高校生が一番がんばって勉強すべき科目はどう考えても「英語」である!
高校生は英語を勉強せよ!
高校では数学とか物理、歴史とか、いろんな科目を勉強すると思うのですが、いちばん力を入れて一生懸命勉強すべき科目はぼくは「英語」しかありえないと考えているんですよね。
もちろんこれは社会に出たら専門的な内容よりも英語が役に立つからみたいなフワっとした浅い理由からそう思うのではありません。
これにはちゃんとした理由があります。
他の科目は大学入ってからでOK
英語以外の科目って、がんばって本気で勉強しようと思っても、高校で学習する範囲という制約がどうしても学習を邪魔するんですよね。
たとえば物理で考えてみましょう。
物理は高校で習う範囲はニュートン力学だけです。ぼくは専門家ではないので詳しくはわかりませんが、ニュートン力学なんて現在の最新の物理を考えたら初歩の初歩というか、最早初歩とも言えないかもしれません。
本当の物理の勉強がはじまるのは明らかに大学に入って専門的な内容を学びはじめてからなんです。
数学でも同じことが言えます。
高校の数学でやるのは微分は2変数までで、空間を扱う微分積分は大学に入ってからです。さらに、線形代数の基本でもあった行列という単元は、教育過程が改訂されてから高校の範囲からなんとなくなってしまいました。
歴史などの文系科目でも同じことがいえるでしょう。
大学の保有する巨大な図書館や専門的な知識を持った教授と接する機会、学会に出る機会など、高校生のときにガチで勉強しようとしてもやはり制約が存在します。
こう言うと、
「本当に勉強したい人は別に高校の範囲を無視してやればいいじゃないか」
という人がいるかもしれませんが、それはかなり厳しいです。
なぜなら、受験があるからです。
専門的に研究したいと思い、大学進学を考えた場合、大学受験をしなければなりませんが、受験で出題される範囲は(一部の大学を除いて)基本的には高校の範囲から出題されるので、高校の範囲を超える勉強をしても、受験には意味がないのです(AO入試もあるが、まだまだ日本では浸透しておらず狭き門)。
英語だけは違う!
それに対して英語は事実上必要な文法は高校の範囲ですべて終了します。
大学に行ってから新しく習うことはないんです。
いろいろとこれには理由があると思いますが、おそらく、大学というレベルで考えると英語が学問をするための「道具」だからというのが大きいですね。
逆に考えると、大学に入ってからは英語は「使うもの」であり、それが「前提」なので、英語を勉強している暇はないってことです。
つまり、英語の場合はいくら勉強しても、先に進んでもOKで、しかも受験という側面から考えても役に立つのです!
英語を勉強しよう!
以上のことを考えると、たとえ数学や物理、歴史などを大学でやりたいと思っている高校生でも、本格的なことは大学に入ってからやると割り切り、数学などの勉強は高校の範囲までを適当にやっておいて、大学に入ってから「道具」として必要になり、しかも受験で範囲無制限で出題される英語にいちばん力を入れて勉強するのがいちばん、ということになります。
まとめ
以上がぼくが高校生がいちばん力を入れて勉強すべき科目が英語だと考える理由です。
こう書いてみると、いかに日本の教育制度がダメだかわかりますね。アメリカなどのように飛び級あり&入試をほぼすべてAO入試に変えれば状況は改善し、このような変な戦略を取る必要もなくなるのに。
・・・と、高卒のぼくが主張してみました。
それではまた!
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