英語多読でリスニング力も伸びる理由!リーディングはリスニングにも効果あります。
「語学の基本は多読多聴」がモットーのかずーい(@kazuui81)です。
「リスニング力を上げる方法は?」と聞かれたらたいていの人がまず思いつくのが、
英語を聴く
だと思います。
これは全くその通りです。
英語が聞けるようになりたいなら、聞くというトレーニングは欠かせません。これは基本中の基本。
ってまぁ当たり前ですよね。
英会話ができるようになりたいなら会話は不可欠だし、読めるようになりたいならリーディングは必須です。
しかし、実は「聞く」以外にも、「読む」ことでもリスニング力は上がるんです。
これ本当です。
ぼく自身、リスニング学習に行き詰まった時に、「とりあえず聞くのやめて読む方に集中しよう」と思ってリーディングを強化したら、いつの間にかリスニング力も上がっていて、聞いていただけでは超えられなかった壁をあっさり超えてしまった・・・みたいな経験があります。
今回は、
- 英語を読んでもリスニング力が上がる理由
を説明した後に、
- リスニング力を上げるための読み方&注意点
も紹介していこうと思います。
「リスニングを上げたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。
黙読でも頭の中では英語が鳴っている
「どうして読むだけでリスニング力も上がるのか?」
その理由は、たとえ黙読していたとしても、頭の中ではちゃんと英語が鳴っているからです。
いまぼくの文章を読んでいるあなたの頭の中でも、このブログ記事の内容が頭の中では鳴っていますよね?
それと同じで、だまってじ~っと文章を読んでいたとしても、実は聞いているのに近い効果があるんです。
多くの人がリーディングとリスニングを完全に分けて考えてしまうのですが、実は繋がっていて、真面目に取り組めば、片方の学習がもう片方に必ず影響します。
ちなみに、リーディングは英会話の能力を上げるのにもかなり効果的です。
小説のセリフを読んでいる時、頭の中ではそのセリフが確かに鳴っていて、これは言い方がちょっと変に感じるかもしれませんが、
頭の中で声を出している
状態になるので、会話フレーズを声を出して練習しているのに近い効果があるんです。
多読によって語彙が増える!
2つ目の理由です。
英語の文章をたくさん読むと、覚えている単語の数がどんどん増えていきますよね?
これが、リスニングの力をぐっと上げてくれるんです。
英語が聞きとれない理由として、
「聞き込みが足りないからだ」
と思って聞きまくったはいいが全く結果が出ない人がたまにいますが、聞き込み以前に、単純に語彙力不足が原因で聞きとれない・・・というパターンはあるあるです。
だって、いくら聞きまくったとしても、1ミリも知らない単語だらけの英文をずっと聞いていたら何の進歩もないじゃないですか。
リーディングの方が効率的に単語が覚えられる
「それだったら別にリスニングでも単語学習はできるよね?」
と思った方がいるかもしれません。
それは確かにその通りなんですが、リスニングを通した単語学習って効率が悪いんですよね。
聞く
↓
あれ、この単語わからない
↓
スクリプト(台本)を確認
↓
辞書を引いて調べる
という流れですが、まず聞く手間がかかりますし、スクリプトを確認して調べる・・・って結局リーディングとやってること同じです。
それに、Youtubeとかを使って学習した場合、そもそもスクリプトがなかったりして、スペルがわからずに調べられないで放置・・・みたいなことになってしまうんです。
リーディングならもっと効率良く勉強できますし、Kindleを使えば、わからない単語をタップするだけで一瞬で辞書を引いてくれるので便利です。
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注意:初心者は音読から入ろう!
「読むと頭の中で音が鳴るのでリスニングにも効果がある」
と言いました。
これは確かにそうなんですが、英文を読むのに慣れていない初心者の場合は、
ただ字を目で追っているだけで、頭の中で音が鳴っていない
という可能性があります。
こういう場合はリスニング力の大きなアップは見込めません。
じゃあどうすればいいのかという話ですが、実はこれは音読をすることで解決できます。
黙読とは違い、音読の場合は声を出すわけですから、強制的に音が鳴ることになります。
音読を続けていると、英文を読みながらそれを頭の中で鳴らせるようになってきます。というか、それが当たり前・・・という状態を作り出せるんです。
英文を読むのに本当に慣れていない方は、はじめは音読だけをやって黙読はやらなくていいです。
慣れてきたら、始めの5分だけ音読した後に黙読するようにしてみてください。
この5分で「頭の中で鳴らすためのスイッチ」が入ります。
ちなみに、初心者の方で「そもそも何を読んだらいいのかわからない」という方は、"ラダーシリーズ"という、学習者向けにかなり簡単に編集された本を使うのがかなりおすすめです。
参考:初めての洋書にはラダーシリーズのレベル1とレベル2がおすすめ!
ぼくも洋書をガッツリ読む段階に入る前に、ラダーシリーズをいくつか消化しました。
レベル1とか2を選べば中学レベルの英語力で十分読めます。
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速さのギャップに気をつけろ
さらにもう一つだけ注意点なのですが、リーディングのトレーニングによってリスニング力もお得に上げてしまうためには、
速いスピードを意識して読むトレーニング
も不可欠です。
英語が聞きとれない時って、
「話してるスピードが速すぎてムリ!!」
っていう場合が多いのではないでしょうか?
これって、頭が速い英語に慣れてないんです。
で、速いスピードに慣らすための方法のひとつが、速いスピードで読むことなんです。
自分の理解が追いつくかギリギリのラインを攻めたスピードで読む特訓を続けていると、"(自分の中で)速い英語"がだんだんと普通になってきます。
基準が自分の中でどんどん上がっていくわけですね。
ゆっくりゆっくり読んでいたら、速い英語(だと自分で思い込んでいる)はいつまでたっても聞けるようにはなりません。
おすすめなのが、「単語をいっぱい覚えたいな」と思った時はゆっくりペースで読んで知らない単語を覚えていき、たまに超速で読んで慣れのトレーニングをする・・・という方法です。
ぼくもこの方法で本を読んでいますが、ただ漫然と読むのに比べて何十倍もの効果があると感じます。
ちなみに、速い英語が聞きとれるようになるためのその他の方法については下記の記事にまとめています。
⇒速い英語が聞き取れるようになるためのリスニング勉強法を4つ紹介します!
まとめ:とにかく読みまくれ!
英語を5年以上、中国語を2年以上勉強していますが、語学の基本はやはり多読多聴だなとつくづく思います。
つまり、
- 読みまくれ!聴きまくれ!
ってことですね。
特に読むのは大事で、英語ができる人は例外なくどこかのタイミングで大量に英文を読んでいます。
この記事でも書いた通り、リーディングはただ単に読む力を上げるだけではなく、その他の方面にも良い影響があります。
リーディングの量が不足していると感じている人は意識的に増やしてみましょう。
それでは!
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