旅行中に出会って面白かった外国人を5人思い出してみる。みんな生き方最高すぎ!
英語ペラペラニートのかずーい(@kazuui81)です。
ぼくはよくバックパックひとつで一人貧乏旅行に行きます。
やっすいゲストハウスに泊まりながらそこら辺をうろうろするんですが、こういう旅をしていると日本で普通の生活をしている中ではまず出会うことのない、
面白い生き方をしている外国人
にたくさん出会います。
今回は、その中でも特に印象深かった生き方面白外人を5人ピックアップして紹介していこうと思います。
※プライバシーのため一部国籍を変えたり、表現を誇張したりしています。名前もすべて仮名です。
アジア放浪レトロ好きフランス人
3年くらい前に台湾に行ってTaipei Hostelという一泊1000円くらいのゲストハウスに泊まっていたとき、3人の外国人グループに会いました。
3人共なかなかにパンクでファンキーだったのでぼくは勝手に"不良外人"と心の中で呼んでいたのですが、その中のひとりがフランス人のスヴェン。
スヴェンは自称大学生。
「何勉強してるの?」
とぼくが聞いたら、
「アジアの文化だよ。でも、大学に行ってすぐ、"っていうかアジアの文化勉強したいのにフランスの大学いるのおかしくねぇ?"って思って、いきなりアジア来ちゃった。それでそのまま放浪し続けてもう4年経っちゃったよ。」
っと言っていました。
へぇ~・・・。
・・・って4年!?
やばすぎでしょ。日本ではまず聞いたことないような生き方をしていてすごいなと思いましたね。
「(そんなめちゃくちゃで不安にならないのかな・・・)」
と思ったのですが、どこか観光名所に行くわけでもなく、面白い手すりを見つけて古いカメラで写真を撮って
「この手すり面白いだろ!アヒャヒャヒャ!」
と笑うスヴェンは本当に人生楽しそうでした。
(写真はイメージです)
古いカメラもそうですが、このスマホ時代にスヴェンは紙の手帳(しかもなぜかめっちゃボロい)を使っていて、不良外人のメンバーであるアーロンにバカにされていました。
不良イギリス人アーロン
スヴェンのカメラと手帳を見て
"Oldschool! (このアナログ人間が!)"
とバカにしていたアーロンは口から発する英単語の半分が"fuck"だったイギリス人。
ちなみにこの"fuck"という言葉は日本語で言うところの"クソ"だとよく説明されるんですが、英語圏だと100パーセント放送禁止なもっとヤバい言葉です。
(この記事は日本のブログなのでセーフでしょう。。)
アーロンはとにかくこわかったんですが、イカしたバーに連れていってくれた上にビリヤードも教えてくれたりして、頼れるアニキ感がすごかったです。
常に殺気立っていて、アドベンチャーを求めていた彼の趣味はジャングルに突撃することでした。
よくわからないと思いますが言葉の通りです。ジャングルに突撃するのが彼の趣味なんです。
ある日、ぼくがゲストハウスでゴロゴロしていると、アーロンが
「明日ファックなジャングルに行く。ファックなお前も来るか?」
と聞いてきました。
「行きたいなぁ」とぼくが答えると、
「ファッキンオーケー。でも台湾のファックなジャングルにはキラービーっていうファックなハチがいる。これに刺されるとファックに死ぬ。でも問題ない。」
アーロンの発言には問題しかありませんでした。
結局次の日は大雨になり中止に。あの時雨が降らなかったらぼくはいまごろ・・・。いややめときましょう。
あえて貧乏に暮らす大学教授
この人も海外で出会った面白外人です。
その地域で最も安いゲストハウスに滞在中、ベランダでタバコを吸っていた時に会ったのがポーランド人のレオン。
彼は国際関係の専門家で、ポーランドのとある大学の教授でした。
その国にはゲストとして講演をしに来ていたそうなんですが、それを聞いてまず思ったのが、
「そんなスゲー人がなんでこんなボロいゲストハウスに滞在してんの?」
でした。
理由を聞くと、なんとかっていう哲学者(名前は忘れました・・・)が大好きで、有名になって金持ちになってもぜいたくを一切しなかったその哲学者のマネをしているそうなんです。
いや、コイツも変なヤツ!!
