮る。
・・・まぁこんな旅行が楽しいわけがないですよねw
だって、
「うわぁ、すげぇ・・・!こんな景色、いままで見たことがない・・・!」
「世界にはこんな貧困があるんだ。おれは今日から生き方を変える。」
心底感動した時に写真なんて撮らないですもんw
「どうやったらウケる記事がかけるだろうか?」
そんなことを考えてする旅はそれ自体マジでク〇ですし、ずっと続けていたら精神がもたないです。
生き残る旅ブロガーはこんな人
まぁこんな感じで、普通の人には旅ブロガーは無理ゲーです。
が、旅ブロガーとしてやっていけるであろう素質を持った人もいます。
これは、成功している世界の旅ブロガーを観察していて発見した共通点なのですが、成功する旅ブロガーは、
- 美人・イケメン
- 超人的な体力がある
という2つの条件をそろえた人です。
1の「美人・イケメン」というのは何とも身もふたもない話ですが、残念ながらこれが現実です。
美人・イケメンが顔出しで旅ブログをやればたぶん成功します。
ちなみに、ここで言う美人・イケメンと言うのは、地元の仲良しグループ内で「かわいいよね」「かっこいいよね」と言われるくらいのレベルではなく、
誰が見ても納得するレベルです。
このレベルの人になると、個人にスポンサーが付きやすくなります。
たとえばアパレル会社のスポンサーがついて、その会社の最新の服を着て観光地で写真を撮って報酬をもらう
という寸法です。アパレルだけに。いやすまん。
個人にスポンサーがつき、ファンがつけば他の旅サイトとの競合なんて何も関係がありませんからね。
あとは超人的体力があればこの記事で言及した問題はすべて解決ゾロリなわけです。
短期間行くのがベストでは?
まぁやっぱり普通の人には旅ブロガーは無理ゲーです。
今回ぼくは旅ブロガーのまねごとを3週間やってみて、
短期間旅行に行って、その時は旅行を最大限楽しむ。
日本に帰ってきたら、思い出した時にポツりポツりと記事を書いていく。
このくらいのスタイルが体力も精神も削らず、旅行も充実して最高なのかなと思いました。
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