チェコで英語は通じるのか?英検1級バックパッカーの自分が語る。
かずーい(@kazuui81)です。
今回は、ツアーは一切なし、バックパックひとつだけでチェコを旅行した経験をもとに、
チェコで英語は通じるのか?
を書いていこうと思います。
これから初めてチェコに行く方の参考になれば幸いです。
プラハの観光スポットは問題なく通じる
まず、チェコの首都・プラハについてですが、
有名な観光スポットではまず間違いなく通じる
と考えて大丈夫です。
- プラハ城
- ティーン教会をはじめとする有名な教会
- 大きな劇場や博物館・美術館
このような観光客が集まるスポットでは何の心配も要りません。英語が通じます。
また、プラハでは週末を中心に青空市がいくつも開催されていますが、
(ユニークな露店が並ぶ青空市は一言で言って最☆高)
ガイドブックに載っているような大きな市なら英語が通じます。
ぼくは2か所の青空市に行き、冷やかしたり買い食いしたりしていたのですが、英語が通じなくてポカーン・・・みたいな店はひとつもありませんでした。
飲食店も観光名所付近・有名店なら通じる
プラハはカフェ天国で、オシャレなカフェがたくさんあります。
また、チェコ料理屋やホスポダ(チェコ版居酒屋)での食事もマストです。
これら飲食店についても、観光地付近の店なら英語が通じると考えて大丈夫です。
たとえば、プラハ旧市街の有名な観光スポット"旧市街広場"では、
付近にある店はほとんど英語が通じます。
あとは、観光名所付近ではなくても、有名店なら英語が通じる可能性が高いです。
理由は、ガイドブックやネットで見た外国人がたくさん来るからでしょう。
(ホスポダ"Hospoda v Lucerně"にて。こういう有名な店ではほぼ間違いなく英語が通じる。)
ローカルな店では通じないことがあるので注意
いきなりですが、ここからは残念なニュースが9割を占めるので覚悟してください笑
有名な観光スポット、中心部の飲食店ではほとんど英語が通じるのですが、
ちょっとローカルな場所・店に行った途端、急に英語が通じる率が低くなる
ので注意です。
地元のチェコ人に教えてもらったレストランに行った時、どのウェイターさんにも英語がうまく伝わらなくて困りました。
あとは、スーパーマーケットでもなかなか通じなくてストレスを感じました。
地元の小さなスーパーとかじゃなくて、TESCOみたいな、外資系大手スーパーのレベルでほとんど通じません(できる人もたまにいる)。
通じる・通じないの境界線は?
- 有名な観光スポットは通じるって言うけど、どのくらい有名な場所の話?
- ローカルな店では通じにくいって、どのくらいローカルな店のこと?
という疑問を持った方がいるかもしれません。
境界線は、
外国人が毎日バンバン来るのかどうか
だと考えてください。
(※ここで言う"外国人"はチェコ人じゃない人のこと)
外国人観光客が毎日ジャンジャン来る場所では、否が応でも英語対応せざるを得ないので、自然とスタッフも英語ができる人がそろうようになります。
それに対して、地元の人、つまりチェコ人が客の大半であるようなスポットでは、英語対応する必要がないので、店の人もチェコ語しかできない人が多くなります。
「観光客がよく来る場所なのか」
これを頭に入れておけば、行く前から英語が通じるのかある程度予想を立てることができるのです。
なまりが強いので注意
英語ができるチェコ人も、総じてなまりが強く、リスニングに苦労する方が多いでしょう。
ぼくは3週間のチェコ旅行で、多くのチェコ人と英語で会話しましたが、
「この人の英語聞き取りやすいなぁ。ネイティブじゃないのにすごいわ。自分も見習わないと。」
・・・と感心したようなことは一度たりともありませんでしたw
(まぁ、日本語なまりMAXな自分がエラソーに言えることでもないんですけどね)
ちゃんと聞き返そう
リスニングができないとヤバイのが、
- ホテルのフロントで注意事項を聞く時
- 美術館の受付で禁止事項についての説明を受ける時
とかです。
日本人は、英語が聞き取れなかった時に、なんとなく笑顔で「オ、オーケー・・・。」とか言ってその場を終わらせてしまう人が多いんです。
が、上で書いたような注意事項はちゃんと聞かないと後々大変なことになるかもしれません。舞台は文化もマナーも全く違う異国なのですよ。
わからなかったらちゃんと聞き返しましょう。
Excuse me?