彼には悪いですがそう思いましたw
ちなみに、ぼくも哲学はジャンルとして結構好きで、彼とは意気投合して哲学トークをずっとしていました。
"英語できて哲学もわかるよくわからん日本人"ってことで、向こうから見てもぼくは"面白外人"だったのかもしれません。
そのあと、彼の論文のタイトルと目次の日本語訳を頼まれてやってあげました。
高卒ニートのぼくの訳した日本語を、日本のエラい人たちが読んだと思うとなんか笑えます。
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日本語うますぎる中国人
西日本を1ヵ月かけてうろうろしていた時に京都のゲストハウスで出会ったのが中国人の王さん。
彼女は日本語を勉強してまだ3年と言っていましたが、ぼくが今まで出会った中で間違いなく、いちばん日本語が上手い外国人でした。
最初は彼女が日本語ネイティブだと思っていたくらいですからね。語彙の幅も広くてとにかくすごかったです。
印象的だったのが、ゲストハウスの共有スペースで『嵐にしやがれ』という番組が始まったときです。
※『嵐にしやがれ』は人気ジャニーズグループ・嵐のテレビ番組
王さんはキラッキラ感を全身から放出しながら食い入るように見てたんですよね。
(イメージです)
それを見た瞬間「これだ!」と。
つまり、嵐が好きで好きで仕方がなくて、それをモチベーションに猛勉強に猛勉強を重ねてしまったんだなぁと納得したわけです。
ちなみに、彼女に色々聞いてわかった語学学習のコツについては下記の記事にまとめていますのでぜひ合わせてお読みください。
⇒3年で日本語をマスターした外国人から語学学習方法を教えてもらったので共有します
中年不良アメリカ人
真面目系な人が2人続きましたが、今度はまた不良外人ですw
アジアのとあるゲストハウスで、共有スペースを占領して毎晩大宴会をしていたグループの首領がアメリカ人のアダム。
グループは5人くらいいたのですが、アダムだけは1人で朝からビールをゴクゴク飲みながらあらゆる文句を叫び散らしていました。
「コンセントどこか知ってる?」
とぼくが聞いたのをきっかけに色々話したのですが、アダムは末期がんとのこと。
アメリカで病院をいくつも訪れたらしいんですが、どこに行っても「治らない」と言われたそうです。
それでキレて自暴自棄になり、アジアで毎日ビールを飲みまくって死ぬことにしたそうなんです。
「がんを治せない医療はファックだ」
「医者もみんなファックだ」
と毎日言っていました。こいつもファックファック言ってる・・・。
ちなみにかわいそうだとは思えませんでした。というのも、アダムは信じられないくらい自己中だったからですw
共有スペースなのに
「今から"ビデオドローム"っていう最高傑作を鑑賞する。でかい音で見るが、うるさいと思ったらベランダで会話してくれ。」
とか普通に言うんですw
ただ、末期がんになって好き勝手やっているアダムをぼくは確かに尊敬していました。
「重い病気になったら潔く死ぬ」とか言ってる人たまにいますが、いざとなったらビビッて何もできないと思うんです。
だから、それを実践できている人に会えて話ができたのは本当によかったです。ありがとうアダム。
まとめ:貧乏旅行には面白い出会いがたくさん
というわけでぼくが貧乏バックパック旅行中に出会った外国人の中から、印象深かった人を思い出してみました。
5人厳選してみましたが、実はまだまだまだまだ「こいつおもしれぇ!」って外人にはたくさん会っています。まぁその話はまた別の機会に・・・。
日本にずっと住んで同じような生活をずっと続けていると、思考も行動もどんどん固定化されていってしまいますよね。
生き方面白外人はそういうつまらん日常に新しい風を吹き込んでくれるような気がするんです。
そういう面白い出会いがあるからバックパック旅行はやめられませんね!
ちなみに、こういう出会いにはやはりある程度の英語力が必要です。
中学レベルの英語の聞き取り、スピーキングができればオッケーだと思います。
効率の良い勉強方法は下記の記事をぜひ参考にしてみてください!
ゲストハウスは英会話の練習におすすめですよって話はこちらから。