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大学新入生必見!難易度で考えた場合におすすめの第二外国語はこれだ!

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結局どれが一番楽なのか?

大学入学を控えている新入生にとって、第二外国語をどれにするのかは結構迷うところですよね。

第二外国語の選び方は人それぞれで、単純に興味のある言語を選んだり、将来性を考えて選んだり、いろいろだと思いますが、今回この記事では、

 

結局、どれが難しくてどれが楽なの?

 

という視点から各外国語について解説していきます。

 

第二外国語をどれにしようか迷っている人で、難易度を考えて選びたいという方はぜひ参考にしてみて下さい。

なお、大学によってどの言語の授業があるのかはさまざまですが、今回は多くの大学で扱っている外国語である

ドイツ語

フランス語

ロシア語

スペイン語

中国語

韓国語

の6言語について考えてみようと思います。

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ドイツ語

発音★★✩✩✩

文法★★★★✩

(上の★マークは難易度を表しています。)

 

まず、発音については、ドイツ語は比較的楽です。

というのも、英語のように音があいまいになったりすることが少なく、何よりつづりと発音の関係がはっきりしているからです(ほとんどローマ字読みでOK)。

文字についても、英語のアルファベットに4文字新しい文字が加わっただけなので、すぐに全て覚えられるでしょう。

 

続いて文法ですが、めちゃくちゃ難しいです。

ドイツ語の文法はとにかく複雑なんです。

たとえば、複数形の作り方。英語だと名詞にsとかesをつけると複数を表しますよね。

ドイツ語だとそれが4通り以上あり、しかも各単語ごとに複数形が何なのか覚えなければいけません。慣れてくると予想できたりするみたいですが、大学の第二外国語の授業で到達できるレベルではないでしょう。

 

ただし、英語が得意だという人だと話は違ってきます。

ドイツ語は英語と先祖が同じ言語で、ドイツ語と英語はいわば"兄弟"。文法的に似ているところもかなり多いです。

なので、英語が得意だという人はそこまで苦労はしないでしょうし、ドイツ語を学ぶことで英語を別の角度から見るきっかけとなり、英語力のアップも期待できるかもしれません。

 

(初心者向けドイツ語おすすめテキストをまとめました)

ドイツ語をゼロからはじめる初心者におすすめの参考書・本を紹介します!

 

フランス語

発音★★★★✩

文法★★★✩✩

 

フランス語は発音が難しいので注意です。

 

ちょっと実際にフランス語を聞いてみましょうか。


Easy French 48 - Reims

 

いったいどこからその音出てんの?と突っ込みたくなりますね。

 

個々の発音が難しいのもそうなんですが、フランス語には「リエゾン」という、単語同士の音が連結する現象があり、これもまた難しいんです。

発音がそれっぽくできたらカッコよさそうですが、相当な鍛錬が必要でしょう。大学の第二外国語の授業を受けた程度では習得できない可能性が高いですね。

 

文法に関しても、ドイツ語ほどではありませんが、難しいです。

ただし、これもドイツ語と同じで、英語が得意だと言う人は概念が理解しやすいでしょう。

フランス語は英語に大きな影響を与えた言語として知られています。

特に、語彙の面では、似ている単語がかなり多いので、英語ができる人はかなりのアドバンテージになるでしょう。

 

フランスは、芸術やファッション、食文化の発信地なので、文化的な意味で興味を持っている人が多く、それゆえフランス語を勉強してみたいなと思っている人も多いと思いますが、難易度としては高いので注意です。

発音にしろ文法にしろ、飛び抜けて難しいというほどではありませんが、どの点を考えてもオールラウンドに難しいという特徴があります。

 

(おすすめテキスト)

フランス語初心者におすすめの本・参考書をまとめてみた

 

ロシア語

発音★★✩✩✩

文法★★★★★

 

最初にもう率直に言ってしまいます。超超超難しいです。

 

難しすぎるんですよね。ロシア語。

発音はフランス語よりは簡単なので✩2つとしましたが、それでも巻き舌の音があり、「ルルルルrrrrr」というあの音を出せない人はかなり苦労するでしょう。

 

一番の難関は文法です。本当に難しい。

なぜロシア語の文法が難しいのかというと、変化形がとにかく多いからです。

 

変化形が多いのはドイツ語も一緒で、それが理由でドイツ語は文法の✩4つとしましたが、このドイツ語よりもさらに変化形が多いのがロシア語。

ドイツ語では、教科書をめくる度に変化表が出てきてうんざりするんですが、ロシア語は「教科書のほとんどが変化表」です。

 

さらにさらに、文法が難しい上に、ロシア語は文字も「キリル文字」という新しい文字を覚えなければいけません。

Это парк.

Он читает книгу.