(すみません、今なんとおっしゃいましたか?)
いま10回くらい練習しておけば本番でスムーズにノータイムで出ると思います^^
地方に行くと一気に通じなくなる
プラハ以外にも、ブルノという都市に行きました。
ブルノはチェコ第二の都市なんですが、プラハと比べると圧倒的な差で英語が通じませんでした。
ホテルや観光スポット付近は通じる場所が多いですが、その他の場所では、
「通じる人もたまにいる」
くらいの認識で間違いないでしょう。
ツアーなしで行く方にとっては難易度高めだと言えますね。
(でも、ブルノはチェコとはまた違った面白さがあるのでぜひ行ってみてください。バスでの行き方はこちらの記事にまとめています。)
ぼくはプラハとブルノ以外には行っていないのですが、第二の都市ブルノであまり通じないのですから、それ以上田舎に行ったらもっと通じないのは火を見るよりも明らかです。
「プラハ以外は観光地でもない限り英語はあまり通じない」
と考えておきましょう。
若い人の方が通じる
これはプラハでもブルノでも思ったことなのですが、
年齢が若い人は、年齢が高い人よりも全体的に英語ができる傾向にある
と感じました。
以前書いた台湾で英語は通じるのか?日本語は?という記事でも同じことを言ったのを覚えています。若い人の方が英語ができるというのは台湾も同じでした。
グローバル化する中で、英語教育の重要性が高まっているのは世界中どこでも同じなのかもしれません。
なので、もし道で困って誰かに聞いてみよう!みたいになった時は、20代~30代くらいの若い人に話しかけると英語が通じる可能性が高いでしょう。
いかにも大学生風な人とかがベストかもしれません。まず詐欺師じゃないですからねw
そういえば、ぼくもブルノのフライドポテト専門店で注文していた際、店員のおばちゃ・・・お姉さんが全然英語わからなくてやべぇやべぇってなっていたんですが、後ろで待っていた大学生風の若者が通訳してくれました。
まとめ
プラハの有名な観光スポットなら間違いなく通じますが、地元の人が多数を占めるようなスポットでは途端に通じなくなる場合があるので注意です。
あと、プラハを離れて別の都市に行くと一気に通じなくなるのでこれも注意。
ただ、若い年齢層は英語ができる人が多い傾向にあります。
最後に注意点ですが、英語が「通じる」場合でも、相手もネイティブではないのでお互い完璧な英語を話すわけではありません。
大事なのは、うまくいかなくてもあきらめずに、自分の意図を相手に伝え、相手の意図をくみ取ることです。
ジェスチャーを交え、単語の意味を相手がわかっていなさそうだったら別の近いワードを言ったり、とにかくなんとしてでも相手に意図を伝えるんだ、という気持ちでやってみましょう。
最悪なのは、コミュニケーションがうまくいかず、それによってトラブルになってしまうことです。
正直に言ってチェコの接客は良いとは言えません。
ぼくは大手スーパーのTESCOで、おつりの札をぶん投げられたことがありましたw
相手の意図がわからないで聞き返すと嫌な顔をされることの方が多いと思います。
ぼくも、店員のなまりがすごすぎて聞き返したら「なんだ、コイツ英語わからないのか。やれやれだぜ。」みたいな態度を取られました。
でも、そこであきらめてはいけません。
何度も言いますが、トラブルになるくらいなら、嫌な顔をされても粘ってしっかりコミュニケーションを取った方が結果的に何倍もトクなのです。
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