こういうやつです。
 

ドイツ語、フランス語、スペイン語は多少の違いはあるものの、英語と同じアルファベットなので文字についてはほとんど覚える必要はありません。

しかしロシア語だけは別。ゼロから新たな文字を覚えなければいけないというのは、かなりの負担ですよ。

 

このようにロシア語は、難しい要素だらけなんです。

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スペイン語

発音★✩✩✩✩

文法★★★✩✩

 

日本人にとってスペイン語の発音の習得は比較的楽だと言われています。

 

今まで上げてきたヨーロッパの言語はどれも母音が10種類以上はありますが、スペイン語は日本語と同じa,i,u,e,oの5種類。

子音と母音が基本的に交互に来るという特徴まで似ており、発音という観点から言うと難易度はかなり低いです。

特別な訓練はなしに、すぐに教科書の音読ができるようになってしまいます。

 

ただし、やはりヨーロッパの言語というだけあり、文法は簡単ではないです。

他のヨーロッパ言語と同じように、単語の変化形が多く、それだけ覚えることも多いんです。

少なくとも英語よりは文法が複雑だと言えますね。

 

ただ、発音が難しいフランス語、文法がかなりややこしいドイツ語やロシア語を考えると、ヨーロッパ言語の中では比較的取り組みやすい言語ではあります。

 

(初心者向けおすすめ参考書まとめ)

スペイン語をゼロから勉強する初心者におすすめの参考書・本をまとめてみた

 

中国語

発音★★★★★

文法★✩✩✩✩

 

中国はいま急成長を続けている国のひとつで、将来性を期待して選ぶ方が多いかもしれませんが、中国語は発音が本当に難しいので注意です。

 

ぼく自身、多言語学習を通して色々な発音を練習してきましたが、中国語は難しい発音のオンパレードという感じです。

さらに問題を厄介にするのは、中国語は発音がちょっとでも違うと全く伝わらないという事実です。

勉強をしたからには旅行の際や、留学生としゃべるときなどにちょっと使ってみたいものですが、発音が苦手な人だと全く伝わらない可能性が高いんです。

 

ただ、中国語は文法が非常に簡単。

ドイツ語やフランス語などヨーロッパの言語とは違って複雑に単語が変化していくというなことはなく、漢字の並べ方さえ覚えれば大丈夫です。

「こういう風に漢字が並んだらこういう意味ですよ」という知識の積み重ねが中国語の文法学習だとイメージしてください。

ヨーロッパ言語のように活用表丸暗記しろ!みたいなことはないので、いわゆる文法学習みたいなのが嫌いな人は中国語がおすすめですね。

 

ちなみに発音ができるのかどうかは、モノマネがうまいかどうかである程度判断できます。

好きな歌手の歌をカラオケで似せて歌えたりする人は発音習得の素質があるので、中国語を選ぶと楽かもしれません。これ本当です。

 

(初心者におすすめの勉強法を詳しくまとめました)

中国語をゼロからはじめる初心者におすすめの参考書と勉強法をまとめてみた

 

朝鮮語

発音★★✩✩✩

文法★★✩✩✩

 

いわゆる韓国語ですね。

韓国語は日本人にとっていちばん楽に習得できる部類に入る言語だと言われています。

 

理由は文法のシステムが似ているからです。

日本語では「私は学生です」などと言う時、「私」に「は」をくっつけることで「私」が主語であることを示しますよね。

韓国語もこのようなシステムです。

(このような種類の言語を膠着語と呼ぶらしいです。)

 

語順についても日本語とほぼ同じと考えてOKです。文法はかなり楽でしょう。

 

ただ、文字について気になる人が多いかもしれません。

というのも、ロシア語以外のヨーロッパ言語は英語とほとんどアルファベットが同じで、中国語に関しては漢字なので馴染みがあるんですが、韓国語に関しては新しくハングルを覚えなければいけないからです。

 

しかし、実はこれについても心配する必要はありません。

というのも、ハングルは1時間、人によっては30分くらい集中して取り組めば読めるようになってしまうくらい簡単だからです。

 

これはぼくが実際に自分を使って検証したことなので本当です。本当に1時間でハングルを覚えることができました。

韓国語知識ゼロが『1時間でハングルが読めるようになる本』を1時間読んでみた

 

↑の記事でも紹介した『1時間でハングルが読めるようになる本』はかなりおすすめで、これを使って1時間でハングルをまず覚えてしまえば、スムーズに勉強に入っていけるでしょう。

1時間でハングルが読めるようになる本

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文法が習得しやすく、また、文字も簡単。

韓国語は他の言語と比べてもかなり難易度は低いと言えますね。

 

まとめ

以上のことを全体的に考えて答えを出すと、

難易度のみを考えて第二外国語を選ぶ場合、おすすめなのはずばり韓国語です。

ただし、発音のモノマネがうまいという人には中国語がおすすめ。

また、ヨーロッパ言語で考えるとスペイン語が比較的楽だと言えるでしょう。

 

最後に難しいからとにかくやめておけと言ったロシア語のフォローをしておきましょう。

ロシア語はぼくも勉強している言語ですが、とにかく発音が聞いていて綺麗です。

文法が難しいのは先ほど書いた通りですが、その緻密さ故に、文自体の美しさというのを感じることができます。文化的にも興味を持っている人も多いかもしれません。

もしもロシアやロシア語に興味があるという人がいましたら、難易度を気にせずロシア語の授業を選択してみることをおすすめします。

語学で一番大切なのはモチベーションですからね。

 

ロシア語は難しいので、授業と大学の指定した教科書だけでは不安という人は、市販の参考書を使うと理解の助けになるかもしれません。

具体的に初心者におすすめの参考書をまとめた記事を載せておきます。

ロシア語をゼロから勉強する初心者におすすめの参考書・本を紹介します!

 

ちなみにですが、その言語がどのような言語なのかざっくりと知りたい場合には、『~語のしくみ』シリーズがおすすめです。

教科書のような難しい感じではなく、読み物としてさっと読めて、その言語の概要を知ることができます。

韓国語のしくみ

韓国語のしくみ

 

 

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